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ヒロアカで最も感動した名シーンはどこか
結論から言うと、1位はオールマイトがデクにワン・フォー・オールを渡した継承の場面です。無個性の少年が、自分で勝ち取った力として受け取りました。
僕のヒーローアカデミア(ヒロアカ)は、無個性だった緑谷出久(デク)が最高のヒーローを目指す物語です。原作から泣ける感動シーンを10個選び、ランキングにしました。順位は独断ですが、選んだ理由はすべて書いています。
この記事でわかること
- ヒロアカの感動シーンランキング10位から1位まで
- それぞれの名シーンで何が決まったのか
- なぜその場面で泣けるのか(カイの読み)
ヒロアカ感動シーンランキングTOP10の一覧
先に10個をまとめておきます。家族、師弟、ライバルの3つの関係から選んでいます。
| 順位 | 名シーン | 中心の人物 |
|---|---|---|
| 1位 | ワン・フォー・オールの継承 | オールマイトとデク |
| 2位 | 夜のグラウンドでの本音の衝突 | デクと爆豪 |
| 3位 | タルタロスでの呼びかけ | 相澤と黒霧(白雲朧) |
| 4位 | 最期に託した予知 | ナイトアイとミリオ |
| 5位 | 壊理を守り抜いた戦い | ミリオ |
| 6位 | 体育祭の決勝 | 爆豪と轟 |
| 7位 | 家族と離れて暮らす決断 | エンデヴァーと夏雄 |
| 8位 | 左の炎を使った瞬間 | 轟焦凍とデク |
| 9位 | 死柄木を突き放した信念 | ステイン |
| 10位 | 無個性と分かった夜の謝罪 | 緑谷引子とデク |
僕はこう読む
並べてみると、ヒロアカで泣ける場面は戦いの勝ち負けではなく、誰かが誰かを認めた瞬間に集まっていると思っています。
オールマイトがデクを、相澤が白雲を、ナイトアイがミリオを認める。
認められた側の顔が変わる一コマに、この作品の感動は詰まっていると読んでいます。
10位〜6位:家族と信念の名シーン
10位 デクを心配する母・引子の謝罪
デクの母、緑谷引子は気が小さく、傷だらけになって帰ってくる息子を見るたびにオロオロして泣いてしまう人です。いちばん胸に残るのは、デクが無個性と診断された夜でした。オールマイトの動画を見ながら自分もなれるかと聞いたデクを、引子は泣きながら抱きしめて「ごめんね」と謝りました。
この「ごめんね」は、無個性に産んでしまってごめんね、と読むのが自然だと思います。デクより先に、引子のほうが無個性に打ちのめされていたのではないでしょうか。デクが本当に聞きたかったのは「なれるよ」の一言で、それをくれたのは後のオールマイトでした。だから1位の継承が効くのだと、僕は読んでいます。
9位 死柄木を突き放したステインの信念
ヒーロー殺しステインが認めるヒーローは、オールマイトだけです。死柄木が敵連合への勧誘に来たとき、ステインは目的を問い、オールマイトを殺したい、気に入らないものは全部壊したいという答えを聞いて、信念のない殺意をいちばん嫌うと突き放しました。それでも、いまを壊すという一点だけは同じだとして手を組み、黒霧の個性で保須市へ向かっています。
去り際にステインは、ヒーローは偉業を成した者だけに許される称号で、英雄気取りの拝金主義者が多すぎると言い残しました。感動とは違う種類の場面ですが、悪役がいちばんまっすぐヒーローを語ってしまうところに、ヒロアカの怖さがあると思います。デクがのちに目指す「本物」の条件を、最初に口にしたのは敵の側でした。
8位 轟焦凍が左の炎を使った瞬間
体育祭の2回戦、デクと轟の対戦です。氷結だけで戦う轟に、デクは壊れた指で風圧を飛ばし続け、本気で来いと挑発しました。轟はこの戦いで自分の「オリジン」を思い出し、使わないと決めていた左の炎を出します。最後は全力どうしがぶつかり、デクが場外に飛ばされて、轟が3回戦へ進みました。
勝ったのは轟でも、救われたのも轟だったと僕は思っています。ぶつかった直後に轟が口にしたのは「ありがとう」でした。負けた側が相手の呪いを解いて終わる試合は、少年漫画でもなかなかありません。
僕はこう読む
デクは自分の体を壊してまで、相手に本気を出させました。
勝つためではなく、轟が自分の力を自分のものとして使えるようにするためです。
「救けて勝つ」というデクの形は、この試合でもう出来上がっていたと読んでいます。
7位 エンデヴァーが家族と離れて暮らすと決めた日
夏雄を人質に取ったエンディングを、デク、爆豪、焦凍の3人が倒したあとの場面です。エンデヴァーは夏雄に、子どもたちを遠ざけていたのではなく責任をなすりつけて逃げていた、轟燈矢も自分が殺したようなものだと打ち明けます。許せないと返す夏雄に、母や姉のために憎い父との食事へ毎回来るお前は十分に優しいと伝え、許されたいのではなく償いたいと話しました。
家に戻ったエンデヴァーが冬美と夏雄に告げたのは、子どもたちの暮らしやすい場所に新しい家を建てて母を迎え、自分は元の家に一人で残るという決断でした。僕は、家族を思ったいちばん残酷な答えだと思っています。一緒にいたいと言えない人が、離れることでしか家族を守れないと分かってしまった場面です。
6位 体育祭の決勝で1位をつかんだ爆豪
体育祭の決勝は轟対爆豪でした。選手宣誓から1位を宣言していた爆豪は、轟に左の炎も使ってこいと迫ります。轟は最後の衝突で炎を出しかけて消してしまい、爆豪の特大の爆破を受けて場外に飛ばされ、決着しました。最終順位は1位爆豪勝己、2位轟焦凍、3位が常闇踏陰と飯田天哉で、上位4人だけがメダルを受け取っています。
表彰台で暴れる爆豪はギャグとして描かれますが、僕は笑えませんでした。完膚なきまでの1位でなければ1位と認めないのは、デクに追い抜かれる怖さを誰より知っていたからだと思います。この苛立ちが、2位の場面でようやく言葉になります。
5位〜2位:師弟とライバルの名シーン
5位 壊理を守り抜いたミリオ
死穢八斎會への潜入で、ミリオはオーバーホールに追いつき、八斎衆の音本と酒木を酔ったまま倒して壊理を取り返しました。オーバーホールとクロノの2人を相手に、壊理をかばいながら『透過』で互角以上に渡り合います。ところが壊理を狙った個性を消す弾から彼女を守るため、ミリオは透過を使わず自分で受け、個性を失いました。
それでもミリオは倒れず、デクたちが駆けつけるまで壊理を守り抜いています。個性を失ってもヒーローでいられるかという問いに、ヒロアカが最初に出した答えがこのミリオだと僕は思っています。力ではなく、守ると決めた姿勢がヒーローだと示した場面です。
4位 ナイトアイが最期にミリオへ託した予知
サー・ナイトアイはオーバーホールとの戦いで左腕を失い、腹に大きな穴を開けられて病院へ運ばれました。リカバリーガールにも手の打ちようがなく、バブルガールの連絡で、コンビを解消してから6年ぶりにオールマイトと再会しています。デクが予知を覆したのを見たナイトアイは、強く望む未来を大勢で持てば予知も変えられる、という仮説を語りました。
最後にナイトアイは、駆けつけたミリオの未来を予知し、誰より立派なヒーローになっているから笑っていろと告げて、38歳で亡くなりました。僕は、この予知だけは外れてほしくないと願いながら死んだ人の顔が、作中でいちばん安らかだったと思っています。後継者の「器」として迎えた弟子が、いつのまにか自分の誇りになっていた。その順番の逆転が、別れの言葉を重くしています。
僕はこう読む
ナイトアイはずっと、オールマイトの死という未来を変えようともがいていました。
その人が最後に使った予知は、変えてはいけない未来を確かめるためのものでした。
未来を疑い続けた人が、最後に一つだけ未来を信じて逝った。だから笑えと言えたのだと読んでいます。
3位 黒霧になった白雲朧へ呼びかける相澤
白雲朧は相澤とプレゼント・マイク(山田)の同期で、3人で事務所を作ろうと話していた矢先、崩れる建物に巻き込まれて亡くなった友人です。黒霧の正体が白雲ではないかと考えたグラントリノは、2人をタルタロスへ呼び、黒霧の中に残る白雲の執着を呼び覚ましてほしいと頼みました。死柄木の世話が自分の使命だと語る黒霧に、相澤は白雲との思い出を語りかけます。
相澤は白雲からもらったゴーグルを外して見せ、3人でヒーローになろうと涙ながらに呼びかけ、黒霧の脳波に反応が出ました。僕は、ここで泣いているのが「イレイザーヘッド」でも「相澤先生」でもなく、白雲と並んでいたころのショータだというのがいちばん効いていると思っています。合理主義で通してきた人が、理屈ではなく友だちとして呼んだ瞬間でした。
2位 デクと爆豪が初めて本音でぶつかった夜
神野の事件のあと、爆豪は自分がさらわれたせいでオールマイトを終わらせたという罪悪感を抱え、デクとオールマイトの秘密にも気づいていました。夜のグラウンドに呼び出したデクに、爆豪は追いつかれる焦りと罪悪感をぶつけ、デクはずっと君を追いかけていたと憧れを打ち明けます。幼稚園からの付き合いの2人が、初めて本音を言い合った戦いでした。
勝ったのは爆豪で、止めに入ったオールマイトは、互いに認め合えば「救けて勝つ」「勝って救ける」最高のヒーローになれると2人の道を示しています。笑顔で救けるオールマイトに憧れたデクと、必ず勝って救けるオールマイトに憧れた爆豪は、同じ人の別の面を見ていた。僕はこの答えが、ライバルという言葉のいちばん美しい定義だと思っています。
1位:オールマイトからデクへのワン・フォー・オール継承
オールマイトの秘密を知ったその日、デクはヘドロのヴィランに捕まった爆豪を救おうと、無個性のまま飛び出しました。それを見たオールマイトは、デクに自分の個性ワンフォーオールを継がせると決めます。雄英の入試までの10か月で、粗大ゴミだらけの海浜公園を片づけて器となる体を作る「目指せ合格アメリカンドリームプラン」を、デクは入試の朝にやり遂げました。
継承の方法は、オールマイトの髪の毛を一本食べるというあっけないものです。それでも、オールマイトが渡す前に告げたのは運よく授かった力と、認められて譲られた力は本質が違う、これは君が勝ち取った力だという言葉でした。
僕がこの場面を1位にしたのは、10位の夜とつながっているからです。無個性と分かった日に母から「ごめんね」と言われた少年が、ここで初めて君が勝ち取ったと言われます。授かったのではなく勝ち取った、と言ってもらえたことが、デクにとって個性そのものより大きな贈り物だったと読んでいます。
ランキング外でも泣けるヒロアカの名シーン
感動シーンの紹介でよく挙がる場面のうち、物語の後半にある2つはランキングから外しました。結末に近い場面なので、未読の人にも配慮して触れるだけにしています。
- ひとりで戦い続けるデクを1年A組が連れ戻す中で、爆豪がデクにこれまでのことを謝る場面
- ボロボロのデクを雄英に入れてほしいと、麗日お茶子が避難してきた人たちに訴える場面
どちらも、10位から1位までに積み上げた関係があって初めて泣ける場面です。2位の夜を覚えている人ほど、爆豪の謝罪は重く響くと思います。
まとめ
ヒロアカで最も感動した名シーンの1位は、オールマイトがデクにワン・フォー・オールを渡した継承の場面です。
ランキングの決め手を並べると、こうなります。
- 1位は君が勝ち取った力だと認められたワン・フォー・オール継承
- 2位は救けて勝つ・勝って救けるに行き着いたデクと爆豪の夜
- 3位は相澤が白雲朧を友だちとして呼んだタルタロス
- 4位はナイトアイが38歳で遺した、変えてはいけない予知
- 10位の引子の謝罪が、1位の継承の重さを支えている
僕はこう読む
10個を並べて気づいたのは、どの場面にも「認める人」と「認められる人」がいることです。
ヒロアカは個性の強さを競う物語に見えて、誰かに認めてもらう物語だと思っています。
だから力を手に入れる場面より、認めてもらう場面のほうで泣けるのだと読んでいます。
デクの継承を、力を手に入れた場面と見るか、初めて認めてもらえた場面と見るかで、1位の意味はずいぶん違って見えます。
——あなたは、デクの継承を、力を手に入れた場面だと思いますか。それとも、初めて認めてもらえた場面だと思いますか。よければコメントで、どちらに近いか教えてください。
よくある質問
ヒロアカの感動シーンは、1位の継承とナイトアイの最期がよく聞かれます。ランキングに沿って答えます。
Q. ヒロアカで一番泣けるシーンはどこですか
A. このランキングでは、オールマイトがデクにワン・フォー・オールを継承する場面を1位にしました。君が勝ち取った力だと認められる場面です。
Q. サー・ナイトアイは何歳で亡くなりましたか
A. 38歳です。死穢八斎會との戦いで重傷を負い、最期にミリオの未来を予知して笑っていろと託しました。
Q. 相澤先生と黒霧はどういう関係ですか
A. 黒霧の中には、相澤とプレゼント・マイクの同期だった白雲朧が残っていました。相澤の呼びかけで黒霧の脳波に反応が出ています。
Q. 体育祭の最終順位はどうなりましたか
A. 1位が爆豪勝己、2位が轟焦凍、3位が常闇踏陰と飯田天哉です。上位4人がメダルを受け取りました。
Q. デクはどうやってワン・フォー・オールを受け継ぎましたか
A. 10か月かけて海浜公園のゴミを片づけて体を作り、入試の朝にオールマイトの髪の毛を一本食べて受け継ぎました。
1位はOFAの継承です。デクの覚醒や白雲朧の変貌、ナイトアイの最期も置きました。
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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年10月23日


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