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清水誠とは、何者なのでしょうか
結論から言うと、アシトより1つ上の学年で、背番号21の守備的MFです。じつは平よりも早くAチームへ昇格していました。それでいて、セリフが極端に少ない選手でもあります。
エスペリオンユースは少数精鋭の2軍制です。Bでは上のほうにいるのに、Aのレギュラーには届かない。そういう中間層がいます。清水誠(しみず まこと)は、その代表格でした。この記事では、その1年間を追っていきます。
この記事でわかること
- 清水誠のポジションと背番号
- AとBを行き来した回数と、そのきっかけ
- 最後のセリフがどこだったか
- セリフが少ないことの意味(カイの読み)
AとBを、1年で何度も往復しています
清水の1年は、昇格と降格の繰り返しでした。並べるとこうなります。
| 時期 | どこにいたか | きっかけ |
|---|---|---|
| 序盤 | Aチーム | 平より早く昇格していた |
| 練習試合のあと | Bへ降格 | 長野樹と入れ替わり |
| 多摩体戦のあと | Aへ復帰 | 3バックで無失点に貢献 |
| 武蔵野戦のあと | Bへ逆戻り | 1年生が台頭 |
| 柏商戦の前 | Aに復活、ベンチ入り | 経緯は描かれていない |
本来は守備的MFですが、DFもこなします。この対応力が、往復の理由でもありました。
僕はこう読む
この表でいちばん重いのは、「経緯は描かれていない」の一行だと思っています。
誰と入れ替わってAに戻ったのか、作中では説明されません。冨樫も大友も黒田も落ちていないのに、清水は気づけばベンチにいる。
これは作者の描き忘れではないはずです。そういう扱いを受ける位置に、清水はいるということです。
ユースの現実を出すのに、清水ほど正確な人物はいません。
セレクションでは、金田の心を折っています
清水の初登場は、単行本2巻の第8話です。セレクション組の対戦相手として出てきます。
このときユース生は、守備へのコンバートを命じられていました。慣れないポジションでプレスが雑になり、最初はアシトに抜かれます。ところが慣れてからは一転しました。
激しいプレスで金田からボールを奪い、その心を完全に折っています。のちに背景となる選手が、登場した最初の試合でやったことでした。
Bの降格危機で、いちばん不安を口にしました
清水がまともに紹介されるのは、U-18東京都リーグ第6節が終わったあとです。単行本では8巻にあたります。
4連敗で降格圏に沈んだBチーム。危機的だとはっきり口にしたのが清水でした。得点の取れない攻撃陣を見て、伊達にアシトをFWへ戻す気がないのかと平に確かめています。6連勝中の武蔵野とは当たりたくない、と本音もこぼしました。
その多摩体戦で清水はスタメン出場します。アシトが周囲を使いはじめると、ボランチとして良い位置を取りました。システム変更でDFに下がってからは、沼津・竹島との3バックで失点を許していません。
最後のセリフは、お好み焼き屋でした
その後、栗林の合流や小早川の復帰でベストメンバーが揃うと、清水たちサブ組の出番はなくなります。
阿久津が主将になった新体制でも、試合での出番はありませんでした。久しぶりのセリフは、Jカップユースでベスト8に進んだあとの感想戦です。場所はおなじみ、お好み焼き屋の武蔵野一番でした。
松永は阿久津の厳しい口調を改めるよう提案します。ところが清水の見方は違いました。前主将の義経のときにあった緩い時間帯がなくなり、緊張感をもって終われるようになったと、阿久津を支持しています。
青森戦を控えた緊急ミーティングでも、清水は席にいます。阿久津が洞木たちに出場を頼んだと知って驚く場面が、清水の最後のセリフになりました。
僕はこう読む
最後のセリフが「阿久津を支持する言葉」だったのは、よくできていると思っています。
清水は、自分が出られない体制のほうを正しいと言っています。松永が主将のやり方に注文をつけたのとは逆です。
出番のない選手が、チームが強くなる側に立つ。それは負けを認めることでもあります。
この一言のあと、清水にセリフはありません。言うべきことを言い終えた人の終わり方に見えます。
平の引退のときも、後ろ姿だけでした
清水の描かれ方を示す場面が、平の引退話です。
ジュニアから一緒だったチームメイトが多いなか、清水は説明を聞こうとロビーの最前列に座ります。それでもセリフはありません。後ろ姿だったり、引退を思いとどまらせようとする長野の隣にちらりと映るだけでした。
船橋戦ではアシトがハンドで一発退場になります。清水は控えでアップしていましたが、交代枠はオジーでした。青森戦で阿久津が決勝ゴールを決めたときには駆け寄るものの、優勝の記念写真には写っていません。
まとめ
清水誠は背番号21の守備的MFで、アシトより1つ上の学年です。平より早くAに昇格していながら、AとBを往復し続けました。
押さえておきたいところを並べます。
- 初登場は単行本2巻の第8話。セレクションで金田の心を折った
- 本来は守備的MFだがDFもこなす。3バックで無失点に貢献している
- 平より早くAへ昇格していたが、長野樹と入れ替わりで降格
- Bの降格危機で、いちばん不安を口にしたのが清水
- 最後のセリフはJカップ後の感想戦。阿久津を支持する言葉だった
僕はこう読む
この作品がすごいのは、清水のような選手を消さないことだと思っています。
セリフはなくても、背番号21は毎回どこかに立っています。記念写真に写らなかったことまで描いてしまう。
ユースには、こういう選手のほうが多いはずです。
アシトの物語を成立させているのは、清水が埋めている中間層のほうだと読みました。
清水を「出番のない選手」と見るか「ユースの現実そのもの」と見るかで、背番号21の見え方は変わります。
——あなたは清水誠を、活躍できなかった選手だと思いますか。それともユースの現実を背負った選手だと思いますか。よければコメントで、どちらに近いか教えてください。
よくある質問
清水誠の背番号やポジション、AとBの往復について置いておきます。
Q. 清水誠のポジションと背番号は
A. 本来は守備的MFで、背番号は21番です。DFもこなし、3バックの一角として出場したこともあります。
Q. 清水誠はアシトの何学年上ですか
A. 1つ上です。同学年には長野樹や平がいます。
Q. 清水誠の初登場はいつですか
A. 単行本2巻の第8話です。セレクション組の対戦相手として出てきて、金田からボールを奪っています。
Q. 清水誠はAとBのどちらにいましたか
A. 両方です。平より早くAに昇格し、その後は長野樹との入れ替わりなどで何度も往復しました。
Q. 清水誠の最後のセリフはどこですか
A. Jカップユースでベスト8に進んだあとの感想戦と、青森戦前の緊急ミーティングです。以降は背景として描かれています。
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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年9月19日


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