- レイは幼児期健忘がない
- イザベラはレイの母親
- 意外な父親はピーター・ラートリー
『約束のネバーランド』の食用児たちは孤児とされており、本当の親の存在は明らかになっていません。
その中で唯一親子として描かれたのがレイとママ・イザベラです。
自らの子どもも食用児として育てていたというショッキングな出来事として描かれましたが、そこで今回はイザベラのレイ出産についてご紹介!
レイとイザベラの関係性やイザベラの妊娠・出産方法、レイの父親についても詳しくまとめていきます!
目次
【約束のネバーランド】レイは幼児期健忘が起こらない!?
【#約ネバ展 CHARACTER FILE No.3 レイ】
胎児の頃からの記憶を有する少年。いち早く農園の欺瞞に気づき、一矢報いるための準備をひとり進めていた。GFハウス脱獄後は、これまで諦めてきた"家族全員"が生き残れる方法を模索。エマとノーマンが対立した際は2人が後悔しない道を進めるよう助力する。 pic.twitter.com/Dq8KLechqa— 約束のネバーランド展【公式】 (@yakuneba_ten) July 6, 2020
レイとイザベラが実の親子だと発覚した理由は、レイに幼児期健忘が起こらなかったから。
幼児期健忘とは赤ん坊の頃の記憶を失くすことであり、人間には当たり前に起こる現象です。
しかしごく稀にそれが起こらない人もいるそうで、レイもそれでした。
幼児期健忘が起こらなかったレイは胎児の頃からの記憶を持っており、どのような環境で産まれどのようにしてハウスにやってきたかを断片的に覚えていたのです。
そのためレイは、鬼を見た自分の記憶とハウスの幸せな現実との矛盾を抱えたまま幼少期を過ごしてきました。
そして文字が読めるようになり自分の記憶が正しかったと確信した彼は、6歳の誕生日にママ・イザベラに真実を追求し、以来イザベラのスパイとして皆の様子を報告し続けてきたのでした。
『約束のネバーランド』はエマとノーマンがハウスの秘密を知ってしまったことから物語が始まりますが、しかし唯一レイだけは生まれてからすでに残酷な現実と戦っていたのです。
【約束のネバーランド】イザベラはレイが自分の子供だと知ってしまった!?そのきっかけとは!?
レイが自分の息子だということにはイザベラも気づいていませんでした。
イザベラがそのことを知ったのは、レイがある歌を口ずさんでいたからです。
レイが口ずさんでいたのは、イザベラと一緒に育ったレスリーという少年が作った歌。
イザベラがまだ食用児としてハウスで暮らしていた少女時代に聴いた歌で、レスリーとイザベラしか知らないはずの歌。
イザベラは妊娠期間中、大好きなレスリーが作ったこの大切な歌を歌い過ごしていました。
そしてレイは幼児期健忘が起こらなかったことで、胎児期に聞いていた母の声とこの歌を覚えていたのです。
しかし息子と再会したイザベラに喜びはなく、戦慄…絶望…何とも悲痛な表情が印象的でした。
何故なら自分の子どもを食用児として育て出荷しなければならないのですから。
イザベラはこの世界を受け入れ飼育監となり、レスリーの分まで子どもたちに愛情を注ぎ出来るだけ長く幸せな人生を与えようとしていましたが、イザベラの選んだ道にはあまりにも残酷な現実が待っていたのでした。
【約束のネバーランド】父親の存在は明らかになっていない!?
イザベラがレイの母親だということが明らかになりましたが、それではレイの父親は誰なのでしょうか。
結論から言うと、レイの父親については最後まで描かれませんでした。
幼児期健忘が起こらなかったレイの記憶によれば、赤ん坊は産科医のような者たちによって取り上げられ、そのまま1歳くらいまで他の子どもたちと共に本部施設で管理・育成されていたようで、レイ自身も「親の顔なんて知らない」と語っています。
作中世界では“大人の人間男性”が殆ど存在していませんので、その辺に出産の秘密がありそうですね。
【約束のネバーランド】胎児を人工授精で育てる方法が試験的に進められている!?
第31話でのイザベラの妊娠シーンや番外編でのマチルダの回想を見ると、どうやらこの世界では体外授精が行われているようです。
鬼たちにとってそもそもの目的が養殖ですから効率的だと言えますね。
農園システムが出来た頃は性交をもっての妊娠だったのかもしれませんが、量産農園やラムダの開園など鬼たちも日々研究を重ねている様子が窺えますので、そのうちに人工授精へ変革していったと考えられます。
だからこそ余計に父親については掴めなくなっています。
【約束のネバーランド】イザベラは人工授精でレイを生んだ可能性が!?
上記のことからイザベラも人工授精でレイを身籠った可能性が高いでしょう。
この世界でイザベラのような飼育監(ママ)や補佐(シスター)になるには、ママの推薦を受けた12歳の優秀な女子が、本部で他の飼育監候補生たちとの競争を生き残って大人になり、子どもを産んで能力が認められる必要があります。
だからイザベラは生き続けるためにレイを産みました。
そこにはレスリーが殺されていたことやこの世界に対して何もできないことへの悔しさを糧にして、「せめて食べられない人間として生き続けよう」という強い意志があったからです。
しかし読み進めるとイザベラや他のシスターたちも子どもたちへの深い愛情があることが分かるので、自分が生きるためだとしても食用児として子どもを産まなければならない彼女たちの苦悩は計り知れません。
【約束のネバーランド】レイの父親はピーター・ラートリー!?
✨新キャラクター✨
■ピーター・ラートリー(CV.細谷佳正)全食用児を管理する者。ラムダ7214で食用児の実験を行っていた。
キャラクターページでも紹介しています!https://t.co/TMihIoUMea#約ネバ pic.twitter.com/m50W5aJWLG
— 『約束のネバーランド』公式 (@yakuneba_staff) March 4, 2021
飼育監候補の女性たちが人工授精によって出産しているならば、それでは精子は一体誰から提供されているものなのでしょうか。
3つの可能性を考えてみます。
農園出身者
高級農園から満期で出荷された優秀な男子の精子を採取している可能性です。
鬼の性質上、彼らの求める良質な肉とは“優れた頭脳”を持つ子ども。
だとすれば、より優秀な子どもを生み出すために優秀な頭脳を持つ人間を利用するのが合理的だと考えるのではないでしょうか。
個人的にレイの父親として期待したいのが、やはり歌によってレイとイザベラを繋いだレスリーです。
レスリーは他の子どもたちが遊んでいる間もひとり木の下で歌を歌っていたようなので、同じようにひとりで読書をしていたレイに通じるものがあると思いませんか?
レスリーが出荷されたのはイザベラもまだハウスにいた頃なので、彼女が妊娠するまでに10年近い年月が経ってしまっていますが、精子が保存されていれば可能性はあるのではないでしょうか。
人間世界からの供給
ハウスへの蔵書やレイへのご褒美など様々なものが人間世界から取り寄せられていることが窺えますから、精子も同じように賄われている可能性もあります。
人間であるラートリー家が調停役として2世界間を行き来できる以上、人間世界の優秀な人物の遺伝子を調達してくることは可能なはずです。
ただし人間であるラートリー家が鬼が食べる肉の質を上げるほど鬼のために動いているとは考えづらいので、可能性としては低いでしょう。
ラートリー家
最も安定的に精子を提供できるのがラートリー家自身です。
彼らは食用児ではないため、出荷の心配なくこの鬼の世界に存在できる唯一の大人の男性たちだからです。
そして第168話ではピーター・ラートリーが「僕は食用児(お前たち)の父。創造主(パパ)なんだぞ」と言いました。
これはこの世界を作る約束を結んだラートリー家を誇らしく思っているが故の、ラートリー家当主としての発言だと捉えられますが、本当に彼らの父親=精子提供者であるとも受け取れますよね。
「ぼくたち(ラートリー家)がいなかったらお前たちは生まれてすらこなかったんだぞ」という発言もあるので、ラートリー家の当主(あるいは一族男性たち)が代々農園を営む上での子種の提供を行っていたのかもしれません。
農園の質を一定に保つためにも、鬼の協力者の遺伝子が最も都合が良いとも考えられます。
以上のことからレイの父親はラートリー家の可能性が高そうですね。
【約束のネバーランド】ママと違い父親が生き残るシステムは鬼の世界に存在しない!?
こうしてレイの父親が分からないのも、鬼の世界に大人の人間男性がほぼ描かれていないからです。
女子はママやシスターとして生き残れる可能性が残されていますが、どうやら男子にはそういったシステムは用意されていないようですね。
本部やラムダに男性の姿も見られますが、ラムダに移されたノーマンが研究対象として扱われていたところを見ると、恐らく彼らは元食用児ではなくラートリー家の関係者なのでしょう。
鬼の世界に元食用児の男性がいない理由は、必要がないからなのかもしれません。
女子が残される理由は出産をさせることと、母性の中で食用児たちが穏やかにのびのび育つようにだと考えられます。
一方男性は大人になると身体も強くなり脅威になり兼ねませんし、もしラートリー家によって精子が提供されているならば生かしておく必要はないとされたのでしょう。
すぐに食べられてしまう男子と、生き残る可能性はあっても食用児という新たな悲劇を産まなければならない女子。
どちらにせよ食用児として生まれてしまった彼らの運命は残酷だということです。
まとめ
レイの幼児期健忘が起こらなかったことで、レイがイザベラの子だということが判明しました。
イザベラが出産したのは生き残るためであり、その方法は体外授精。
相手の男性=レイの父親はラートリー家の可能性が高そうです。
出産など物語世界を知るほど考えるほど悍ましさを感じますが、誰よりもその残酷さを知っているレイとイザベラは人知れず現実を受け入れ、その中で自分に出来る事をやろうとしていたのでした。
本当に強く、そして親子なのだと感じますよね。
この親子の関係については是非最後まで読んで感じて欲しいです!
- レイは幼児期健忘がない
- イザベラはレイの母親
- レイの父親は不明
- イザベラは人工授精で出産
- 父親はラートリー家の可能性
- 男性の生存システムがない
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