猫猫と壬氏は結婚するのか
結論から言うと、原作16巻の時点でまだ結婚していません。ただし壬氏は15巻で帝から皇位を問われ、これを断っています。
プロポーズは7巻で済んでいます。それから8巻ぶん進んで、まだ式には至っていません。何が止めているのかを、巻ごとに並べて見ていきます。
この記事でわかること
- 16巻の時点で結婚はまだ実現していないこと
- 7巻から15巻までの節目が、それぞれ何巻か
- 15巻で壬氏が皇位を断ったこと
- 二人の結婚を止めているものは何か
7巻から15巻まで、二人に起きたこと
- 7巻……壬氏がプロポーズ。「俺は、おまえを妻にする」
- 8巻……壬氏が自分の脇腹に焼印を押す
- 12巻……猫猫が自分の気持ちを認め始め、猫猫のほうからキスをする
- 13巻……二人きりになるが、壬氏が夜伽を取りやめる
- 15巻……帝から皇帝になる意思を問われ、拒否。「猫猫一人を愛したい」と伝える
並べると、動いているのはほとんど壬氏の側だと分かります。猫猫が自分から動いたのは12巻の一度だけです。
僕はこう読む
この八巻ぶんは、口説きではなく条件の解体だったと思っています。
7巻で猫猫が挙げた断りの理由は「玉葉后の敵にはなりたくない」でした。好きか嫌いかではなく、その選択が誰に何をもたらすかを答えている。
だから壬氏は、条件のほうを消しにいきます。8巻で体に印を刻み、15巻で皇位そのものを断る。
言葉を重ねるのではなく、断る理由を一つずつ潰していく八巻です。返事を待つのではなく、返事ができる状態を作りにいっている。
15巻で何が起きたのか
15巻で、壬氏は帝から皇帝になる意思を問われます。
壬氏の答えは拒否でした。そのうえで「猫猫一人を愛したい」と伝えます。皇帝になれば、妃を複数持つことが前提になります。それを引き受けないという意思表示です。
この場面のあと、話は壬氏が皇籍を離れるかどうかへ向かいます。結婚が実現するとすれば、その先ということになります。
アニメと漫画は、まだここまで来ていない
「アニメで結婚するのはいつか」を気にしている人も多いところですが、映像はまだ7巻にも届いていません。
- アニメ第1期……小説1巻から2巻
- アニメ第2期……小説3巻から4巻
- アニメ第3期……2026年10月2日(金)開始。過去のペースなら5巻から6巻あたり
- 漫画(2種類とも)……小説5巻あたりを描いている段階
7巻のプロポーズでさえ、第3期の範囲に入るかどうかという位置です。15巻の場面が映像になるのは、かなり先ということになります。
結婚を止めているのは、気持ちではなく身分
止めているのは、二人の気持ちではありません。
壬氏は皇弟として扱われる立場にあり、猫猫は花街出身の下女です。この身分の差が制度として残っているかぎり、式は挙げられません。
だから物語は、恋愛の進展ではなく壬氏の身分をどう処理するかという形で進みます。焼印も、皇位の拒否も、その一連の手続きです。
僕はこう読む
この作品が恋愛ものとして遅い、と言われることがあります。
ただ遅いのではなく、恋愛を制度の話として扱っているのだと思います。
猫猫は最初から、感情ではなく条件で答える人でした。その相手に対して、壬氏は感情ではなく条件で応えている。二人の対話は、最初から最後まで噛み合っています。
式が挙がるとしたら、それは気持ちが通じた瞬間ではなく、条件がすべて消えた瞬間になるはずです。
巻ごとに、二人に何が起きたのか
6巻──猫猫が断ります
壬氏のプロポーズに対し、猫猫は「玉葉后の敵になりたくない」と懸念を伝えます。
これは恋愛感情とは別のところから出た言葉です。権力争いの恐ろしさを理解しているからこその返事でした。
気持ちがないわけではありません。皇族の世界での立場の違いと、将来起こりうる争いへの不安が大きく影響しています。
7巻──壬氏が引きません
7巻で壬氏は、「猫猫の懸念を払拭して妻にする」と宣言します。
ただのプロポーズを超えた決意でした。周囲の圧力や権力争いを気にせず、自らの意思を貫こうとする姿勢です。
これによって猫猫は、逃げられない状況に追い込まれます。
8巻──自らに焼き印を押します
8巻で壬氏は、言葉ではなく行動に出ます。
玉葉后の敵にならないために、自らに焼き印を押したのです。
猫猫への深い愛情の表れであると同時に、強烈な自己犠牲でもありました。
僕はこう読む
この焼き印が、二人の関係のいちばん危ういところだと思っています。
猫猫が断った理由は「玉葉后の敵になりたくない」でした。つまり立場の問題です。
壬氏はそれを、自分の体を傷つけることで解こうとしました。愛情としては最大級です。
けれど猫猫の側から見れば、断った理由をそんな形で潰されている。「このままでは貧乏くじを引く」と感じるのも当然でしょう。
壬氏の優しさは、いつも猫猫に選択の余地を与えない形で表れます。帝の弟という立場そのものが、そういう性質を持っているのだと思います。
12巻──猫猫が前を向きます
12巻で、ついに猫猫が壬氏との関係を前向きに考えるようになります。
きっかけは、壬氏の侍女雀の言葉でした。それに影響され、猫猫は自分の感情と向き合う決意を固めます。
再会した二人は、久しぶりに温かい抱擁を交わし、互いの存在の大切さを確かめ合いました。
夜伽未遂という出来事
関係が進むなかで、見逃せないのが夜伽未遂の一件です。
壬氏は猫猫との関係を深めることを考えながらも、自らの立場と将来に悩んでいました。
そして猫猫が準備してきたものに驚愕し、夜伽を取りやめる決断をします。
猫猫が壬氏を思いやる姿勢と、壬氏が自らの立場をどう貫くのか——この二つが正面からぶつかった場面でした。
アニメ第3期は2026年10月2日から
ここまでの展開は、まだアニメで描かれていません。ただし第3期の放送が決まっています。
- 放送開始……2026年10月2日(金)
- 放送枠……日本テレビ系「FRIDAY ANIME NIGHT(フラアニ)」、毎週金曜よる11時
- ネット……全国30局で同時放送
- 構成……分割2クール。第1クールが2026年10月、第2クールが2027年4月
- あわせて劇場版が2026年12月公開
配信は放送終了後、各プラットフォームで順次予定されています。
まとめ
- 原作16巻の時点で、正式な結婚はまだ実現していない
- 7巻でプロポーズ、8巻で焼印、12巻で猫猫からのキス、13巻で夜伽未遂
- 15巻で帝から皇位を問われ、壬氏はこれを断った
- その場で「猫猫一人を愛したい」と伝えている
- 止めているのは気持ちではなく身分。話は壬氏が皇籍を離れるかどうかへ向かう
- 八巻ぶんの流れは口説きではなく、猫猫が挙げた断りの条件を潰していく手続きだった(カイの読み)
——あなたは壬氏のこの八巻を、一途さだと思いますか。それとも猫猫に断る理由を残さないための計算だと思いますか。よければコメントで、あなたがどちらに見えたかを聞かせてください。
よくある質問
Q. 猫猫と壬氏は結婚しましたか
A. 原作16巻の時点では、まだ結婚していません。
Q. プロポーズは何巻ですか
A. 7巻です。「俺は、おまえを妻にする」という言葉でした。
Q. 猫猫は壬氏を好きなのですか
A. 12巻で自分の気持ちを認め始め、猫猫のほうからキスをする場面があります。
Q. アニメで結婚は見られますか
A. まだ先です。第2期までで小説4巻まで、第3期は5巻から6巻あたりと予想されています。プロポーズの7巻すら、第3期に入るかどうかという位置です。
Q. 結婚を止めているのは何ですか
A. 身分です。壬氏は皇弟として扱われる立場にあり、猫猫は花街出身の下女です。15巻で壬氏が皇位を断ったことで、話は皇籍を離れるかどうかへ向かっています。
この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年9月5日
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