- 伊達英二に敗北し成長する一歩
- 千堂武士との壮絶な闘いでKO負け
- リカルド・マルチネスに敗れる世界戦
光と陰、ボクサーにとっての一勝は大きく前進し負ければ大きく後退します。
ですが負けを糧に成長し無双になるきっかけを掴むボクサーもいます。
見ていきたいと思います。
目次
【はじめの一歩】幕之内一歩VS伊達英二
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明日8/13(月)、「はじめの一歩文庫版11」発売です。巻末の鴨川日記では伊達英二の思い出を書いています。
8/17(金)は「はじめの一歩KC122」発売です。
どうかよろしくお願いします。 pic.twitter.com/a16u4tS7lT— 森川ジョージ (@WANPOWANWAN) August 12, 2018
新人王に輝いた一歩、伊達の同僚で後輩の沖田圭吾から指名されこれに快勝、そして伊達に国内にまだやり残した事があると言われ遂に日本タイトル挑戦が決まります。
スパーリングでは6度も倒された一歩ですが勇敢にも伊達に向かっていきます。
好勝負になりますが最後にハートブレイクショットを痛打され自身初の黒星を喫します。
まだまだ遠かったタイトル、伊達の壁ですがこの敗戦を糧に一歩は大きく成長します。
【はじめの一歩】千堂武士VS幕之内一歩(1戦目)
負けてなお天晴れの対戦。
新人王決勝で激突した千堂と一歩です。
浪速のロッキー 千堂は地元大阪の圧倒的応援を背に一歩を攻め立てます。
一進一退の攻防の最中一歩のパンチがテンプルを捉えます。
コーナーに戻った千堂ですが意識を失っています。
ラウンド途中から気を失いながらも歓声におされ戦っていました。
棄権負けながらも一歩にまだ立ってきそうな気がします、と言わせる程の闘志でした。
この後も良き好敵手として一歩と共に成長します。
【はじめの一歩】ヴォルグ・ザンギエフVS千堂武士
新人王戦で敗退した千堂とA級トーナメント決勝で共に一歩に敗退した両者の戦い。
それぞれランキングを上げ伊達の返上した日本タイトルを争います。
インファイター千堂を相手にヴォルグも元アマ王者らしい技術で応戦し優位に進めているように見えましたがバランスを崩しスリップにしたところをダウンを取られます。
ヴォルグ陣営は抗議しますが千堂のパンチが当たっているとレフリーはカウントを取ります。
結果、輸入ボクサーのヴォルグはシビアな地元判定によって千堂に敗北します。
千堂は納得いかずヴォルグに再戦の意思を見せますが自身の境遇が分かっているヴォルグが見せた複雑な表情が印象的です。
【はじめの一歩】千堂武士VS幕之内一歩(2戦目)
負けて天晴れ第2戦。
新人王戦で敗北した千堂ですがヴォルグとの王座決定戦を制し日本チャンピオンになります。
そして、一度負けている一歩を指名し挑戦者として迎えます。
インファイター国内最高峰を決める決戦と言われるだけに白熱した試合になります。
千堂は必殺技スマッシュだけでなく強力な足腰、ダッシュ力を手に入れています。
一方の一歩も新たな武器を手にし迎え撃ちます
お互いクリーンヒットも出るなか気力を振り絞りますが一歩の成長が千堂の成長を若干上回り一歩のデンプシーロールが炸裂します。
前回、意識を失っていた千堂は最後まで一歩のパンチを見届けKO負けします。
試合後も恥じる事はないと胸を張ってリングを降りるシーンが目に焼きつきます。
【はじめの一歩】伊達英二VSリカルド・マルチネス
一歩を倒し国内最強を決めた伊達。
前哨戦を経て遂に2度目の世界挑戦が決まります。
相手は前回同様、無敵のチャンピオン リカルド・マルチネスです。
1度目の挑戦は敵地メキシコに乗り込みチャンピオンの圧倒的強さの前に敗れます。
その後、妻愛子の流産などで引退しサラリーマン生活を送りますが愛子から魂はメキシコに行ったまま帰ってきていないと言われ復帰してきました。
試合は無敵のチャンピオンの前に形勢は不利な状態が続きます。
しかし前回のKOラウンドを超え強くなっていると確信した伊達は攻撃にでます。
しかしチャンピオンに阻まれ徐々に削られていきます。
拳にアクシデントを抱え満身創痍の伊達は最後の切り札ハートブレイクショットをリカルドに打ちます、しかし拳の負傷で万全ではなかったハートブレイクショットは完全に決まらず返しの左フックを避けられてしまいます。
そしてリカルドのパンチを受けKO負けです。
惚れた女の前でかっこつけてぇと呟きながら放ったハートブレイクショットは男の格好良さが滲み出ています。
そして、試合後の入院先で一歩にバトンを託します。
【はじめの一歩】木村達也VS間柴了
死刑執行人 死神間柴は鴨川ジム木村との対戦になります。
圧倒的に不利予想の中、始まった試合。
予想どおりに間柴のフリッカーの餌食になり手も足も出ないような展開になります。
しかし木村は少しずつ伏線を張り間柴を引きつけます。
耐える続ける木村は決めに来くる間柴。
うざったい程に放つ木村の左ボディを分かりきったように見切った瞬間、温存していたドラゴンフィッシュブローが間柴をとらえます。
木村は右のオーバーハンド、ドラゴンフィッシュブローを打つ為に左を囮に伏線を張っていました。
甚大なるダメージを受けた間柴は辛うじて立ってきますがまたも木村のドラゴンフィッシュブローの餌食になります。
死に物狂いで木村に抱きつきダウンを拒否する間柴、構わず木村はドラゴンフィッシュブローの動作に入ります。
間柴も最後の力を振り絞ります。
後少しでチャンピオンという所で間柴のパンチが先に当たり木村は立ったまま気絶します。
木村のKO負けですが後にも先にも間柴がこれほどまでに恐怖を感じた試合はなかったと思います、それほどに素晴らしい戦いをした木村です。
【はじめの一歩】幕之内一歩VSアルフレド・ゴンザレス
アジアを総ナメにし世界に挑む一歩は世界2位の強豪、リカルド・マルチネスにも2度の挑戦経験があるアルフレド・ゴンザレスを相手に世界前哨戦を行います。
リカルドの模倣と呼ばれるゴンザレスですが死神と異名を持つ一面も持ち合わせています。
1ラウンドから一歩はいつも通りに攻めますがゴンザレスが上手で圧倒されます。
挽回しようと試みますがかわされてしまい連打が続きません。
鴨川会長の頭の中にウォーリーのトレーナー、ミゲルの言葉を思い出したりし危険な予感が漂います。
一歩は懸命に手を出しゴンザレスをコーナーにつめますがカウンターを貰いKO負けです。
一歩にとって世界を痛感する痛い敗戦です。
【はじめの一歩】幕之内一歩VSアントニオ・ゲバラ
ゲバラ戦佳境! 一歩あやうし!?#はじめの一歩 発売中の #マガジン 40号にて! pic.twitter.com/N2ouYyRKXY
— 週刊少年マガジン公式 (@shonenmagazine1) September 7, 2017
ゴンザレス戦後、パンチドランカー疑惑があり休養を取った一歩は会長と共に新型デンプシーロールを引っさげ復帰します。
相手はフィリピン国内王者のゲバラです。
一歩にとってはじめてのサウスポーが相手でありゴンザレス戦敗退後の復帰戦でもあります。
新型デンプシロールを会長に見せようとする一歩ですが中々その態勢に入れません。
簡単に懐に入りダウンを取る事は出来ますが噛み合わない展開が続きます。
それでも新型デンプシロールに拘る一歩。
ゲバラを追い込み初動に入った直後、自分の体に対する異変の告白が始まります。
そして、ゲバラのドンピシャのタイミングのカウンターが入りKO負けを喫します。
試合後、検査を終えた一歩は引退を発表します。
まとめ
強くなる為の負け、実力差のある負け、負けは負けでも色々とあるのが分かります。
それでも魂をぶつけ最後の1発まで諦めない姿勢は賞賛するに相応しい姿ですね。
千堂が負けても堂々とリングから降りる事は決して負ける事が恥ではないと感じさせ勝者へのリスペクトも感じます。
良き好敵手に出会うのも勝ち負けは別にして成長しますね。
こう見ると一歩、千堂は特別です。
ゴンザレス、ゲバラと連敗した一歩ですがこの敗戦も糧になって伊達から受け継いだバトンを繋いでいってほしいですね。
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