- 福田がサバデルを掌握した
- ヒエロが福田の指示を信じた
- ガルージャのパスに福田驚愕
サバデルのMFヒエロがゴールを決めました。
チームとしては実に3試合ぶりの得点です。
起点となったのは、もちろん福田のパスからでした。
教科書どおりの綺麗な言葉でなく、実用的なスペイン語で的確に指示を出す福田。
まるで子供にも分かるようなティーチングです。
福田は地元の子供たちとサッカーを教えると同時に、サッカーで使うスペイン語を子供から学んでいたのです。
現役時代からムダのない福田の行動には、アシトは感心するしかありません。
肝心の試合はサバデルが押しつつも、前半は同点で終了しました。
自分と同じサッカー観を共有できる選手が欲しいと思う福田。
その視線の先にはガルージャがいたのです。
『アオアシ』324話のネタバレ
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それではアオアシ第324話『お前の全てを見てる』の要点をまとめてみました。
出場機会のなかった福田の活躍で同点に追いついてサバデル。
ここは結果を出して、福田としては爪痕を残したいところです。
チームは逆転して存在感を示すことが出来るでしょうか?
時間のない場合は目次に内容をまとめていますので、参考にしてみてください。
更なる高みへ
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エウロパ戦を前半1-1で折り返したサバデル。
味方サポーターは喜んでいますが、まだ同点に過ぎません。
勝ち点3を取らなくては意味がありません。
今日勝てばチームの風向きは必ず変わるはずです。
福田に声を掛けられてギョッとするヒエロ。
ロッカールームの誰もが注目します。
福田はイーサンに通訳を頼み、まずは自分を信じてくれたヒエロに感謝を伝えます。
ヒエロは足の肌にまで吸い付くようなドンピシャのパスを受けました。
次もパスを受けたくなるというものです。
しかし福田はダメ出しをします。
ヒエロが福田を捜して動いていたからです。
その動きをやめて、自分のタイミングで前に出るよう指示をします。
福田はヒエロの位置に100%パスを出す自信がありました。
自分が並の選手とは違うと断言し、ヒエロの全てを見ていると頼もしく語ります。
痺れるパス
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試合は後半戦が始まりました。
サバデルの大合唱が響く中、祈るような気持ちで見守る福田の母親と花。
ピッチでは福田の指示に半信半疑のヒエロ。
理解不能だと福田を相変わらずチーノ(中国人)呼ばわりです。
ヒエロの位置からは距離があり、福田の場所が特定できません。
それでも信じてみたくなったのか、スペースを見つけると猛ダッシュ。
その瞬間です。
鋭い福田からの1本パス。
ボールはヒエロの足元にピタッと収まるのでした。
前に行けとサインを送る福田。
ヒエロはゾクゾクが止まりません。
結局シュートには至りませんでしたが、福田の活躍に花は「兄ィ!」と大きな声援を送ります。
ボールを通じた会話
サバデル!福田と花の街!
小林有吾Sabadell! La ciudad de Fukuda y Hana!
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実況席からも分かります。
サバデルが前半と後半で異なるチームに変貌したのです。
ボールは全て福田を経由するサバデル。
福田は完全にチームを支配しました。
敵をかわしながらチャンスを演出する福田。
しかしあと一歩のワンテンポ、味方の動きがコンマ数秒遅いのです。
もしスペイン語を日本語と同じように話せれば、福田は強い言葉で隙間を埋めることが出来たでしょう。
チームの力はもっと引き出せるはずです。
やはり言葉の壁は大きいのでしょうか?
スペイン語をマスターしてチームに溶け込むまで待つのかと、福田は疑問に思います。
フットボール最大の魅力とは、ボールの扱い一つで世界中を飛び回ることが出来るはずです。
本当はサッカーボールだけで会話をしたい福田。
憧れのラ・リーガでも叶わぬ夢かと諦め気味の様子です。
ショートコーナーを選択するサバデル。
一度後退しながらも中央の福田にパスを送る選手がいました。
ガルージャです。
足元ピタリでボールを受けた福田。
ゴールの片隅にシュートエリアを発見します。
シュートを撃て。
福田はボールからのメッセージを感じます。
『アオアシ』324-325話のネタバレのまとめ
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目論み通りサバデルの乗っ取りに成功した福田。
確実にチームのレベルが一段上がりました。
これを自信満々に有言実行するのが福田です。
あんな精度の高いパスを受けたら、誰もが身震いしてしまいますよ。
視野の広さがハンパありません。
この辺りはエスペリオン時代に司馬からパスを受けてきた経験が活きているようです。
かつて『キャプテン翼』では、ボールはトモダチでした。
『アオアシ』に関しては、ボールは意思を伝えるコミニケーションツールとして位置付けられています。
一見するとキャプ翼よりもドライな感じがしますが、実は作品としてのテーマは当初からブレていません。
例えばアシトたちBチームが22対11でAチームと対戦した初期の話です。
黒田や朝利がアシトに怒ったシーンを覚えているでしょうか?
あの時も黒田たちはボールに意思を込めて、アシトにパスを送っていたのです。
福田の考えと全く一緒ですね。
そんな福田と同じ感覚を持つだろうガルージャからのラストパス。
これには福田も軽く驚きます。
今は最下位のチームに在籍をしていますが、元々は名門バルセロナ出身であるガルージャ。
もし福田がガルージャの意思を正しく感じたとしたら。
福田は既にバルセロナレベルの資質を備えているとも解釈できそうです。
- 福田がサバデルを支配した
- ヒエロとの信頼関係が構築
- 言葉の壁がチームに影響
- 福田のパス精度が際立つ
- ボールはコミュニケーションツール
- ガルージャからのパスが決め手
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