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レグルス・コルニアスとは何者なのか
結論から言うと、レグルス・コルニアスは魔女教の大罪司教『強欲』担当です。妻たちに心臓を預けて無敵になり、Web版5章59でラインハルトに地中へ落とされて溺れ死にます。
白い髪の細身の青年で、口を開けば「僕は無欲だ」「平和に暮らしたいだけだ」と語ります。けれど少しでも気に入らないことがあると、相手が「僕の権利を侵害した」と言い出して、街ごと壊しにかかる。アニメで声を担当しているのは石田彰さんです。
魔女教の中でも最高の戦力と呼ばれ、少なくとも100年以上前から大罪司教の座についています。水門都市プリステラではエミリアを「花嫁」と呼んでさらい、結婚式まで開きました。
無敵の権能をどう破ったのか、53人の妻はどうなったのか、そしてエミリアとの意外な因縁まで、話数で順に追っていきます。
この記事でわかること
- レグルスは何者か、声優と初登場
- 「権利の侵害」で知られる口ぐせと性格
- 権能『獅子の心臓』と『小さな王』のしくみ
- 53人の妻と、エミリアに用意された79番目の席
- 倒し方と、Web版5章59の最期
レグルスのプロフィール
名前で調べた人が知りたいことを、先に表にまとめます。
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| 名前 | レグルス・コルニアス |
| 立場 | 魔女教大罪司教『強欲』担当。少なくとも100年以上前からその座にいる |
| 権能 | 『獅子の心臓』(自分の時間を止めて無敵になる)と『小さな王』(妻の心臓に自分の心臓を重ねる) |
| 妻 | プリステラの時点で53人。エミリアを79番目の妻にしようとした |
| 声優 | 石田彰 |
| 初登場 | 原作Web版3章幕間「イタダキマス」。暴食のライと一緒に、白鯨戦帰りの竜車を襲う |
| 生死 | Web版5章59「レグルス・コルニアス」で死亡。地中に落とされ、流れ込んだ水路の水で溺れた |
初登場の場面では、レムが名前と記憶を食われる横で、レグルスはつまらなそうに肩をすくめているだけでした。本格的に前に出てくるのは、5章の水門都市プリステラです。
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表で目を引くのは、「強欲」の担当が自分のことを「無欲」と言い張っているところです。
欲しがっていないふりをしながら、妻を集め、他人の心臓まで自分のものにしている。いちばん欲深い人物が、欲を持たない顔をしている。大罪司教の中でも、肩書きと本人がいちばん正反対に見える人物だと思っています。
レグルスの性格と「権利の侵害」のセリフ
レグルスの名前を広めたのは、とにかく長い言いがかりです。5章25「獅子座劇場」で、名乗り返さなかった相手に向けて、レグルスは一息でまくし立てます。最後の締めはこうでした。
「他者の権利の侵害だ。無欲で理性的な僕に対する、僕の権利の侵害だ」
名乗らないことは失礼で、失礼は相手の価値を見損なうこと、見損なうことは人生の侵害だ。理屈を一段ずつ大きくしていって、最後は自分への攻撃にすり替える。「レグルス 構文」と呼ばれて真似されるのは、この型です。
口では「我欲に浸るな、日々の糧に満足しよう。それが平和的な生き方だ」と説きます。けれど、その平和は自分にとって都合のいい毎日のことでした。5章59では、魔女因子に選ばれて権能を得たあと、自分の家族と村の人々を手にかけたことが本人の独白で明かされます。
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あの長台詞は、相手に何かを伝えるための言葉ではないと思っています。
途中で返事をはさむ隙がどこにもありません。会話の形をした一人言です。独白で語られる家族への恨みも、優しくされたことを「見下された」と受け取った話でした。人と関わること自体を攻撃と感じる人物だから、言葉もぜんぶ防御になっているのだと読んでいます。
権能『獅子の心臓』と『小さな王』のしくみ
レグルスが「無敵」と呼ばれる理由は、二つの権能の組み合わせにあります。
| 権能 | 何ができるか |
|---|---|
| 獅子の心臓 | 自分や触れた物の時間を止めて、変化を封じる。止まった体は傷つかず、投げた砂や水しぶきは止まった時間のまま相手を貫く |
| 弱み | 自分の心臓まで止まる。体の中に心臓を置いたまま止められるのは、長くても5秒 |
| 小さな王 | 妻の心臓に自分の心臓を重ねて預ける。妻の心臓が動いているかぎり、無敵を何時間でも続けられる |
レグルスという星の名は、ラテン語で『小さな王』という意味を持ち、『獅子の心臓』とも呼ばれます。5章56で、スバルは星の名前の意味からこの権能に当たりをつけました。王でいるためには国民が要る。だからレグルスは、50人もの花嫁を連れて歩かなければならなかったのです。
強さの裏づけもあります。100年ほど前のエリオール大森林で、のちのペテルギウスが魔女因子の力を全開にして殴りつけても、レグルスは服の汚れひとつ付きませんでした。プリステラでもラインハルトの前蹴りを受けながら、傷ひとつ負っていません。3章幕間では、個人の戦闘力で都市ひとつを落としたという噂まで語られていました。
その森の場面には、魔女教を率いる『虚飾の魔女』パンドラも一緒にいました。レグルスはふだん「パンドラ様」と呼んでいますが、止められると「調子に乗るなよ、女がぁ!」と逆上して攻撃しています。結局はパンドラの「レグルス司教が、ここにいるはずがない」という一言で、その場から消されてしまいました。誰に対しても下手に出続けられない男だということが、ここでもよく分かります。
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「自分の時間を止める」という権能は、レグルスの生き方そのものに見えます。
誰にも触れさせず、何にも変えられない。本人は5章59で「個で完結していれば心は踏み躙られずに済む」とまで言っています。無敵とは、成長も変化も拒んだ状態のこと。その無敵を保つために、他人の心臓が要ったという皮肉まで含めて、よくできた権能だと思っています。
レグルスの妻は何人?53人と79番目の席
プリステラに連れてこられた花嫁は53人でした。妻たちは名前ではなく番号で呼ばれ、アニメ第55話では「百八十四番」と呼ばれる女性がエミリアの着替えを運んできます。
妻といっても、本当に妻として扱われた人はいません。花嫁たちの代表格のシルフィは、エミリアにこう打ち明けています。
「あの男は私たちを口では妻だ花嫁だなんて言っていたけど……本当にそれらしく扱ってくれたことなんて、一度だってなかったから」
レグルスは5章59の独白で、他人に蔑まれるのが馬鹿らしいから見た目の整った女性ばかりを集めたと明かしています。アニメ第62話でも、長く支配された花嫁たちは感情を押し殺した顔のまま、整然と座っていました。
そして、エミリアは79番目の妻として迎えられるはずでした。5章59で、レグルス自身がその席の由来を思い出します。79番目の席は、もともとエリオール大森林にいたエルフの女性、つまりエミリアの育ての母フォルトナのために空けていた席だったのです。
レグルスはエミリアを一目見て、その席を渡そうと決めました。理由に気づいたのは、死ぬ直前でした。「母親の代わりなんだから、あの娘が座るのが当然だったんだ」
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100年前に手に入らなかった女性の席を、その娘で埋めようとした。
「何もいらない」と言い続けた男が、100年たっても一つの空席だけは手放せなかったのだと思います。強欲という名前は、集めた妻の多さではなく、この一つの席への執着にいちばんよく出ている。そう読むと、5章全体の見え方が変わります。
エミリアとの結婚式
レグルスがエミリアを見つけたのは、憤怒の大罪司教シリウスの炎の中でした。気を失ったエミリアを炎からかばって抱きかかえ、「僕の花嫁」と言い出します。アニメでは3rd seasonの第53話です。
そのままエミリアを連れ去ったレグルスは、教会で結婚式を開きます。5章49では、祭壇の前に白い花嫁衣裳のエミリアが立たされていました。乗り込んだのはスバルとラインハルトです。
エミリアがスバルたちの側に戻ると、レグルスはそれまで「理想の花嫁」と呼んでいたエミリアを「花嫁失格」と罵りはじめます。欲しがったものが思いどおりにならないと、すぐに壊したくなる。結婚式の場面でも、レグルスはずっとそういう人物でした。
レグルスの倒し方:心臓の在処
レグルスを倒す鍵は、妻たちに預けられた心臓を止めることでした。スバルは逃げ回って時間を稼ぎ、エミリアが花嫁たちのもとへ向かいます。
エミリアは微精霊に花嫁たちの体を調べさせ、シルフィの鼓動だけがおかしいと気づきます。レグルスは自分の心臓を、花嫁と決めた人の心臓と一つにしていたのです。そこでエミリアは、花嫁たち全員を氷で包んで仮死の状態にしました。命を奪わずに、心臓の置き場所だけを無くす方法です。
ところがレグルスは、心臓をエミリア自身に移していました。打つ手が無くなりかけたとき、スバルが呼び出したのは、ペテルギウスを倒して引き継いだ力でした。
「こいよ……見えざる手ぇぇぇ――ッ!!」
見えない手がエミリアの胸に入り、エミリアの心臓には傷ひとつ付けずに、寄生していた小さな心臓だけを握りつぶします。手を受け入れる直前、エミリアはこう言っていました。
「なんだ。――そこにいたんだね、ジュース」
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ジュースは、のちのペテルギウスの本当の名前です。100年前の森で、レグルスに傷ひとつ付けられなかった男でした。
その見えざる手が、100年後にレグルスの心臓を握りつぶす。レグルスが「愚図」と笑った相手の力で、無敵が終わる。作者はこの場面のために、ペテルギウスの力をスバルに残しておいたのだと思っています。
レグルスの最期(Web版5章59)
心臓を体の外に預けられなくなったレグルスは、自分の体の中で心臓を止めるしかありません。止めていられるのは長くても5秒です。エミリアの蹴りと氷の槌が、ようやくレグルスに当たるようになりました。
最後はラインハルトです。レグルスを空高く打ち上げ、先回りして宙で待ち構えると、手刀で地面へ叩き落とします。レグルスの体は石畳を突き抜けて、地中深くまでめり込みました。
土の中で、レグルスは権能を細かくかけ直しながら地上へ這い上がろうとします。そこへ、レグルス自身が壊した水路の水が流れ込みました。心臓を止めれば苦しくないが5秒しかもたない。止めなければ溺れる。その繰り返しの末に、レグルスは土の中で死にます。
地上では、エミリアが穴を見つめながらつぶやいていました。
「――レグルスって、私とどこで会ってたんだろう」
アニメでは3rd seasonの第59話から第62話にかけてこの戦いが描かれ、第62話の題はそのまま「レグルス・コルニアス」です。氷漬けにされた53人の花嫁は、戦いのあと一人も欠けずに助け出されました。
僕はこう読む
レグルスは死ぬ間際、エミリアに「仇を取った」と喜ばれることだけは嫌だと叫んでいます。
その願いは、いちばん皮肉な形で叶いました。エミリアはレグルスのことを覚えてすらいなかったのです。憐れまれることを何より嫌った男が、恨まれることすらなく終わる。強欲の最期として、これ以上に空っぽな結末はないと思います。
レグルスの声優は石田彰さん
レグルスを演じているのは石田彰さんです。穏やかな口調から一気にまくし立てる長台詞まで、あの「権利の侵害」の場面をひと続きで聞かせています。
アニメで本格的に出てくるのは3rd seasonからです。エミリアを花嫁と呼ぶ第53話から、最期の第62話まで、ほぼ毎話のように長い独り言を浴びせてきます。
レグルスの死後、強欲の権能はどうなったか
レグルスが死んだあと、『強欲』の力の一部はスバルの中に現れます。Web版6章67「小さな王」で、スバルは自分に芽生えた権能を『コル・レオニス』と名付けました。コル・レオニスはラテン語で『獅子の心臓』のことです。
ただし中身は正反対でした。レグルスは他人の心臓を自分のために使いましたが、スバルのコル・レオニスは王として仲間の負担を軽くする力として描かれます。同じ星の名を持ちながら、使い道が逆になっているのです。
僕はこう読む
ペテルギウスの見えざる手でレグルスを倒し、そのレグルスの力がまたスバルに宿る。
大罪司教を倒すたびに、スバルはその力を引き継いでいきます。敵の力を、敵とは逆の使い方で背負わされていくのが、スバルという主人公の宿命なのだと思っています。レグルスが他人の心臓を奪ったぶん、スバルは仲間の重さを引き受ける側に回った。名付けの場面には、その答えが込められているように読めます。
まとめ|レグルスとは何者か
レグルス・コルニアスは、魔女教大罪司教『強欲』担当で、妻たちに心臓を預けて無敵を保っていた人物です。Web版5章59で、ラインハルトに地中へ落とされて溺れ死にました。
- 声優は石田彰さん。口ぐせは「僕の権利の侵害だ」
- 権能は『獅子の心臓』と『小さな王』。心臓を体の中で止められるのは5秒まで
- プリステラの花嫁は53人。エミリアは79番目の妻にされかけた
- 79番目の席は、もともとエミリアの育ての母フォルトナのために空けていた
- エミリアが花嫁を氷漬けにし、スバルの見えざる手が最後の心臓を潰した
- 最期はWeb版5章59。アニメでは3rd season第62話「レグルス・コルニアス」
僕はこう読む
レグルスを倒したのは、ラインハルトの力だけではありません。
花嫁たちが自分の意思で協力し、エミリアが誰も死なせない方法を選び、スバルが嫌っていた力を受け入れた。一人で完結しようとした男が、人と人のつながりに負けた。5章のレグルス戦は、その対比のために組まれていたのだと思います。
レグルスの最期は、自分が壊した街に返された報いとも、誰の心にも残らない罰とも読めます。
——あなたはレグルスの最期を、自分が壊した街に返された報いだったと思いますか。それとも、エミリアの記憶にすら残らなかったことこそが本当の罰だったと思いますか。よければコメントで教えてください。
よくある質問
レグルスは権能のしくみが複雑で、53人の妻や最期の場面も話数が飛びやすい人物です。よく聞かれるところを置いておきます。
Q. レグルスは死亡しますか。
A. 原作Web版5章59「レグルス・コルニアス」で死亡します。ラインハルトに地中へ叩き落とされ、流れ込んだ水路の水で溺れました。アニメでは3rd season第62話です。
Q. レグルスの権能は何ですか。
A. 自分や触れた物の時間を止める『獅子の心臓』と、妻の心臓に自分の心臓を重ねて預ける『小さな王』です。二つを組み合わせて、無敵の状態を続けていました。
Q. レグルスの妻は何人いましたか。
A. プリステラに連れてこられた花嫁は53人です。エミリアは79番目の妻にされかけました。53人は戦いのあと、全員が無事に助け出されています。
Q. レグルスの倒し方は。
A. 妻たちに預けた心臓を止めることです。エミリアが花嫁たちを氷漬けにして仮死の状態にし、エミリア自身に移った心臓はスバルの見えざる手が握りつぶしました。
Q. レグルスの声優は誰ですか。
A. 石田彰さんです。アニメ3rd seasonの第53話から本格的に登場します。
Q. レグルスとエミリアにはどんな因縁がありますか。
A. 100年ほど前、エミリアが育ったエリオール大森林にレグルスも来ていました。79番目の妻の席は、エミリアの育ての母フォルトナのために空けていたものです。エミリアのほうは、それを覚えていませんでした。
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最終更新:2026年10月3日


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