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【キングダム】楽毅(がくき)とは何者なのか?斉の70余城を落とした燕の軍神で、諸葛孔明の手本!

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楽毅とは何者なのか?

結論から言うと、楽毅は滅びかけた燕を立て直し、諸国の兵を率いて斉の70余城を落とした燕の大将軍です。キングダムでは「軍神」と呼ばれる、物語が始まる前の伝説の将です。

キングダムの時代にはもう亡くなっていて、本編で戦う場面はありません。それでも、燕の大将軍・劇辛が一生をかけて追いかけた相手として、24巻に名前と姿が出てきます。のちの三国時代には、諸葛孔明が自分を楽毅に比べていたことでも知られています。この記事では、キングダムでの楽毅の描かれ方、史実の楽毅が何をしたのか、諸葛孔明とのつながり、そして趙で迎えた最期までを順に見ていきます。

この記事でわかること

  • キングダムで楽毅が出てくる巻と場面
  • 楽毅が斉を攻めて、何城を落としたのか
  • 諸葛孔明が楽毅を手本にした理由
  • 燕を追われて趙へ移った最期
  • 公式ガイドブックでの楽毅の知力
  • 劇辛が楽毅を追い続けた意味(カイの読み)

キングダムの楽毅は何巻に出てくるのか

楽毅が出てくるのは24巻、趙が燕に攻め込む趙燕戦の回です。燕の大将軍・劇辛の過去として、楽毅の戦場が描かれます。

劇辛は若いころ、楽毅といっしょに滅びかけた燕を立て直した将です。二回り以上も年上の楽毅を越えようと、その戦を研究し、外聞を気にせず戦い方を盗んで自分のものにしてきました。劣勢のときこそ敵の姿を知る好機だ、という楽毅の教えを胸に、劇辛は李牧の本陣を見抜きます。しかし最後は龐煖に一撃で討たれました。

キングダムでの楽毅の肩書きは「前・燕大将軍」、異名は「軍神」です。滅亡寸前の燕を立て直し、逆に斉に対して諸国の連合軍を作り上げて、滅亡の一歩手前まで追い込んだ伝説の存在として語られます。

僕はこう読む

楽毅は24巻に、劇辛の記憶の中にしか出てきません。
それなのに、読み終わると楽毅の格だけがはっきり残ります。
龐煖に一撃で討たれた劇辛が、生涯かけても追いつけなかった相手として置かれているからです。
本人に一言も戦わせず、追いかけた人の人生で格を決めた描き方だと思っています。

史実の楽毅は何をしたのか

楽毅は『史記』に列伝がある実在の将です。先祖は魏の文侯に仕えた将・楽羊で、楽毅は魏の使者として燕に行き、そのまま燕の昭王に仕えました。

出来事 『史記』楽毅列伝の記録
燕に仕える 魏の昭王の使者として燕へ行き、昭王に迎えられる
斉を攻める 趙・楚・韓・魏・燕の兵を率い、済西で斉軍を破る
斉を占領する 5年とどまって斉の70余城を落とす。残ったのは莒と即墨だけ
昌国君になる 燕の昭王が自ら軍をねぎらい、昌国君に封じる
燕を離れる 昭王の死後、恵王が騎劫と交代させる。楽毅は趙へ移り、望諸君に封じられる
最期 趙で亡くなる

当時の斉は、楚を破り、三晋(韓・魏・趙)を押し返し、宋まで滅ぼした強国でした。燕は昭王が即位する前に斉に攻め込まれ、滅びかけた弱国です。その燕の将が、諸国をまとめて斉の都・臨淄まで攻め入り、宝物を燕へ運ばせました。この戦いは紀元前284年のことです。

燕の昭王が人材を集めたときの言葉が「先ず隗より始めよ」です。家臣の郭隗が、まず自分のような者を厚く遇すれば、もっと優れた者が集まると勧めました。キングダムでも、この献策で楽毅や劇辛が燕に集まったと描かれています。

楽毅が燕を去り、趙で亡くなるまで

楽毅がいなくなった燕は、あっという間に崩れました。昭王が亡くなると、跡を継いだ恵王は以前から楽毅を疑っていて、斉が流した噂を信じます。恵王は楽毅を呼び戻し、将軍を騎劫に替えました。身の危険を感じた楽毅は燕へ帰らず、趙へ移っています。

その後、斉の田単が即墨で騎劫の軍を破り、落とされた城を次々と取り返しました。恵王は後悔して楽毅に手紙を送ります。それへの返事が、忠義を説いた名文として残る「報燕恵王書」です。楽毅は燕へは戻らず、趙で亡くなりました。子の楽間はのちに燕で昌国君を継いでいます。

僕はこう読む

楽毅の人生で重いのは、勝ったことより、勝ちきる前に降ろされたことです。
残り二城まで追い込んだ戦を、王の疑いひとつで取り上げられた。
キングダムで李牧が趙王に振り回される姿は、この楽毅の影を背負っているように見えます。
名将ほど、敵より自国の王に苦しめられる。戦国の将軍の宿命を、楽毅は先に生きていたと思っています。

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諸葛孔明はなぜ楽毅を手本にしたのか

『三国志』の諸葛亮伝には、若いころの諸葛孔明が「いつも自分を管仲・楽毅に比べていた」と書かれています。当時の人は誰もそれを認めなかった、とも続きます。

管仲は斉の桓公を覇者にした宰相で、楽毅は弱い燕を率いて強い斉を倒した将です。国を立て直す政治と、少ない兵で大国に勝つ軍略の両方を、孔明は目標にしていたことになります。諸葛亮伝の注に引かれた文章にも、「楽毅は弱い燕の兵で五国の兵を従え、強い斉を攻めて70余城を下した」という一節があります。

漢の高祖・劉邦も楽毅に敬意を払っていました。『史記』によると、劉邦は趙を通ったときに「楽毅に子孫はいるか」と尋ね、孫の楽叔を見つけて華成君に封じています。

僕はこう読む

孔明が楽毅に自分を重ねたのは、たぶん「弱い側から大国を倒した」ところです。
蜀も燕と同じで、正面から戦えば勝てない国でした。
楽毅は、小国の将が頭を使えば大国を倒せるという、ほとんど唯一の前例だったのでしょう。
キングダムで楽毅が「軍神」と呼ばれるのも、強さより、その前例を作った人だからだと読んでいます。

楽毅はどれくらい強いのか|公式ガイドの知力

公式ガイドブック『戦国七雄人物録』では、楽毅の知力は98とされています。知力100の李牧、99の昌平君・王翦・白起らに次ぐ高さです。同じ98には呉鳳明・媧燐・春申君が並びます。

本編で一度も戦っていない人物が、この位置に置かれている。数字の上でも、楽毅は物語の外にいる基準として扱われています。

楽毅の一族には、趙の大将軍として18巻で廉頗と戦った楽乗もいます。実写映画には、いまのところ楽毅は登場していません。

まとめ|楽毅は燕を救い、斉をあと二城まで追い込んだ軍神

楽毅は、諸国の兵を率いて斉の70余城を落とした燕の大将軍です。キングダムでは24巻、劇辛が追いかけた「軍神」として描かれます。

押さえておきたい事実を並べます。

  • キングダムでは24巻、劇辛の回想に「軍神」として出てくる
  • 史実では趙・楚・韓・魏・燕の兵を率いて済西で斉を破った
  • 5年で斉の70余城を落とし、残りは莒と即墨だけになった
  • 恵王に疑われて騎劫と交代させられ、趙へ移って亡くなった
  • 諸葛孔明は自分を管仲・楽毅に比べていた

僕はこう読む

李牧が合従軍で秦を攻めたとき、中華の誰もが思い出したのが楽毅の合従だったはずです。
一国を諸国で囲めば、大国でも落ちる。その前例を作ったのが楽毅でした。
秦が合従軍を跳ね返したことは、楽毅の時代を越えたという意味も持っていたと僕は読んでいます。

楽毅を「燕を救った英雄」と見るか、「王に降ろされた悲劇の将」と見るかで、劇辛の最期の意味もずいぶん違って見えてきます。

——あなたは楽毅を、燕を救った英雄だと思いますか。それとも、勝ちきる前に王に降ろされた悲劇の将だと思いますか。よければコメントで、どちらに近いか教えてください。

よくある質問

楽毅は24巻の劇辛の回想にしか出てこないので、「何巻か」「どれくらい強いのか」を確かめに来る人が多い将です。

Q. 楽毅はキングダムの何巻に出てきますか?
A. 24巻です。趙燕戦で、燕の大将軍・劇辛の回想として出てきます。

Q. 楽毅はどこの国の将軍ですか?
A. 燕の大将軍です。先祖は魏の楽羊で、魏の使者として燕に行き、昭王に仕えました。最期は趙で亡くなっています。

Q. 楽毅はなぜ「軍神」と呼ばれるのですか?
A. 弱い燕を率いて諸国の兵をまとめ、強国の斉を70余城まで落としたからです。キングダムでもこの異名で呼ばれます。

Q. 楽毅は死亡しているのですか?
A. キングダムの時代にはすでに故人です。史実では燕を離れて趙へ移り、趙で亡くなりました。

Q. 諸葛孔明と楽毅はどういう関係ですか?
A. 時代は違います。『三国志』によると、若い諸葛孔明が自分を管仲・楽毅に比べていたとあります。

Q. 楽毅は実写映画に出ていますか?
A. 第5作『キングダム 魂の決戦』までのキャストに楽毅の名前はありません。

この記事の続きに

楽毅が立て直した燕のその後、史実の李牧、実在した人物の一覧へ続きます。

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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年9月26日

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