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ペコムズはその後どうなったのか
結論から言うと、ペコムズのその後は描かれておらず、生死不明です。ルフィを逃がそうとしてオーブンに取り押さえられた場面が最後の登場で、死亡した場面はありません。
つまり「死んだ」とも「生きている」とも言い切れないのが正確なところです。原作もアニメも、そこで途切れています。
「ペコムズ 死んだ」「どうなった」と検索されるのは、この最後の場面で描写がぷつりと切れるからです。しかもペコムズは作中で二度、撃たれています。この二つが混ざって語られることが多いので、この記事では順番に分けて整理します。
この記事でわかること
- ペコムズはその後どうなったのか(結論:生死不明)
- なぜビッグ・マムを裏切ったのか
- 別々の事件である二度の銃撃を、順番に整理
- 最後の登場でオーブンに何をされたのか(「失明」と検索される理由)
- 止め役のペドロを失った意味(カイの読み)
先に結論だけ
ペコムズについて聞かれることを、表にまとめます。いちばん多い「その後」の答えは、生死不明です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| その後 | 描かれていない。生死不明 |
| 最後の登場 | 「ナゾムズ」と名乗ってルフィを逃がし、オーブンに取り押さえられた |
| なぜ裏切ったか | 麦わらの一味への恩と、ペドロが命を賭けて守ったものに報いるため |
| 撃たれた回数 | 2回。ゾウでベッジに背後から/カカオ島で口封じに海へ |
| 失明したか | 目を潰されそうになったが、結果は描かれていない |
| 正体 | ライオンのミンク族で、カメカメの実の能力者。懸賞金3億3000万ベリー |
まず「二度撃たれている」ことを分けます
ここが最初につまずくところです。ペコムズが撃たれた場面は二つあり、撃たれた場所も、助けた相手も違います。
| 場面 | 場所 | 何があったか | そのあと |
|---|---|---|---|
| 一度目に撃たれた | ゾウ | サンジを見逃そうとして、カポネ・ベッジに背後から銃撃される | 甲羅で防いだが重傷。ゾウで療養 |
| 二度目に撃たれた | カカオ島ショコラタウン | 暗殺計画への協力を断り、口封じに撃たれて海へ落とされる | タイヨウの海賊団に救助された |
| 最後の登場 | カカオ島 | ルフィを逃がすためスーロン化しようとして、オーブンに阻まれる | 生死は描かれていない |
「海に落とされてタイヨウの海賊団に助けられた」のは二度目のほうです。ゾウで背後から撃たれた一度目とは、場所も時期も違います。ここを混ぜると経緯が分からなくなります。
最後の登場は、命を捨てる覚悟でした
そして検索される「死んだのか」は、そのどちらでもなくもっとあとの場面を指しています。
シャーロット・カタクリとの死闘を制したルフィの前に、ペコムズは「ナゾムズ」と名乗って現れます。マスクを被っただけだったので即座にバレました。
「ペドロの兄貴が死んで守ったお前らの命!! こんな所で失うなんておれが許さねぇぞ!!」
彼はブリュレを人質に取り、ルフィを待ち受けるビッグ・マム海賊団の只中へ躍り出ます。そして月の獅子(スーロン)化しようとしました。
これがどれだけの覚悟かは、次の節で書くとおりです。ペコムズはスーロン化を制御できず、止められる唯一の存在だったペドロはもういません。変身すれば戻れない。つまりここで死ぬつもりだったということです。
ところがシャーロット・オーブンに変身を妨害されて取り押さえられ、二度とスーロン化できないよう目を潰そうとボコボコにされます。「ペコムズ 失明」と検索されるのは、この場面があるからです。
アニメではもう少し先まで描かれます。一度は原作どおりオーブンに阻まれますが、再び立ち上がって完全な月の獅子に変貌。ビッグ・マム海賊団を相手に暴れ回り、逃亡中のサンジに襲いかかりかけたところで理性を取り戻して制御に成功します。しかしレザンの不意打ちで腹部を貫かれ、直後に一斉攻撃を受けて致命傷を負いました。
原作・アニメとも、その後の生死は描かれていません。「死亡が確認されていない」のであって、「無事だと確認された」わけでもない。ここが正確なところです。
なぜビッグ・マムを裏切ったのか
ペコムズが「裏切った」と語られるのは、大きく2回あります。
- 1回目…ゾウで恩を感じ、サンジ連行の任務を降りようとした。ここでベッジに背後から撃たれる
- 2回目…最後の登場で、ビッグ・マム海賊団の只中に飛び込んでルフィを逃がそうとした
どちらも、金や地位のための寝返りではありません。仲間が受けた恩と、ペドロが命を賭けて守ったものに報いる行動です。魚人島でみかじめ料を取り立てていたときの荒っぽさと、同じ人物の中で両立しています。
なお、カカオ島でベッジからビッグ・マム暗殺計画への協力を持ちかけられたときは、ペコムズはこれを断っています。撃たれて海に落とされたのはそのためです。裏切り者と呼ばれる男が、いちばん大きな裏切り話には乗らなかったことになります。
一度目|ゾウで撃った相手はカポネ・ベッジです
一度目にペコムズを撃ったのは、ビッグ・マム海賊団の傘下にいたカポネ・ベッジです。しかも背後からでした。
理由は、ペコムズが任務を放棄しようとしたからです。彼にはサンジを万国(トットランド)へ連れて行く命令が下っていました。ところがゾウで、ミンク族の仲間から「麦わらの一味のおかげで毒ガス地獄から救われた」と聞かされます。
恩を感じたペコムズは、命令に背こうとしました。四皇の命令より、仲間が受けた恩を優先したわけです。その迷いを、ベッジは撃ちました。
僕はこう読む
ペコムズが撃たれた理由を「裏切ったから」と一言で片づけると、この場面はつまらなくなります。彼はまだ何もしていません。やろうとしたのは、任務を降りることだけです。
つまりベッジは、実行される前の心変わりを撃ったことになります。ビッグ・マム海賊団という組織が、部下の内心の段階で処理する組織だということが、この一発で分かる。
そのうえでペコムズは死にませんでした。甲羅で咄嗟に防いだからです。しかも撃たれた本人は、回復したらベッジに報復してやろうと考えていた。身内に背後から撃たれてなお、組織を出ていくという発想が出てこない。この鈍さのようなものが、のちにカカオ島で暗殺計画への協力をきっぱり断る場面と、同じ一本の線でつながっていると僕は読んでいます。
ライオンのミンク族で、カメカメの実の能力者です
ペコムズはゾウ・モコモ公国の出身で、ライオンのミンク族です。元は兄貴分のペドロとゼポが結成したノックス海賊団に所属し、その後ビッグ・マム海賊団の戦闘員になりました。
- 身長232cm・年齢27歳・誕生日4月11日(ガッツポーズの日)
- 出身は新世界 ゾウ モコモ公国
- 悪魔の実は動物系のカメカメの実
- 懸賞金は3億3000万ベリー
- 覇気は武装色と見聞色を習得済み
ミンク族としては珍しい悪魔の実の能力者です。カメカメの実の甲羅はダイヤモンドより硬いとされ、背後からガトリングガンで撃たれても無傷で耐えるほど。攻撃ではなく防御に振り切った能力です。
魚人島では、お菓子の取り立てに来ていました
ペコムズが最初にルフィたちの前に現れたのは、魚人島です。目的はビッグ・マムへのみかじめ料の回収でした。
ビッグ・マムが要求するのは宝石でも金でもありません。大好きなお菓子です。支配下の国が納期に遅れそうになると、ペコムズは相手に噛みつく勢いで詰め寄りました。
「国が滅ぶぞ!」
魚人島でお菓子を渡せないと言われたときも、この脅しをかけています。それを聞いたルフィが怒り、ビッグ・マムに宣戦布告しました。ペコムズとルフィたちが敵対したのは、この一件が始まりです。
そのあとペコムズたちは、カリブー海賊団からリュウグウ王国の財宝である玉手箱を取り返し、お菓子の代わりとしてルフィから受け取って万国へ帰っています。
取り立てで容赦がないのには理由があります。お菓子を持たずにビッグ・マムのもとへ戻れば、今度は自分がひどい目に遭う。脅す側に回るしかない立場でした。
ゾウ編では、泣いています
ペコムズの印象が変わるのがゾウ編です。
故郷のゾウが百獣海賊団のジャックに襲撃され、壊滅したと知ったペコムズは怒り狂います。そして仲間や家族が無事だったと分かると、その場で大泣きしました。
荒っぽい取り立て屋として登場した男が、故郷の話になると感情を抑えられない。同族への思いが、この人物のいちばん強い部分だということが、ここではっきりします。
そのミンクの仲間から「麦わらの一味のおかげで毒ガス地獄から救われた」と聞かされたのが、任務放棄へ向かうきっかけでした。
戦闘員としての強さは、覇気にも支えられています
ペコムズは戦闘員としても高い実力を持っています。
- ミンク族は戦闘民族とされ、戦うほど強くなる
- 覇気は武装色と見聞色を習得済み。自然系相手にも素手でダメージを与えられる
- カメカメの実の甲羅で防御を固め、体術で接近戦を挑む型
見た目にも特徴があります。ライオンのように黄色いたてがみ、サングラス、ピンク色のスーツ。戦闘員というよりヤクザに近い風貌です。身長232センチと大柄で、口癖は「ガオー」。ガッツポーズを頻繁に決める癖もあります。
好きな食べ物は魚人島のお菓子とショコラタウンのチョコ。上司のビッグ・マムと同じく、かなりの甘党でした。
サングラスは、おしゃれではありません
ペコムズの見た目でいちばん目を引くのがサングラスです。これには実用的な理由があります。
ミンク族には月の獅子(スーロン)という奥の手があります。満月を見ることで変身し、戦闘力が跳ね上がる状態です。
ただしペコムズは、この変身を制御できません。同じミンク族のキャロットはペドロから訓練を受けていたため暴走しませんでしたが、ペコムズは訓練を受けていない。変身すると本能のまま暴れ回り、ミンクの仲間からも恐れられるほどでした。
つまりサングラスは、うっかり満月を見て変身しないための安全装置です。強さを封じるために身につけている。
僕はこう読む
スーロン化は、ミンク族にとって力の解放ではなく引き返せない選択として描かれています。
ペコムズの場合、止められる相手はペドロ一人でした。そのペドロはもういません。
つまりあの変身は、戦い方の選択ではなく遺言に近いものでした。
オーブンが目を潰そうとしたのは、それを分かっていたからでしょう。止める方法が、殺すか目を奪うかしかなかった。
暴走を止められたのは、ペドロの声だけでした
スーロン化して暴走したペコムズを止められた唯一の存在が、ペドロです。力ずくではなく、声だけで止めていました。
ペコムズがペドロを「兄貴」と呼んで慕っていたのは、単なる上下関係ではありません。自分の中でいちばん危険な部分を、預けられる相手だったということです。
僕はこう読む
ペコムズというキャラクターは、「抑える人」がいなくなる話として読めると思っています。
彼は自分を制御できません。だからサングラスをかけ、ペドロの声を頼りにしてきた。外付けの安全装置が2つある状態です。
そのペドロが、ホールケーキアイランドで失われます。止め役がいなくなった。サングラスは残っていますが、それは変身しないための道具であって、変身したあとを収める道具ではありません。
そして彼は、その状態で自分から満月を見に行こうとします。止め役がいないことを、誰よりも本人が分かっていた。あれは無謀だったのではなく、ペドロが命を賭けて守ったものへの、彼なりの返事だったと僕は読んでいます。生死が描かれていないことよりも、最後に選んだのがそれだったことのほうが、ずっと大きい。
まとめ|ペコムズをどう読むか
作中で死亡は描かれていません。ただし最後の登場以降は生死不明のままです。
整理して並べます。
- 撃たれた場面は二つ。ゾウでベッジに背後から/カカオ島で口封じに海へ
- 海に落とされた彼を助けたのはタイヨウの海賊団。これは二度目のほう
- 最後の登場は「ナゾムズ」と名乗ってルフィを逃がしに来た場面
- ライオンのミンク族でカメカメの実の能力者。懸賞金3億3000万ベリー
僕はこう読む
最後にペコムズが名乗ったのは「ナゾムズ」でした。マスクを被っただけで、すぐにバレています。
死ぬつもりで出ていく場面に、わざわざ滑る変装を置いてあります。
ここで格好よく登場させなかったのは、この人物をヒーローにしないためだと思っています。
最後まで、笑われる側のまま命を張る。だから読者はいまだに生死を検索しているのでしょう。
そしてペコムズは、自分を制御できません。だからサングラスをかけ、ペドロの声を頼りにしてきました。外付けの安全装置が2つある状態です。そのペドロを失ったうえでスーロン化しようとした。あの行動を無謀な突撃と読むか、死ぬつもりだった証と読むかで、意味が変わってきます。
——あなたはペコムズが最後にスーロン化しようとしたことを、無謀な突撃だと思いますか。それとも、止める人を失ったうえで死ぬつもりだったのだと思いますか。よければコメントで教えてください。
よくある質問
ルフィを逃がした場面のあと、ペコムズの生死は一度も描かれていません。細かいところを並べます。
Q. ペコムズはその後どうなったのですか?
A. 作中で死亡は描かれていませんが、生きていると確認されてもいません。ルフィを逃がすためビッグ・マム海賊団の只中へ飛び込み、シャーロット・オーブンに取り押さえられた場面が最後の登場で、原作・アニメとも以降の生死は不明です。
Q. 撃たれたのは何回ですか?
A. 二回です。一度目はゾウで、サンジを見逃そうとしてカポネ・ベッジに背後から撃たれ、重傷を負ってゾウで療養しました。二度目はカカオ島のショコラタウンで、ビッグ・マム暗殺計画への協力を断ったため口封じに撃たれ、海へ落とされています。
Q. 海に落とされたペコムズを助けたのは誰ですか?
A. タイヨウの海賊団(魚人海賊団)です。サメの群がる海に落とされたところを間一髪で発見され、そのまま治療という名目で引き留められました。これは二度目の銃撃のあとの出来事です。
Q. 「ペコムズ 失明」と出てくるのはなぜですか?
A. 最後の登場で、二度とスーロン化できないようにシャーロット・オーブンから目を潰そうとされ、ボコボコにされたためです。その後が描かれていないため、結果がどうなったかは分かっていません。
Q. ペコムズの悪魔の実と懸賞金は?
A. 動物系のカメカメの実の能力者で、甲羅はダイヤモンドより硬いとされます。懸賞金は3億3000万ベリーです。
Q. ペドロとはどういう関係ですか?
A. ペコムズがペドロを「兄貴」と慕う間柄です。暴走したペコムズを止められたのはペドロの声だけでした。
生死不明のまま消えました。ルフィを見送ったカタクリも、ペロスペローも、ペドロとの絆も。
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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年9月27日


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