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モノリスの試験の答えは何なのか
結論から言うと、「シャウラに滅ぼされし英雄」はオリオンです。スバルはオリオン座の形に並んだモノリスのうち、左膝のリゲルに触れて三層の試験を解きました。
解くのはWeb版6章22話『白い星空のアステリズム』で、アニメでは4th seasonの第70話が同じ題です。プレアデス監視塔の三層は、どこまでも白い空間に黒いモノリスが浮かぶ試験会場でした。
この記事では、試験のしくみ、シャウラに聞いても答えが出ない理由、エミリアの気づき、オリオンにたどり着いた解き方、ベテルギウスではなくリゲルを選んだわけ、そして解いたあとのスバルの一言までを、物語の順にたどります。
この記事でわかること
- 三層タイゲタの試験の問題文と答え
- 間違ったモノリスに触れるとどうなるか
- シャウラ本人に聞いても答えが出なかった理由
- オリオンにたどり着いた解き方と、リゲルを選んだわけ
- 解いたあと、スバルが出題者を「性格悪」と言った理由
6章22話の早見表
まず、三層の試験で何が問われ、何が答えだったのかを表にまとめます。
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| Web版の話数 | 第六章22『白い星空のアステリズム』 |
| アニメ | 4th season 第70話「白い星空のアステリズム」 |
| 問題文 | シャウラに滅ぼされし英雄、彼の者の最も輝かしきに触れよ |
| 英雄の名前 | オリオン |
| 触れたモノリス | リゲル(オリオンの左膝) |
| 手がかり | 最初の一枚と同じ大きさのモノリスが8つ、オリオン座の形に並ぶ |
| 解いたあと | 白い空間が消え、無数の書架が並ぶ書庫が現れる |
僕はこう読む
題の『白い星空』は、白い部屋に黒いモノリスが浮かぶ景色そのものです。
夜空とは色が逆なので、見上げても星座だとは気づけません。
白と黒をひっくり返し、さらに上から見下ろさないと形が見えない。答えより先に、見方を問う試験だったと思っています。
試験のしくみ|間違えると最初の一枚に戻る
最初のモノリスに触れると、頭の中に声が響きます。『――シャウラに滅ぼされし英雄、彼の者の最も輝かしきに触れよ』。同時に、部屋じゅうに大小の複製モノリスが散らばります。
スバルが試しに別のモノリスに触れると、強い光のあとで複製はすべて消え、最初の一枚だけが残りました。失格です。けれどもう一度最初の一枚に触れれば、同じ問題がまた配られます。答えにたどり着くまで、何度でも考え直せる再試のしくみでした。
スバルが目覚める前、エミリアたちは何度も挑戦していました。ユリウスいわく「闇雲に触れて回っても答えには至らない」。全部触ってみる作戦は、すでに試されたあとだったのです。
シャウラに聞いても答えが出ない
問題を素直に読めば、答えを知っているのはシャウラ本人です。ところが、心当たりを聞かれたシャウラの返事はこうでした。「殺した奴の名前をいちいち覚えてるなんざ、二流の仕事……あーしみたいな一流は、百から先は覚えちゃいねえッス」。
アナスタシアは、時系列のおかしさに気づきます。塔の知識を開くための試験が、塔を守り始めたあとの出来事を問うのは変です。答えになる英雄は、塔ができる前の話のはずでした。
試しにスバルが初代『剣聖』レイドの名を出すと、シャウラは悲鳴を上げて部屋の遠くまで飛び退きます。そして「人間のクズだったッス」。剣聖の家の祖に憧れていたユリウスが、しどろもどろになる一幕もありました。
僕はこう読む
英雄を思い出す場面で、出てきたのは英雄の悪口でした。
伝説は残された側が美しく語るもので、やられた側の記憶はもっと生々しい。
レイドの寄り道は、この試験が「語り継がれた英雄譚」を問うていると気づかせる前振りになっていると読んでいます。
試験の不公平さと、エミリアの気づき
シャウラは塔に近づく者を例外なく排除するよう命じられていました。スバルたちが争わずに塔へ入れたのは偶然です。アナスタシアは「必要なのは腕っ節と、運と、シャウラさんと仲良くできる魅力?」と、課題としての不適当さを指摘します。
それでもスバルは納得しませんでした。本気で隠したいなら見つかる可能性など残さないはずで、問題は解かれることを想定して作るものだ、と考えます。
ここでエミリアが、胸のもやもやを口にします。モノリスに触れたときの声が、聖域の墓所の『試練』に似ている、と。試練も自分の声で内容を告げられ、挑戦は無制限でした。塔の試験も、三層・二層・一層の3つです。魔女の試練が結果を出せない苦難を与えなかったなら、賢者の試験も、シャウラ抜きで解けるはずだ。スバルはそう考えを進めます。
答えはオリオン|シャウラは「サソリの針」の星
スバルがたどり着いたのは、問題の『シャウラ』は目の前のシャウラのことではないという答えでした。スバルのいた元の世界に、『シャウラ』という星があります。意味は「針」、サソリの針です。
言い伝えでは、英雄オリオンは調子づいたせいで送り込まれたサソリに刺されて死に、星になりました。サソリもその功績で星になり、空ではいまもオリオンがサソリを怖がっている、という話です。つまり「シャウラに滅ぼされし英雄」はオリオンでした。
確かめるために、スバルはベアトリスに頼みます。「ムラクで、ちょっと高くジャンプしたい」。体を軽くする魔法で六、七メートルほど跳び上がると、天井のない白い空間で部屋の全景が見下ろせました。最初のモノリスと同じ大きさのものは全部で8つ。オリオン座の主な星と、数も配置も一致していたのです。
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シャウラの名前を付けたのはお師様で、その名前の元ネタまで知っていたのもお師様です。
シャウラ本人は、自分の名前に込められた意味を知らないまま四百年を過ごしていました。
答えはずっとシャウラの名前に書いてあったのに、本人だけが読めなかったと思っています。
なぜベテルギウスではなくリゲルなのか
最後の難関は「最も輝かしき」でした。オリオン座には、明るい星が2つあります。右肩のベテルギウスは時おり強く光る変光星、左膝のリゲルはいつも明るい星です。どちらとも取れる問題は美しくない、とスバルは感じながら答えを決めます。
「俺だったら、『リゲル』の方を取るかな」。スバルの胸の内には、もう一つ理由がありました。ベテルギウスには、似た名前で嫌な思い出があるからです。最初のモノリスを真ん中のアルニラムあたりと見て、星座の形をなぞり、スバルはリゲルのモノリスに触れました。
白い部屋が光に包まれ、光が晴れると、一行は無数の書架に囲まれた部屋の中心に立っていました。試験は解けていたのです。
解いたあと|「考えた奴、性格悪ッ!!」
次の6章23話『三層タイゲタの書庫評』で、喜ぶエミリアの前でスバルが最初に叫んだのは、「考えた奴、性格悪ッ!!」でした。
オリオン座の知識も、シャウラが星の名前だということも、すべてスバルのいた世界のものです。この世界の星空は、スバルの知る星空とまるで違います。つまりこの問題は、スバルと同じ星空を知る人間にしか解けません。出題者は賢者フリューゲルだろう、とスバルは考えます。
お師様を悪く言われたシャウラは、性格が悪いのは否定しないものの「解ける分だけ間違いなく有情ッス!」と言い返しました。アニメでは、試験を解いて書庫が現れたところから第71話「棒振り」が始まります。
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異世界の誰にも解けず、スバルの世界の人間なら解ける問題。
それは出題者が、いつか同じ星空から来る誰かを待っていたということでもあります。
「性格悪ッ」という叫びの裏で、スバルは四百年前の誰かと、初めて同じ空を見上げていたと読んでいます。
まとめ|英雄はオリオン、触れたのはリゲル
三層タイゲタの試験の答えは、シャウラに滅ぼされた英雄オリオンで、スバルが触れたのはリゲルのモノリスでした。Web版6章22話『白い星空のアステリズム』、アニメ4th seasonの第70話です。問題の『シャウラ』はサソリの針の星の名前で、上から見下ろすと8つのモノリスがオリオン座の形に並んでいました。
- 問題文は「シャウラに滅ぼされし英雄、彼の者の最も輝かしきに触れよ」
- 間違ったモノリスに触れると、最初の一枚に戻って再試になる
- シャウラ本人は覚えておらず、答えは星の名前のほうにあった
- ムラクで跳んで見下ろすと、8つのモノリスがオリオン座の形
- ベテルギウスではなく、いつも明るいリゲルに触れて正解
- スバルの世界の知識が要るので、スバルは出題者を「性格悪」と叫んだ
僕はこう読む
リゲルを選んだ理由の半分は、星の明るさではなく、ペテルギウスを思い出したくないという気持ちでした。
理屈で選べない最後の一歩を、スバルは自分の過去で決めています。
この試験を解いたのは知識だけでなく、スバルがこの世界で積み上げてきた記憶でもあったと思っています。
この試験は、スバルのためだけに用意された問題だったのでしょうか。それとも、同じ星空を知る誰かなら誰でもよかった問題だったのでしょうか。出題者の意地悪さの中に、どこか呼びかけのようなものも感じます。
——あなたは、モノリスの試験はスバルのために用意された問題だと思いますか。それとも、同じ星空を知る誰かを待っていただけだと思いますか。よければコメントで教えてください。
よくある質問
三層タイゲタのモノリスの試験と、6章22話のオリオンについて、よく聞かれることをまとめました。
Q. モノリスの試験を解くのは何話ですか。
A. Web版6章22話『白い星空のアステリズム』です。アニメでは4th seasonの第70話が同じ題です。
Q. シャウラに滅ぼされた英雄は誰ですか。
A. オリオンです。シャウラはスバルの世界でサソリの針を意味する星の名前で、オリオンはサソリに刺されて死んだと伝わっています。
Q. スバルが触れたモノリスはどれですか。
A. オリオン座の左膝にあたるリゲルです。もう一つの候補だったベテルギウスは、似た名前に嫌な思い出があるので選びませんでした。
Q. シャウラ本人はなぜ答えを知らなかったのですか。
A. 問題の『シャウラ』は目の前のシャウラではなく、星の名前のほうだったからです。シャウラ本人は殺した相手を「百から先は覚えちゃいねえ」と言っていました。
Q. スバルが出題者を「性格悪」と言ったのはなぜですか。
A. オリオン座の知識はこの世界では得られず、スバルと同じ星空を知る人間にしか解けない問題だったからです。6章23話で叫んでいます。
モノリスの試験の次は、試験のある塔、星番のシャウラ、賢者フリューゲルへ。
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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年10月3日


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