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クロコダイルのセラフィムは出たのか
結論から言うと、もう出ています。原作107巻1086話「五老星」で、ドフラミンゴ型・モリア型と並んで3体まとめて描かれました。ただし名前も悪魔の実も作中未公表です。
ネット上で見かける「S-クロコダイル」は、読者が付けた呼び方です。公式が出した名称ではありません。ここを分けておかないと、話がかみ合わなくなります。
この記事でわかること
- 描かれたのは原作107巻1086話
- アニメで映像化された回
- 名前が「S-クロコダイル」で確定していない理由
- 悪魔の実が載っていない可能性
- 女の子に見えると言われる理由
- ドフラミンゴ型・モリア型との違い
どこで描かれたのか
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 原作の初登場 | 107巻1086話「五老星」 |
| アニメ | 第1120話「揺らぐ世界!支配者の審判と五老星の始動!」(2024年9月22日放送) |
| 一緒に出た機体 | ドフラミンゴ型・モリア型 |
| 名前 | 作中未公表 |
| 悪魔の実 | 作中未公表 |
| 姿 | 褐色の肌・白髪・幼い子どもの体つき |
1086話は、五老星が動き出す回です。マリージョアの会議の場で、赤犬が戦力を並べる流れの中に3体が置かれました。1コマの中に、初期の王下七武海のクローンが勢ぞろいしています。
それまで読者が見ていたセラフィムは、S-ベア、S-ホーク、S-シャーク、S-スネークの4体でした。ここで一気に7体そろったことになります。
僕はこう読む
この3体を、台詞ひとつ与えずに出したところが効いていると思っています。
読者はクロコダイルもドフラミンゴもモリアも、大人の姿で何十巻も見てきました。
その全員の子ども時代が、同じ列に並んで立っている。
説明を足したら台無しになる絵です。
尾田先生は、ここで何も説明していません。
読者が勝手に「あの3人か」と気づくところまでを設計に入れている、と読んでいます。
名前は「S-クロコダイル」で確定なのか
確定していません。作中でこの機体の名前が呼ばれた場面は、まだありません。
これまでに名前が出た4体は、モデルになった人物の異名や動物から取られています。
| 名前 | モデル | 由来 |
|---|---|---|
| S-ベア | バーソロミュー・くま | 熊 |
| S-ホーク | ジュラキュール・ミホーク | 鷹の目 |
| S-シャーク | ジンベエ | ジンベエザメ |
| S-スネーク | ボア・ハンコック | 九蛇 |
この並びに当てはめると、ワニから「S-アリゲーター」になるという読みも、そのまま「S-クロコダイル」になるという読みも、どちらも成立します。読者が両方を出しているのは、決め手が作中に無いからです。
考察サイトの中には、題名に「(仮)」と付けているところもあります。名前が決まっていないと分かったうえで書いている、ということです。
悪魔の実の能力は何なのか
ここも作中未公表です。ただ、判明している4体を並べると、ひとつの傾向が見えます。
| 機体 | 与えられた実 | 系統 |
|---|---|---|
| S-ホーク | スパスパの実 | 超人系 |
| S-スネーク | メロメロの実 | 超人系 |
| S-シャーク | スイスイの実 | 超人系 |
| S-ベア | ニキュニキュの実 | 超人系 |
| クロコダイル型 | 未公表 | 本人のスナスナの実は自然系 |
4体とも超人系です。そしてクロコダイル本人が持っているスナスナの実は、自然系にあたります。体そのものを砂に変えて、刃も拳もすり抜けさせる実です。
アラバスタで、ルフィが最初にぶつかった壁がそれでした。殴っても手が砂を通り抜ける。水をかけて初めて届いた。あの構造を機械に載せるなら、体の材質そのものを作り替えることになります。
僕はこう読む
超人系だけが選ばれているのは、偶然ではないと思っています。
セラフィムはルナーリア族の血統因子で背中に炎を灯し、パシフィスタとしてレーザーも撃ちます。
すでに体そのものが兵器です。
そこへ自然系を重ねると、体が砂や炎に変わってしまう。
兵器としての形が保てません。
ベガパンクが超人系で止めているとしたら、クロコダイル型に砂は載っていないことになります。
ワニの見た目で出てきたのに、砂を使わない。
そこがこの機体のいちばん面白い置かれ方だと読んでいます。
女の子に見えるのはなぜなのか
1086話が出たあと、読者の反応でいちばん多かったのがここでした。クロコダイル型の顔立ちが、明らかに他の2体と違います。目が大きく、まつげが描き込まれ、髪が長い。
セラフィムは、モデルになった人物の幼少期の姿で作られています。つまりこの絵は「子どものころのクロコダイル」として描かれている、ということです。
ここで思い出されるのが、インペルダウンでのイワンコフの発言です。イワンコフはクロコダイルの弱みを握っていると言い、ルーキーだったころを知っているとも話しています。ホルホルの実は、体のホルモンを操って性別まで変えられる能力です。
この2つがつながって、読者の間では以前から「クロコダイルは元女性だったのではないか」という読みがありました。1086話の絵は、その読みを持っている人にとって、ひとつの材料になりました。
ただし作中では、クロコダイルの過去も、弱みの中身も、まだ明かされていません。絵の印象だけで確定した話ではない、というところは押さえておきたいところです。
僕はこう読む
この絵の怖いところは、否定も肯定もできない形で出されていることだと思っています。
はっきり女の子として描けば答えになります。
はっきり男の子として描いても答えになります。
どちらとも取れる顔で、台詞を与えずに1コマだけ置いた。
読者が十数年抱えてきた疑問に、燃料だけをくべて去っていったように見えます。
答えを出す気があるなら、この出し方はしません。
まだ先に置いてある札だと読んでいます。
アニメではどこで見られるのか
アニメは第1120話「揺らぐ世界!支配者の審判と五老星の始動!」です。2024年9月22日に放送されました。原作1086話にあたる回です。
この回では、コブラとビビの行方、マザーフレイムによるルルシア王国の消滅、イムの正体に関わる場面などが続けて描かれます。3体のセラフィムは、その流れの中に置かれています。
エッグヘッド編のアニメは2025年12月末で完結しました。2026年1月から3月までは制作の充電期間にあたり、2026年4月からエルバフ編が始まっています。いま見返すなら配信で追うことになります。
ドフラミンゴ型・モリア型との違い
同じコマに並んだ3体ですが、受け取られ方はそれぞれ違いました。
ドフラミンゴ型は、幼い姿で出てきたことでかえって印象が反転しています。ドフラミンゴは天竜人の家に生まれ、地上に落ちてから人生が捻じ曲がった人物です。その捻じ曲がる前の顔がクローンとして再現されている。読者が「まだ何も起きていない顔だ」と感じたのは、そのためです。
モリア型は、スリラーバークで見せた巨体からの落差が大きい機体です。カゲカゲの実が載るのかどうかも、まだ語られていません。
クロコダイル型は、この3体の中でいちばん「本人と結びつかない」姿でした。葉巻も、鉤爪も、あの声も無い。結びつく手がかりが、ワニに寄せた輪郭くらいしかありません。
セラフィムに人格を与えた理由
セラフィムはパシフィスタの新型ですが、決定的に違う点があります。自分で判断して動けることです。
S-スネークは、オリジナルのハンコックと同じ一人称「わらわ」を使います。そして麦わらの一味と戦う場面で、ルフィに対して攻撃の手が止まりました。ルフィへの恋心が出たとしか読めない動きで、ベガパンクの本体であるステラにとっても想定外の出来事でした。
プログラムどおりに動く兵器なら、こうはなりません。人格を写した結果、写した先の心まで付いてきてしまった。セラフィムという機体の性質が、いちばん分かりやすく出た場面です。
そもそもベガパンクは、なぜ人格まで与えたのか。旧型のパシフィスタは命令で動くだけの機械でした。そこへ意思を足したということは、ただの兵器として使う気が無かったということになります。軍事力としてではなく、平和な世界の側に置ける存在を試していた、という読みもできます。
クロコダイル型に写されたのは、その知謀と冷酷さです。感情を表に出さず、何を考えているか分からない。オリジナルのクロコダイルが、アラバスタでずっとそう描かれていた通りの性質です。
僕はこう読む
S-スネークが止まったのなら、クロコダイル型も止まりうる、と読んでいます。
クロコダイルという人物の芯にあるのは、支配ではなく自由への執着です。
誰にも縛られないこと。
アラバスタで国を獲ろうとしたのも、古代兵器を求めたのも、その手段でした。
いま本人はクロス・ギルドという組織を動かしています。
名付け親として、自分のユートピア計画を組織の形に置き換えた人物です。
その人格を写した機体を、海軍が命令で動かそうとしている。
写した中身と、置かれた立場が正面からぶつかっています。
一番先に主人に牙を剥くのは、この機体だと思っています。
まとめ
クロコダイルのセラフィムは、原作107巻1086話「五老星」で描かれました。アニメは第1120話で映像化済みです。ドフラミンゴ型・モリア型と3体そろって、幼い姿で登場しています。
名前も悪魔の実も、作中ではまだ出ていません。「S-クロコダイル」は読者の呼び方であって、公式の名称ではないところに注意が要ります。判明している4体の実がすべて超人系だという点は、能力を考えるうえで手がかりになります。
女の子のような顔立ちについても、材料が増えただけで答えは出ていません。ここは開けたまま置かれている場所です。
残る論点は能力です。ワニの輪郭で出てきた機体に、砂が載るのかどうか。超人系で統一されている4体を見るかぎり難しく、かといって砂を外したら何のためのクロコダイル型なのかという話になります。
僕はこう読む
砂は載っていないほうが、この機体は怖いと思っています。
アラバスタでルフィが勝てなかったのは、砂だからではありません。
水を見つけるまで、どう殴っても届かなかったからです。
届かないという事実のほうが本体でした。
レーザーと背中の炎と覇気を積んだ子どもが、砂も無しに届かない相手として立っている。
そのほうが、あの戦いの再演として重いと読んでいます。
とはいえ、ここも作中にはまだ何も書かれていません。砂の能力が載るのか載らないのかで、この機体の立ち位置は正反対になります。1086話の1コマは、その分かれ道の手前で止まったままです。
——あなたはクロコダイル型のセラフィムに、砂の能力が載っていると思いますか。それとも別の実が用意されていると思いますか。よければコメントで教えてください。
よくある質問
クロコダイルのセラフィムは、判明している情報と未公表の情報がはっきり分かれています。
Q. クロコダイルのセラフィムは何話で登場しますか。
A. 原作107巻1086話「五老星」です。ドフラミンゴ型・モリア型と同時に描かれました。
Q. アニメでは何話で見られますか。
A. 第1120話「揺らぐ世界!支配者の審判と五老星の始動!」です。2024年9月22日に放送されました。
Q. 名前はS-クロコダイルで合っていますか。
A. 作中では呼ばれていません。読者が付けた呼び方で、S-アリゲーターという読みもあります。
Q. 砂の能力は使えますか。
A. 明かされていません。判明している4体の実はすべて超人系で、スナスナの実は自然系にあたります。
Q. 女の子に見えるのはなぜですか。
A. 幼少期の姿で作られているためです。クロコダイルの過去は作中で明かされておらず、確定した話ではありません。
Q. セラフィムは全部で何体いますか。
A. 初期の王下七武海をモデルにした7体です。1086話で残る3体が描かれ、全員そろいました。
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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年9月18日


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