累計発行部数9000万部を突破した大人気コミック『キングダム』の実写映画待望の2作目『キングダム 遥かなる大地へ』の公開がいよいよ間近に迫ってきました。
1作目は信と嬴政の出会いから始まるストーリーで、中華統一という大いなる夢を掲げる秦王・嬴政の、信に並ぶ主役級の活躍が描かれました。
それでは今作ではどのような活躍が見られるのか、原作の内容を振り返りながら予想していきましょう!
目次
【キングダム2】映画第1弾での嬴政の活躍
━━━ 新ビジュアル解禁 ━━━
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嬴 政
#吉沢亮
◣ ◢映画『#キングダム2 遥かなる大地へ』
2022年夏< SUMMER >公開⚔️#夢の続きが始まる pic.twitter.com/CGPt35aIpz— 映画『キングダム 運命の炎』公式アカウント (@kingdomthemovie) January 17, 2022
実写映画1作目『キングダム』では原作の王都奪還編にあたる内容が描かれました。
王都奪還編は、弟・成蟜の反乱に遭い追われる身となった嬴政が、奪われかけた玉座を取り戻す物語。
嬴政の活躍は王都・咸陽を脱出し、一人で身を隠していたところから始まります。
そこへ合流したのが、嬴政の影武者として命を落とした漂の親友・信でした。
嬴政は漂の死に激昂する信を説き伏せ、またそこに居合わせた河了貂も加わり、3人で反乱軍の包囲網を抜けながら嬴政側近・昌文君の軍との合流地点へ。
昌文君らと合流した嬴政は「山の民」に協力を求めることを決断し、山の王・楊端和との会談の末、山の民の協力を得て共に王都奪還へ向かうことになりました。
咸陽では成蟜のもと王都軍が待ち受けており、嬴政は隊を正面突破組と王宮にいる成蟜の首を狙う別動隊の二手に分け、自らは昌文君や楊端和らと共に正面での戦いに臨みます。
嬴政は自身も剣を取りながら味方陣営を鼓舞。
そして別動隊の手から逃げてきた成蟜を殴り倒すことで兄弟対決は決し、嬴政が玉座を取り戻したのでした。
途中、突如現れた王騎将軍に「どんな王を目指しているのか」と問われ、嬴政は「中華唯一の王だ」と強い瞳で語りました。
王都奪還編は嬴政の中華統一への強い意志を知ることになる物語であり、これから始まる秦の中華統一への道の第一歩。
後に「秦の始皇帝」となる嬴政が主役と言える物語でした。
【キングダム2】映画第2弾「遥かなる大地へ」公開日はいつ?
『キングダム 遥かなる大地へ』は2022年7月15日(金)公開予定です。
【キングダム2】映画第2弾「遥かなる大地へ」原作はどの辺り?
1作目で描かれた王都奪還編は原作コミックス1~5巻にあたる内容でした。
そして2作目となる『キングダム2 遥かなる大地へ』は、公開されているあらすじを見ると前作の続きである蛇甘平原の戦い(5~7巻)がメインに描かれるようです。
また公開されているキャストやPVから、その次の刺客急襲編(8~10巻)の内容も含まれると考えられます。
つまり『キングダム2 遥かなる大地へ』で描かれるのは5巻~10巻辺りと予想します。
王である嬴政は蛇甘平原の戦いには行かないので出番は少なくなりそうですが、刺客急襲編は嬴政に刺客の手が伸びる話であり、嬴政に関わる向と紫夏という2人の女性が登場したり、嬴政の過酷な過去が語られたり、宿敵・呂不韋との対面があったりと嬴政にまつわる重要なエピソードが描かれているので嬴政の出番は多いでしょう。
それでは刺客急襲編とはどんな内容なのかを簡単にまとめながら、『キングダム2 遥かなる大地へ』でそれらが描かれるのか予想していきましょう。
【キングダム2】嬴政と向の出会い
王である嬴政には、彼の伽(とぎ)を行うための宮女が1000人以上存在します。
宮女の役目は王の子、つまり嬴政の子を産むこと。
宮女は普段は王宮の後ろに隠された後宮で生活し、嬴政から“お声”がかかった者だけがその日嬴政の部屋に行くことが出来ます。
1000人以上もいるためお声がかかる機会はなかなか巡ってきませんが、その中で向という地味な宮女が4度も呼ばれていました。
しかし4度呼ばれても向は一度も嬴政から手を付けられていませんでした。
そこには「嬴政がヒカという商人の女にフラれてその傷を埋めるために商人の娘である向を呼んでいる」という噂があり、向は自分の存在に悩みながらも嬴政の「心の伽」をすると決意しますが、嬴政が向を呼んでいたのはただ向が静かなため読書をするのに都合が良かったからという理由でした。
しかし「向が隣にいる時はなぜか心地良く読書できる」という特別な理由もあり、また噂の“ヒカ”は存在しなかったものの“シカ”という女性は実在し、そこに嬴政の残酷で悲しい過去があることが明かされたのでした。
【キングダム2】嬴政の過去とは?
嬴政は先王・荘襄王(子楚)と太后(趙姫)との子であり、子楚が趙の人質になっている時のため趙国で誕生しました。
しかし生まれたのは、長平の戦いで秦将・白起が趙兵40万人の大虐殺を行った数か月後。
2年後に子楚は趙を脱出しますが妻子は趙国に取り残され、趙の生まれでありながら秦太子の子を産んだ趙姫とその息子である嬴政は、趙国民の恨みを一心に受け侮蔑と虐待の日々を送ることになりました。
しかし嬴政9歳の時、当時の秦王・昭王が亡くなったことで安国君が王となり、次の太子が子楚に決まると、その嫡子である嬴政の趙からの脱出計画が動き出します。
そしてその命を受けた秦の道剣らが協力を依頼したのが、趙国の闇商人である紫夏(シカ)でした。
【キングダム2】嬴政と紫夏の出会い
趙国民からの虐待により片腕を失いかけていた嬴政を紫夏が救ったのが2人の出会い。
当時の嬴政は完全に心を閉ざしていましたが、紫夏はその夜に月を睨むように見ていた嬴政に「月がいつも以上に輝いているのは、挫けぬように励ましてくれている」という養父の言葉を教えたのでした。
しかし脱出計画の最中、紫夏は嬴政が痛覚・味覚・嗅覚を失うほどの想像以上の苦しみの中にいたことを知り涙します。
すると紫夏は「俺だって王になりたかったのに」と境遇を恨む嬴政に「なれます。あの時一緒に月の輝きに感動したではないですか」と嬴政に寄り添い、抱きしめて深い闇から救い出したのでした。
そして嬴政を守るために奮戦しますが、秦まであと一歩の所で追っ手の刃にかかり落命。
紫夏は「あなたほどつらい経験をして王になる者はいない。だからきっと誰よりも偉大な王になれます」と嬴政に伝え、その言葉を受け止めた嬴政は秦国に足を踏み入れた時に痛みや嗅覚を取り戻したのでした。
嬴政が中華統一を目指すことが出来るのは紫夏の導きがあってこそなのです。
そして一生他人に話すことはないと思っていたこのエピソードを、嬴政は向に対して打ち明けたのでした。
【キングダム2】嬴政を羌瘣が襲う?
蛇甘平原の戦いから三か月後、王宮に刺客集団が侵入。
朱凶や号馬といった名だたる暗殺一族が終結し、嬴政を亡き者にすべく動き出しました。
密かに要請を受けた信と河了貂が駆けつけていましたが、その刺客集団にはなんと信と共に蛇甘平原を戦った戦友・羌瘣の姿もあったのでした。
実は羌瘣は蚩尤(しゆう)と呼ばれる伝説の暗殺一族の出。
信は嬴政を守るために仲間であった羌瘣と刃を交えることになるも、人間離れした羌瘣の剣技に全く歯が立ちませんでした。
【キングダム2】呂不韋登場
「これは秦国存亡の危機と心得よ」
大将軍・王騎を
総大将に任命する嬴政─丞相・呂不韋たちとの
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信の活躍もあり嬴政の暗殺は防がれましたが、この嬴政暗殺事件によって秦国に潜む大きな問題が表面化することとなりました。
それは嬴政陣営と呂不韋陣営の対立です。
呂不韋は子楚を秦王に押し上げたことで丞相の地位を手に入れた人物で、子楚亡き後も圧倒的な権力を持ち続け、成人していない嬴政に代わり国政を握っていました。
実はこの呂不韋が嬴政暗殺の黒幕だったのです。
これは呂不韋が嬴政に代わり秦王の座を手に入れようとしていること、そしてその野望を隠さなくなったことを意味していました。
つまり呂不韋からの宣戦布告です。
しかも嬴政の前に姿を現した呂不韋は、嬴政暗殺事件の黒幕は自分であると堂々宣言。
しかし嬴政陣営の勢力は呂不韋陣営に遠く及ばず、嬴政は呂不韋を裁くことは出来ませんでした。
代わりに嬴政陣営は打倒呂不韋への団結を高めていくのでした。
【キングダム2】映画で嬴政役を演じたのは誰?
『キングダム2 遥かなる大地へ』で嬴政を演じているのは、前作に引き続き吉沢亮(よしざわりょう)さん。
1994年2月1日生まれ、東京都出身、アミューズ所属の俳優です。
吉沢亮さんは前作『キングダム』にて嬴政と漂の1人2役の演技が評価され、第62回ブルーリボン賞で助演男優賞を、第43回日本アカデミー賞で最優秀助演男優賞を受賞しています。
凛と整った顔立ちと確かな演技力により、天下の大将軍を目指す漂と逆境の中でも王たる足を止めない嬴政の強さを魅せてくれた吉沢亮さん。
今作では嬴政が中華統一を目指すにあたって最も身近で最も強敵である呂不韋との対峙が描かれそうですが、一体どんな表情を見せてくれるでしょうか。
まとめ
実写映画2作目『キングダム2 遥かなる大地へ』では蛇甘平原の戦いがメインに描かれるため嬴政の出番は少なそう。
しかし刺客急襲編も含まれた内容になりそうなので、ストーリー後半には活躍が見られそうです。
ただし嬴政の過去や紫夏とのエピソードについては、今後呂不韋や太后が動くエピソードに合わせて描かれる可能性もありますね。
嬴政は今作ではしっかりと玉座にいるため前作とは違った存在感を示してくれると思いますので、吉沢亮さんの演技も併せて楽しみにしていましょう!

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