【キングダム】目が見えない縛虎申が魅せた戦い!信に影響を与えたかっこいい千人将の秘密とは? | 漫画コミック考察ブログ

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【キングダム】目が見えない縛虎申が魅せた戦い!信に影響を与えたかっこいい千人将の秘密とは?

キングダム縛虎申 勇敢な将
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この記事を読むとわかること
  • 縛虎申は特攻好きな千人将で兵士を容赦なく斬り捨てた
  • 信は縛虎申隊で初陣を迎え仲間と出会った
  • 縛虎申は冷静な分析力を持つ意外な一面がある

信の初陣だった甘蛇平原の戦い。

この戦いで信に影響を与えた武将が三人いました。

王騎・麃公、そして縛虎申の三人です。

王騎・麃公はわかるとして、縛虎申?

縛虎申の紹介と共に、知られざる魅力について解析していきます。

 

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【キングダム】信の初陣で指揮を振るった千人将

紀元前245年、信は遂に初陣を迎えます。

それは秦が魏の要所である滎陽を攻略する戦いでした。

対する魏も徹底抗戦の構えを見せ、お互いに十五万規模にも及ぶ、この年最大の戦いが信の初陣となったのです。

この戦いは秦軍の総大将は大将軍麃公で、対する魏軍は同じく大将軍の呉慶でした。

攻撃を仕掛けたのは秦でしたが、なんと呉慶は滎陽を討って出たのです。

中華一を豪語する騎馬戦車隊が、最も活きる場所である平地を戦場とする為でした。

両軍が激突する戦場は「甘蛇平原」となったのです。

ここで信は、後に飛信隊の主力メンバーとなる、尾平や尾到、羌瘣や澤さんに加えて沛浪や田有や中鉄と出会う事になるのです。

そしてその全員が所属する事になったのが、縛虎申という第四軍を率いる千人将の部隊だったのです。

 

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【キングダム】命知らずのイカれた特攻野郎

縛虎申はあまり評判の良い千人将ではありませんでした。

気性が荒く、口答えする歩兵を容赦なく斬り捨てる場面もありました。

兵士の士気を高め、全員で力を合わせてがんばろ〜!というタイプではありませんでした。

歩兵は戦の全容など知る必要はなく、ただ上官に従って戦えばそれで良し!という完全に俺様系だったのです。

そして縛虎申の部隊は、毎回大勢が死んでしまうのです。

何故ならとにかく特攻好きで、無謀な攻めを躊躇なく実行してしまうのです。

縛虎申は「特攻好きなイカれた将」というのが歩兵の共通認識だったようです。

そんな部隊に属する事になってしまった澤さんの伍・・・

澤さん以外は全員が初陣の伍でした。

羌瘣は暗殺者ですから初陣とかは関係ないですけどねw

戦場に行きたくてしょうがなかった信にとっては、吉なのか凶なのか?

絶対吉ですねw

大将軍を夢見る信にとっては、願ってもない部隊だったかもしれませんね。

 

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【キングダム】壁と対比された縛虎申

縛虎申と対称的な存在だったのが壁でした。

壁はこの戦いに千人将として参戦していました。

俺様系の縛虎申に対して壁は、皆で力を合わせて頑張ろう!という生真面目なタイプです。

口答えした歩兵を斬りつけた縛虎申を「これから最前線で命をはってもらう大事な兵をむやみに傷つけるな」と諌めていました。

歩兵を大事な兵と表現したのです。

聞いた歩兵は嬉しかったでしょうね!

身分の低い自分たちに敬意を評してくれる将の元で、皆戦いたいと思ったはずです。

澤さんの伍は一時は壁の隊に組み込まれるはずでした。

しかし振り分け係が人数を数え間違えてしまい、結局縛虎申隊に組み込まれてしまったのです。

残念すぎる表情を浮かべた尾平と尾到。

しかも隊の最前列に配置されてしまいます。

嘔吐する尾平でしたが、対象的に信は隊の最前列で、隊を率いてる気分になれてとても気分が良かったようですw

 

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【キングダム】麃公を完全信任し駒を自認

甘蛇平原の戦いは、圧倒的に魏軍有利な展開でした。

甘蛇平原に先に着いていた魏軍に、全ての丘を占拠されてしまったのです。

高い場所からの攻撃の方が有利なのは当然で、秦軍は占拠された丘を奪取しなければ勝ち目はありませんでした。

信の所属する第四軍は、先に魏軍と交戦中だった第二軍を助け、共に丘奪取の為に戦う事になります。

しかしその時で既に第二軍は、半数以上も兵を失っていたのです。

そして信の戦いが幕を開けるのです!

先陣を切って魏の防衛陣に突っ込み、突破口を切り開きます。

信が開けた入り口からなだれ込む秦軍。

信一人の活躍で流れは完全に秦軍に傾きます。

しかし中華最強を誇る魏軍戦車隊が姿を表します。

戦車隊は秦兵を次々に蹂躙していきます。

この状況にも秦軍総大将の麃公は歩兵に援軍を送りませんでした。

縛虎申は自軍の第四軍歩兵が大勢殺されていくのを、ただ眺めていたのです。

麃公将軍が待機を命令する限り、どのような事があっても待機を続けたのです。

同じ千人将の壁が、味方が次々に殺されていくのを我慢できずに、業を煮やし様子を見に行こうとしたのを制止する程でした。

「あの方ほど戦に強い将を他に知らぬ」

縛虎申にとって、麃公の命令が全てだったのです。

駒のように麃公の言われるがままに動く。

そうすれば必ず戦いに勝てる!

そう信じていたのです。

それほど麃公という将軍を信頼していたのです。

 

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【キングダム】特攻だけではない一面がある?

縛虎申の戦い方は、毎回多くの兵士が死にます。

攻撃一辺倒で突撃大好きなのは間違いないと思いますが、実は冷静に状況を分析する能力を持ち合わせていたのです。

今まで味方がどんなに殺されても待機の命令を出し続けた麃公が、何故突然第四軍歩兵に合流するよう命令を出したのか?

合流した際に第四軍歩兵達が戦車隊を退けていた事に気づき、麃公将軍を動かしたのは彼らだと察します。

そしてその第四軍を率いていたのが、実は信であると。

部下の一人が歩兵である信が騎馬に乗っていると報告しましたが、縛虎申は意に介さず

「放っておけ」と言っていました。

実際は歩兵が馬に乗るなどあり得ない事で、歩兵の分際で!となるはずです。

しかし縛虎申は実質第四軍歩兵を率いていた信には、このまま騎馬に乗せて戦わした方が隊にとってプラスになると考えたのでしょうね。

そして麃公将軍が騎馬隊に、第四軍歩兵に合流するように命令を出した真意にも気づいていました。

麃公将軍の真意とは、このまま丘を奪取し苦戦している今の戦況を覆す事だったのです。

縛虎申隊の生き残りは百人程度でしたが、その少人数で丘を奪う為に自ら先頭に立ち、敵軍に突撃するのです!

そして縛虎申という将は、味方が大勢殺された時程無茶をする傾向にあるようです。

おそらく犠牲が多くなる程、その死を無駄にしたくない一心で、必ず目的を達成する為に無茶をしてしまうのではないでしょうか。

縛虎申とは、状況を理解する速さそして的確な状況判断に優れており、何より実は誰よりも仲間思いな将なのです。

 

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【キングダム】縛虎申があげた戦一番の手柄

丘を奪う為に百人程度で魏軍に突っ込んだ縛虎申。

魏の大軍を何とか抜け、丘の真下に到着します。

しかしその数は四十六人にまで減っていました。

縛虎申は残った兵士に、丘奪取に成功すれば普段の十倍の恩賞を約束します

その一言で火が着いた歩兵達は、それまでの疲れが吹き飛ぶように俄然やる気になります。

しかしいざ突撃してみるとすぐに後悔した事でしょうw

敵の数が意外と多く、とにかくスピード勝負な為、騎馬隊は歩兵の足に合わせる事なくどんどん突き進みます。

騎馬に離されすぎると前と後ろから敵に挟み撃ちにされてしまうのです。

必死に騎馬の後を追いかけます。

騎馬隊の先頭に立ち敵陣に突撃する縛虎申でしたが、魏軍に矢で応戦されてしまい、多くの味方を失います。

そして縛虎申自身も、魏の矢の名手である黄離弦の矢を心臓に受けてしまいます

しかし縛虎申は止まりません。

既に騎馬隊員と化していた信が縛虎申の前を走り出し、黄離弦の矢を見切り剣で槍を跳ね返し、そのまま黄離弦を討ち取り縛虎申を守ります。

他の騎馬隊も頂上に辿り着き、縛虎申も辿り着きますが既に視力を失っていました。

丘を守っていたのは魏軍副将の宮元でした。

宮元は自ら剣で縛虎申を穿きます。

しかし目の見えない縛虎申は自ら近づいてきてくれた宮元を掴み、そのまま首を斬り、見事に討ち取ったのです!

縛虎申は自分の命と引換えに、敵の副将を討ち取り丘を奪うという大手柄をあげたのでした。

 

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【キングダム】信の戦い方に影響している?

甘蛇平原の戦いで丘を取った縛虎申隊でしたが、隣の丘に本陣を構えていた魏軍総大将の呉慶が本軍を率いて丘を下山し、そこに麃公も全軍を率いて突撃します。

その後両総大将の一騎打ちとなり、武力に勝る麃公が呉慶を破り秦軍の勝利が確定したのです。

兵士の疲れもあり、目的であった滎陽攻略は断念しますが、魏軍大将軍の呉慶の死は魏に大打撃となったのです。

大将軍という存在は、一つの国に数人しかいませんからね。

この戦いで一気に百人将にまで出世した信でしたが、縛虎申の戦い方は学ぶべきものが多かったのではないでしょうか。

的確な状況判断、指示の意図をくみ取る能力、隊の先頭に立つ勇気、仲間に無駄死になどさせないという信念、そして何より勝利に対して貪欲でした。

勝つためなら自分の命すらいとわない覚悟で常にいたのでしょうね。

百人将になり部下をもった後の信の戦い方は、縛虎申のそれに似た部分も多くあります。

信もまた仲間を思い、隊の先頭に立ち、少数でも臆する事なく敵陣に突っ込むタイプです。

信は元々そういう気質なのでしょうが、少なからず自分の初陣の時に体験した戦い方に影響を受けていたのかもしれませんね。

 

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【キングダム】縛虎申の心に響く名言

丘の頂上に辿り着いた縛虎申に対して、魏軍副将の宮元は、味方を大勢犬死にさせる麃公や縛虎申の戦い方を「運頼みの戦い方」と表現します。

そして奇跡でここまでたどり着いたのだと。

「犬死にではない!奴ら全員の骸の橋を渡っておれはここまで来たのだ」

縛虎申は、仲間がここまで自分を連れてきてくれたのだと言い返したのです。

その後宮元を討ち取り丘を奪った縛虎申隊でしたが、いかんせん少数での奇襲。

遅れて頂上に到達した尾兵ら歩兵を合わせても、とても丘を守りきれるものではありませんでした

丘下から迫りくる魏軍。

縛虎申の側近達は下山を選びます。

しかし信が大反対します。

何の為に丘を奪ったのか!

どれ程の犠牲を払って奪ったのか!

ここで下山すれば全てが無駄になると思ったのです。

確かにそうかもしれませんね。

元々麃公将軍の、第四軍歩兵隊への合流指示の意図は丘奪取だったわけですし。

しかしその意図を誰より早く理解した縛虎申が口を開きます。

「信、勇猛と無謀は違う。そこをはき違えると早く死ぬ。」

皆と共に丘を下るよう命令したのです。

最期まで男らしい縛虎申でしたね。

 

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まとめ

キングダム序盤で姿を消した縛虎申。

しかし甘蛇平原の戦いでは、総大将でその後も活躍する麃公と同じくらいの登場シーン数でした。

そして信との関わりも多く、早々に信の能力に気づいたのも見事でした。

甘蛇平原の戦いで秦は勝利しましたが、幾つもの武功を上げた縛虎申の功績は相当大きかったのではないでしょうか。

この記事のまとめ
  • 縛虎申が率いる千人将部隊
  • 信の初陣での出会いの場面
  • 縛虎申の特攻好きな戦術
  • 壁と縛虎申の対照的な性格
  • 縛虎申の冷静な状況判断
  • 信に影響を与えた戦い方
あいり
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