凪とエリカは正装に身を包み、大急ぎでとある場所に向かっていました。
今日は12月30日、向かった先は天野グループの忘年会です。
忘年会は働く人のための会。
にも関わらず、凪たちはなぜこの場に現れたのでしょうか?!
それでは第164話『大間違いでしょ…!!』の考察を始めていきます。
目次
『カッウの許嫁』164話!のネタバレ
それでは『カッコウの許嫁』164話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
宗一郎に会う目的
年の瀬も迫ったその日、凪は宗一郎からLINEを受け取っていました。
話したいことがあるから、エリカと2人で忘年会に出てほしい…。
いつだって宗一郎の依頼は突然ですw
そこで2人は仕方なく大慌てで忘年会会場に駆けつけたのです。
宗一郎が”話したいこと”とは何でしょうか?
…嫌な予感しかしません。
ただ、今は気にしても仕方ありません。
エリカはパーティは楽しんだもん勝ちだと言い残し、どんどん進んでしまいました。
凪は元々陰キャ、どうもパーティのような華やかな場所に苦手意識がありました。
でも凪はこの機会を前向きに捉えることにしました。
ここ最近ではエリカがついに宗助と再会しました。
宗一郎がどこまで知っているか不明ですが、現状を伝えることはできます。
もしかしたら、今日呼ばれたのも、その辺りが関係しているのかもしれません。
エリカも覚悟を決めました。
宗一郎に会ったら、現状報告と状況確認をする。
それが2人の目的になりました。
忘年会の参加者
忘年会の舞台である大広間にやってきた2人。
待ち受けていたのは並んだ椅子とステージです。
これは忘年会というより式典のような雰囲気ですが…。
エリカに驚いた様子はありません。
天野グループの忘年会では毎年恒例のようです。
この忘年会に参加できるのは限られた人物だけ。
ホテル業界においては年末はそもそも繁忙期。
全ての社員がこの日に忘年会に参加することは不可能です。
働く人のための忘年会というよりは、ホテルに縁のある著名人のためのパーティという方がしっくりくるイベントのようです。
エリカに言われてから改めて周りを見渡せば、確かにテレビなどで見たことのある顔ぶれが揃っています。
誰でも知ってるような大物たちが参加する忘年会とは一体何なのでしょうか…w
凪がそんな疑問を抱いていると、壇上に宗一郎が現れました。
宗一郎という人物
宗一郎が壇上に現れると、参加者からは盛大な拍手が送られました。
ここにいる人たちはみんなそれなりの地位を持った大物ばかりです。
そんな人たちが耳を傾けて、拍手を送る…。
凪は改めて宗一郎の凄さを肌で感じました。
「今更?」
エリカは何を言っているの?という反応ですがw
凪にとって宗一郎は何を考えているのかわからない怖い人でした。
目の前で著名人に見つめられ、脚光を浴びる宗一郎はやっぱりすごい人物です。
「この人が俺の本当の父親なんだ…」
凪はその事実に複雑な思いがあるようですね。
エリカは複雑な表情を浮かべる凪に微笑みかけました。
「やっぱり凪くんにはパパと仲良くしてほしいよ」
エリカはも野家の両親と少しずつ関係を深めてきました。
凪がエリカを受け入れてくれたように、宗一郎のことも受け入れてくれたら。
エリカにとってはそれが1番の理想でした。
立ち居振る舞いの差
挨拶が終わると、いよいよ忘年会(パーティ)のスタートです。
エリカは挨拶に行くと言い、凪を置いて行ってしまいます。
エリカがいなければポツンになってしまう凪w
こういう場でひとりぼっちは結構こたえますよね。
不安からプルプルと体を震わせていたからか、綺麗な女性に「トイレなら入り口付近ですよ」と声をかけられてしまいます。
凪はこの女性をどこかで見たことがありました。
ドラマに出ていた女優です。
凪は後で幸に自慢しようなどと考えていましたが、緊張してうまく話すことができません。
するとエリカが現れて、飲み物を差し出してくれました。
エリカは極々自然に女優と会話をし、柔らかい笑顔を浮かべていました。
凪はそんなエリカを見つめることしかできません。
でも、ふと気づきました。
もしも取り違えられていなかったら…この場に立っているのはエリカではなく自分だったはずなのです。
そうだとして、凪はエリカのように振る舞うことができるでしょうか?
凪には自信がありませんでした。
どこか思い詰めたような表情を浮かべる凪にエリカは気づいていました。
努力あるのみ?!
凪はパーティ会場から少し離れたソファにだらしなく座り込みました。
宗一郎の遺伝子を持ってしても、こういう華やかな場所はどうしても苦手でした。
「私も苦手だけどね」
エリカがそう言うと、凪は驚いて「どこが?」と否定しました。
凪はエリカの落ち着いた対応を見て凹んでいたのですからw
エリカは本当の自分は、天海ハウスで見せている姿だと言いました。
確かに、家でのエリカはゴロゴロしてばかりで怠惰の極みです。
こういう場に来たらスイッチを入れるようにしているだけなのです。
「やるしかないからやってるだけ」
エリカだっていきなり落ち着いた対応ができたわけではありません。
子供の頃は礼儀がなってないと怒られてきたものです。
やっぱり…何事も経験がものを言うようですね!
凪はエリカの話を聞いて考えを改めました。
「向いてない、で片付けるのは俺のワガママだな」
凪はエリカが生まれながらのお嬢様なんだと決めつけていました。
エリカはそれを聞いて不満気に立ち上がります。
「お嬢様が努力しないと思ったら大間違いでしょ…!」
お嬢様、と言うところは否定しないのがエリカらしいですw
凪はエリカ節を聞いて勇気をもらいました。
「俺にもできるかな…否、やってやる!」
ここから、凪が立ち上がります。
不敵な笑み
凪は走り出しました。
宗一郎はこんな時、どう動くのか?
相手の出方を伺ってばかりでなく、自分から行動するのです。
凪は階段を駆け上がりました。
宗一郎は”宗助はいないよ”と言っていました。
過去に2人に何があったかはわかりませんが、宗助は存在しています。
凪はまず、そのことを伝えたいと思っていました。
向かう先は屋上です。
ドアを開けると、その先には不敵な笑みを浮かべた宗一郎が待ち構えていました。
「待っていたよ…凪君。君に話があるんだ」
宗一郎は凪に何を伝えようとしているのでしょうか?!
『カッコウの許嫁』ネタバレ164-165話のまとめ
今回のお話は、天野グループの忘年会のお話でした。
いつもの如く、突然の参加を要請された凪とエリカは大急ぎで忘年会の会場に向かいます。
忘年会とはいうものの、参加者は選ばれた人物ばかり。
著名人に拍手で迎えられる宗一郎を見て、凪は改めてすごい人物が自分の父親なのだと実感しました。
エリカもゲストに丁寧に接することができます。
一方の凪は、うまく対応できず凹んでばかり。
パーティの華やかな空気に耐えきれず、休憩していると、エリカが昔の自分のことを教えてくれました。
エリカも最初からこんな対応ができたわけではありません。
やるしかないからやっているだけなのです。
本当のエリカは天海ハウスでゴロゴロする姿ですw
あの対応は努力の賜物だったと知り、凪は自分に喝を入れます。
向いてない、と諦めるのはワガママというもの。
凪は宗一郎の出方を待つのをやめ、自分から走り出しました。
宗助はちゃんと存在している。
そのことを伝えるために…。
果たして実の父子の対面はどんな結末になるのでしょうか?!
次週もますます目が離せませんね♪

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