プレミアリーグ最終節のエスペリオン対青森星蘭戦は勝った方がリーグ優勝を手にするという熱いカードとなりました。
その結果や試合の流れ、この試合に対するそれぞれのチームやメンバーの準備などを紹介していきます。
目次
【アオアシ】青森星蘭はどんなチーム!?
青森星蘭は高校サッカー界で最強のチームでプレミアリーグ、インターハイ、選手権の3冠を目指しており、夏のインターハイは制しているチームです。
青森星蘭は雪国の高校なので、冬になるとまともに練習ができないチームなのですが、短い時間にいかに効率よく練習するか、一度監督に言われたことを徹底的に覚えるかなど、サッカーに異常な執念を持ったチームです。
また、過去にエスペリオンが大苦戦した船橋学園との試合でもプレミアリーグで当たった時に、ただ勝つだけでなく最も相手がダメージを受ける勝ち方を目指し、そのチームに対して永遠に勝ち続けられる為に戦うなど、勝利への執念もとてつもないチームです。
【アオアシ】青森星蘭の主力選手!
青森星蘭には主に3人の中心選手で成り立っているチームです。
その3人はゴールキーパーの槇村、中盤の北野、フォワードでキャプテンの羽田です。
まずは槇村ですが、槇村はジュニアユースまではエスペリオンに所属していた選手だったのです。
しかし、身長が伸びなかったことでユースに昇格できず、青森星蘭に進学した過去があり、エスペリオンをとても恨んでいます。
ユース昇格ができないと伝えられた時も、出来るだけ厳しい環境に行きたいと青森星蘭を選択し、入学当初から厳しい練習で自分を落ち込み、エスペリオンを見返す為に努力した結果、U-18日本代表の正ゴールキーパーになるまで成長したのです。
続いて羽田ですが、羽田はアシト達エスペリオンが代表メンバーがいない間に戦った東京VANSユースに所属していた元ユースという変わった経歴の選手です。
東京はなんでもあり便利だし、Jリーグのユースだと設備も整っており恵まれた環境にずっといたせいで、その環境に甘えてしまい、自分を変える為に青森星蘭に転入したのです。
青森に来た当初は青森の雪だらけの環境に絶望していた羽田ですが、そこで必死に練習し強くなり、キャプテンに就任しました。
最後に北野ですが、北野は高校1年生ながら卒業後のプロ入りが内定している天才プレイヤーです。
当然U-18日本代表にも選ばれており、現在のU-18日本代表は北野世代と呼ばれるほどに中心選手となっています。
また、アシトと同じ俯瞰の目を持っており、上級生にもガンガン指示を出しチームの心臓のような選手です。
後述する青森星蘭のまさかの戦術は1年生でありながら北野をチーム全員で支えるという驚きの戦術でした。
【アオアシ】vs青森戦!エスぺリオンのスタメンは?
対するエスペリオンのスタメンは、元々のレギュラー組と1年生が多数のサブ組が入り混じったメンバーとなりました。
ゴールキーパーは怪我から復帰した正ゴールキーパーの秋山です。
ディフェンスラインの4人はU-18日本代表組の山田と阿久津、そして1年生のアシトと冨樫です。
中盤3人は、代表落選から一皮向けた桐木、1年生の大友とレギュラーの小早川の代わりに経験豊富な馬場が出場します。
前線3人はU-18日本代表の高杉と1年生ながらレギュラーの遊馬、そしてプレミアリーグ初出場の橘です。
【アオアシ】エスぺリオンvs青森星蘭!前半戦のハイライト!
前半の開始直後は青森星蘭の用意してきた戦術がハマります。
それは昔ながらのシンプルなマンマークです。
キャプテンの羽田を足元の技術がエスペリオンで1番劣るアシトのマンマークに付けることにより、アシトからボールを確実に奪うというものでした。
また、エスペリオンがボールを持ったらとにかく右サイドバックの山田にはボールを出させないようにすることで、アシトにボールが集まりやすくさせました。
それに対してエスペリオンはゴールキーパーの秋山が高い位置を取り、パスの受け手になることでマンマークを掻い潜りました。
エスペリオンのこの作戦は、ゴールキーパーながら足元の技術がとても高い秋山だからこそできたことです。
この作戦で一時は攻勢に出たエスペリオンでしたが、槇村の壁を越えられず、北野を中心とした青森の攻めに苦しみます。
福田監督が授けた馬場と橘をキーにした作戦によりなんとか反撃の一手は打ち、0対0で前半を折り返します。
【アオアシ】エスぺリオンvs青森星蘭!後半戦のハイライト!
エスペリオンは前半最後に活躍した橘と馬場を下げてディフェンスの朝利と志村を投入します。
後半開始から青森星蘭が前半に引き続き攻勢を仕掛けますが、出場した志村が攻撃を完全に止め切ります。
青森星蘭の攻めの手が緩んだところでエスペリオンの奇策が明らかになります。
それはディフェンスの冨樫をワントップに置くポストプレーでした。
冨樫のフィジカルの強さはもちろんのこと、アシトを参考に練習し続けた視野の広さを福田監督に買われての起用でした。
これによりエスペリオンが攻める時間が続きます。
この流れのまま、アシトのアシストから遊馬が見事なループシュートで先制点を奪います。
先制点を取った勢いで攻め続けるエスペリオンですが、今度は青森星蘭が奇策に打って出ます。
それは2001年ジュビロ磐田がレアル・マドリードに勝つためだけに考えたN-BOXという作戦です。
この戦術によりエスペリオンの守備を無力化し同点に追いつきます。
失点後、アシトはサイドバックとして中に入ってプレーすることを監督に要望し、北野と肩を並べるべく、覚醒します。
フィールドの選手全員の矢印で意思や試合の流れを読み取り、相手が最も嫌なタイミング、スピード、角度、位置で中に入っていきます。
それはアシトが攻守コンプリートを言語化して掴んだ、中で試合を作るサイドバックの形でした。
そしてあれだけ犬猿の仲だった阿久津との連携でエスペリオンが逆転ゴールを奪います。
また、プレーとは別に阿久津は物語の序盤でアシトが母親に買ってもらったスパイクを馬鹿にしたシーンがありましたが、この試合中に新調したアシトのスパイクを見て「いいスパイクだな」と褒めます。
ここから阿久津はアシトのことをようやく仲間として認めたということがわかります。
【アオアシ】エスぺリオンvs青森星蘭結果は?熱い戦いを制したのはどっち!?
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後半アディショナルタイムの阿久津の逆転ゴールの直後、試合終了の笛が鳴り2対1でエスペリオンが逆転勝ちを収めました。
この勝利により、西の王者であるガノン大阪とのチャンピオンシップへの出場権を手にしました。
まとめ
このエスペリオン対青森星蘭では、試合内容だけでなく様々なシーンが描かれました。
アシトの覚醒により、ずっと天才と片づけられてきた北野の喜びや、阿久津が苦しい過去を乗り越え、さらに強くなって帰ってきたりと、今後のエスペリオンの成長がより楽しみになるものでした。
その上でアシトと阿久津が連携を取りチームが勝利した事は、トップ昇格を目指すエスペリオンメンバーにとっても大きなことだったのではないでしょうか。
280話のタイトルがJユースvs高校編完と付いていることや、トップチームの監督であるガルージャにアシトが呼び出されたことから、次はトップチームでの戦いが描かれることになるのかもしれせん。
そうすれば、トップに昇格している栗林や義経の活躍も再び見れることでしょう。

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