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御三家は最後どうなったのか
結論から言うと、御三家のうち禪院家は壊滅しました。17巻148話から152話にかけて、禪院真希がたった一人で当主たちを斬っています。
残る2家も、無傷では終わりませんでした。加茂家は当主の体を羂索に乗っ取られ、五条家は236話で五条悟を失っています。
この記事でわかること
- 御三家の相伝の術式と先祖
- 禪院家が壊滅した話数
- 加茂家に入り込んでいた存在
- 五条家が五条悟一人だった理由
- 3家が仲の悪かった経緯
御三家の相伝の術式と先祖
| 家 | 相伝の術式と先祖/結末 |
|---|---|
| 五条家 | 無下限呪術/先祖は菅原道真。236話で五条悟を失う |
| 禪院家 | 投射呪法/17巻148〜152話で壊滅 |
| 加茂家 | 赤血操術/先祖は陰陽師。当主の体を羂索に奪われる |
御三家とは、呪術界で長い歴史と権力を持つ3つの家のことです。
どの家も、血筋で受け継ぐ相伝の術式を持っています。そして術式を継げなかった者は、正室の子であっても不当に低い扱いを受けました。
逆に、術式さえ継いでいれば厚遇されます。
側室の子でも、家から距離を置いている術師の子でも同じでした。血ではなく術式が、家の中での価値を決める仕組みです。
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御三家が3つとも内側から崩れたのは、偶然ではないと思っています。
術式を持たない身内を、どの家も切り捨ててきました。
禪院家を滅ぼした真希は、その切り捨てられた側の人間です。
加茂家に入り込んだ羂索も、家の内側から乗っ取っています。
五条家は五条悟に頼り切って、他に誰も育てませんでした。
外の呪霊ではなく、自分たちの選別の仕方に潰されています。
呪術廻戦が御三家をこう畳んだのは、筋が通っていると読んでいます。
禪院家は真希が一人で壊滅させた
禪院家は「禪院家に非ずんば呪術師に非ず 呪術師に非ずんば人に非ず」と言われる家でした。
強力な術式を持つ呪術師を取り込んで発展し、呪術界で大きな発言力を持ちます。その代わり、生まれつき呪力を持たない者は徹底して劣等扱いされました。
女性の場合は、スタートラインにすら立たせてもらえません。
禪院真希は、その両方に当てはまる人物です。生まれつき呪力がなく、術式も使えず、呪霊を見ることもできませんでした。
幼い頃から「落ちこぼれ」と呼ばれ、母に「産まなければ良かった」とまで言われています。
雑用をさせられながら育ち、高専に入った理由も禪院家を見返すためでした。双子の妹・真依も、術式と呪力はあったものの量が少なく、同じ扱いを受けます。
この2人が、家を壊す側に回りました。
真希が覚醒するのは17巻149話です。そこから152話までで、禪院家の術師たちを一人で斬り伏せていきました。
アニメでは、第3期の第51話「葦を啣む」がこの152話にあたります。
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真希が禪院家を斬る場面でいちばん効くのは、呪力を使っていないことです。
家が価値の基準にしてきたものを、1つも持たないまま勝ちました。
術式で負けたのではなく、術式が要らない相手に負けています。
直毘人も扇も直哉も、全員が呪術の内側で強かった人たちでした。
その外側から来た人間に、家ごと否定されます。
落ちこぼれと呼んだ側が、落ちこぼれの定義を間違えていました。
この皮肉のために真希は呪力ゼロで設計されたと読んでいます。
禪院家にいた主な人物
| 人物 | 立場 |
|---|---|
| 禪院直毘人 | 26代目当主。投射呪法を使い、五条悟を除けば最速の術師 |
| 禪院直哉 | 直毘人の息子。父と同じ投射呪法で、次期当主を自任していた |
| 禪院扇 | 直毘人の弟で、真希と真依の父。炎を操る術式を使う |
| 禪院甚爾 | 呪力ゼロの「天与の暴君」。伏黒恵の父 |
| 禪院真希 | 呪力ゼロ。のちに禪院家を壊滅させる |
| 禪院真依 | 真希の双子の妹。術式はあるが呪力量が少なかった |
扇は、真希と真依を「出来損ない」「我が人生の汚点」と呼んでいました。
2人の存在が自分の出世を阻んだ、という理由です。実の父親がここまで言う家だった、という前提が真希の行動を支えています。
禪院甚爾も、同じ理由で酷く扱われた人物でした。
幼い頃に呪霊の群れへ放り込まれ、口元に傷を負っています。そして息子の伏黒恵は、多額の金銭と引き換えに禪院家へ売られかけました。
この計画を止めたのが、五条悟です。
加茂家は当主の体を乗っ取られていた
加茂家は、御三家の中でいちばん格式と伝統を重んじる家です。
先祖は、平安時代に祈祷や占術を行った陰陽師にさかのぼります。相伝の術式は赤血操術で、呪術界の上層部とも深い縁を持っていました。
保守派と最も仲が良い家、という位置づけです。
ところがこの家には、明治の頃に加茂憲倫という当主がいました。「史上最悪の呪術師」「御三家の汚点」と呼ばれた人物です。
呪霊との間に子をなせる特異体質の女性を利用し、特級呪物「呪胎九相図」を作りました。
そして、その正体が後に明かされます。羂索が、およそ150年前に加茂憲倫の体を乗っ取っていたのです。
つまり加茂家の汚点とされてきた出来事は、家の外から来た存在の仕業でした。
いっぽう現代の加茂憲紀は、表向き加茂家の嫡男です。実際は側室の子で、正室が術式を継いだ男児を産めなかったために本家へ迎えられました。
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加茂家の怖さは、乗っ取られたことに誰も気づかなかった点だと思っています。
150年ものあいだ、当主の顔をした別人が中にいました。
血筋と術式だけで人を見る家だから、中身を確かめる習慣がありません。
術式が出るなら本人だ、という判定で通ってしまいます。
憲紀が側室の子でも嫡男になれたのと、同じ理屈でした。
選別の基準がそのまま、侵入経路になっています。
羂索が加茂家を選んだ理由も、そこだと読んでいます。
五条家は五条悟一人の家でした
五条家は、特級呪術師・五条悟を出した家です。
相伝の術式は、無限を現実に作り出す無下限呪術になります。先祖は、平将門や崇徳上皇と並んで日本三大怨霊に数えられる菅原道真です。
ところが作中に登場する五条家の人物は、五条悟だけでした。
11巻96話で赤ん坊の五条悟が描かれますが、母親らしき手が添えられている程度です。家族に関する情報は、ほとんど明かされていません。
公式ファンブックでは、五条家の当主が五条悟だとされています。
また劇場版0では、乙骨憂太が菅原道真の子孫で、五条悟の超遠縁にあたると明かされました。それ以外に優秀な術師がいない、ワンマンチームの家です。
その一人が、236話で両面宿儺に斬られて命を落とします。
家の戦力が、そのまま一人ぶんだけ消えました。禪院家のように滅ぼされたわけではなく、支えを失って空になった形です。
3家はなぜ仲が悪かったのか
五条家・禪院家・加茂家に共通するのは、互いに仲が悪いことでした。
どの家もプライドが高く、他家に劣りたくないと考えているからです。その対立が最悪の形で出たのが、慶長時代の御前試合でした。
この試合で、五条家の当主と禪院家の当主が相打ちになります。
互いに殺し合って両方が死ぬ、という結果でした。もともと悪かった関係が、ここでさらに決定的になります。
禪院直毘人が「ストレス:五条(家)」と紹介されているのも、その延長です。
加茂家だけは、上層部と結びついて別の立ち位置を取りました。結果として3家は、最後まで手を組めないまま別々に崩れていきます。
まとめ
呪術界の御三家は、五条家・禪院家・加茂家の3つです。相伝の術式はそれぞれ無下限呪術・投射呪法・赤血操術になります。
禪院家は17巻148話から152話で、禪院真希に壊滅させられました。
呪力ゼロと蔑まれてきた本人が、家を斬り伏せる側に回っています。アニメでは第3期の第51話「葦を啣む」がこの場面にあたります。
加茂家は、明治の当主・加茂憲倫の体を羂索に乗っ取られていました。五条家は五条悟一人の家で、その五条悟も236話で命を落とします。
3家は最後まで手を組まず、それぞれ別の形で崩れました。
この結末の評価は、どこを見るかで変わります。選別を続けた家が身内に潰された因果を取るか、御三家が消えたことで呪術界が変われた面を取るかで、印象が変わってきます。
僕はこう読む
御三家が3つとも、外から攻められて負けていないのが徹底しています。
禪院家は身内に斬られ、加茂家は中に別人を入れました。
五条家に至っては、最初から一人しか中身がありません。
呪霊と戦う話なのに、家を壊したのは全部人間の側です。
術式を持つかどうかで人を分けた結果が、そのまま返ってきました。
真希が呪力ゼロで勝つのは、その総まとめだと思っています。
御三家の物語は、制度が自滅する話だと読んでいます。
だから御三家の話は、因果と変化のどちらで読むかで割れます。選別を続けた家が身内に潰された因果と見るか、3家が消えたことで呪術界がやっと動けた変化と見るかです。
——あなたは、御三家が崩れたのは選別を続けた因果だと思いますか。それとも、呪術界が変わるために必要な変化だったと思いますか。よければコメントで、あなたの読み方を聞かせてください。
よくある質問
呪術廻戦の御三家について、よく出てくる疑問をまとめました。
Q. 御三家とはどの家ですか。
A. 五条家・禪院家・加茂家の3つです。呪術界で長い歴史と権力を持つ家柄になります。
Q. 禪院家が壊滅するのは何巻何話ですか。
A. 17巻148話から152話です。149話で禪院真希が覚醒し、そこから一気に進みます。
Q. 御三家の相伝の術式は何ですか。
A. 五条家が無下限呪術、禪院家が投射呪法、加茂家が赤血操術です。
Q. 五条家の先祖は誰ですか。
A. 菅原道真です。劇場版0で、乙骨憂太も同じ子孫だと明かされました。
Q. 加茂憲倫とは何者ですか。
A. 明治の加茂家当主ですが、体を羂索に乗っ取られていました。呪胎九相図を作った人物です。
Q. 御三家はなぜ仲が悪いのですか。
A. 慶長時代の御前試合で、五条家と禪院家の当主が相打ちになったことが大きく響いています。
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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年9月18日


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