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最終回はどうなったのか?
結論から言うと、マッシュは神覚者を辞退しました。じいちゃんとの二人暮らしに戻り、パティシエを目指します。最終回は18巻の第162話です。
魔法界史上初めて、魔法不全者が神覚者に選ばれた直後の話でした。その席に、本人は来ませんでした。
この記事でわかること
- マッシュが神覚者を辞退した理由
- 代弁者が読み上げた手紙の中身
- イノセント・ゼロ戦の決着のつけ方
- 辞退したあと、何を目指したのか
- 魔法界の差別がどうなったのか
先に結論だけ
| 最終回で何が起きたか | マッシュが神覚者を辞退し、パティシエを目指します |
| 最終回はどこか | 18巻の第162話 |
| 完結時期 | 週刊少年ジャンプ2023年31号(2023年7月3日発売) |
| 単行本 | 全18巻・全162話 |
| 辞退の伝え方 | 壇上に代弁者を立て、手紙を代読させました |
| あとを任された人 | ランス。しっかりしているから、という理由です |
| 魔法界のその後 | 魔力を持つ者と持たない者の差別が消えていきます |
イノセント・ゼロ戦の決着のつけ方
完全体になったイノセント・ゼロを撃破し、残っていた闇魔法も筋肉で消滅させたマッシュは、こう口にします。
一件落着ですな
ところが、多くの犠牲者を出して壊滅的になった街を見て、イノセント・ゼロが返します。
これで勝ったと言えるのか
ここでマッシュが取った行動が、戻してくれませんか、と頼むことでした。
イノセント・ゼロは拒否します。それでもマッシュは説得を続け、人の時間軸だけを戻す魔法を使わせました。
その魔法で仲間たちが復活し、マッシュたちは大勝利を収めます。
僕はこう読む
勝ったあとに、倒した相手へ頼み事をするのが効いています。
ふつうなら、そこで終わりです。マッシュは勝ったまま、頭を下げに行きました。
しかも頼んだ内容は、自分の望みではなく街と仲間を戻すことでした。
殴り合いでは解決しない部分だけを、言葉で取りに行っている。
この作品の主人公が筋肉だけの人ではない、といちばん分かる場面だと読んでいます。
魔法不全者として、初めて神覚者に選ばれます
死闘から数ヶ月。平和が戻ったなかで「今年度の神覚者」が発表されます。
前へ呼ばれたのは、魔法界史上初の選出となる魔法不全者のマッシュでした。
魔法が使えないマッシュが、ついに神覚者に選ばれた。物語がずっと向かってきた到達点です。
壇上に立ったのは、本人ではありませんでした
壇上に呼ばれたマッシュ。ところがそこに立っていたのは、マッシュの代わりを務める人物でした。
代弁者は、マッシュから手紙を預かってきたと言い、代読を始めます。
今回の件、とても光栄なんですが、僕は神覚者とか大仰なのは大変そうなんで大丈夫です
辞退の理由も書かれていました。マッシュにとっての目的は神覚者になることではなく、魔法を使えない自分が認められたことで達成されていたのです。
そして、こう続きます。
みんな仲良く、暮らしていけたらいいなって思います
最後は、こうでした。
あとはランスくんに任せます。しっかりしてるんで
僕はこう読む
辞退を、本人が来ないで手紙で伝えたところがいちばん好きです。
断りに行けば、格好はつきます。説得もされるでしょう。来ないというのは、議論を受け付けないという意思表示です。
しかも文面に力みがありません。大仰なのは大変そうなんで、と書いてあるだけです。
魔法界いちの栄誉を、面倒くさいという理由で断っている。
そこまでやって初めて、差別と無関係な人だと示せる。そういう終わり方だと読んでいます。
じいちゃんの「おかえり」
マッシュらしい手紙に、仲間たちから暖かい拍手が起こります。
そのなかで、じいちゃんのレグロ・バーンデッドは、神覚者になったマッシュを思い、以前に二人で暮らしていたころを思い出して涙を流していました。
そこへ、扉を破壊して帰宅してきたのがマッシュです。
おかえり、マッシュ
優しい笑顔を浮かべたじいちゃんに、マッシュはこう答えます。
ただいま、じいちゃん
僕はこう読む
扉を破壊して帰ってきた、という一点にこの作品の全部があると思っています。
第1話から、この人は力加減を間違え続けてきました。魔法界を救ったあとも、そこは何も直っていません。
神覚者を断り、家の扉を壊して、ただいまと言う。
強くなっても、偉くなっても、帰る場所と壊す癖だけは同じでした。
成長で終わらせず、変わらなさで終わらせた。だからこの最終回は優しいのだと読んでいます。
目指したのはパティシエです
神覚者を辞退したマッシュは、じいちゃんとの二人暮らしに戻り、パティシエを目指します。
そして新作のシュークリームを作り、お披露目会として仲間たちを招待しました。
ドットやランス、レモンたち、いつもの仲間が続々と集まってきます。ライオやレイン、魔法局の局長たちからも、こう感謝されました。
世界を救ってくれてありがとう
ブラッド・コールマンに渡したもの
その場に、マッシュを神覚者になるよう唆したブラッド・コールマンも来ていました。
弱々しく「金品を」と口にするブラッド・コールマンに、マッシュが手渡したのは新作のシュークリームです。
これを受け取ったブラッド・コールマンは「あっ、そういうことか」と悟り、シュークリームを食べて「美味しい」とつぶやきました。
僕はこう読む
金を求めた相手に、シュークリームを渡すという返し方が見事だと思っています。
罰でも、赦しの言葉でもありません。自分が今いちばん誇れるものを、黙って差し出しただけです。
そして受け取った側が、自分で「そういうことか」と分かります。
説教を一言もせずに、相手の価値観のほうを動かした。
神覚者を断った人物の最後の仕事として、これ以上のものは無いと読んでいます。
魔法界の差別は、消えていきました
その後の魔法界では、魔力を持たないマッシュが神覚者に選ばれたことで、持つ者と持たない者の差別がなくなっていきます。
マッシュたちも、大変な思いをしながらみんなで平和に暮らしていくことになりました。
まとめ|マッシュルの最終回をどう読むか
最終回は18巻の第162話。マッシュは神覚者を辞退し、パティシエを目指します。
押さえておく点を並べます。
- 完結は週刊少年ジャンプ2023年31号。単行本は全18巻・全162話
- イノセント・ゼロを撃破したあと、説得して人の時間軸を戻させた
- 魔法界史上初の魔法不全者の神覚者に選ばれた
- 壇上には代弁者が立ち、手紙を代読して辞退した
- あとはランスに任せると書き残した
- じいちゃんと二人暮らしに戻り、パティシエを目指す
僕はこう読む
この作品は、魔法が使えない人が認められる話でした。
だから最後に位を受け取ってしまうと、認められた形が「位をもらえたこと」になってしまいます。
マッシュはそこを断りました。手紙にも、目的はもう達成されたと書いてあります。
認められることと、偉くなることを分けて終わらせた。
シュークリームを作る側に戻ったのは、その線引きをいちばん短く見せる方法だったと読んでいます。
この辞退を面倒くさがりの性格と読むか、認められることと偉くなることを分けた判断と読むかで、最終回の後味が変わってきます。
——あなたはマッシュが神覚者を断った理由を、単に面倒だったからだと思いますか。それとも、目的がもう達成されていたからだと思いますか。よければコメントで教えてください。
よくある質問
マッシュルの最終回は、勝ったあとの選び方に山があります。決着から順に確かめます。
Q. マッシュルの最終回はどうなりましたか?
A. マッシュは神覚者を辞退しました。壇上には代弁者が立ち、手紙を代読する形で断っています。そのあとはじいちゃんと二人暮らしに戻り、パティシエを目指しました。
Q. マッシュルは何巻何話で完結しましたか?
A. 18巻の第162話です。連載は週刊少年ジャンプ2023年31号で完結し、単行本は全18巻・全162話になります。
Q. マッシュが神覚者を断った理由は何ですか?
A. 目的がもう達成されていたからです。手紙には、神覚者になることではなく魔法を使えない自分が認められたことが目的だった、という趣旨が書かれていました。
Q. イノセント・ゼロとの戦いはどう決着しましたか?
A. 完全体を撃破し、残った闇魔法も筋肉で消滅させました。そのうえでマッシュが説得し、イノセント・ゼロに人の時間軸だけを戻す魔法を使わせて、仲間たちが復活しています。
Q. マッシュはあとを誰に任せたのですか?
A. ランスです。手紙には、あとはランスくんに任せます、しっかりしてるんで、と書かれていました。
Q. 魔法界の差別はどうなりましたか?
A. 魔力を持たないマッシュが神覚者に選ばれたことで、持つ者と持たない者の差別は消えていきます。マッシュたちも、その魔法界で平和に暮らしていくことになりました。
魔法不全者が神覚者に選ばれ、その席に立ちませんでした。
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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年9月21日

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