- 千空がNASAにメールを送信した
- Dr.Xからの驚きのアドバイス
- 千空とゼノが無言で対峙した
スタンリーの命令により、ゼノから脱走してきたと芝居を打って、ペルセウスにスパイ潜入の成功を果たした意識高い系の美少女ルーナ。
彼女のミッションは、ゲンが教えたDr.大樹を見つけて、スナイプするスタンリーに合図を送ることでした。
長期戦を覚悟したルーナは大樹といきなり遭遇して慌てますが、そこにキレイな千空が現れて、ゼノの情報を教えやがれとストレート過ぎる質問をされてしまいます。
ここはおもてなしのプロであるフランソワによる懐柔策で、千空は誰もが大好きアイスクリームを作ります。
甘いアイスの香りに有機化学の醍醐味を語る千空。
ルーナはゼノの言葉を借りて「エレガント」と褒めますが、それを聞いた千空の表情が変わります。
千空はDr.ゼノがNASA出身の科学者にして、自分の師匠にあたる人物だと告白するのでした。
目次
『Dr.STONE(ドクターストーン)』156話のネタバレ
Dr.STONE(ドクターストーン)155話でDr.ゼノは千空のロケット作りの科学の師匠に当たる男ってどういうことでしょう!?ゼノは有名人?千空がNASAに憧れていただけか?どういうことか気になりますね!https://t.co/tr0Gs9pAFO pic.twitter.com/zL6q6jkECn
— マンガタリー (@mangatalie) June 21, 2020
それではDr.STONE(ドクターストーン)第156話『Z=156 二人の科学者』の要点をまとめてみました。
千空に科学の師匠がいたという衝撃のラスト。
久々のセンターカラーは、その師を仰ぎ見る千空と月夜をバックに聳え立つゼノ。
ストーンワールドでの思わぬ因縁に千空は何を思うのでしょうか?
時間のない場合は目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
千空10歳の記憶
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それは幼い日の記憶で千空と大樹が10歳の時です。
河川敷でロケットノズルの実験に失敗する千空。
ロケット工学入門書を読んでも理解の出来ない大樹でしたが、千空はパソコンでロケットの秘密を検索中です。
しかし画面をよく見るとググっているのは英語の論文です。
THIS IS A PENレベルしか分からないと言いながら、辞書を片手に気合いで読む千空は、論文だけでは限界があるとして、科学者仲間に情報共有だとスパムまがいのメールを世界中に送信するのでした。
ところ変わって、ここはアメリカヒューストンにあるNASAジョンソン宇宙センター。
小学生からの可愛い質問かと思い、千空のメールを開けた瞬間にNASAのスタッフは驚きます。
テーマはロケット研究について。
車のターボチャージャーを改造した自作ロケットにはじまり、燃料圧力の振動分析に噴射機構造のシミュレーション、日曜ロケット屋の自作での限界など、とても10歳児の思えない内容に誰もが唖然とするものばかりです。
ちなみに、噴射機構造は父:百夜の大学にある研究室サーバーにVPN(バーチャル・プライベート・ネットワーク)を設置して学内のスパコンをこっそり使用していたようです。
大人のイタズラで関わるべきではないとスタッフたちが無視する中、一人の科学者がそれを興味深そうに様子を見ているのでした。
そして千空の質問に対してNASAの“Dr.X”を名乗る人物より返信がきました。
結論からしてニオブ合金のノズルが必須で、安物の計測器ではなくロジウム合金製の温度センサーを入手するよう“SCIENCE IS ELEGANT”の言葉と一緒にアドバイスが送られてきのでした。
支配欲と探求心
【キャラクター紹介(大木大樹)】けた外れの頑丈さと単純さで千空を支える、心優しい幼馴染み・大木大樹(CV:古川 慎)の紹介はこちらから!
実直な性格が良く出た表情や、体力自慢の肉体の逞しさにもぜひご注目ください!
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感慨深げな千空でしたが、温度計の値段が50万円と知り大樹と一緒に悶絶。
すると、千空は単独渡米をして、宇宙飛行士の訓練をする百夜に会うためにNASAに向かいます。
息子激LOVEの百夜の喜びを余所に、千空が欲しいのは魔法のカード。
科学に関するものならば何でも無料で購入できる悪魔のクレジットカードです。
百夜の財布からクレカを入手するなりソッコーで帰国するドライな千空でしたが、早速に温度計をはじめ、キセノンガス、光学位相差顕微鏡、サーモカメラなど高額な材料を次々とゲットします。
この山盛りの機材とDr.X先生のオンライン講座で、調べまくり試しまくりをする千空。
ロケットが目標ならばそれに役立つ科学だけ教えてもらえればと大樹は千空に質問しますが、あらゆる知見が足りないのです。
「カガクとは力」と応えるDr.Xの意見にハッとする千空ですが、もちろんロケットと弾道ミサイルが本質的に同じであることは理解しています。
Dr.Xは科学があれば賢い人間が、衆愚を正しく導き支配できると信じて“実にエレガント”だと千空に語り掛けます。
しかし、千空は支配などには一切興味はないようで、ただアホみたく、せかいのひみつ、うちゅうのひみつを全部、それこそ100億%知りたいだけなのです。
両雄並び立つ
ドクターストーンをゼノが主役視点で pic.twitter.com/By57IKZBMD
— コタロー (@summon_akagami) December 5, 2022
石化時代に飛ばされたら科学の武器を作って独裁者になれると語るゼノ。
百夜は千空のように世界の仕組みを何でも知りたがる人物の出現を予見すると、ゼノは原始のストーンワールドでどちらが科学を極めるか勝負だと言うのでした。
その一方で、ゼノはDr.Xとして千空とのオンライン講座を続けていたようです。
自家製ロケットでも細菌兵器の搭載が可能と知れば、サルファ剤の効用を確認するために千空は一路アフリカまで飛んでいきます。
こうして世界を飛び回る千空は、カードの期限が切れるという理由で再び百夜と待ち合うためNASAに向かいます。
「千空」という名前に聞き覚えがあるゼノは、敷地内でロケットノズルを見物する千空の後方から歩いてくると、お互い無言のまま、しばし並び立ちます。
帰宅の途に就く千空とその飛行機を眺めるゼノ。
まさに二人の科学者の魂が交差した瞬間でした。
『Dr.STONE(ドクターストーン)』156-157話のネタバレのまとめ
大変お待たせ致しました!待望の最新JC「Dr.STONE」18巻、本日発売です!千空とゼノ、二人の科学者の対決は、空前絶後の科学決戦へ!そして明かされる、千空とゼノの驚くべき過去…!?加速する北米編をどうぞお見逃しなく…!! pic.twitter.com/RtJqOHLYE7
— 「Dr.STONE」公式 (@DrSTONE_off) November 4, 2020
前回のネタバレまとめで予想したように、千空とゼノの接点はネットによるもので、このご時世を反映したかのようなオンライン講座での繋がりでした。
「好きこそものの上手なれ」とは言いますが、わずか10歳にして英語の論文を気合いで読んで、NASAには質問を英語で書いたりと千空の神童ぶりがうかがえます。
誰もが無視する中、千空のメールに注目したゼノ。
見た目は当時で20代、千空が高校生の時に30代ぐらいでしょうか?
科学の力で独裁者になるという支配者パターンですが、この手の発想は古くは「マジンガーZ」のラスボスであるDr.ヘルをはじめ、マッドサイエンティストものとして数多くの作品に見受けられます。
現実世界では宇宙旅行を夢見たドイツのフォン・ブラウン博士のロケットエンジンが、第二次大戦でヒトラーにより弾道ミサイル“V2”に利用されるなど、ゼノの言うとおり本質的には同じことから、科学は力だと思い至ったのかもしれません。
終盤、NASAでロケットノズルを見上げる二人でしたが、自己紹介せずとも隣に立つ人物は何者なのか承知しているようでした。
こうして振り返ると、千空とゼノで面識があったことを知らなかったとはいえ、結果的にゲンが咄嗟に千空の名前を隠したことは大正解でしたが、これからはゲンが千空の名前を何らかの拍子で言わないことを祈るばかりです。
また、ヒューストンのゼノが何故西海岸のサンフランシスコ方面に居るのか、その辺りの回答は次回以降に明らかとなることでしょう。
オマケ:ニューヨークに行きたいか~!?
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10月8日は #石神百夜 の誕生日🚀🌌
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本編制作スタッフ松井瑠生さんによる
百夜の誕生日お祝いイラストを公開👀✨#DrSTONE百夜誕生祭 をつけて、
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— アニメ『Dr.STONE』公式 ファイナルシーズン制作決定! (@STONE_anime_off) October 7, 2022
今回は科学ネタではなく、百夜のセリフに出てきた「アメリカ横断ウルトラクイズ」についてです。
日テレ系で1970年代から毎年スペシャルで放映された視聴者参加型のクイズ番組で、クイズに覚えのある猛者たちが、文字通りアメリカ大陸をクイズで勝ち抜き横断しながら決勝の地ニューヨークに向かうという流れです。
番組のキャッチフレーズは「知力・体力・時の運」。
最後の「時の運」というのが番組の特徴を如実に表しており、単純に頭が良いだけでは勝ち抜けないのがミソでした。
ちなみに、オマケのタイトルにある掛け声は、第1問の〇×クイズの際に会場となった後楽園球場で福留アナウンサー発する第一声です。
さて、百夜のセリフの解説をしますと、国内予選を通過した参加者らがアメリカ(大概はハワイでしたが)に向かう途中で機内クイズを行います。
到着後にタラップを降りてゲートで脱落を示すブザーが鳴ると、失格者はアメリカの地を踏むことなくそのまま日本に帰国するという中々ハードなお話を元ネタにしています。
この番組がなければ、部活動でのクイズ研究会や高校生クイズ大会は無かったであろうことから、クイズ史(あるかわかりませんが)に燦然と輝く存在たることには間違いないでしょう。
- 千空は10歳でNASAに連絡した
- ゼノは千空の師匠だった
- 科学者同士の意外な繋がり
- 千空の探究心と独立心
- 二人の科学者が交差した瞬間
- 温度計の価格に衝撃を受ける
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