「炎炎ノ消防隊」の人気キャラクターと言えば第8特殊消防隊所属のアイリスですよね。
可憐な容姿に穏やかな性格、守りたくなる可愛さでいてしっかりと守られているような温かな包容力…包み包まれる安心感…もはや漫画界でもトップレベルのシスターキャラと言って過言ではありません!
しかしそんなアイリスが実はスパイという疑惑も…!?
そこで今回はアイリスのプロフィールや過去、さらには彼女の所属している“聖陽教会”の秘密までたっぷりとご紹介していきます!
目次
【炎炎ノ消防隊】アイリスのプロフィールは?
シスター・アイリス(CV.M・A・O)
- 第8特殊消防隊所属
- 4月10日生まれ
- 第8で最も若い16歳
- 第8で最も小さい身長154cm
- 金髪碧眼に巨乳の美少女
清楚な容姿、小柄なのに巨乳、若いのにしっかりしている、魅力に溢れた女の子です。
【炎炎ノ消防隊】アイリスは優しいだけじゃない聖女?
アイリスは見た目の大人しさ同様、性格も温厚で優しく天使のような存在。
どんな時でも慈悲深い言葉で相手の心を穏やかにし、常に仲間たちの無事を祈っています。
その振る舞いはまさに聖女。
しかし時にはマキに対してツッコミや軽口を言ったり、マキやタマキとともにガールズトークを繰り広げるなど年相応の女の子らしさも垣間見えます。
また、ネザーに潜入した際にはタマキのピンチに敵を鉄パイプで殴りつけるなど、いざという時には思いきった行動で仲間を救うことの出来る強さも持ち合わせているのです。
【炎炎ノ消防隊】アイリスの正体は?どうしてシスターの恰好をしているのか?
聖女然としているのは性格だけでなく、見た目も関係しています。
アイリスは実務の際、他の隊員と違い活動服ではなく修道服を着ているのです。
現場に駆け付ける際には青線の防火服を着用していますが、それもひとりだけ修道服を模した防火服となっています。
その理由は、アイリスがシスターだからです。
「炎炎ノ消防隊」の根幹をなしているのが皇国の国教である聖陽教という皇国の国教。
聖陽教は大災害以降の皇国において人類最後の拠りどころとなっている一大観念であり、アイリスはそれを組織している聖陽教会出身のシスターなのです。
【炎炎ノ消防隊】アイリスの能力は?
「炎炎ノ消防隊」において特徴的なのが、炎に対する能力。
大災害以降炎に適合し特殊な能力を持つ人間が現れるようになったという設定で、焔ビトと化した第一世代、炎を操れる第二世代、炎を生み出せる第三世代の能力者が存在しています。
それで言うと、アイリスに能力はありません。
つまり第8の大隊長・桜備と同じ“無能力者”という括りになります。
ただし桜備のような筋肉ゴリラでもないため、戦闘や消火・救出活動には加わらず非戦闘員という形となっています。
【炎炎ノ消防隊】シスターアイリスの役割や意味は?
ではアイリスは消防隊において何を行っているのか。
消防活動を行わないとは言えアイリスも焔ビトの出現した危険な現場に同行します。
その役割は、焔ビトと化してしまった人々を鎮魂するために祈りを捧げること。
ある日突然焔ビト化してしまった人の無念を鎮めるためでもあり、大事な人が焔ビトと化してしまった遺族や周囲の人々の心を救うためにも、アイリスは聖陽教の神である太陽神に祈っています。
また、焔ビトを苦しみから解放しようとする特殊消防隊の活動に対し、神に許しを得るというような意味合いもあります。
元人間である焔ビトを鎮魂するという活動を行う特殊消防隊ですが、シスターの祈りによってその活動が“鎮魂”として正当な意味合いを持つことができ、隊員たちが迷いなく鎮魂するために、彼らが焔ビトが元人間だということを忘れないために、アイリスの祈りは非常に重要な役割を担っているのです。
この作品における“シスターの祈り”とは何か特別な力があるためではなく鎮魂の際に“ただ祈る”という作法的なものですが、その行為が焔ビトとなってしまった人、焔ビトの周囲の人々、そして焔ビトを鎮魂する特殊消防隊の隊員たちの心を救っているのです。
【炎炎ノ消防隊】アイリスの悲惨すぎる過去とは?
アイリスは孤児で、同じような子たちとともに修道院で穏やかな幼少期を過ごしていました。
しかしある日突然、人体発火現象により同胞たちが焼死し修道院も焼けてしまったのです。
大切な居場所を失ったアイリスの過去と苦しみはアニメ1期のEDでも描かれていますが、彼女の柔らかな笑顔の裏にひっそりとこびりつく悲しみや苦しみは計り知れません。
世界観として家族や知人が焔ビトと化してしまった人は多いのかもしれませんが、そんな悲惨な過去を持ちつつもアイリスがこうして特殊消防隊として人体発火現象と向き合う道を選んだのは、やはり彼女がシスターだからではないでしょうか。
ともに過ごした家族たちの魂が鎮まるように…同じ想いを持つ人々のために…アイリスはツラい過去から逃げずシスターとして強い意思で歩み続けているのです。
【炎炎ノ消防隊】アイリスとプリンセス火華との関係は?
アイリスにとって大切な人物が、彼女が「義姉さん」と呼ぶ第5特殊消防隊の大隊長・プリンセス火華。
アイリスと彼女は同じ修道院で姉妹のように育ち、前述の修道院火災の時に2人だけ生き延びました。
つまりアイリスにとって穏やかな思い出やツラい過去を共有する唯一の存在であり、今でも存命の大切な家族。
しかしシスターとして祈りを捧げる道を選んだアイリスに対し、プリンセス火華は“神”や“祈り”に失望し独自に焔ビトの研究を行うようになりました。
悪となり時には非人道的な研究も行いながら現在の地位を手に入れましたが、アイリスと再会し、シンラによって改心してからは第8と協力するようになります。
現在ではアイリスとの仲も元に戻り、アイリスを支えながらともに人体発火現象や修道院の事件の真相に迫っています。
【炎炎ノ消防隊】聖陽教会の秘密とは?
アイリスがシスターとして所属しているのが皇国の国教“聖陽教”。
大災害以降の人類最後の拠りどころともされる作中で最も影響力のある存在であり、焔ビトの鎮魂や皇国における医療も「聖陽教会にのみ許された神事」として聖陽教会が独占しています。
しかし聖陽教会には表には出ない闇の部分が存在していました。
それは暗部と呼ばれる隠密暗殺部隊の存在。
聖陽教会が人々の心や暮らしを支える一方で、暗部が聖陽教にとって不都合な事実や人を消すなど悪事とも言える汚れ仕事を行っているのです。
そして暗部の存在だけでなく、聖陽教会が大きな存在である分その裏にどれほどの闇が広がっているのかが物語のポイント。
だからこそ聖陽教の聖職者であるアイリスに疑惑がかかってきます。
もちろんあの笑顔に疑う余地はありませんが、意図せず第8へのスパイとして機能してしまう可能性もあるのかもしれません。
【炎炎ノ消防隊】アイリスが祈りの時に言うセリフ「ラートム」の意味と由来は?
「炎炎ノ消防隊」読者なら一度は口にしたことのあるのが「ラートム」ですよね。
大事な日に寝坊した友人やガチャで爆死した戦友などに「ラートム」と声を掛けているはずです。
作中では主に鎮魂などの祈りの最後に「ラートム」と唱えています。
聖陽教は現実世界でのキリスト教をモデルにしているようですので、「ラートム」はキリスト教で言う「アーメン」と同じような意味と捉えて良いでしょう。
一説には「弔う」をもじった「炎炎ノ消防隊」独自の造語とされています。
作中ではニュース番組の最後も「ラートム」で締められていますので、如何に皇国で聖陽教の教えが根付いているかが分かりますよね。
【炎炎ノ消防隊】アイリスとシンラとの恋愛関係は?
アイリスとシンラの出会いは第1話でのお姫様だっこから始まりました。
その後も互いを気にかけつつ徐々に距離を縮めていますが、恐らくそれは仲間としてだと思います。
もちろんアイリスの可愛さにシンラも度々赤面してはいますが、現在シンラにはシンラの明確な目的があり、アイリスはアイリスでシスターとして強く歩んでいますので、そういった中で恋愛関係に発展するとは少し考えづらいですね。
しかし同僚がマキとタマキである以上、よりアイリスに女の子らしさを感じがちだとは思うので、今後そういった描写が出てくるのか少し期待してみましょう。
まとめ
「炎炎ノ消防隊」の癒し・アイリスについてまとめてみました。
ちなみにアイリスが幼少期を過ごした修道院ではそれぞれに花の名前が付けられていました。
“アイリス”とはアヤメ科の多年草。
花言葉は種類によって“吉報”“情熱”“優しい心”などがあり、どれもアイリスを表すような優しく強く前向きな意味ではないでしょうか。
そういったことからも彼女がスパイとは考えづらく、このまま第8特殊消防隊所属のシスターとして仲間とともに世界の闇に立ち向かっていってくれると思います。
今後もアイリスの活躍に注目していきましょう。
