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アシトのスパイクは誰からなのか
結論から言うと、アシトが東京で履いているスパイクは、母・紀子が上京の日に渡した新品です。手紙と預金通帳と一緒に、兄の瞬から手渡されました。
このスパイクは、アオアシの中で2度、大きな意味を持ちます。1度目は、愛媛を出る電車の中。2度目は、ずっとアシトを嫌っていた阿久津が「いいスパイクだな」と言う場面です。この記事では、1話のボロボロのスパイクから、母が渡した新品、そして阿久津の一言までを、スパイクを軸に順に見ていきます。
この記事でわかること
- 1話でアシトが履いていた、ボロボロのスパイク
- 上京の日に母が渡した、新品のスパイクと手紙と通帳
- 「ずっと買ってあげられなくてごめんね」に込められたもの
- 27巻278話、阿久津の「いいスパイクだな」の意味
スパイクが出てくる場面を一覧で見る
| 場面 | 話数 | 何が起きたか |
|---|---|---|
| 中学最後の県大会 | 1話 | ボロボロのスパイクと母をばかにされ、相手GKに頭突きして退場 |
| 上京の日 | 原作19〜22話/アニメ5話 | 母が新品のスパイクを、手紙と通帳と一緒に渡す |
| 青森星蘭戦 | 27巻278話 | 阿久津がアシトのスパイクを見て「いいスパイクだな」 |
1話、ボロボロのスパイク
物語の始まりで、愛媛の中学生だったアシトのスパイクはボロボロでした。母の紀子は愛媛で飲食店を営み、女手一つでアシトと兄の瞬を育てています。新しい道具を買う余裕のある家ではありませんでした。
中学最後の県大会で、アシトは相手のゴールキーパーにそのスパイクを笑われます。そこまではこらえていたアシトでしたが、母の仕事まで悪く言われたところで、頭突きをしてレッドカードで退場しました。自分のことを言うのはいい、母は関係ない。アシトが手を出した理由は、それでした。
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1話のボロボロのスパイクは、貧しさの印として置かれています。
そして、それを笑われたときにアシトが怒ったのは、自分ではなく母のためでした。
スパイクは最初から、アシトと母をつなぐ道具として描かれていたと思っています。だから、あとで新品のスパイクが出てくる場面が効いてきます。
上京の日、母が渡した新品のスパイク
エスペリオンのユースに入ると決めたアシトに、紀子はなかなか向き合おうとしませんでした。アシトが花との電話で、母に楽をさせたい、でも負担になるならと話しているのを聞いてしまい、面と向かって話したら涙をこらえられないと分かっていたからです。
上京の日、駅のホームにも紀子は来ません。見送りにも来ないのかと瞬がこぼしますが、瞬は母から荷物を預かっていました。中に入っていたのは、新品のスパイクと、手紙と、預金通帳でした。スパイクには「ずっと買ってあげられなくてごめんね」という言葉が添えられています。
手紙には、生活費はここから出すようにということと、直接は言えなかった思いが書かれていました。その最後の言葉が「あんたはとっくに、あたしの誇り」です。プロになろうとなるまいと関係ない、という言葉のあとに続くこの一文で、こらえていたアシトは電車の中で泣き崩れます。アニメでは第1期の5話「オレンジ色の景色」で描かれました。
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通帳は東京で暮らすため、手紙は迷ったときのため、スパイクは東京で戦うためのものです。
そして「ごめんね」が付いていたのは、スパイクだけでした。
1話でアシトが母のために怒った、あのボロボロのスパイクへの返事が、この新品だったと読んでいます。
278話、阿久津の「いいスパイクだな」
このスパイクが、もう一度大きな意味を持つのは、ずっと先の青森星蘭戦です。27巻278話で、阿久津はアシトのスパイクを見て「いいスパイクだな」と言います。
阿久津は、セレクションで出会ってからずっとアシトを嫌い、暴言をぶつけてきた先輩です。その阿久津も、母子家庭で育ち、母との関係に長く苦しんできました。同じ母子家庭で、母に愛されて育ったアシトは、阿久津にとって見ていられない存在でもありました。
青森星蘭戦のさなか、母との確執を越えた阿久津は、覚醒したアシトを認めます。そのとき口にしたのが、母がアシトに買ったスパイクへの一言でした。アシトそのものではなく、アシトの母が渡したものを褒めたところに、この台詞の重さがあります。
まとめ|アシトのスパイク
アシトが東京で履いているスパイクは、母・紀子が上京の日に渡した新品です。
- 1話では、ボロボロのスパイクと母をばかにされて相手GKに頭突きし、退場した
- 上京の日、母は新品のスパイクを手紙と通帳と一緒に瞬に託した(原作19〜22話/アニメ5話)
- スパイクには「ずっと買ってあげられなくてごめんね」、手紙には「あんたはとっくに、あたしの誇り」
- 27巻278話の青森星蘭戦で、阿久津がそのスパイクを見て「いいスパイクだな」と言った
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1話、上京の日、278話と、スパイクは3回、物語の節目に出てきます。
笑われたスパイク、贈られたスパイク、認められたスパイク。
アシトが母からもらったものが、ほかの人にもようやく届いていく順番になっていると思っています。
阿久津の一言を、アシトを認めた言葉と見るか、自分の母とのことに区切りをつけた言葉と見るかで、278話の読み方が変わってきます。
——あなたは「いいスパイクだな」を、アシトへの言葉だと思いますか。それとも、阿久津自身への言葉だと思いますか。よければコメントで教えてください。
よくある質問
アシトのスパイクは、誰から贈られたのかと、阿久津の「いいスパイクだな」が何話かをよく聞かれます。短く答えておきます。
Q. アシトのスパイクは誰からもらったものですか
A. 母の紀子からです。上京の日、手紙と預金通帳と一緒に、兄の瞬を通して渡されました。
Q. 母がスパイクを渡すのは何話ですか
A. 原作では19〜22話にかけて描かれます。アニメでは第1期の5話「オレンジ色の景色」です。
Q. 阿久津の「いいスパイクだな」は何話ですか
A. 27巻の278話です。青森星蘭戦の中で、阿久津がアシトのスパイクを見て言います。
Q. 1話でアシトが退場したのはなぜですか
A. 相手のゴールキーパーにボロボロのスパイクを笑われ、母の仕事まで悪く言われたからです。頭突きをしてレッドカードを受けました。
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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年10月1日


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