本記事では『アンデッドアンラック』に登場する女性キャラクター・友才(ゆうさい)についてご紹介。
友才はアンディから「元カノ(みてーなもん)」という発言があり、風子の心をざわつかせた人物なのですが、実際にはどんな人物なのでしょうか。
それでは友才の性格や強さ、アンディとの関係まで詳しくまとめていきます!
目次
【アンデッドアンラック】友才のプロフィール
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アンデッドアンラック/©戸塚慶文
友才(ゆうさい)は月光流居合を会得している女性剣士で、『不抜』の否定者です。
「否定者狩り」と呼ばれる集団「アンダー」に所属しており、席次はⅤ(5席)。
老齢の女性ですが、初登場(6巻48話)は久能明の回想の中であり、若かりし日の姿でした。
※29話にクリードと一緒にシェン&ムイと対峙している友才らしき人物が描かれている1コマがありましたが、名前&セリフが出たのが48話なのでここを初登場とします。
序盤では出番が少なかったためか、第1回人気投票では第28位でした。
【アンデッドアンラック】友才の特徴
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アンデッドアンラック/©戸塚慶文
友才は髪を後ろで1つに結い、笠を被った和装の老女。
常に刀を抱えており、剣士然とした人物です。
【アンデッドアンラック】友才の性格とは?
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アンデッドアンラック/©戸塚慶文
友才は齢を重ねているだけあってか、口数が少なく落ち着いた性格。
アンダー内でクリードとリップの命懸けの揉め事が起きても動じていませんでした。
剣士らしい凛とした佇まいを漂わせつつも表情は穏やかであり、アンダー内での関係性も良好そうなことから人柄は温厚であることが窺えます。
また、話の端々から義理堅い性格であることも窺えます。
ちなみに若い頃はもっと口数が多く、さばさばした男勝りな性格でした。
【アンデッドアンラック】友才の能力とは?
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アンデッドアンラック/©戸塚慶文
友才の能力は不抜(UNDRAW)。
詳細は明かされていませんが、その名の通り「抜ける」ということを否定する能力です。
これによりUMAスプリング討伐戦では桜の花びらが抜けることを阻止し、“舞い散る花びらに触れると桜になってしまう”というスプリングの脅威から皆を守りました。
神・サンとの戦いでは自重で埋もれるサンの足を不抜にしています。
発動条件は謎ですが、飲食の際に箸やひょうたんが口から抜けなくなるなど、自身の日常生活にも支障がある様子。
※喋るために大きく口を開いたら箸が抜けたなど、「抜く」という行為を介さなければ不抜から脱する方法はあるようです。
【アンデッドアンラック】友才の武器とは?
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アンデッドアンラック/©戸塚慶文
友才は居合の達人であり、武器は刀です。
ただし先述のように「不抜」の否定者となってしまったため、剣士ながら刀が抜けなくなってしまいました。
そのため現在は白鞘を抱えていますが、抜刀している場面もあるので、先述の箸の取り方のように理の穴を突いた方法を見つけたのかもしれませんね。
またUMAスプリング討伐戦ではジュイスの持っていた剣を使用しています。
これはUMAバーンの加工物である燃える剣で、風子がアンダーに行く際にジュイスから借りて持っていったものを友才が使うことになったのだと思われます。
【アンデッドアンラック】友才の強さとは?
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アンデッドアンラック/©戸塚慶文
友才は月光流居合の達人であり、その戦闘力は相当なもの。
アンディと交戦した80話では手を抜いていたため真の実力は窺えませんでしたが、一瞬にして相手の背後に回り斬りつけるという素早い身のこなしを見せています。
若い頃にはすでに剣技は完成されていたようで、刀が抜けずとも、三日月のような斬撃の『不抜ノ三日月』(146話)や駆けるように斬り刻んでいく『皐月』(148話)を習得していました。
【アンデッドアンラック】友才とアンディの関係性とは?
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アンデッドアンラック/©戸塚慶文
月光流居合の師匠と弟子
風子がアンダーに行った際の通信にて、アンディが友才のことを「元カノ(みてーなもん)」と説明していました。
まあそれはアンディのおふざけで、実際には友才はアンディの居合の師匠でした。
久能明の回想(48話)の中で描かれたのですが、久能の言葉から察するに物語の20年近く前のことでしょうか。(友才の見た目的にもっと前のようにも思えますが…)
アンディは、居合を習いたがっていたかつての仲間ジョシュ(故人)の夢を引き継いで日本に来たようです。
そして友才の指導のもと月光流居合を学び、持ち前の戦闘センスでたった1年で免許皆伝に至りました。
この月光流居合をアンディは現在、自身の不死体質と合わせて「再生抜刀」に昇華させています。
想い人
友才にとってアンディは、弟子というだけでなく想い人でもありました。
アンディは月光流居合を学び終えるとすぐに去ろうとしましたが、友才はそれを「その才を逃したくない。後継ぎも欲しいし」と頬を赤らめながら引き留めました。
しかし「不死」であることを理由にフラれてしまい、友才は静かに涙を流したのでした。
不死でなければ実った恋なのか、否定者という神のルールが生んだ切ないお別れでした。
ちなみにこの出会いと別れは友才の人生を表す大きな出来事となったようで、後のUMAスプリング戦で行われた、否定者の生い立ちが書かれた「否定者十三人一首」にて友才の句は下記のようになっていました。
「恋の色 教えてくれた不死人に 返せる恩は何かと探す」
【アンデッドアンラック】友才がUNDERに協力?
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アンデッドアンラック/©戸塚慶文
友才とアンディは親しい間柄でしたが、次に再会した時に友才はアンダーに所属、つまりアンディとは敵対する組織にいました。
友才がアンダーに加入した理由や経緯は不明です。
しかし友才の人柄を考えるに、自身の強い目的があるというわけではなく、同じ否定者の頼みを聞いてあげたい・目的に手を貸してあげたい、という理由で動いたのではないでしょうか。
UMAスプリング討伐課題でアンディと対峙しても敵意はなく、懐かしそうな眼差しを浮かべていました。
また、その後アンダーが事実上解散すると、友才は「必要なら呼べ」と言い家族(?)の元へ帰っていきました。
恐らく友才は仲間のために動く人情的な人物ではないかなと思うので、今後は心強い味方になってくれそうですね。
まとめ
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アンデッドアンラック/©戸塚慶文
友才はアンディの剣の師匠であり、古き友人です。
初登場は回想での若き日の姿で、後に現在の年老い姿、しかもアンディ(ユニオン)の敵対組織に所属しているという面白い登場の仕方をしています。
ただし敵対組織にいながらも敵意を感じる描写はなく、むしろ仲間として戦ってくれるだろうという期待を抱かせてくれるのが友才の魅力。
また風子が新たなループに入ったことで、今度は若き日の友才の活躍がたくさん見られそうな展開にもなってきました。
若き姿と老いた姿で人生の流れが感じられ、見比べるとより深みが増す貴重なキャラクターとなっていますので、ぜひ友才の活躍に注目してください!
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