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エミリアにぶつかったフードの男は誰なのか
結論から言うと、Web版5章10話『水の都の帰途』で橋の上のエミリアにぶつかったフードの男は、魔女教大罪司教『強欲』担当のレグルス・コルニアスです。
この話の中では、男は名乗りません。分かるのは話の最後、一人になった男がフードを外し、白い髪を風に揺らしながら「空席のままの七十九番目の妻を、娶りにいかせてもらわなきゃ」とつぶやくところまでです。名前が出るのは、刻限塔の戦いのあとの5章24話『氷炎の結末』でした。
この記事では、昼間の魔鉱石の商談から、スバルの乱入、帰り道の何気ない会話、そして橋の上の一瞬までを、物語の順にたどります。のどかな観光の回に見えて、5章の大事件の入口がそっと置かれている話です。
この記事でわかること
- フードの男がレグルスだと分かる根拠と、名乗る話数
- 男がエミリアに言ったことと、エミリアが感じた違和感
- 魔鉱石の商談で、キリタカが出した3つの条件
- スバルの乱入で商談が台無しになった理由
- 帰り道でスバルが思い出した「お母さん」の言葉
5章10話の早見表
まず、帰り道の回で何が起きるのかを表にまとめます。
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| Web版の話数 | 第五章10『水の都の帰途』 |
| フードの男の正体 | 白髪の男。5章24話で「強欲」担当レグルス・コルニアスと名乗る |
| 男の独り言 | 「空席のままの七十九番目の妻を、娶りにいかせてもらわなきゃ」 |
| 商談の相手 | ミューズ商会のキリタカ・ミューズ。求めたのは最高純度の無色の魔鉱石 |
| 商談の結果 | スバルの乱入でキリタカが取り乱し、その日は成果なし |
| アニメ | レグルスの名乗りは3rd season第52話「氷炎の結末」の流れ。第53話でエミリアを花嫁と呼ぶ |
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ガーフィールは男を見て「何から何まで素人そのものだ」と断言します。
強さを嗅ぎ分ける鼻が、いちばん危ない相手を素通りさせているわけです。
レグルスの怖さは強さの気配が無いことにある、という種明かしを、初対面で先にやっていると思っています。
魔鉱石の商談|キリタカが出した3つの条件
プリステラに着いたエミリアたちは、ミューズ商会のキリタカ・ミューズと商談の席につきます。エミリアが求めていたのは、商会が扱う魔鉱石の中でも、際立って純度の高い無色の魔鉱石でした。交渉はオットーに任せ、エミリアはお茶を飲み、ガーフィールは部屋の隅の白い服の護衛を睨んでいます。
キリタカは、魔鉱石は父から贈られた品だと持ち出し、人情の分だけ値札をつり上げにかかります。そのうえで、指を3本立てて条件を並べました。
| 条件 | 中身 |
|---|---|
| 一つ目 | 魔鉱石を悪意で隠していたわけではないと理解すること |
| 二つ目 | 立ち合いにホーシン商会を挟み、正当な取り引きだったと分かる形で残すこと |
| 三つ目 | 都市に滞在する『歌姫』リリアナと接触しないこと |
三つ目だけが、取り引きと何の関係もありません。オットーは理由を聞きますが、キリタカは「……それは別にお話する必要はないかと」と感情をのぞかせます。それでも害は無いと判断し、エミリアも「うん。ちょっと残念だけど、仕方ないもの」と受け入れて、話はまとまりかけていました。
スバルの乱入|「僕のリリアナに触るなぁ!!」
エミリアが無色の魔鉱石に指を伸ばしたそのとき、階下から騒ぎ声が近づいてきます。扉の向こうにいたのは、右にも左にも小柄な少女を連れたスバルでした。水路で船酔いして一行からはぐれたあと、公園で歌うリリアナと出会い、一緒にここへ来ていたのです。
それを見たキリタカは目に狂乱の光を宿し、「ぼ、ぼぼぼぼ、僕のリリアナに触るなぁ!!」と青い魔鉱石を投げつけます。スバルは吹っ飛ばされ、商談はその日は打ち止めになりました。
白い服の中年の護衛は、若旦那はリリアナが絡むとキレッキレになると頭を下げます。スバルいわく、リリアナは有名人好きで、キリタカはエミリアたちを彼女から遠ざけたかった。三つ目の条件はそういう意味だったわけです。オットーは「本当に碌なことしませんねえ!?」と嘆き、エミリアはスバルに「人様の仕事場であんなに騒いだら迷惑じゃない」と注意しました。
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キリタカは、好きな人に他の男が近づくのを許せない男として描かれます。
その同じ話の最後に、他人の妻を番号で数える男が出てきます。
同じ「執着」を、笑える形と笑えない形で一話に並べていると読んでいます。
帰り道の会話|オットーの別行動と「お母さん」の言葉
商談のあと、オットーは「繋ぎを作れる部分は作っておかないといけません」と言い、一人で二番街の奥へ向かいます。エミリアが一緒に行かなくていいのか聞くと、「前もって連絡しないでエミリア様がきたら、どこも満足なお出迎えができなくて大変なことになりますよ」と答えました。
エミリアの希望で、残りの4人は歩いて宿へ戻ります。宿まで迷わず帰れるか心配するスバルに、ベアトリスは「いざとなれば、ベティーが左手で壁に触れてるかしら」と言い、ガーフィールは宿の場所もミミの匂いも鼻が覚えていると胸を張りました。
橋の上で大水路を眺めたエミリアは、都市の成り立ちに胡散臭い噂があっても、ここにあるものが綺麗なことは変わらない、と微笑みます。スバルはその言葉に、大事なのは最初ではなく最後だという母の言葉を重ね、「だよな、お母さん」と小さくつぶやきました。
橋の上の一瞬|「昔、妻にしようとした人が」
宿へ戻ろうと後ろへ下がったエミリアが、通りがかったフードの人物に背中をぶつけます。男はとっさにエミリアを支え、銀色の髪に見惚れて避けそびれたと言いました。「昔、妻にしようとした人が同じぐらい美しい髪をした女性だったんだ」。
スバルは口説き文句のような陶酔した声に警戒し、エミリアの腕を引いて立ち去ろうとします。男は「今のところ、僕は君たちに憤りも用事も抱いてない」と言い、「何かあれば、また勝手に運命がその場を用意するさ」と見送りました。
エミリアは振り返りながら、「今の人、どこかで会ったことがあったような……そんな気がしたの」と首をかしげます。ガーフィールは、歩き方も視線の飛ばし方も素人そのもので心配いらないと請け合い、エミリアも不安を振り払うように歩き出しました。
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男は「運命がその場を用意する」と言いました。
スバルはそれを中二的な言い回しで受け流しています。
同じ言葉を、片方は冗談として、片方は予定として口にしている。そのずれがいちばん怖いと思っています。
話の最後|フードを外した白髪の男
一人になった男は、「ここにくれば、の意味がようやくわかったよ」とつぶやきます。そして「僕は僕のものを決して逃さない」「欠番が埋まるのも当然のことだ」と早口に並べ、フードが外れて白い髪があらわになりました。
最後の一言が「空席のままの七十九番目の妻を、娶りにいかせてもらわなきゃ」です。フードの男は5章24話で、白髪の青年として姿を見せ、「僕は魔女教大罪司教、『強欲』担当。――レグルス・コルニアス」と名乗り、エミリアを七十九番目の妻にすると告げます。
なぜ79番が空いていたのかは、5章48話でレグルス自身が語ります。以前その番号にふさわしいと見初めた女性がいたが、迎える前に不適格と判断した。けれど外見は理想に近かったので、未練で空席にしていた、という話です。その言葉は、エミリアの中の違和感を強く刺激していました。
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橋の上で男は、エミリアの名前を一度も聞いていません。
見ていたのは銀色の髪だけで、相手が誰かには興味がない。
79番の席に合う外見かどうか。レグルスにとって妻とは人ではなく空欄だ、と最初の会話で分かると思っています。
まとめ|フードの男は5章24話で名乗るレグルス
Web版5章10話『水の都の帰途』で、橋の上のエミリアにぶつかったフードの男は、のちに5章24話で名乗る『強欲』のレグルス・コルニアスです。この話の中では名乗らず、最後に白い髪を見せて「七十九番目の妻」を娶るとつぶやくだけでした。昼間にはキリタカとの魔鉱石の商談があり、三つ目の条件の意味はスバルの乱入で明らかになりました。
- 帰り道の回はWeb版5章10話『水の都の帰途』
- フードの男は白髪で、「七十九番目の妻」を娶るとつぶやいた
- 名乗るのは5章24話で、正体は『強欲』のレグルス・コルニアス
- キリタカの三つ目の条件は「歌姫リリアナと接触しないこと」
- スバルの乱入で、その日の商談は成果なしに終わった
- エミリアは男に「どこかで会ったことがあったような」と感じた
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この話でいちばん楽しそうなのは、橋の上のエミリアです。
その笑顔のすぐ後ろを、番号で妻を数える男が通っていきます。
幸せな場面ほど、その裏に置かれたものが冷たく見える。リゼロらしい置き方だと思っています。
エミリアが感じた「どこかで会った」という感覚は、ただの気のせいだったのでしょうか。それとも、忘れていた過去の記憶がかすかに反応していたのでしょうか。5章48話でもエミリアの違和感は消えておらず、この出会いは偶然ではなかったと考えたくなります。
——あなたは、エミリアがフードの男に感じた違和感は、気のせいだったと思いますか。それとも、忘れていた過去の記憶だったと思いますか。よければコメントで教えてください。
よくある質問
フードの男とレグルス、5章10話の商談について、よく聞かれることをまとめました。
Q. エミリアにぶつかったフードの男はレグルスですか。
A. はい。白い髪で、「空席のままの七十九番目の妻」を娶るとつぶやきます。5章24話で白髪の青年がレグルス・コルニアスと名乗り、エミリアを七十九番目の妻にすると告げます。
Q. レグルスが名乗るのはWeb版の何話ですか。
A. 第五章24『氷炎の結末』です。
Q. キリタカが出した三つ目の条件は何ですか。
A. 都市に滞在する『歌姫』リリアナと接触しないことです。
Q. エミリアが求めた魔鉱石は手に入りましたか。
A. この話では手に入りません。スバルの乱入でキリタカが取り乱し、その日の商談は成果なしに終わりました。
Q. フードの男はぶつかったエミリアに何と言いましたか。
A. 「昔、妻にしようとした人が同じぐらい美しい髪をした女性だったんだ」と言い、見惚れて避けそびれたと話しました。
フードの男の次は、正体のレグルス、次の回の再会、ぶつかったエミリアへ。
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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年10月3日


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