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六破羅単代とは、何なのでしょうか
結論から言うと、港区を拠点とする東京最大の暴走族です。総代は寺野南(サウス)。幹部5人は全員が元「天竺」で、サウスが少年鑑別所で拳で従わせた顔ぶれでした。
関東事変のあと、東京の不良は「三天」と呼ばれる3つの勢力に分かれます。六破羅単代はその一角で、規模だけなら関東卍會も梵も上回っていました。この記事では、その顔ぶれと、消えるまでを見ていきます。
この記事でわかること
- 総代と幹部5人の席次、全員の元の所属
- 寺野南がブラジルで通ってきた道
- 「六波羅」ではなく「六破羅」である理由
- 最大の勢力があっけなく消えた意味(カイの読み)
幹部は6人。全員が元天竺です
六破羅単代には「席次」があります。総代を頂点に、首席から第伍席まで並びます。
| 席次 | 名前 | 元の所属 |
|---|---|---|
| 総代 | 寺野南(サウス) | ブラジルから来た創設者 |
| 首席 | 鶴蝶 | 天竺・四天王筆頭 |
| 第弐席 | 灰谷蘭 | 天竺・四天王 |
| 第参席 | 灰谷竜胆 | 天竺・幹部 |
| 第肆席 | 望月莞爾 | 天竺・四天王/元「呪華武」総長 |
| 第伍席 | 斑目獅音 | 天竺・四天王/元「黒龍」九代目総長 |
鶴蝶を除く4人は「S62世代」と呼ばれた顔ぶれです。関東事変のあとに逮捕され、少年鑑別所でサウスに叩きのめされて、そのまま配下になりました。
僕はこう読む
この席次表がいちばん怖いところだと思っています。
天竺は黒川イザナという「王」に惚れ込んだ連中の集まりでした。イザナがいたから従っていた。ところが六破羅単代では、全員が「負けたから」並んでいます。
鶴蝶ですら、イザナ以外に従う気はないと言いながら、サウスに惨敗して席についた。
忠誠で成り立っていたチームが、暴力だけで組み直された。同じ顔ぶれなのに、別の生き物になっています。
総代・寺野南が、ブラジルから持ってきたもの
寺野南はブラジル・リオの貧民街で、病弱な母と2人で暮らしていました。生き方を教えたのは「ディノ」と呼ばれるギャングです。
5歳のとき、サウスはディノの敵を殺し、その対価として金を受け取っています。ここで暴力の値段を覚えました。そして12歳のとき、涙を流しながらディノを殴り殺し、自分が街のボスになります。
その2年後、敵対勢力に自宅を襲われて母が亡くなりました。サウスは祖父母のいる日本へ渡ります。少年鑑別所でS62世代と出会い、出所後に六破羅単代を作りました。
作中での正式な初登場は第210話。ドラケンを勧誘しにきた場面でした。攻撃のたびに「フォルテ」「フォルテシモ」と音楽用語を口にするのは、幼い頃の唯一の娯楽がピアノだったからです。
僕はこう読む
「涙を流しながら殴り殺した」の一行が、この人物の全部だと思っています。
サウスは楽しくて暴力を振るう男として描かれます。声が大きく、音楽用語ではしゃぐ。ところがボスになった瞬間だけ、泣いている。
育ての親を殺さないと上に行けない世界に、5歳から置かれていた人です。
感情がないのではなく、感情を持ったまま進むしかなかった。だから日本に来ても、仲間を作らずに配下だけを増やしたのだと読みました。
三天とは何だったのでしょうか
2008年の東京は、3つの勢力が均衡していました。それぞれが掲げた言葉まで含めると、こう並びます。
| チーム | 拠点 | 頭 | 掲げた言葉 |
|---|---|---|---|
| 六破羅単代 | 港区 | 寺野南 | 最大 |
| 梵(ブラフマン) | 新宿区 | 瓦城千咒 | 最強 |
| 関東卍會 | 渋谷区 | 佐野万次郎 | 無敵 |
三天戦争で、六破羅単代は消えました
2008年7月7日、三天がぶつかります。きっかけは六破羅単代の下っ端が、遊園地にいた瓦城千咒とタケミチを襲ったことでした。駆けつけたドラケンがタケミチをかばって銃弾を受け、そのまま亡くなります。
この襲撃は下っ端の暴走で、サウスの指示ではありません。最大の勢力は、自分が命じていない一発から崩れはじめました。
決着は一方的でした。黒い衝動と化した佐野万次郎が乱入し、サウスを殺害します。六破羅単代は関東卍會に吸収合併され、梵は解散を宣言しました。
「六波羅」ではなく「六破羅」です
検索するとき、ほとんどの人が「六破羅単代」と打ちます。鎌倉幕府の「六波羅探題」を知っているからです。
ただし作中の正式な表記は「六破羅単代」で、波ではなく破の字を使います。特攻服の背中にもこの字で刺繍が入っています。
右胸に「残虐非道」、左胸に「傍若無人」、右腕に「刹那散逝」、左腕に「桜華絢爛」。灰谷兄弟だけは天竺のときと同じく、色違いの黒い特攻服を着ています。
まとめ
六破羅単代は、寺野南が自分の時代を作るために立ち上げた港区最大の勢力です。三天戦争で総代を失い、関東卍會に吸収されて消えました。
押さえておきたいところを並べます。
- 総代は寺野南(サウス)。初登場は第210話
- 幹部は首席・鶴蝶から第伍席・斑目獅音まで5人とも元天竺
- サウスはブラジル・リオ育ち。12歳で育ての親ディノを倒してボスになった
- 三天戦争のきっかけは、下っ端の暴走から起きたドラケンの死
- 正式表記は「六波羅」ではなく「六破羅」
僕はこう読む
最大の勢力が、たった1人に壊されて終わりました。
数でも顔ぶれでも勝っていたのに、束ねているものが暴力しかなかった。
関東卍會は万次郎のために動く連中の集まりで、梵は千咒を慕う者の集まりでした。六破羅単代だけが、負けたから従っている集団です。
サウスが倒れた瞬間に残るものが何もない。吸収合併という結末は、そういう意味だったと読みました。
六破羅単代を「最大だが最弱の集団」と見るか、「サウス1人で最大まで持っていった集団」と見るかで、あの終わり方の印象はずいぶん変わります。
——あなたは六破羅単代を、束ねるものが無かったから消えたと思いますか。それともサウス1人が強すぎたから成り立っていたと思いますか。よければコメントで、どちらに近いか教えてください。
よくある質問
寺野南という人物と、六破羅単代の席次のまわりでつまずきやすいところを置いておきます。
Q. 六破羅単代の総代は誰ですか
A. 寺野南(てらの みなみ)、通称サウスです。ブラジル・リオ育ちで、「無双のサウス」と呼ばれました。
Q. 幹部は何人いますか
A. 総代を除いて5人です。首席が鶴蝶、第弐席が灰谷蘭、第参席が灰谷竜胆、第肆席が望月莞爾、第伍席が斑目獅音です。
Q. 鶴蝶はなぜ六破羅単代に入ったのですか
A. 関東事変で重傷を負って入院したあと、サウスに勧誘されました。黒川イザナ以外に従うつもりはありませんでしたが、サウスに惨敗して首席の席につきます。
Q. 六破羅単代は最後どうなりましたか
A. 三天戦争で佐野万次郎に総代のサウスを倒され、関東卍會に吸収合併されました。同じ戦いで梵も解散しています。
Q. サウスはなぜ音楽用語を使うのですか
A. 幼い頃の唯一の娯楽がピアノだったためです。攻撃のときに「フォルテ」「フォルテシモ」、喜びを「ヴィーヴォ」と表現します。
13人ぶんのバイク、三天戦争編の巻数、六破羅単代の名の由来へ続きます。
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スカウト場面三天戦争編は何巻なのか?23巻204話から、27巻234話の終戦までです!タケミチが三天戦争でスカウトされる展開が描かれています。
六破羅の名の由来六破羅単代の由来は六波羅探題か?読みは同じ、1221年に京都へ置かれた役所!読みが同じ六破羅単代の名は六波羅探題が由来です。
この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年9月19日


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