本ページはプロモーションが含まれています
ゴルゴ13の名言で、いちばん有名なのはどれか
結論から言うと、いちばん有名なのは、一流の条件を才能10%・努力20%・臆病さ30%・運40%と配分した名言で、66巻「ロックフォードの野望」の台詞です。
一流のプロになる条件を聞かれたゴルゴが答えた言葉で、強さの秘密を「臆病さ」と「運」に置いたところが、半世紀以上たっても引用され続ける理由です。この記事では、ゴルゴ13の名言を、言葉をそのまま並べるのではなく、何を言ったのかと出てくる巻・場面で整理します。
この記事でわかること
- 10%の才能の名言が出てくる巻と場面
- 臆病さ・背後・握手など、ゴルゴの生き方を表す名言
- 仕事に生かせると言われる名言と、女性への名言
- 出てくる巻とエピソードの一覧
- 犬の名言の出どころ
- 最新刊と、作者が亡くなったあとの連載
名言と出てくる巻の一覧
かぎ括弧は作中の言葉そのまま、それ以外は言葉の中身の要約です。
| 名言の中身 | 出てくる巻・話 |
|---|---|
| 一流の条件は才能1割・努力2割・臆病さ3割・運4割 | 66巻「ロックフォードの野望(謀略の死角)」 |
| 生き残れたのは、うさぎのように臆病だから | ビッグコミック1975年10号 |
| 前金を見せられて、領収書は要らないだろうと返す | 1巻「ビッグ・セイフ作戦」 |
| 経験豊富を装う女性工作員の芝居を見抜く | 23巻「潜入者の素顔」 |
| 自分の目で見たことしか信用しない | 59巻「アルヘンチーノ・ティグレ」 |
| 「二度の偶然はないっ!!」 | 122巻「リスキー・ビジネス」 |
| 思い出は懐かしむだけにしておけ | 143巻「百人の毛沢東」 |
| 未熟な者に、いつかは訪れない | 147巻「三人の狙撃手」 |
| 依頼主の正義は、その者たちだけの正義ではないか | 148巻「装甲兵SDR2」 |
| 自分は一人の軍隊だ | 149巻「激突!AK-100 vs M-16」 |
| 「善意に甘えるほど危険なものはない」 | 155巻「一射一生」 |
| 闇を作るのもまた人間だ | ビッグコミック2011年13号 |
10%の才能は、一流の条件を聞かれた答え
66巻「ロックフォードの野望(謀略の死角)」で、依頼主のローゼンはゴルゴに、一流のプロになるには何が要るのかを尋ねます。ゴルゴの答えが、あの配分でした。
才能は1割、努力でも2割。いちばん大きな割合を占めるのは「臆病さ」と「運」です。超一流の狙撃手が、自分の腕前を1割しか数えていない。この謙虚さとも冷たさともつかない計算が、ゴルゴという人物をよく表しています。ビジネス書や講演で何度も引かれてきたのも、この名言です。
僕はこう読む
この配分の面白さは、自分で動かせるのが「努力」と「臆病さ」の5割だけというところです。
残りの半分は、生まれつきの才能と、どうにもならない運。
半分しか動かせないと分かっているから、その半分を一切手放さない。ゴルゴの準備の異常な細かさは、この計算から来ていると思っています。
臆病さと背後の名言 ― ゴルゴが生き残る理由
10%の才能と並んで有名なのが、臆病さを語った名言です。ビッグコミック1975年10号で、ゴルゴは自分が生き残ってきた理由を、うさぎのように臆病だからだと少しも飾らずに語りました。強すぎるのは弱すぎるのと同じく命を縮める、と続けたことから、退く勇気の名言として紹介されることも多い言葉です。
その臆病さが形になっているのが、背後と握手の決まりごとです。背後に立たれると本能的に相手を排除してしまうから、先に立つなと警告する。利き腕を人に預けるほど自信家ではないから、握手もしない。どちらも強いからではなく、臆病だからの決まりごととして語られています。
この2つが有名になったのは、超一流の狙撃手が、自分の行動の理由をいつも弱さの側から説明するからだと思います。強さを誇る台詞ではなく、用心の理由を語る台詞だから、読者は自分の仕事や暮らしに引き寄せて読めるのでしょう。
仕事に生かせると言われる名言
ゴルゴ13の名言がビジネスの場で好まれるのは、依頼を受けて確実にやり遂げる、という仕事の話だからです。作者のさいとう・たかをさんも、台詞はすべて自分の言葉だと語っていました。
| 名言 | 場面 |
|---|---|
| 善意に甘えるほど危険なものはない | 155巻。宇宙での衛星破壊に備えて入門した弓術道場で、師匠が授業料を断ったときに返した |
| 二度の偶然はないっ!! | 122巻。H2Aロケットの打ち上げ妨害で、ロケットに鳩が近づいた瞬間に叫び、妨害電波の装置を撃ち抜いた |
| 俺は……この目で見た事しか、信用した事がない…… | 59巻。死んだはずの元アルゼンチン大統領が生きていると聞かされて |
| 未熟な者に、”いつか”は、決して訪れない | 147巻。コンゴの大統領警護で、「いつか」を語った兵士の死に際に |
| たしかに……領収書はいらないだろうね? | 1巻。イギリス諜報部が報酬を全額前金で払うと言い、現金を見せたときに。連載初期のよくしゃべるゴルゴ |
ほかにも、仕事の流儀を語った言葉がよく引かれます。中身で分けると次の3つにまとまります。
- 顧客との距離……どんな権力でも特定の相手を顧客に持たない、仕事を二重に引き受けない
- 仕事の構え……依頼者が求める技量と価値観を身につける、撃つときにおしゃべりはしない、感情と規律は別物、誇りも過ぎれば傲慢
- 観察と習慣……守りの固い場所ほど脱出の備えは甘い、絵の真贋は分からなくても人の目の動きの真贋は分かる、どこでも眠れる、立っていても話は聞ける
僕はこう読む
どこでも眠れる、立っていても話は聞けるという言葉は、名言というより生活の一言です。
けれど、相手の用意した椅子や寝床に頼らないという意味では、握手をしないのと同じ線の上にあります。
ゴルゴの名言は、大きな哲学より、小さな習慣のほうが本人をよく語っていると思っています。
女性への名言
名言と女で検索されるほど、女性とのやりとりの台詞もよく知られています。中身は、女は信用しないという突き放し、気に入った娘がいたら声をかけてと言われて相手本人でもかと切り返す一言、そして23巻で素性を探りに近づいた工作員に、経験の浅さを見抜いて白けると告げる場面です。
短い返しで相手の誘いも探りも外してしまう。口数が少ないぶん、一言の切れ味で女性との場面を終わらせるのがゴルゴです。色気のある場面ほど警戒を解かないところに、背後に立たせない男の用心深さがそのまま出ていると読めます。
正義と人間についての名言
148巻「装甲兵SDR2」で、戦闘ロボットのデモのためにテロリストを集めた島で、ゴルゴは依頼主側の幹部に、その正義はお前たちだけの正義ではないのかと問いかけます。依頼を受ける側でありながら、依頼主の正義をうのみにしない姿勢が出た言葉です。
143巻「百人の毛沢東」では、毛沢東のクローンで反乱を企てた老将軍を撃ち、死にゆく相手に、思い出は懐かしむだけにしておけと告げています。ビッグコミック2011年13号では、ゴルゴの狙撃記録を手に入れた告発サイトの運営者に、闇を作るのもまた人間だと言い切りました。闇を暴こうとする側にも闇を作る側の顔がある、という指摘で、正義を疑う148巻の言葉と同じ根から出ていると思います。
犬の名言はゴルゴ13の台詞か
ゴルゴ13の名言として、犬についての言葉が探されることがあります。子が生まれたら犬を飼えば、犬は子を守り、やがて友となり、子が多感な年頃に死んで死の悲しみを教えてくれる、という中身の言葉です。
この言葉はゴルゴ13の名言として出回っていますが、作中のどの巻・どの話の台詞なのかは示されていません。子育ての言い伝えとして昔から知られる、子供が生まれたら犬を飼いなさいという言葉と、ほぼ同じ中身です。ゴルゴの台詞として引くときは、出てくる話がはっきりしている上の名言を使うほうが確かです。
最新刊と、作者が亡くなったあとの連載
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| 連載 | 小学館「ビッグコミック」で1968年から連載中 |
| 最新刊 | 222巻(2026年9月4日発売・リイド社 SPコミックス) |
| 作者 | さいとう・たかを。1936年、和歌山県生まれ。1955年デビュー |
| 作者の死去 | 2021年9月24日、すい臓がんのため84歳で死去 |
| いまの連載 | 本人の遺志で、さいとう・プロダクションと脚本スタッフ、編集部が続けている |
| 記録 | 2021年、201巻で「最も発行巻数が多い単一漫画シリーズ」としてギネス世界記録に認定 |
ゴルゴ13は、作者が亡くなったあとも止まらずに続いています。もともと脚本協力や作画を分野ごとのプロが受け持つ分業で作られてきた作品で、さいとう・たかをさんは全体の指揮と構成を担っていました。名言はこれからも、新しい巻の中で増えていきます。
まとめ
ゴルゴ13の名言でいちばん有名なのは、66巻「ロックフォードの野望(謀略の死角)」の、一流の条件を才能10%・努力20%・臆病さ30%・運40%と配分した言葉です。
- 10%の才能は、一流の条件を聞かれたゴルゴの答え(66巻)
- うさぎのように臆病だから生き残る。背後に立たせない、握手をしないのも同じ理由
- 「善意に甘えるほど危険なものはない」(155巻)、「二度の偶然はないっ!!」(122巻)は仕事の名言として人気
- 女性には、信用しないという突き放しと短い切り返し
- 犬の名言は、作中のどの話の台詞かが示されていない
- 最新刊は222巻(2026年9月4日)。作者の死去後も連載は続いている
僕はこう読む
ゴルゴの名言を並べてみると、自分を大きく見せる言葉が1つもありません。
才能は1割、自分はうさぎのように臆病、利き腕を預けるほど自信家じゃない。
最強の男の名言が、どれも自分の弱さの話になっている。そこが、半世紀たっても読まれ続ける理由だと思っています。
臆病さを4割の運と並べる人もいれば、才能の1割に目を留める人もいます。同じ言葉でも、どこに引っかかるかで読み方が変わります。
——あなたは、10%の才能の名言でいちばん大事なのは30%の臆病さだと思いますか。それとも40%の運だと思いますか。よければコメントで教えてください。
よくある質問
ゴルゴ13の名言について、よく聞かれる点を答えます。
Q. 「10%の才能と20%の努力」の名言は何巻ですか。
A. 66巻「ロックフォードの野望(謀略の死角)」です。依頼主のローゼンに一流の条件を聞かれて答えました。
Q. 「うさぎのように臆病」の名言はどこで出てきますか。
A. ビッグコミック1975年10号です。「強すぎるのは弱すぎるのと同様に自分の命をちぢめる」と続きます。
Q. ゴルゴが握手をしないのはなぜですか。
A. 「利き腕を人にあずけるほど、俺は自信家じゃない」からです。利き腕をふさがれる一瞬を作らないためです。
Q. 犬の名言はゴルゴ13の台詞ですか。
A. ゴルゴ13の名言として出回っていますが、作中のどの話の台詞かは示されていません。子育ての言い伝えとして知られる言葉とほぼ同じです。
Q. ゴルゴ13の最新刊は何巻ですか。
A. 2026年9月4日に出た222巻です(リイド社 SPコミックス)。
Q. 作者が亡くなったあとも連載は続いていますか。
A. 続いています。さいとう・たかをさんは2021年9月24日に亡くなりましたが、本人の遺志でスタッフと編集部が連載を続けています。
名言の出てくる話の先へ。名作エピソードの順位、正体の候補、強敵との戦いへ。
名作の並び神回!名作エピソードランキングTOP10!かっこいいシーンや隠れた名エピソードも徹底紹介!ゴルゴ13の名作10選を並べました。
正体の候補正体は誰なのか?出生は明かされず、東研作・芹沢五郎など候補の過去を並べました!ゴルゴの正体は作中で明かされず、候補が何人も描かれます。
この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年10月10日

コメントを残す