【ゴルゴ13】かっこいい過去が明らかに!出生の謎と愛した女性の正体とは? | 漫画コミック考察ブログ

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【ゴルゴ13】かっこいい過去が明らかに!出生の謎と愛した女性の正体とは?

ゴルゴ13 愛と過去
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この記事を読むとわかること
  • ゴルゴ13の出生地は謎のままです
  • 芹沢五郎の家族は惨殺されました
  • ゴルゴ13の正体は意外な人物です

射撃は五輪ゴールドメダリストが尻込みする狙撃をし遂げ卓越した身体能力から混血かとも思わせるゴルゴ13ですが『デューク東郷』と名乗り日本人かとも言われます。

 

2001年実施の読者投票では『第59話 日本人・東研作』が1位となりました。

ゴルゴ13が日本人であって欲しい読者の願望の結果かも知れません。

 

 今回はゴルゴ13のルーツ、過去等について触れたいと思います。

 

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ゴルゴ13は、いつ、どこで生まれたの?

 諸説はあるものの不明です。

 

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ゴルゴのルーツは誰なの?

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ゴルゴ13=東研作 説(第59話 日本人・東研作)

 世界的ジャーナリスト・マンデイ・ワシントンが来日します。

ゴルゴ13のルーツに迫る資料を入手したので、 調査の上、出版しようと来日したのでした。

ジャーナリスト大山英雄の協力を得て東研作が10歳の頃、母と母の愛人を射殺したと知り

彼こそゴルゴ13に相応しいと調査を進めます。

 

 射殺事件後、東研作は遠縁の伊藤元陸軍大佐に引き取られ文武を叩き込まれるのですが、

 伊藤は陸軍中野学校の陰の創始者のひとりでした。

 伊藤は敗戦後もGHQの庇護下で暗躍し その配下として群を抜いていたと元同僚から聞きます。

しかし、伊藤元大佐が現れ『東研作は赴任先のトルコでCIAに射殺された』と告げられます。

ゴルゴ13を調査したマンデイ・ワシントンが殺されず に居ることからも東研作はゴルゴ13ではないようです。

 

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ゴルゴ13=芹沢五郎 説(第100話芹沢家殺人事件)

2001年の読者投票では3位、2018年の読者投票では『日本人・東研作』より上位でした、

 単純に順位を2で割ると両者は全くの互角です。

 

 敗戦後間もない昭和21年に起きた一家惨殺事件。

 父親と兄4人は殺され生き残ったのは8歳の五郎と6歳の妹だけ。

しかも妹・ひろ子はばあやとともに行方不明のまま。

 

 時効後も執念を燃やす元刑事が出した結論とは?

 一家は全員が暗殺者で事件前に死亡した母親は任務に失敗し家族に殺され

母親の殺害されるのを見た五郎が父親と兄4人を殺害したのだと。

 元刑事はゴルゴ13に芹沢五郎か否かを教えてから自身を殺せと依頼します。

 答えは『教えない』でした。

 

ただ、芹沢五郎の両親は日本人です。

CIAの依頼でゴルゴ13を騙し、血液のルーツを調べた血液学者の結論は『ゴルゴ13のルーツは日本とバイカル湖周辺』でした,

つまりは混血です。

 (増刊34話 血液サンプルG)

 芹沢五郎の両親に隠された恋はなかったでしょうか?

ゴルゴ13が時おり見せる優しさと人間味をみると、 全ての繋がりを絶ち切って修羅の道を行く芹沢五郎こそ ゴルゴ13と思いたいのですが。

 

帝政ロシアの陸軍少尉アレクセイ・スメルジャコフは日本に亡命し反共活動を展開するが

1939年に逆スパイと疑われ函館に軟禁されます。

 

 彼を監視する任務を帯びて小柳美沙がアレクセイと結婚しますが、100メートル走、水泳、馬術、射撃の五輪候補だった父と語学に堪能だった母の血を受け継いで1940年に息子が生まれます。

 

1956年にナホトカで撮られた写真の息子は ゴルゴ13に酷似しています。

 

 又、ゴルゴ13には右手が突然痺れる持病があり アレクセイには年に1度右半身が麻痺する持病がありました。

 

ゴルゴ13への影響力確保のため自衛隊が送り込んだ要員が次々と殺されるのも

調べられるのを嫌うゴルゴ13らしいと言えます。

 

ただ、眉唾ものの感があり決定的なものがありません。

 

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ゴルゴ13=五島貴之 説(第141話 蒼狼漂う果て)

 中国、ソ連、アフガニスタン国境で被曝した元日本軍将校五島秀之ををモサドが保護し息子政之に知らせます。

 

ユダヤ国民年金支部長の政之は父親を匿い、 秘密核実験の発覚を怖れる中国からの刺客を

倒すのをゴルゴ13に依頼します。

 

 政之は父から二・二六事件からシルクロードへと拡がる壮大な昭和史を聞かされるが

 それはもうひとりの息子貴之の物語でもありました。

 

 父の秀之は日中のハーフで母はロマノフ王朝の末裔。

 貴之は日中のハーフと✖プロイセン(ロマノフ家)となりますが祖母は清朝の血を引いており『ゴルゴ13の血は日本とバイカル湖周辺』とは合致しません。

 

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ゴルゴ13=東郷狂介 説(第168話 毛沢東の遺言)

 死の床についた中国革命の指導者のひとり葉剣英は毛沢東の遺言の実行を人民解放軍国防情報局に命じます。

 遺言は毛沢東が保護し英才教育を施していた日本人孤児 小東郷を捜すことでした。

 小東郷(東郷狂介)の父は東郷平八郎の妾腹の孫。

 妾はロシア人にレイプされています。

そして狂介の母はチンギスハーンの末裔。

 

ゴルゴ13には毛沢東を評価する発言もあり血のルーツにも矛盾しません。

 中国の調査はゴルゴ13が小東郷(東郷狂介)だとの結論に達しますが調査した要員は全てゴルゴ13に殺されるのも ゴルゴ13のスタイルに合致します。

 

 狂介の父親宗介がゴルゴ13に『お前が狂介だ』といい放ちますが過去を追えば父親さえもゴルゴ13は許しません。

 

ゴルゴ13は東郷狂介だと思います。

 

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ゴルゴ13=東郷英治 説(第187話 河豚の季節)

かって日本外務省には満州にユダヤ人を受入れようとする フグ計画がありました。

ゴルゴ13は日本在住のユダヤ人死の商人マインベルグ殺害をリビアのカダフィから請けます。

それと知ったマインベルグは ゴルゴ13こそ生き別れた甥・東郷英治だと確信するに至ります。

マインベルグはゴルゴ13を上海に呼び出し自分が伯父であることを告げるのですが。

 

 東郷英治はイスラエル軍に従軍し第三次中東戦争で所属部隊が潰滅、行方不明となりました。

 時期的にゴルゴ13である可能性は低いようです。

 

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グレゴリー・皇士・東郷=ロマノフ 説 (第262話 すべて人民のもの)

 帝政ロシア最後の皇帝ニコライ2世は1918年7月 革命の混乱の中、暴徒に殺害されますが彼には4人ではなく5人目の皇女がいました。

 戦犯として勾留中の東條英機救出に失敗した東郷麟三は ロシアに逃れ彼が5番目の皇女ドーラを救出します。

やがて二人の間に愛が芽生え グレゴリー・皇士・東郷=ロマノフが生まれます。

グレゴリーとは神聖ローマ帝国皇帝をその眼力で へこませたローマ法王グレゴリー7世にちなむと言われています。

 

 時価にして米国の国家予算に匹敵する莫大なロマノフ王朝の遺産の継承者として父・麟三の文武両道とサムライとしての心ばえ母・ドーラの眼力と優しさそれらを受け継いだのがゴルゴ13なら壮大にして素敵な物語なのですが。

 

 血のルーツもロマノフ家はプロイセン人ですし調査を進めるフェイスと秘密を漏らした母・ドーラを スコープに捉えながら殺害しなかったことからも残念ながらゴルゴ13はグレゴリー・皇士・東郷ではありません。

 

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ゴルゴ13=東堂高志 説(第270話 禿鷲伝説)

ペレストロイカにより過去のゴルゴ13への依頼が表沙汰になることを怖れたKGBはゴルゴ13抹殺に踏み切ります。

 引退していた元KGBのイワン・コズロフが本部の密命を受け乗り出しまが イワンは東堂高志の存在を知り、彼こそゴルゴ13では?と思うに至ります。

 東堂高志は関東軍所属の卍機関の長・東堂征一郎の息子で5歳のおり姉・千春を凌辱したソ連兵を射殺し逃亡。

助けられた馬天明の下で四拳流拳法、短刀術を習得。

 

 匪賊黒龍団では射撃を学び、後にFBI捜査官に『ゴルゴ13に匹敵すると』と言わせた

 スナイパーです。

しかし、米軍の調査によりゴルゴ13の格闘技は日本の古流柔術に独自の工夫を重ねたものと判明しており裏切ったグエンが殺されなかったことからも ゴルゴ13は東堂高志ではありません。

 

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ゴルゴ13=東郷俊太郎 の息子 説(第452話 亜細亜の遺産)

 大平洋戦争に敗れ、占領政策により軟弱化してゆく祖国を憂えて元軍人が創設した黒田機関。

 創設者の父の仇を討とうとする娘はゴルゴ13に行きつきます。

 

ただ、この物語ではゴルゴ13自身が『東郷俊太郎の息子ではない』と明言しています。

 

 日本の古流柔術戸田流兵法に寸鉄がありますが この作品で寸鉄を取り上げているのが

印象深いだけのような気がしています。

 

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ゴルゴ13のお蔵入りになったイランのエピソードって何?『第237話 幻(ダミー)の栽培』

イラン・イラク戦争は膠着化して疲弊するばかり。

イラン革命防衛隊幹部のガラパギは最高指導者ホメイニ師に直訴を試みるのですが。

 

ホメイニ師は老衰もあり昏睡状態で側近達に仕立てられた影武者が居たという衝撃のストーリー。

 

 小説・悪魔の詩の作者がホメイニ師により死刑を宣告されたり翻訳者が殺害されたりと不穏な情勢だったので お蔵入りはやむを得なかったのではないでしょうか。

 

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ゴルゴ13に家族は居るの?(第562話 Gの遺伝子)

ゴルゴ13の娘だと言われたフランスの女生徒がいましたがDNAの一致は輸血によるものとゴルゴ13が断言しています。

 

ゴルゴ13の家族と思われる芹沢家の人々も殺され、自殺し一家は根絶やしとなっています。

 

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ゴルゴ13が愛した女性は?(第81話 海へ向かうエバ)

カジノで再会したゴルゴ13と女暗殺者のエバ。

 『あれから何年になるのかしら?』とエバ。

 『3年と6ヶ月だ』とゴルゴ13が応えます。

どこぞの文学賞も及ばない煌めくような物語ではないでしょうか。

 間違いなくゴルゴ13が愛した唯ひとりの女性が エバ・クルーグマンです。

 

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終わりに

『海へ向かうエバ』は ゴルゴ13に額を撃ち抜かれたエバを乗せた小クルーザーが

 なをも沖へ向かう場面で終わります。

 

はかなくも美しいエンディングですが・・・

 

私は信じ切っています。

木を隠すのは森がいいと云います。

 

エバ殺害は偽装で、エバはカプリ島かシシリー島の某所でゴルゴ13への恩義を忘れないマフィアに護られ無事で居ると。

ゴルゴ13との間に息子がうまれているかも知れません。

 

それでは今日はこの辺りで。

この記事のまとめ
  • ゴルゴ13の出生は不明である
  • 東研作説と芹沢五郎説
  • ゴルゴ13が愛した女性はエバ
  • ゴルゴ13の家族は根絶やしに
  • ゴルゴ13のルーツは混血である
  • 殺人事件から見える過去の影
あいり
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