東京喰種のラスボスは誰なのか?
結論から言うと、ラスボスは旧多二福(ふるたにむら)です。のちに和修吉福と名を変え、CCG局長の座に就いた男です。
この作品は、ラスボス候補が次々に入れ替わりました。有馬貴将、エト、ピエロ、そして竜になったカネキ自身。読んでいる途中で「今度こそこいつが最後の敵だ」と思った相手が、どれも途中で退場していきます。
最後に残ったのが、序盤では上司の腰巾着にしか見えなかった一等捜査官でした。この記事では、候補だと思われた4人がなぜ違うのかを並べたうえで、旧多が1話から画面にいたという話をします。
この記事でわかること
- ラスボスは誰か、そして読み方は何か
- 有馬・エト・ピエロ・竜が候補だと思われた理由と、なぜ違うのか
- 無印1話の鉄骨を仕組んだ「宗太」と同じ人物だということ
- 旧多の目的は何だったのか
- リゼとの関係と、176話の最期
先に結論だけ
| ラスボス | 旧多二福(ふるた にむら) |
| 本名 | 和修旧多宗太(わしゅう ふるた そうた) |
| 改名後 | 和修吉福。CCG局長に就任します |
| 父 | CCG総議長・和修常吉 |
| 正体 | 白日庭育ちの半人間で、リゼの赫包を移植された人工の隻眼の喰種 |
| 初登場 | 無印37話(宗太として)/:re33話(旧多として) |
| 最期 | :re176話。カネキに敗れて死亡します |
| 声優 | 岸尾だいすけ |
旧多二福の読み方は「ふるた にむら」
まず読み方です。旧多二福と書いて「ふるた にむら」と読みます。名字が「旧多」、名前が「二福」です。
初出は喰種対策局(CCG)の一等捜査官で、キジマ式准特等の部下兼補佐でした。目元のほくろが特徴で、残虐なキジマとは対照的に、物腰の低い穏やかな人物として描かれます。キジマからは、囮役が上手いと評されていました。
| 誕生日 | 2月29日 |
| 身長・体重 | 175cm・66kg |
| 血液型 | AB型 |
| クインケ | ツナギ(尾赫・レートC) |
候補だと思われた4人が、なぜ違うのか
ここがいちばん整理されていないところだと思います。順番に並べます。
| 候補 | なぜ違ったのか |
|---|---|
| 有馬貴将 | 隻眼の王を名乗っていましたが、その座はカネキへ渡すためのものでした。最後の敵ではなく渡す側です |
| エト(高槻泉) | 前半の黒幕でしたが、捕らわれたあとは旧多に尋問される側に回ります。旧多は恩師の塩野をパテにして差し入れ、彼女をドン引きさせました |
| ピエロ | 正体不明の集団ですが、旧多自身が「宗太」の名で潜り込んでいた側です。ピエロは敵ではなく、旧多の道具でした |
| 竜(カネキ) | 旧多が作ったものです。旧多はゴート掃討にあたって最後の敵を用意したと言い、竜を「僕の竜」と呼びます |
4人とも、旧多の手のひらの上にいました。最後に残ったのが旧多だった、というより、最初から旧多しかいなかったというのが正しい形です。
僕はこう読む
読者が旧多に気づけなかったのは、作品が「強い者がラスボス」という順番で敵を出してきたからだと思っています。
有馬は最強、エトは黒幕、竜は災厄。どれも強さで目を引く相手です。旧多だけが、強さではなく立ち位置で最後まで残りました。
この作品のラスボスは、殴り合いの勝者ではなく、盤面を用意していた人間でした。だから「いつ分かったか」で読者の意見が割れます。
無印1話の鉄骨を仕組んだ「宗太」と同じ人物です
ここが、この記事でいちばん伝えたいところです。
東京喰種の物語は、カネキとリゼの上に鉄骨が落ちてくる場面から動き出します。重傷を負った2人は嘉納総合病院へ運ばれ、リゼの赫包がカネキに移植されました。カネキが隻眼の喰種になったのは、この事故がきっかけです。
その鉄骨落下を仕組んだのが、宗太、つまり旧多でした。
カネキが有馬に敗れたあと、彼は鉄骨が落ちてくる直前の記憶を思い出します。上に立って、ピースサインをしていた男。それが宗太です。
宗太としての姿は無印37話で登場し、92話では嘉納のボディガードとして現れます。そして:re33話から、旧多二福という名の捜査官として本編に入ってきます。
僕はこう読む
ラスボスが1話にいた、という構造そのものが答えだと思っています。
カネキが喰種になったのも、リゼが竜の核になったのも、CCGが割れたのも、たどれば全部この鉄骨に行き着きます。旧多は途中から現れた敵ではなく、物語の入口そのものでした。
腰巾着に見えた男が最後の敵だった、という驚きより、あの1コマがずっと伏線だったことのほうが怖いと思っています。
旧多の目的は何だったのか
旧多は和修家の分家、旧多家の末子として白日庭で育ちました。有馬ら白日庭出身の捜査官と同じく、生まれつき人間より強い半人間です。
ある日、彼は和修家の家系図を読み、分家の人間が全員30歳前後で死んでいることを知ります。自分の寿命が決められていると気づいた場面です。総議長の常吉に見つかったとき、旧多は精一杯生きますと答えました。
この一件から、彼の世界の見方は「どうせ全部終わるのだから、終わるまで好きに遊ぶ」という形になります。世界をおもちゃ箱として扱う態度です。
流島作戦では、脱走したドナートやピエロとともに和修家を襲撃し、父・常吉を殺害、一族も皆殺しにしました。局長の座が空いたCCGで、旧多は和修吉福と改名して局長に就任します。
そして最後に打ったのが、ゴート掃討作戦「コウリュウギ(降竜儀)」です。敵対勢力の完全駆逐を掲げ、追い詰められたカネキが竜へ変貌するところまでが計画でした。
旧多は強いのか ― 赫者化まで見せます
捜査官としての旧多は、腰の低い一等捜査官として登場します。ですが本人が「言っておきますが僕ねぇ 意外と強いんですよ」と口にするとおり、実際の力はまったく別ものでした。
根拠になるのがエト戦です。旧多は本来の力を出し切れていない状態で、赫者になったエトを一方的に押し切っています。白日庭で育った半人間の身体能力に、リゼの赫包が乗っているためです。
カネキとの決着では、旧多自身も赫者化します。輝く単眼を持つ悪魔のような姿になり、髪を振りかざしながら手数でカネキを圧倒しました。
それでも敗れたのは、一度カネキに喰われたダメージと、半人間を半喰種にするという極端に負担の大きい改造、そして竜に取り込まれたあとのカネキが想定を超えて強かったことが重なったためです。強さで劣っていたというより、身体が持たなかったという形です。
リゼとの関係は、異母妹であり初恋の相手でした
神代利世(リゼ)は、旧多にとって父方の異母妹にあたります。
幼いころ、旧多はリゼに恋をしていました。そして彼女が和修家から逃げ出すのを手伝ったのも旧多です。
そのうえで、彼はリゼに鉄骨を落としました。逃がした相手を、自分の手で作った事故に巻き込んだことになります。リゼが宗太に向けて言いかけた最後の言葉は、問いかけの途中で途切れ、最後まで言い終えられませんでした。
176話 ― 最期に言ったのは「普通に生きたかった」
カネキとの決着で、旧多は敗れます。
倒れた旧多は、世界はおもちゃ箱で、どうせ枯れて死ぬのだから楽しむのだと語ります。それに対するカネキの言葉を聞いたあと、彼はこう口にしました。
「……ねぇ准特等 『普通に生きたかった』なんて言ったら 嗤いますよねぇ」
あれだけの災厄を起こした男の願いは、普通に生きることだけでした。和修の人間として生まれ、役割を与えられ、30年で死ぬと決められていた。その鳥かごの外に出て、恋をして、家庭を持ちたかった。それが叶わないと悟ったとき、彼は全部壊すという答えに行き着いています。
今際の際、旧多は白日庭で過ごした幼い自分とリゼの姿を思い浮かべ、満足そうに息を引き取りました。
僕はこう読む
旧多の願いが「普通に生きたい」だったことは、この作品のラスボスとしていちばん正しい形だったと思っています。
東京喰種がずっと描いてきたのは、生まれで居場所を決められた者の話です。喰種も、白日庭の子どもも、和修の分家も、自分では選んでいません。旧多は、その仕組みを壊そうとした側であって、仕組みを作った側ではありませんでした。
最後に思い出したのが世界征服ではなく、リゼと過ごした庭でした。ラスボスの正体は、逃げそこねた子どもでした。
まとめ
- ラスボスは旧多二福(ふるた にむら)。のちの和修吉福です
- 無印1話の鉄骨落下を仕組んだ宗太と同じ人物でした
- 有馬・エト・ピエロ・竜は、いずれも旧多の盤上にいたものです
- 分家は30歳前後で死ぬと知り、全部壊すという答えに行き着きました
- リゼは父方の異母妹であり、逃がすのを手伝った相手でもあります
- 強さは本物で、赫者のエトを一方的に押し切り、自身も赫者化しています
- :re176話でカネキに敗れ、普通に生きたかったと言い残しました
——あなたは、旧多が最期に言った「普通に生きたかった」を、どう受け取りましたか。本心だと思いますか、それとも最後まで演じきったのだと思いますか。よければコメントで、あなたの読み方を聞かせてください。
よくある質問
Q. 東京喰種のラスボスは誰ですか。
A. 旧多二福です。本名は和修旧多宗太で、CCG局長に就任してからは和修吉福と名乗ります。
Q. 旧多二福の読み方は何ですか。
A. ふるた にむら と読みます。名字が旧多、名前が二福です。
Q. ピエロがラスボスではないのですか。
A. 違います。旧多自身が宗太の名でピエロに入っていました。ピエロは敵対勢力ではなく、旧多が動かしていた側です。
Q. 有馬貴将がラスボスではなかったのですか。
A. 違います。有馬は隻眼の王を名乗っていましたが、その座をカネキに渡すために動いていました。
Q. 旧多二福とリゼの関係は何ですか。
A. 父方の異母妹です。幼いころ旧多はリゼに恋をしており、彼女が和修家から逃げるのを手伝っています。そのうえで、無印1話の鉄骨落下を仕組みました。
Q. 旧多二福は強いのですか。
A. 強いです。赫者になったエトを一方的に押し切っており、カネキとの決着では自身も赫者化しています。敗れたのは、一度カネキに喰われたダメージと、半人間を半喰種にした改造の負担が重なったためです。
Q. 旧多二福の声優は誰ですか。
A. 岸尾だいすけです。
この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年9月2日
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