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終末のワルキューレのアヌビスは、ラグナロクに出場したのか
結論から言うと、アヌビスはまだ出場していません。神側13人のうち、一度も戦っていないのはアヌビスだけで、出番があるかは第12回戦の勝敗で決まります。
ラグナロクは、神と人類の代表が13人ずつ一対一で戦い、先に7勝した側が勝つ勝負です。第11回戦を終えた時点で、人類6勝、神5勝。第12回戦では坂田金時と北欧の最高神オーディンが戦っていて、単行本28巻(2026年7月17日発売)の時点でもまだ決着していません。この記事では、アヌビスが出場する条件と13回戦の相手候補を整理したうえで、エジプト神話のアヌビスがどんな神なのかを見ていきます。
この記事でわかること
- アヌビスが未出場である理由と、13回戦に出る条件
- 13回戦で当たる人類代表の候補(ラスプーチンとノストラダムス)
- エジプト神話のアヌビスと、作中でどう戦うかの読み(カイの読み)
アヌビスは神側でただ一人の未出場。出場の状況を一枚にすると
先に、神側の代表がどこまで戦ったかを並べます。13人のうち12人がすでに出場していて、残っているのはアヌビスだけです。
| 回戦 | 神代表 対 人類代表 | 勝者 |
|---|---|---|
| 第1回戦 | トール 対 呂布奉先 | 神 |
| 第2回戦 | ゼウス 対 アダム | 神 |
| 第3回戦 | ポセイドン 対 佐々木小次郎 | 人類 |
| 第4回戦 | ヘラクレス 対 ジャック・ザ・リッパー | 人類 |
| 第5回戦 | シヴァ 対 雷電為右衛門 | 神 |
| 第6回戦 | 零福(波旬) 対 釈迦 | 人類 |
| 第7回戦 | ハデス 対 始皇帝 | 人類 |
| 第8回戦 | ベルゼブブ 対 ニコラ・テスラ | 神 |
| 第9回戦 | アポロン 対 レオニダス | 神 |
| 第10回戦 | スサノヲノミコト 対 沖田総司 | 人類 |
| 第11回戦 | ロキ 対 シモ・ヘイヘ | 人類(ここで人類6勝・神5勝) |
| 第12回戦 | オーディン 対 坂田金時 | 28巻の時点で決着前 |
| 第13回戦 | アヌビス 対 未定 | 第12回戦で神が勝った場合だけ行われる |
僕はこう読む
表にすると、アヌビスはずっと最後の一枠として取っておかれた神だと分かります。
北欧のロキやオーディンが先に出たのに、死者を裁く神だけが残っている。
人類の存亡を決める最後の一戦に「死者の審判」を持ってくるなら、これほど筋の通る配置はないと思っています。
アヌビスが13回戦に出る条件
ラグナロクは、先に7勝した側の勝ちです。いまは人類が6勝しているので、第12回戦で坂田金時が勝てば、その時点で人類の勝利が決まり、アヌビスは戦わないまま終わります。
反対に、オーディンが勝てば6勝6敗です。そのときに初めて、神側の最後の代表としてアヌビスが第13回戦に出ることになります。第12回戦は、坂田金時が勝つか負けるかだけでなく、アヌビスの出番があるかどうかまで決める試合になっています。
13回戦でアヌビスと戦う人類代表は誰か
人類側で、まだ出場していない代表の候補は、ロシアの怪僧グレゴリー・ラスプーチンと、予言者ミシェル・ノストラダムスです。どちらがアヌビスの相手になるかは、まだ決まっていません。
ノストラダムスは、医学にも通じた予言者です。アヌビスも神話では医学やミイラ作りと結びついた神なので、知識どうしの戦いになると見る読者もいます。ラスプーチンは、毒を盛られても銃で撃たれてもなかなか死ななかったという逸話を持つ人物で、「死なない人間」と「死者を裁く神」という組み合わせになります。
僕はこう読む
相手として話が噛み合うのは、ラスプーチンのほうだと思っています。
アヌビスは死者の心臓を量り、その者が冥界に進めるかを決める神です。
何度殺されても死ななかった男の心臓を、死者の神が量る。
この作品は、神話と人物の逸話がぶつかる形の試合を何度も作ってきたので、最後の一戦もその形になると読んでいます。
エジプト神話のアヌビスは、どんな神なのか
作中で戦う姿はまだ描かれていないので、ここからはもとになったエジプト神話のアヌビスを見ていきます。
アヌビスは、ジャッカルか犬の頭を持つ姿で描かれる冥界の神です。墓場のまわりをうろつくジャッカルや犬が、死者を守る存在と見られていたことから、この姿になったと言われています。リコポリスの守護神とされ、「ミイラを布で包む者」「聖地の主人」などの異名を持ちます。
オシリスとネフティスのあいだに生まれた
よく知られた伝承では、アヌビスの父はヘリオポリス九柱神の一柱に数えられる冥界の神オシリス、母は葬祭の女神ネフティスです。ネフティスはオシリスの弟セトの妻でしたが、オシリスに想いを寄せ、オシリスの妻イシスになりすまして関係を持ちました。そうして生まれたのがアヌビスです。
セトの怒りを恐れたネフティスは、生まれたアヌビスを草むらに隠したと伝えられています。
父オシリスをミイラにした最初の神
やがてセトは兄オシリスを殺し、その体をばらばらにしました。アヌビスは父の遺体を集めて防腐の処置をし、ミイラにして冥界へ送り出したとされています。仮面をかぶり、冥界へ導く祈りの言葉を唱えながら処置をしたとも伝えられています。これが最初のミイラ作りとされ、オシリスは冥界の楽園アアルを治める王になりました。アヌビスがミイラ作りの神、医学の神として崇められるのは、この神話が元になっています。
死者の心臓を天秤で量る
アヌビスは、死者を裁く儀式でも大きな役を持っています。天秤の片方に死者の心臓、もう片方に真理の女神マアトの羽根を載せて量り、心臓が重く沈めば罪深い者とされました。罪を量られた死者の魂は、怪物アメミットに食べられ、二度と生まれ変われなくなると伝えられています。
まとめ
アヌビスは、まだラグナロクに出場していません。神側13人のうち未出場はアヌビスだけで、第12回戦でオーディンが勝ったときにだけ、第13回戦に出ることになります。
決め手になる事実を並べると、次のとおりです。
- 神側13人のうち12人が出場ずみで、残るのはアヌビスだけ
- 第11回戦を終えて人類6勝・神5勝。先に7勝した側が勝つ
- 第12回戦(オーディン 対 坂田金時)は28巻の時点で決着前
- 人類側で未出場の候補はラスプーチンとノストラダムス
- 神話のアヌビスは、ミイラ作りと死者の心臓を量る審判の神
僕はこう読む
アヌビスは、戦う前から結末の役を背負わされた神だと思っています。
人類が第12回戦で勝てば、出番がないまま物語が閉じます。
出てこないこと自体が、人類の勝利の証になる神という置かれ方が、とてもこの作品らしいと感じています。
アヌビスが最後に出てくる展開と、出てこないまま人類が勝ち切る展開のどちらを望むかで、第12回戦の見え方はずいぶん違ってきます。
——あなたはアヌビスに、第13回戦で戦ってほしいと思いますか。それとも出番のないまま人類に勝ち切ってほしいと思いますか。よければコメントで、どちらに近いか教えてください。
よくある質問
アヌビスの出番と、13回戦について、よく聞かれることをまとめました。
Q. アヌビスはラグナロクで戦いましたか。
A. まだ戦っていません。神側13人のうち、未出場なのはアヌビスだけです。
Q. アヌビスは必ず13回戦に出ますか。
A. 出るとは限りません。人類が6勝しているので、第12回戦で坂田金時が勝てば7勝で決着し、第13回戦は行われません。
Q. アヌビスの対戦相手は誰ですか。
A. まだ決まっていません。人類側で未出場の候補は、グレゴリー・ラスプーチンとミシェル・ノストラダムスです。
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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年9月26日


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