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トーマスは死亡したのか生きているのか?
結論から言うと、トーマス・ワグナーは死亡しています。第4話「初陣」のトロスト区防衛戦で、奇行種に捕食されました。生き延びた描写は一つもありません。
トーマスはエレンと同じ104期訓練兵団の一人です。出番はほとんどなく、活躍らしい活躍のないまま姿を消しました。ただし、彼を食べた巨人については、後になって重い意味が与えられます。この記事では、トーマスの最期と、食べた巨人の正体までを順に見ていきます。
この記事でわかること
- トーマスは第4話で捕食され、死亡していること
- 調査兵団を選んだ理由がエレンの演説だったこと
- トーマスを食べた奇行種の正体が、第86話で明かされること
- エレンがその巨人だけを狙った意味(カイの読み)
第4話「初陣」で捕食されました
トーマスは訓練兵団34班のメンバーで、長身の金髪の少年として描かれます。超大型巨人が出現したときは、エレンと同じ固定砲整備4班に所属していました。
850年、トロスト区の壁が超大型巨人によって破られます。卒業したばかりの104期訓練兵団は、トロスト区を死守するため、立体機動装置で壁内に侵入した巨人へ向かいました。
エレンはアルミンにこう言います。「なあ、アルミン。これはいい機会だと思わねえか。調査兵団に入団するためには、ここで活躍すれば俺たちは新兵にしてスピード昇格まちがいなしだ」。アルミンは「ああ。間違いない」と答えました。34班が前進を始めます。
移動の最中、エレンは自分たちに向かってジャンプしてくる奇行種に気づきます。全員が散らばってよけました。そのなかでトーマスだけが、この奇行種に食べられます。建物に激突した奇行種をよく見ると、その口にトーマスをくわえていました。エレンは、同期が食われていく現場を目の前で見ることになります。
倒れたのはトーマスだけではありません。この初陣で、34班からはトーマスに続いてナック、ミリウス、ミーナが次々に命を落としています。ひとつの班が、たった一度の出撃でほとんど失われました。
僕はこう読む
トーマスの死に方が「戦って負けた」ですらないのが、この作品の宣言だと思っています。
直前まで、104期生は昇格の話をしていました。ここで活躍すればスピード昇格だ、間違いない、おおおおお、と声を合わせて前へ出た。その掛け声の直後です。
誰も油断していません。全員が散らばってよけました。よけたのに、一人だけくわえられた。
実力でも判断でもなく、通り道が違っただけで消える。ここから先この物語がずっとやり続けることを、第4話で一度やって見せたのがトーマスの役目だったと読んでいます。
トーマスはなぜ調査兵団を選んだのか
訓練兵としての成績は、良好とは言えないものでした。調査兵団に入れる順位ではなく、憲兵団のレベルです。巨人討伐の実績もありません。
それでも調査兵団を選びました。きっかけは、訓練兵の卒業祝賀パーティーでのエレンの演説です。エレンが語った調査兵団への入団を聞いて、「俺もやってやる」という思いがこみ上げ、決意を固めたと描かれています。
成績で届かない側にいた少年が、演説ひとつで進路を変え、その初陣で命を落としたことになります。
食べた巨人の正体は、第86話で明かされます
トーマスを食べた奇行種は、読者から「トーマスイーター」と呼ばれています。トロスト区攻防戦に現れた無垢の巨人で、初登場は第4話「初陣」です。
そしてこの巨人の正体が、第86話「あの日」で明かされます。グリシャがリーダーを務めていた、エルディア復権派のメンバーでした。
エルディア復権派の人々は反マーレ政府だったため、ジークの密告によって楽園送りにされています。追放されたエルディア人は無知性巨人にされ、楽園と呼ばれるパラディ島をさまよっていました。
初陣に出てくる巨人には、ほかにも復権派メンバーと顔立ちの似たものが何体も登場します。エレンの足を食いちぎった巨人はミリウスとナックを捕食しており、髭の巨人はエレンを飲み込んでいます。カルライーターはカルラとハンネスを捕食しました。なお復権派メンバーのうちグライスだけは巨人にされず、人間のままパラディ島に放たれて生死不明となっています。
エレンは、その巨人だけを狙いました
巨人に食べられたエレンは、その腹の中で無意識に巨人化します。巨人化したエレンは、壁内の巨人たちを拳と足技で倒していきました。
104期生が立体機動装置の補給ガス奪還に動いているあいだ、エレンは巨人に体を食われます。両腕を失った状態です。そのすぐ近くを、トーマスを食べたあの奇行種が歩いていきました。
エレンはそれに気づいたのか、両腕がないまま走り向かい、うなじに噛みついて駆逐します。討ち取った直後に力尽き、巨人の首からエレンの本体が現れました。すぐにミカサが駆けつけます。
僕はこう読む
両腕を失ったエレンが、数ある巨人の中からその一体を選んで走ったという事実が、あとから効いてきます。
あのときエレンは、ただ同期の仇を討ったつもりでした。ところが第86話で、その巨人が父の仲間だったと明かされる。
エレンは、父がリーダーだった組織の人間を、噛み殺していたことになります。本人はそれを知らないまま、腕もないのに噛みついた。
この作品が何度もやることを、ここでも先にやっています。正しいと思って振るった力が、あとから別の意味に変わる。トーマスの死は、その最初の鍵になっていました。
まとめ|トーマスをどう読むか
トーマスは第4話「初陣」で奇行種に捕食され、死亡しています。生きてはいません。
そのあとに効いてくる事実があります。
- 訓練兵の成績は憲兵団レベルだったが、エレンの演説を聞いて調査兵団を選んだ
- 食べた奇行種の正体は、第86話でエルディア復権派のメンバーだと明かされる
- 両腕を失ったエレンが、その巨人だけを狙って駆逐した
- つまり父の仲間を、それと知らずに噛み殺していたことになる
僕はこう読む
トーマスの死に方が「戦って負けた」ですらないのが、この作品の宣言だと思っています。
直前まで、104期生は昇格の話をしていました。ここで活躍すればスピード昇格だ、と声を合わせて前を向いていた。
その途中で、いきなり掴まれて食べられます。
そして死んだ場面より、死なせた相手のほうが後から効いてきます。第86話まで引っ張られて、あの一体が意味を持ち直す。トーマスをただの脇役と読むか、物語の伏線を運ぶために置かれた少年と読むかで、4話の重さが変わってきます。
——あなたはトーマスという人物を、初陣の犠牲になったただの脇役だと思いますか。それとも、86話の伏線を運ぶために置かれた少年だと思いますか。よければコメントで、どちらに近いか教えてください。
よくある質問
トーマスは第4話で死亡しますが、86話で意味が変わります。捕食された場面から確認しておきます。
Q. トーマスは生きていますか?
A. 生きていません。第4話「初陣」のトロスト区防衛戦で奇行種に捕食され、死亡しています。生存を示す描写はありません。
Q. トーマスを食べた巨人は誰ですか?
A. 読者から「トーマスイーター」と呼ばれる奇行種で、第86話「あの日」でグリシャがリーダーを務めたエルディア復権派のメンバーだったと明かされます。
Q. トーマスはなぜ調査兵団に入ったのですか?
A. 訓練兵の卒業祝賀パーティーで、エレンが語った調査兵団への入団の話に心を打たれたためです。訓練兵としての成績は憲兵団レベルでした。
Q. トーマスを食べた巨人はどうなりましたか?
A. 巨人化したエレンが討ち取りました。両腕を食われた状態のまま走り向かい、うなじに噛みついて駆逐しています。
4話で捕食され86話で判明します。参謀アンカも、おさげのミーナも、ジャンの最期も。
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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年8月19日


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