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推しの子の最終回はどうなったのか
結論から言うと、アクアは死にます。残されたルビーが立ち上がり、B小町として東京ドームのステージに立つところで幕が下ります。
最終回は「ひどい」「伏線が投げっぱなし」と言われ続けています。ただ、その理由として挙がっているものの中には、実際には作中で描かれているものが混ざっています。何が本当に描かれなかったのかを、最後に一つずつ確かめます。
この記事でわかること
- 最終回の話数と、完結した日
- アクアが死を選んだ理由
- ルビーがたどり着いた場所
- 「ひどい」と言われた理由が当たっているか
最終回は166話「星」です
最終回は、2024年11月14日に発売された週刊ヤングジャンプ50号に載った第166話「星」です。約4年半の連載でした。
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| 最終回 | 第166話「星」 |
| 掲載号 | 週刊ヤングジャンプ 2024年50号 |
| 完結した日 | 2024年11月14日 |
| 単行本 | 全16巻。最終16巻は2024年12月18日発売 |
| アニメ | 第3期が2026年3月25日に終了。同日に第4期の制作が発表 |
アクアはルビーを守るために死にました
アクアが死を選んだ理由は、カミキを放っておけなかったからです。いつかカミキがルビーを殺しに来る。アイが良介に殺されたように。輝いていたアイが目の前で朽ちていくのを見たアクアにとって、それは揺らがない事実でした。
そのうえルビーは、前世でアクアが看取ったさりなの生まれ変わりです。アクアにとっては、何があっても天寿を全うしてほしい相手でした。だから自分の命と引き換えにしてでも、ルビーの未来を守ろうとします。
ルビーの側も、アクアにそばにいてほしかった。アクアは大好きなゴローの生まれ変わりで、同じ境遇を分かち合える唯一の相手だったからです。二人の想いは、最後まで噛み合いませんでした。
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アクアの死は、復讐の結果ではないと思っています。
カミキを憎んで殺しに行ったのではなく、ルビーが殺される未来を消しに行った。目的が過去ではなく未来を向いています。
だからこの作品の終わり方は、復讐劇としては不完全でも、兄の話としては完結しています。
読者が求めていたのは前者で、作者が書いたのは後者でした。そのずれが、そのまま評価の割れ方になったのでしょう。
ルビーは東京ドームにたどり着きます
ルビーは泣いて泣いて泣きまくりました。アイのポスターも破り、誰の慰めも受け付けません。それでも泣くだけ泣いたあと、歯を食いしばって立ち上がります。
配信を止めて部屋にこもっていたMEMちょのところへ、有馬が飛び込んで叱り飛ばし、無理やり連れ出しました。ルビーと再会した3人は、力を合わせていくことを確かめます。
ルビーは学校へも戻ります。フリルやみなみが笑顔で迎えました。アクアに演技を教わったメルトは、彼を思い出しながらトレーニングを続けています。異母兄弟の姫川大輝は、ひっそり姫川家の墓へ来て結末を報告しました。育ての親のミヤコは仕事に全力を注ぎ、有馬は舞台と女優業に、あかねは苦手なバラエティに挑みます。アクアの遺作「15年の嘘」は日本アカデミー賞を受賞し、監督の五反田はそれに負けない映画を撮ろうとしています。
そしてB小町が東京ドームに立つ日が来ます。アクアが見たいと願っていた公演です。
「悲しくなんてない」。ルビーは嘘を重ねながら、輝くステージにたどり着きました。客席の女の子はこうつぶやきます。「神さま、きっと彼女は暗闇に光を照らすために生まれてきたんですね」
最後の場面で、ルビーはアイとアクアの写真に声をかけます。「見ててね、私はいくから。ママとお兄ちゃんが照らしてくれた未来を!」。そして「行ってきます!」と元気よく部屋を出ていきました。
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推しの子は「嘘」で始まって「嘘」で終わりました。
第1話でアイが言った、アイドルは嘘をつく仕事だという話。その嘘を、ルビーは悲しみを隠すために使っています。
そして誰かが、その嘘に救われる。客席の女の子の一言がそれです。
嘘を悪いものとして描かずに、誰かの暗闇を照らす道具として置き直した。母から娘への引き継ぎは、才能ではなく嘘のほうだったのだと読みました。
「ひどい」と言われた理由を一つずつ当てます
最終回に付いた不満は、大きく4つに分かれます。ただし、そのうち一つは作中に描かれています。
| 言われていること | 作中ではどうか |
|---|---|
| 主要人物のその後が描かれない | 描かれています。ミヤコ・五反田・あかね・有馬・メルト・姫川大輝がそれぞれ出ます |
| 伏線が回収されていない | 当たっています。転生した理由もツクヨミの意味も説明されません |
| 主役が死ぬ後味の悪さ | 当たっています。ルビーも悲しみを隠したまま生きています |
| 展開が急すぎる | 当たっています。立ち直るまでが駆け足で進みます |
カミキについても、明確な死の描写はありません。アクアが取り除いたことは示されますが、その場面そのものは置かれていません。
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不満の中身をほどくと、ほとんどが「答え合わせが無い」ことへの不満だと思っています。
転生の理由、ツクヨミ、アイのDVD。どれも謎として置かれたまま終わりました。
ただ、もともと謎を解く話ではなく、芸能界で人がどう擦り減るかを見せる話でした。
謎解きを期待して読んでいた人ほど裏切られる。そういう構造の作品だったのだと読んでいます。
まとめ
推しの子の最終回は166話「星」で、アクアの死のあと、ルビーが東京ドームに立って幕を閉じました。
押さえておく点を並べます。
- 最終回は166話「星」。2024年11月14日のヤングジャンプ50号
- 単行本は全16巻。最終16巻は2024年12月18日発売
- アクアはルビーが殺される未来を消すために死ぬ
- ルビーはB小町として東京ドーム公演にたどり着く
- 主要人物のその後は描かれている。描かれないのは転生の理由とツクヨミ
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最終話の題が「星」なのが、答えそのものだと思っています。
星は、自分が暗いところにいるほど強く見えます。ルビーはいちばん暗い場所に立たされてから、いちばん明るく光りました。
アイの死も、ゴローの死も、アクアの死も、その明るさの条件として配置されています。
救いのない話に見えて、実はいちばん残酷な形で希望を書いた作品でした。
この最終回を、投げっぱなしと見るか、最初からそういう作品だったと見るかで、評価はずいぶん違って見えます。
——あなたはこの最終回を、投げっぱなしだと思いますか。それとも最初からそういう作品だったと思いますか。よければコメントで、どちらに近いか教えてください。
よくある質問
166話という数字と、アクアの死んだ回が混ざりやすいので、ここでほどいておきます。
Q. 推しの子の最終回は何話ですか。
A. 第166話「星」です。2024年11月14日発売の週刊ヤングジャンプ50号に載りました。単行本は全16巻で、最終16巻は同年12月18日に発売されています。
Q. アクアはなぜ死んだのですか。
A. カミキがいつかルビーを殺しに来ると考えたからです。アイが良介に殺された場面を見ているため、生きている限り危険が残ると判断し、自分の命と引き換えにルビーの未来を守りました。
Q. ルビーは最後どうなりましたか。
A. アイドルを続けています。B小町として東京ドーム公演に立ち、アイとアクアの写真に「行ってきます!」と声をかけて部屋を出ていく場面で終わります。
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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年9月23日

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