アクアの死後、色々なことがわかってきました。
ニノが警察の捜査に対して怖いくらい素直に捜査に応じたからです。
カミキの周囲にはニノのような人が何人もいて、被害はかなり広範囲でした。
“カミキヒカル”彼は間違いなく本物の怪物だったのです。
『推しの子』165話!のネタバレ
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それでは『推しの子』165話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
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アクアの死にカミキが関わっていると睨んだ警察は捜査を開始しました。
警察の捜査でわかってきたのは、カミキの恐ろしさです。
カミキは多くの人を操って多くの犠牲者を産んでいました。
本当に恐ろしいのは、そのどれにも殺人教唆で逮捕できない程度の関与しかしていないことです。
その程度の関わりだけで、ニノのような人々を操り、殺人を犯すまでに導くなんて…怪物としか呼べませんよね。
あかねはアクアに心の中で呼びかけます。
(せめて手紙の一つでも残して欲しかった…)
でも、そんなことを言えばアクアはきっとこう言うでしょう。
「俺は被害者を演じ切る必要がある」
未練がましい手紙を残せば、警察がアクアの犯行を疑うかもしれません。
アクアがそんなリスクを取るはずがありません。
あかねにはそのこともわかっています。
だから、何も残らないし、真実は全てあかねの中にしかありません。
それがアクアの望んだことです。
でも…それでも…。
有馬との約束
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遺された人にとって、気持ちの整理は大切なことです。
きちんと別れを告げられることもなく、こんな形で永遠に会えなくなったことは、遺された人に大きな傷を残しました。
それが爆発したのはアクアの葬式です。
有馬は棺に寝かされたアクアに対面しました。
お腹に刺し傷はありますが、顔はきれいなまま。
まるで眠っているだけのようです。
有馬はアクアに向かって「馬鹿」と呟きました。
あかねが驚いて見ていると、有馬は続けて再び馬鹿と罵り、アクアの頬にビンタを喰らわせたのです。
その瞬間、ミヤコが有馬の頬をビンタしていました。
大きな音が響き、有馬の帽子は吹き飛ばされ、頬は赤く腫れていました。
ミヤコにとってアクアはもはや息子ですから、遺体であっても傷つけられるのは許せなかったのかもしれません。
周囲が呆気に取られているのを横目に、有馬はアクアに語りかけました。
「言ったわよね、アンタが死んだらビンタして口汚く罵ってやるって」
有馬は約束を果たしただけです。
そして、アクアとした約束を守ってもらいたかっただけです…。
慟哭
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あの時、アクアは有馬にこう約束していました。
「もう死ぬなんて言わない」
でも、アクアは死んでしまいました。
有馬に何も伝えず、勝手に死んでしまったのです。
有馬は「嘘つき!」と泣き叫びました。
周囲の人も目を逸らすほど、有馬は取り乱し、アクアに縋り付きました。
「まだ言ってないのに…アンタにちゃんと好きだって!」
伝えられなかった想いが溢れます。
「生き返りなさいよ!」
お願いだから…と有馬は声を振り絞りました。
でも、もうアクアに伝えることは叶いません。
あかねはアクアから離れようとしない有馬を抱え込み、引き離しました。
それでも有馬は「アクア」と名前を呼び、慟哭し続けていました…。
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アクアがカミキと対面したあの日、B小町は夢だったドームライブをしていました。
有馬はライブ中もずっとアクアの姿を探していたのです。
アクアが最初のライブの時からいつも振ってくれる、白いサイリウムを探して…。
有馬が深く悲しみ、涙に暮れる側では、MEMちょ、今ガチ、今日あま、東ブレで関わった人々も次々と別れをしに来ています。
アクアの家の前にも献花され、多くの人がアクアの死を悼んでくれました。
周囲の人々の悲しみが感じられる光景です。
決断
五反田監督、久々に登場。あの気怠さと時々父親臭い(?)感じが健全で何より。
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そんな中、五反田監督は映画の上映を続ける判断を下します。
「世間の声を慮る必要はない」
ただしアクアの死については表向きこの映画がきっかけとされています。
映画の内容を知ったカミキが恨みを募らせ、発案者であるアクアにその矛先が向いて起きた悲劇とされていました。
なので、内部からは自粛の声も上がっていたのです。
でも五反田は絶対に諦めるつもりはありませんでした。
アクアが何よりこの映画に力を入れてきたことを知っているからです。
「あいつの遺作を世間の声なんかでお蔵にできるか!」
五反田の強い決意です。
スタッフたちはその決意を受け止め、鏑木に判断を委ねました。
「いいよ、強行で上映しよう」
鏑木は言い切りました。
ざわめく周囲…。
そこで鏑木は周囲を黙らせるように言いました。
「何かあれば僕が責任を取る。それがPの仕事だろ?」
プロデューサーにここまで言われては止めることなどできません。
結果、映画「15年の嘘」は上映されヒット作となりました。
動員数はこの年の6位に食い込み、話題を攫いました。
アクアの死は広告みたいなものであり、内容的にもセンセーショナル。
ヒットするのは当たり前のことかもしれませんね。
立ち上がる力
今週の推しの子も良かった。
アクア達の父親はもういないそうで復讐ももうしなくていいんだね
復讐心がなくなったアクアはとてもキラキラとしていて良かったな
ルビー達はMV撮影に行くみたいだけどどうなるかな#推しの子 pic.twitter.com/HkaJbNHld9— ねくと👑 (@4Ouh2yEU0NHpj0k) September 11, 2024
最後に、ルビーのこと。
ルビーはアクアの葬式の後、家から出なくなりました。
あかねがルビーを訪ねた時、ルビーはつぶやいていました。
「私の大切な人はいつもいなくなっちゃう」
ゴロー、アイ、そしてアクア。
ルビーは度重なる別れに打ちのめされていたのです。
ルビーの様子を見たあかねは、もうルビーが表舞台に戻ってくることはないだろうと思いました。
それほどルビーは憔悴しきっていました。
でもアクアにはわかっていたのでしょう。
みんな、そんなに弱くない。
立ち上がる力を待っている。
有馬は涙を浮かべながら台本を手にしました。
ルビーは涙を拭いました。
次回、いよいよ最終回!
遺された人たちが向かう先とは?!
『推しの子』ネタバレ165話のまとめ
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今回は、アクアの死後と残された人たちについてのお話でした。
アクアの死後、警察の取り調べに素直に応じたニノのおかげで事件の全容がようやく見えてきました。
カミキは本物の怪物で、自分は殺人教唆に触れない場所にいながら、多くの人を操り、想定以上の被害者を生み出していました。
アクアの葬式では有馬が取り乱し、アクアに縋り付きました。
大好きだった人に、想いを伝えられなかったのです。
有馬の辛くて悔しくて悲しい気持ちは痛いほど伝わりました。
多くの人に別れを惜しまれつつ、アクアは完全に旅立ちました。
気がかりなのは、遺された人たちが立ち直れるかどうかです。
特にルビーは、葬式の後は家に引き篭もる日々を過ごしていました。
あかねはルビーが表舞台に帰ってくることはないと思っていました。
それほど、ルビーは憔悴しきっていたのです。
でも、アクアにはわかっていたのでしょう。
どんなに悲しくても、有馬とルビーは立ち直れる…そんなに弱くないはずだ、と。
ただ、気になるのは肝心のカミキの死がいまだにはっきり描かれないことです。
逮捕は難しくとも、映画をきっかけに世間に糾弾されなければ、アクアの復讐は完成しないのでは…?
結果的にルビーたちを守れたので、それでいいのかもしれませんが、悪者には成敗されて欲しいですよね…!
そして、アクアにはアイとの再会を果たしてほしいと思います。
次週はいよいよ最終回。
アクアが願った大切な人たちの幸せは、どうなっていくのでしょうか?
未来にアクアはいなくても、遺されたみんなが笑顔で終われるハッピーエンドを期待したいですね!
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