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ハンネスを食べた巨人は誰なのか
結論から言うと、カルライーターと呼ばれるダイナ・フリッツです。グリシャの先妻でジークの実母にあたります。エレンの母カルラを食べた巨人であり、カルラ本人ではありません。
ここを取り違えている解説が少なくありません。ハンネスは、カルラを食べたのと同じ巨人に食べられています。
この記事でわかること
- ハンネスを食べた巨人の正体と血筋
- カルラのときに逃げた負い目
- 同じ巨人に二度向き合った意味(カイの読み)
ダイナ・フリッツという人物
カルライーターの正体はダイナ・フリッツです。フリッツ家の人間で、巨人の始祖ユミル・フリッツの血を引く王家の血筋にあたります。エルディア復権派の活動家であり、ジーク・イェーガーの実母です。
グリシャ・イェーガーがマーレで結婚していた相手でもあります。つまりエレンから見れば、父の先妻にあたる人物でした。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 巨人の通称 | カルライーター |
| 正体 | ダイナ・フリッツ |
| 血筋 | フリッツ家。ユミル・フリッツの血を引く王家 |
| グリシャとの関係 | マーレ時代の妻 |
| 子 | ジーク・イェーガー |
| 食べた相手 | エレンの母カルラ、のちにハンネス |
カルラのときに逃げたハンネス
ハンネスはウォール・マリア内のシガンシナ区に駐在する駐屯兵団の兵士でした。妻が流行り病を患ったとき、医師であるグリシャに助けられた恩があります。
巨人の脅威がない頃は、勤務中に昼から酒を飲む不真面目な兵士です。皮肉を言うエレンに対して「オレ達が役立たずのタダメシ食らいって馬鹿にされてる時の方がみんなは平和に暮らせるんだぞ?」と返しています。
超大型巨人が壁を破ったあの日、ハンネスはがれきの下敷きになったカルラのもとへ駆けつけました。ところが近づく巨人を前に、エレンとミカサを抱えて逃げる選択をしています。
逃げ切ったあと、ハンネスはエレンに「俺に勇気がなかったからだ・・・」と言って泣きました。この負い目が、この人物の芯になります。
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ハンネスのあの判断は、間違っていなかったと思っています。
あそこで戦えば、エレンもミカサもカルラと一緒に死んでいました。
それでも本人は勇気が無かったからだと言い切る。
正しい判断をした人が、それを自分の弱さとして持ち続ける。この設定が、後の場面をまるごと決めています。
不真面目な兵士から上官へ
カルラを助けられなかったあと、ハンネスは立派な上官になりました。エレンたちの上官にあたる立場です。堅苦しい挨拶は慣れないという理由で、以前と変わらない関係を続けています。
エレンが拉致された場面では、ミカサとアルミンを励ましました。「昔から何度負けても何回も立ち上がって戻ってくる男だったぞ」とエレンのことを語っています。
同じ巨人の前に、もう一度立った
ライナーとベルトルトに拉致されたエレンを、仲間が一時的に取り戻します。ライナーが巨人を投げつけたことで、ミカサとエレンは馬から落ちました。
そこへ現れたのが、かつてカルラを食べた巨人です。ハンネスは二人を守るため、たった一人でその巨人に向かいました。
必死に戦いますが、うなじを切れずにもがいているところを掴まれます。エレンとミカサが見ている前で、ハンネスは食べられました。
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この場面が残酷なのは、ハンネスが同じ相手を選び直しているところです。
逃げた日と同じ巨人、守る相手も同じエレンとミカサ。
条件をそろえたうえで、今度は逃げなかった。
結果は最悪でしたが、ハンネスにとってはあの日の答え合わせでした。勇気が無かったと言い続けた人が、最後に自分で証明しています。
なぜダイナだったのか
カルライーターがダイナ・フリッツだったという事実は、この場面を単なる悲劇から因果の話に変えます。グリシャの先妻が、グリシャの後妻を食べていたことになるからです。
ダイナはジークの実母でもあります。エレンにとっては、母を奪った相手が異母兄の母だったという構図です。
フリッツ家は始祖の巨人の力を代々継承し、145代目のときに一部のエルディア人を連れてパラディ島へ逃げ込んだ一族でした。王家の血を引く巨人が、壁の中で無名のまま人を食べ続けていたことになります。
もう一つ、読者のあいだで繰り返し議論になる点があります。あのダイナ巨人は、エレン自身が導いたのではないかという読みです。始祖の巨人の力が時間を越えて働くという作りがあるため、母を食べさせたのがエレンだった、という解釈が成り立ちます。
作中で明言はされていません。ただ、この読みを知ったうえでもう一度あの場面を見ると、ハンネスの死の意味まで変わります。
まとめ
ハンネスを食べた巨人は、カルライーターと呼ばれるダイナ・フリッツです。エレンの母ではありません。
整理しておきます。
- 正体はダイナ・フリッツ。グリシャのマーレ時代の妻でジークの実母
- エレンの母カルラを食べた巨人と同一。カルラ本人ではない
- ハンネスはカルラのとき、エレンとミカサを連れて逃げている
- その負い目を抱えたまま、同じ巨人に一人で立ち向かった
- フリッツ家は始祖の巨人の力を継ぐ王家の血筋
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ハンネスの死は、エレンにとって二度目の同じ光景です。
同じ巨人に、目の前で大事な人を持っていかれる。
成長したはずのエレンが、何も変えられていないことを突きつける場面でした。
この直後にエレンが座標の力に触れるのは、無力を認めさせたうえでしか次へ進めないという作りだと思っています。
ハンネスの最期を無駄死にと見るか、あの日の続きと見るかで、この場面の重さがずいぶん違って見えます。
——あなたはハンネスの最期を、勝てない相手への無謀な特攻だと思いますか。それとも、逃げた日をやり直した行動だと思いますか。よければコメントで、どちらに近いか教えてください。
よくある質問
カルライーターという通称は、エレンの母カルラを食べたことから付けられた呼び名です。
Q. ハンネスを食べた巨人はエレンの母ですか。
A. 違います。エレンの母カルラを食べた巨人であって、カルラ本人ではありません。正体はダイナ・フリッツで、グリシャのマーレ時代の妻です。
Q. ダイナ・フリッツはジークとどういう関係ですか。
A. 実の母親です。グリシャとダイナのあいだに生まれたのがジーク・イェーガーで、エレンから見れば異母兄にあたります。
Q. ハンネスはなぜカルラを助けなかったのですか。
A. 近づく巨人を前に、エレンとミカサを連れて逃げる判断をしたためです。本人はのちに「俺に勇気がなかったからだ」と語り、その負い目を抱え続けました。
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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年9月19日


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