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メィリィがスバルを突き落とした理由
結論から言うと、メィリィは慕っていたエルザを失った気持ちを、殺すこと以外で片づける方法を知りませんでした。6章56話のスバルは、それを責めずに受け止めます。
記憶を失ったまま監視塔で死に戻りを重ねてきたスバルが、自分を殺していた相手とようやく向き合う回です。この記事では、56話に至るまでの流れ、メィリィの動機、スバルとエミリアが出した答えを、物語の順にたどります。
この記事でわかること
- 56話までに、スバルとメィリィのあいだで何が起きていたか
- メィリィがスバルを突き落とそうとした本当の理由
- スバルがメィリィを許した理由と、エミリアが立ち会った意味
- 56話のあと、2人の関係がどう変わるのか
56話までの流れ|犯人はメィリィでした
6章のスバルは、プレアデス監視塔で記憶を失っています。しかも死に戻りのたびに、誰かに螺旋階段から突き落とされて死ぬことが2度ありました。
その少し前の周回では、記憶を失う前のスバル、つまり「ナツキ・スバル」の人格が表に出て、早い段階でメィリィを手にかけていました。スバルはその後、塔にあるメィリィの『死者の書』を読み、彼女が何を抱えていたのかを知っています。56話は、その知識を持ったスバルが、突き落としの犯人を確かめにいく回です。
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スバルは自分をわざと階段のそばへ誘い出し、突き落とされる瞬間を押さえました。落ちかけたメィリィの体を支えたことで、2度の転落死の犯人がメィリィだったと確定します。この瞬間までが55話の終わりで、56話『これからの話』はメィリィの体を支えたところから始まります。
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犯人を捕まえる場面なのに、スバルがまず手を伸ばしたのは、落ちかけたメィリィの体でした。
突き落とされる側だったスバルが、落ちる側のメィリィを受け止めています。
この回は、犯人探しの答え合わせではなく、立場が入れ替わった瞬間から始まっていると思っています。
メィリィはなぜスバルを殺そうとしたのか
現場を押さえられても、メィリィは最初、誤解だと笑ってごまかします。やがて、記憶喪失は自分を試すための嘘ではないかと疑い、切り捨てられる覚悟まで口にしました。その場で一番得になる動き方を選ぶ、メィリィらしい反応です。
けれど、メィリィが本当に計算ずくで動いていたのなら、砂丘を越える旅のあいだにいくらでも機会はありました。スバルが気づいたのは、殺そうとする気持ちが前の晩の出来事をきっかけに急に生まれた、ということです。事故に見せかけても、エミリアやラムたちなら必ず真相を暴く。それを考えずに動いたこと自体が、衝動だった証拠だとスバルは見ています。
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その衝動の奥にあったのが、エルザ・グランヒルテです。メィリィはエルザを慕い、憧れ、愛していました。そのエルザを失った悲しみと怒りは、スバルたちへの復讐の計画になるほど整理されてはいません。自分の気持ちが何なのかも分からないまま、迷いを晴らす手段として「殺す」しか持っていなかった。それがメィリィの動機でした。
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メィリィは、悲しいときの泣き方を教わる前に、困ったときの殺し方を教わった子です。
だから復讐したいのかと聞かれても、自分でも分からないと答えるしかありません。
6章のメィリィは、悪意のある暗殺者ではなく、感情の名前を知らない子どもとして描かれていると読んでいます。
スバルがメィリィを許した理由
スバルの答えは、殺さないし、傷つけもしない、明日からもこれまでどおり付き合う、というものでした。未遂で終わった以上、2人が黙っていれば何も起きなかったことにできる、とスバルは言います。
メィリィを追い詰めたのは、罰よりもこの答えのほうでした。自分の生き方の中に無い選び方を差し出され、メィリィはひどく取り乱します。スバルがメィリィの気持ちを分かると言い切れたのは、彼女の『死者の書』を読んで、その生い立ちを追いかけていたからです。そしてスバルは、ずっと自分に殺しをささやいていた声を、メィリィの亡霊ではなく、自分の弱い心が作った幻だったと認めます。
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『Re:ゼロから始める休憩時間』2nd season24話はエルザとメィリィの暗殺姉妹のお話。
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スバルは、ささやく声をメィリィのせいにすることもできました。
それをやめて、自分の弱さだと引き取ったところで、はじめてメィリィと対等になっています。
許す前に、まず自分の罪を人に押しつけない。スバルの許しは、そこから始まっていると思っています。
エミリアが証人になった意味
口約束では信じられないと言うメィリィのために、スバルは物陰にエミリアを呼んでいました。2人だけの約束ではなく、エミリアを証人にした「みんなとの約束」にするためです。
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エミリアに頼んでいたのは、スバルを守ることではなく、メィリィが危なくなったら止めることでした。もしまた「ナツキ・スバル」の人格が表に出ても、自分より強い仲間がいればメィリィを殺させずに済む、という備えです。エミリアはメィリィを後ろから抱きしめ、この狭い塔の中で大事なことを決めなくていい、外に出てから答えを出せばいいと伝えます。長い沈黙のあと、メィリィはエルザを忘れないことを条件に、ためらいながらうなずきました。
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エルザのやり方を真似しないでほしいと頼むとき、スバルは無意識に自分の腹を撫でています。
記憶を失ったスバルは、1章でエルザに腹を裂かれた夜を覚えていません。それでも手だけが、その痛みの場所へ向かう。頭が忘れても体が覚えている相手のことを、メィリィは「忘れたくない」と言ったわけです。2人がそれぞれ違う形でエルザを抱えたまま、同じ約束をした回だと読んでいます。
56話のあと|2人の関係はどう変わるか
メィリィは、スバルを殺すかどうかの答えを「塔を出るまで」持ち越すことになりました。スバルがメィリィに頼んだのは、エルザを好きでいてもいいが、やり方だけは真似しないでほしい、ということだけです。
このあと物語は、監視塔の攻略と、スバルの記憶をどう取り戻すかに戻っていきます。メィリィが塔を出たあとにどんな道を選ぶかは、エミリア陣営の一員になっていく彼女のその後につながっていきます。
まとめ|メィリィの殺意は、エルザを失った空白でした
6章56話で、スバルを螺旋階段から突き落としていた犯人がメィリィだと確かめられました。動機は、慕っていたエルザを失った悲しみを、殺すこと以外で片づける方法を知らなかったことです。スバルはメィリィを責めず、エミリアを証人にして、塔を出てから答えを出す約束を結びました。
- スバルを2度突き落としていたのはメィリィ
- 動機は、エルザを失った気持ちの行き場が「殺す」しかなかったこと
- スバルは殺さず、これまでどおり付き合うと約束した
- ささやく声の正体は、メィリィではなくスバル自身の弱さ
- エミリアが証人になり、答えは塔を出るまで持ち越された
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この回のタイトルは『これからの話』です。
過去に何をしたかではなく、これからどうするかを決める話として置かれています。
メィリィにとって大事だったのは許されたことより、答えを先に延ばしてもらえたことだと思っています。
答えを塔の外まで持ち越したメィリィが、エルザとどう向き合っていくのかは、この先の物語で少しずつ見えてきます。
——あなたは、メィリィの答えを先に延ばしたスバルの判断を、やさしさだと思いますか。それとも、危うい賭けだと思いますか。よければコメントで教えてください。
よくある質問
メィリィの突き落としとスバルの許し、エルザとの関係について、よく聞かれることをまとめました。
Q. スバルを突き落としたのは誰ですか。
A. メィリィです。6章56話で、スバルが突き落とされる瞬間を押さえて確かめました。
Q. メィリィはなぜスバルを殺そうとしたのですか。
A. 慕っていたエルザを失った気持ちの行き場が、殺すことしかなかったからです。計画的な復讐ではなく、衝動でした。
Q. スバルはメィリィを罰しましたか。
A. 罰していません。殺さず、これまでどおり付き合うと約束し、エミリアがその証人になりました。
Q. メィリィの話は6章の何話ですか。
A. Web版6章56話『これからの話』です。突き落とされる瞬間を押さえるのは、ひとつ前の55話『雪解けを待つあなた』の終わりです。
殺意の底にある復讐心を書きました。監視塔での死や49話、エミリア陣営も置きました。
塔での死の行方メィリィは死亡したのか?6章の監視塔で一度殺されますが、死に戻りで生きています!監視塔での死は死に戻りで消えた周回のことです。
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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年10月3日


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