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【推しの子】天童寺さりなは誰なのか?ルビーの前世で、脳の腫瘍により12歳で亡くなりました!

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推しの子の天童寺さりなは誰で、どんな最期を迎えたのか

結論から言うと、天童寺さりなはルビーの前世です。退形成性星細胞腫という脳の病気で、宮崎の病院に入院したまま12歳で亡くなりました。

推しの子は2024年11月に全166話・全16巻で完結しています。さりなは第1話の時点ですでに亡くなっている少女ですが、物語の最後まで、ルビーとアクアの行動の根っこにいた人物です。病気、ゴローとの約束、母の天童寺まりな、声優と実写キャスト、そして横槍メンゴ先生の短編で描かれた髪の話まで、話数と一緒に見ていきます。

この記事でわかること

  • 天童寺さりなの病気と、亡くなった年齢
  • 研修医のゴローとの関係と、16歳の約束
  • 母・天童寺まりなが見舞いに来なかった理由(119話・121話)
  • アニメの声優と実写のキャスト
  • 短編で描かれた、さりなの髪と推し増しの約束(カイの読み)
項目 内容
正体 星野ルビーの前世。アイの娘として生まれ変わった
病気と最期 退形成性星細胞腫。4歳で余命10年以内と告げられ、12歳で死去
ゴローとの関係 入院先の病院で研修中だったゴローを「せんせ」と呼んで慕った患者
推し B小町のアイ。アイとは同い年
母 天童寺まりな。118話で登場し、119話でアクアがさりなの母だと気づく
名字が出た回 原作は8巻75話。アニメは1期1話の病室の名札に出ている
声優・実写 アニメは高柳知葉さん、実写は稲垣来泉さん

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さりなは第1話で、もう亡くなっています。
それでもゴローがアイを推したのも、ルビーがアイドルを目指したのも、元をたどればさりなです。
推しの子の最初の推しは、アイではなくさりなだったと思っています。

天童寺さりなはどんな少女だったのか

さりなは、宮崎県高千穂町の病院に長く入院していた少女です。アイと同い年で、B小町のアイを心から推すアイドルオタクでした。体は思うように動かなくても、ライブ映像を繰り返し見て、アイの振り付けを細かいところまで覚えていたほどです。

病室の外に出られない毎日の中で、画面の向こうのアイは、さりなが生きる支えになっていました。息を引き取るときに手放さなかった「アイ無限恒久永遠推し!!!」のキーホルダーは、B小町のライブで手に入れた思い出の品です。

ルビーとして生まれ変わったあと、4巻36話でルビーは有馬かなに前世のことを話しています。ずっと部屋の中にいた自分がオタクになって変わったこと、そしてアイドルになったらファンになると言ってくれた人がいたこと。それがゴローでした。

明るく、ゴローには遠慮なく「好き」「結婚して」と言う子でした。ただ、その明るさの裏で、自分を見に来ない両親のことをずっと抱えていたことが、物語の終盤で明かされます。

名字の天童寺は、原作では長いあいだ伏せられていて、はじめて出たのは8巻75話のアクアの回想です。アニメでは1期1話の冒頭、病室の名札に天童寺さりなとフルネームで書かれていて、原作より早く分かります。

さりなの病気は何だったのか

さりなの病気は、退形成性星細胞腫です。脳にできる悪性の腫瘍で、さりなは4歳のときに余命10年以内と告げられていました。この宣告のことは、13巻121話で語られています。

病気のせいで、さりなは歩くことも自由にはできませんでした。治療の影響で髪も抜け落ちていて、それを隠すために毛糸の帽子をかぶっています。髪があったころの髪型や顔立ちは、有馬かなによく似ていました。

髪を失ったことは、さりなにとって小さな話ではありません。アイのようなロングヘアに憧れていた子だったからです。このことは、あとで紹介する短編の中心になっています。

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4歳で余命10年以内と言われた子が、12歳まで生きました。
残りの時間を数えるより、アイの振り付けを覚えるほうに使っていたように見えます。
ルビーの体を動かすことへの喜びは、4歳から8年、病室でためこんだものだったと読んでいます。

ゴローとさりなはどういう関係だったのか

雨宮吾郎(ゴロー)は、東京の国立医大を出たあと、宮崎の病院で研修をしていました。さりなは、その研修先の病院に入院していた患者です。さりなはゴローを「せんせ」と呼び、4巻36話では初恋の人だったことが分かります。

さりなは何度もゴローに結婚をせがみました。ゴローの返事は「16歳になったらな」。病気が治って16歳まで生きてほしいという願いを込めた、やんわりとした断り方でした。それでもさりなの中では、結婚の約束を交わしたことになっていて、ルビーになってからもこの約束を覚えています。

ゴローがアイのファンになったのも、さりなの影響です。病室で一緒にアイの出る番組を見ているうちに、さりなの熱がゴローに移りました。さりなが亡くなったあとも、ゴローはさりなを看取った病院に勤め続け、アイを推し続けます。

見舞いに来ないさりなの両親に、ゴローは本気で腹を立てていました。先輩の医師からは、そういう親は思っているより多い、代わりにそばにいてやれと言われています。さりなが最後まで明るくいられたのは、そばにいたのが家族ではなくゴローだったからです。

ゴローの側に恋愛感情があった描写は、作中にはありません。ゴローにとってさりなは、守りたかったのに守れなかった患者でした。

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「16歳になったらな」は、ゴローにとっては断りの言葉でした。
さりなにとっては、16歳まで生きる理由でした。
同じ一言を、医者は時間稼ぎとして、患者は未来の予約として受け取っていたと思っています。

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さりなはどのように亡くなり、ルビーに生まれ変わったのか

さりなは12歳で亡くなりました。最期の場に両親はいませんでした。そばにいたのはゴローです。

8巻75話のアクアの回想で、さりなの最期が描かれています。さりなは、B小町のライブのカプセルトイで手に入れたアイのキーホルダーをゴローに渡し、「私だと思って大事にしてね」と託しました。そしてゴローの頬に触れ、生まれ変わったら、と言いかけたところで息を引き取ります。

それから4年ほどのち、さりなはアイの双子の妹・星野瑠美衣(ルビー)として生まれ変わりました。アイの出産を控えた夜、病院の外で殺されたゴローも、兄のアクアとして生まれ変わっています。2人の魂を生まれてくる双子に移したのは、謎の少女ツクヨミだったことが13巻127話で明かされます。

ルビーは、ゴローが女性トラブルで姿を消したのだと思い込んでいました。8巻77話、MV撮影で訪れた高千穂で、ルビーはゴローの白骨遺体を見つけます。そばには、あのキーホルダーがありました。前世で渡したものが、今世でせんせの死を知らせる手がかりになったのです。ゴローが殺されたいきさつは、雨宮ゴロー殺害の記事で追っています。

そして13巻122話「せんせ」で、アクアがルビーを「さりな」と呼び、2人は互いの前世に気づきます。前世バレまでの流れは、アクアとルビーの前世の記事で話数ごとに整理しています。

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さりなは最期に「私だと思って大事にしてね」と言って、キーホルダーを渡しました。
ゴローはそれを持ったまま死に、ルビーは同じものを骨のそばで見つけます。
さりなは、自分がいなくなったあとの目印を、自分の手で残していったと読んでいます。

さりなの母・天童寺まりなはどんな人物か

天童寺まりなは、さりなの実の母です。かつてはスケートの選手で、いまは広告代理店に勤めています。映画編で、アイの映画「15年の嘘」にかかわる広告の関係者として姿を見せます。登場は12巻118話です。

12巻119話「実母」で、酔った五反田監督を迎えに行ったアクアは、天童寺という名前を耳にして、目の前の女性がさりなの母だと気づきます。まりなが見せた写真には、夫と、さりなの死後に生まれた2人の子どもが写っていました。

まりながさりなを見舞わなかった理由は、13巻121話「天童寺さりな」でツクヨミが語ります。まりなはさりなを深く愛していたからこそ、病気が分かったときに心が壊れてしまいました。父親は妻を守るために、さりなを宮崎の病院に預けます。夫婦は仕事に打ち込んで娘から目をそらし、最後は死に目にも会わず、電話で訃報を聞きました。

同じ121話で、ルビーは前世の実家の前に立ちます。つらいことがあるたびに来ていたのに、一度も呼び鈴を押せなかった家です。まりなが新しい子どもたちと笑って暮らす姿を見たルビーは、家に戻って崩れ落ち、自分は愛されていなかったと思い込みます。その声を、アクアが聞いていました。

アニメでまりなの声を担当したのは井上喜久子さんです。アクアがまりなに気づく119話から、ルビーが崩れる121話までの場面は、3期の最終話にあたる35話で描かれました。

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まりなは冷たい母として描かれますが、121話でツクヨミが語る筋では、愛しすぎて逃げた母でした。
ただ、その事情はさりなには最後まで届いていません。
さりなが代わりの母としてアイを推したのだとしたら、まりなの逃げた分だけアイが大きくなったと思っています。

短編で描かれた、さりなの髪と推し増しの約束

本編が休載していた2023年、週刊ヤングジャンプに作画の横槍メンゴ先生が一人で描いた幕間の短編『【推しの子】-interlude-』が全4回で載りました。その最終回にあたる第4回(2023年41号・9月7日発売)の主役は、アクアとルビー、そして前世のさりなです。時期は、2人が互いの前世を知ったあとの日常です。

読書をしていたアクアの背後から、ルビーが長い髪をたなびかせてのぞき込みます。髪が首筋に触れて、アクアは「くすぐったい」と言いました。アクアは、ルビーの髪が前よりサラサラになっていることに気づきます。ルビーは髪質改善のトリートメントで手入れをしていたのです。

ところがアクアの感想は、部屋の中では邪魔だから縛ったほうがいい、というものでした。ルビーは頬をふくらませ、「アクアもその鬱陶しい前髪切れば?!」と言い捨てて部屋を出ていきます。アクアには理由がまったく分からず、イヤイヤ期なのかと的外れなことを考えていました。

部屋に戻ったルビーは、さりなだったころを思い出していました。病室でアイの話に盛り上がっていたとき、ゴローはアイの魅力について「うるサラロングヘアーはかかせない」と語ったのです。言ったあとで、ゴローは目の前のさりなを見て青ざめます。さりなは治療の影響で、髪が抜けていたからです。

自分の無神経さに頭を抱えるゴローの隣で、さりなは髪があったころを思い出していました。アイのようなロングヘアを目指して伸ばしていたのに、入院が決まったとき、母は「どうせ入院したらご迷惑おかけするんだから切っちゃいなさい」と言って髪を切らせました。おかっぱ頭になったさりなは、涙目で鏡を見つめていたのです。

それでもさりなは、明るい声でゴローに言いました。「もっかい頑張って伸ばすんだから!」。ロングヘアになったらゴローがアイから推し変するかも、と冗談を言うと、ゴローは「いや、推し増しで」と返し、2人で笑い合いました。ロングヘアになったら推し増しする。これが2人の約束でした。

すべてを思い出したアクアは、また頭を抱えてうめき、ミヤコに心配されます。翌日、仕事で疲れて風呂上がりのままソファに座るルビーの前に、アクアがドライヤーを持って現れました。「動くな」と言って髪を乾かしながら、「ロングヘア…似合ってる」「推し増ししそう」と声をかけます。ルビーは「へへっ」と笑い、その目には涙が光っていました。

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ルビーが長い髪にこだわる理由は、本編ではほとんど語られません。
髪を切らせたのは母で、髪がないことを思い出させてしまったのはゴローでした。
ルビーのロングヘアは、さりなから母とゴローの両方への返事だったと読んでいます。

さりなの声優と実写キャストは誰か

アニメでさりなの声を担当したのは、高柳知葉さんです。さりなは1期1話「Mother and Children」(2023年4月12日放送)で登場し、ゴローとの病室の日々が描かれました。3期でも34話と35話に登場し、最終話の35話「それが始まり」(2026年3月25日放送)では、さりなの母との出会いから前世バレまでが描かれました。

生まれ変わったあとのルビーの声は、伊駒ゆりえさんです。ゴローの声は伊東健人さんが担当しています。

実写版でさりなを演じたのは、稲垣来泉さんです。実写版はドラマが2024年11月28日からAmazon Prime Videoで配信され、続きの映画『【推しの子】-The Final Act-』が2024年12月20日から劇場で公開されました。実写版のルビーは齊藤なぎささんです。

まとめ

天童寺さりなはルビーの前世で、退形成性星細胞腫のため、宮崎の病院で12歳で亡くなりました。

さりなについて押さえておきたい点を並べます。

  • 4歳で余命10年以内と告げられ、12歳で亡くなった
  • 研修医のゴローを慕い、16歳になったら、という約束を大事にしていた
  • 最期にアイのキーホルダーをゴローに託し、それが77話と122話の手がかりになった
  • 母のまりなは119話で登場し、121話で見舞わなかった理由が語られた
  • 短編第4回で、ロングヘアになったら推し増しする約束をアクアが果たした

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さりなの人生は、ほとんど病室の中で終わっています。
それでも、約束とキーホルダーと髪への憧れは、ルビーの体を借りて最後まで生き続けました。
推しの子は、さりなが病室でやり残したことを、ルビーが一つずつ取り返していく話でもあったと思っています。

さりながアイを推した理由を、見舞いに来ない母の代わりを求めたと見るか、純粋にアイドルへ憧れたと見るかで、ルビーの笑顔の意味がずいぶん違って見えます。

——あなたは、さりながアイを推した理由を、代わりの母を求めていたからだと思いますか。それとも、純粋にアイドルに憧れていたからだと思いますか。よければコメントで、どちらに近いか教えてください。

よくある質問

天童寺さりなは、病名や母の登場回など、話数がばらけているところをまとめておきます。

Q. 推しの子のさりなは誰ですか。
A. 天童寺さりなは、星野ルビーの前世です。宮崎の病院に入院していた少女で、研修医だった雨宮吾郎(ゴロー)を慕い、アイを推していました。

Q. さりなの病気は何ですか。
A. 退形成性星細胞腫という脳の悪性腫瘍です。4歳のときに余命10年以内と告げられ、12歳で亡くなりました。最期に両親は来ておらず、そばにいたゴローにアイのキーホルダーを託しています。

Q. さりなの母親は誰ですか。
A. 天童寺まりなです。元スケート選手で広告代理店に勤めていて、12巻119話でアクアがさりなの母だと気づきます。13巻121話で、病気を知って心が壊れ、娘から目をそらしていたことが語られます。アニメの声は井上喜久子さんです。

Q. さりなの声優と実写キャストは誰ですか。
A. アニメの声優は高柳知葉さん、実写版で演じたのは稲垣来泉さんです。

Q. ゴローとさりなが再会するのは何話ですか。
A. 生まれ変わった2人が互いの前世に気づくのは、13巻122話「せんせ」です。アクアがルビーをさりなと呼び、キーホルダーを受け取って、自分がゴローだと明かしました。

Q. さりなの髪の話はどこで読めますか。
A. 横槍メンゴ先生が描いた短編『【推しの子】-interlude-』の第4回です。週刊ヤングジャンプ2023年41号に載りました。

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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年9月24日

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