四大天使とは3000年前の聖戦において、魔神族の十戒と戦った女神族のことです。
この四大天使達は過去の戦いで肉体を失っている者が多いのですが、その力は十戒と互角、またはそれ以上の戦闘能力を持っているとされています。
そこで今回は七つの大罪という物語にも大きく関わっている女神族の四大天使の能力や、その謎についてまとめてみました。
目次
【七つの大罪】魔神族全滅のための尖兵
3000年前に巻き起こった聖戦では女神族と魔神族が激突しましたが、この戦いが起こるまでは両種族の力関係は拮抗していてなんとか戦争は防がれていました。
しかし、魔神族のリーダーであるメリオダスが敵である女神族と恋に落ち、仲間の十戒の2人を殺害したことからこのバランスは崩れてしまいます。
十戒の二人がいなくなりこれを好機と見た女神族及び四大天使は魔神族に戦いをしかけました。
また、魔神族によくない感情を持つ他種族達も聖戦に参加させました。
他の種族もそうですが、魔神族は女神族にとって特に目の上のたんこぶとも言える存在であったので、いち早く戦を仕掛けたと言えるでしょう。
ちなみに四大天使とは女神族の中でも上位の存在の天使達であり、それぞれが女神族の長に「恩寵」という強力な力を与えられています。
四大天使はいわば女神族の中のエリートと言うべき存在なのです。
【七つの大罪】「閃光」のリュドシエル
リュドシエルは過去の聖戦では指揮官のような役割を担った四大天使です。
女神族の強さや地位は羽の枚数や大きさによって変わってくるようなのですが、リュドシエルの羽は4枚あり、これは女神族の長の娘であるエリザベスと同じ枚数です。
よってリュドシエルは四大天使の中でもかなりの上位の天使だと言えるようです。
リュドシエルは穏やかそうな外見とは裏腹に冷酷なところがあり、特に魔神族に対しては容赦がありません。
これはリュドシエルが過去に魔神族に友人を殺害されていることに起因しているようです。
そしてリュドシエルの恩寵は「閃光」ですが、これは文字通り、目にも止まらぬ速さで相手に斬撃ダメージを与える、相手にレーザー攻撃を浴びせかける、光を放ち相手の視界を奪う、閃光で巨大な盾を作り攻撃をはね返すなど光の速さで攻撃したりサポートをする能力です。
また、祝福の息吹(ブレスオブブレス)で相手の高揚感を極限状態にし、痛み恐怖心を麻痺させることで死ぬまで闘わせるという洗脳術を使うこともできます。
リュドシエルは光属性の強力な能力と相手を洗脳する狡猾さも持ち合わせた四大天使と言えるでしょう。
【七つの大罪】「竜巻」のサリエル
サリエルは可愛らしい少年のような姿をした四大天使の一人ですが、実年齢は何千年も生きているため、本当の子供というわけではありません。
3000年前の聖戦でも十戒の腕を切り落とすなど奮戦しました。
そんなサリエルの授かっている恩寵は「竜巻」で、これは刃のように鋭い風の力で相手を切り刻み攻撃したり、自分自身が竜巻を身にまとうことで防御力を高めるといった能力です。
他にも竜巻は風の力でもあることから超スピードで移動できたりと攻撃、スピード、守備全てに優れた強力な技が多いです。
また、後述する4大天使の一人である大海のタルミエルと連携技を繰り出すこともでき(エンリルの天罰)これは竜巻、大海、雷による怒涛の攻撃を加えるもので、強力な魔神族でさえも分子レベルにまで分解してしまうという恐ろしい技です。
サリエルはタルミエルとは連携技があるだけでなく、3000年前の聖戦においても魔神族を仕留める時間をお互いにかけるなどしていますので、比較的親しい間柄なのかもしれません。
【七つの大罪】「大海」のタルミエル
タルミエルは四大天使の中でも最も怪物めいた見た目をしています。
タルミエルには3つの顔があり、右は老人、左は若者、中央は口の裂けた男性という風貌をしています。
会話をする時などのメインの活動は中央の顔がしているようで、口調はオネエっぽい感じのしゃべりかたです。
また、呪文を唱えるなどする時は左右の顔に詠唱させることが可能です。
そんなタルミエルの恩寵は「大海」であり、海や水の力を操る力を持っていて、水の柱を突き上げて攻撃したりと強力なパワーを持っています。
また、相手からの攻撃を受けても自身の身体を液状化できるためノーダメージにできたりと防御にも優れています。
さらに前述したサリエルとの連携技エンリルの天罰では恩寵の力で実際に荒れ狂う海を出現させ、敵を大波に飲み込ませ、竜巻と雷で攻撃することもできます。
海の力を操ることができる巨大な力を持った天使と言えるでしょう。
【七つの大罪】3000年前に死んだマエル
マエルは四大天使の一人でもあり、リュドシエルの弟でもあります。
この天使マエルはその強さは四大天使の中でも一番であると言われ、魔神族からも恐れられていましたが、3000年前の聖戦で十戒の一人であるエスタロッサに殺害されたと言われています。
マエルの兄であるリュドシエルは過去に友人を殺されただけでなく、弟も聖戦で魔神族に亡き物にされているので激しく魔神族を憎悪していると考えられます。
【七つの大罪】マエルの恩寵だったエスカノールの「太陽」
マエルは恩寵「太陽」を授かっていましたが、これは現代ではエスカノールの能力となっています。
この恩寵を持つと、太陽の力が最も強くなる日中、特に正午にその力が最大限に発揮されます。
エスカノールはこの太陽の恩寵を持っているため、夜はひ弱な外見の男性ですが日中は筋肉隆々の姿に変わります。
また、性格の方も気弱なものから自信に満ち溢れた「傲慢」の大罪名にふさわしい発言が多くなります。
代表的な技は偉大なる太陽(グレイテスト・サン)で、小型の太陽のような巨大な炎の塊を敵に投げつけ焼き尽くすという超強力な技です。
【七つの大罪】発現したエスカノールの矛盾
マエルは太陽の恩寵を女神族の長から授かっていましたが、これが現段階ではエスカノールのものとなっています。
しかし、実はこの恩寵、本来ならば女神族のみが授かることができるものであり、人間であるエスカノールが所持できるものではないはずなのです。
そしてここからが大きなネタバレとなってしまいますが、実は十戒のエスタロッサだと思われていた存在は、過去の聖戦で禁呪により記憶を書き換えられたマエルだったのです。
エスタロッサは魔神族側の味方となる時、長である魔神王から「慈愛」という十戒を授かっていますが、これがきっかけで女神族の恩寵「太陽」が離れてしまったと考えられます。
そしてこの恩寵には一種の意志のようなものがあり、宿る恩寵の主を自ら選ぶこともあるそうです。
女神族の長が与えた恩寵が天使を離れ、人間に宿るというのも不思議なものを感じますが、後のエスカノールに対する発言で「恩寵があなたを選んだ」とありますので、人間が選ばれるということは確かにあるようです。
【七つの大罪】ゴウセルの大技で聖戦終結へ
ゴウセルは実は過去の聖戦に参加した十戒の一人であり、現在、大罪のメンバーに加わっているゴウセルはこの本体が作りだした人形なのです。
この十戒の本体である方のゴウセルは、魔神族と女神族の聖戦をこれ以上激化させることを危惧し、ある大技を使ってこの戦いを終わらせる決断に至りました(本当は自由の身になりたかったというのが理由のようです)
それは禁呪により女神族の最も大きな戦力である天使マエルの記憶を書き換え、魔神族の味方にし、女神族に常闇の棺という最終兵器を使わせ聖戦を終わらせるという作戦です。
常闇の棺は魔神族を封印できる最終兵器なのですが、これを使用することにより女神族も力を使い果し、精神体とならざる得ないことから聖戦終結に繋がると考えたのです。
こうして聖戦は終わりを告げたものの天使マエルの記憶は書き換えられ、十戒のエスタロッサとなり魔神族として過ごすことになったのです。
【七つの大罪】復活した天使マエル
エスタロッサは実は過去にゴウセルの禁呪により記憶を書き換えられた天使マエルでした。
後にエスタロッサは天使としての記憶を蘇らせマエルに戻るのですが、ゴウセルの技で自身の年月を捻じ曲げられたことを知り、怒りに我を忘れて暴走、人形のゴウセルを殺そうとします。
また、天使マエルと魔神族のマエルの葛藤の表われなのか、黒と白の羽根の生えた不気味な覆面をかぶった姿となり、かつての女神族の仲間にまで攻撃を加えました。
しかし最後はゴウセルを守ろうと奮闘したキングとゴウセルによって諭されることで真の復活を遂げることができました。
まとめ
いかがでしたか?
四大天使はどのキャラクターも個性的で強力な力を持っていましたね。
戦いの中で多くの四大天使は消滅してしまうのですが、マエルはまだ健在と言えるので今後のエスカノールと他にも関わりがあったり、彼に関する新たな謎も明らかになるかもしれないので、今後の展開がとても楽しみと言えるのではないでしょうか。

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