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羌瘣はなぜ飛信隊を離脱したのか
結論から言うと、姉のように慕った羌象を謀殺した幽連を討つためです。山陽の戦いのあと23巻242話で隊を離れ、仇を討って34巻364話で戻ってきました。
飛信隊は羌瘣にとって、居心地のよすぎる場所になっていました。だからこそ仇討ちを終えないままでは、前へ進めないと考えたのです。離れていたあいだに秦は合従軍に攻め込まれ、飛信隊は国の存亡をかけた戦いに羌瘣抜きで挑んでいます。この記事では、離脱の理由と時期、離れていたあいだの動き、復帰した日、そして戻ってきた羌瘣が何を変えたかを順に見ていきます。
この記事でわかること
- 羌瘣が飛信隊を離れた理由と、何巻何話か
- 合従軍の戦いに羌瘣がいなかったわけ
- 復帰は何巻何話で、離れていた日数
- 復帰後の羌瘣が立てた2つの目標と、飛信隊の変化
羌瘣の離脱から復帰までを一覧で見る
| 時期 | 羌瘣の動き |
|---|---|
| 23巻242話 | 山陽の戦いのあと、仲間に見送られて飛信隊を離れる |
| 合従軍の戦い | 飛信隊には加わらず、幽連の行方を追う |
| 33巻356話〜34巻364話 | 趙の老山で幽連と戦い、仇を討つ |
| 34巻364話 | 離脱から392日ぶりに飛信隊へ戻る |
| 復帰のあと | 大将軍を目指すと宣言。千人将になり、屯留で成蟜一派の幽閉先を見つける |
アニメでは、羌瘣の離脱は第2シリーズ33話で描かれ、仇討ちは第3シリーズ25話「巫舞の違い」から描かれました。
離脱の理由|仇を討たなければ前へ進めない
羌瘣は、蚩尤と呼ばれる暗殺一族の里で育ちました。一族の祭で、羌瘣が姉のように慕った羌象は、幽族の連(幽連)にそそのかされた他の氏族の代表たちに囲まれ、謀殺されています。羌瘣が里を出て戦場に来たのは、もともと幽連の情報を探すためでした。戦のあるところには、国のお抱えになった蚩尤の噂が必ず流れてくると考えたのです。
そうして蛇甘平原で信たちと出会い、馬陽の戦いで信の隊に戻ってきてからは、飛信隊の副長として戦い続けました。ところが飛信隊は、仇討ちだけを支えに生きてきた羌瘣には居心地がよすぎました。
仇を討ち終えていない自分は、地に足がついていない。羌瘣はそう感じていました。そして信に、終わってまた帰ってきたら、そのときは自分もちゃんとみんなと一緒に前へ進めると思う、と告げます。山陽の戦いが終わったあと、23巻242話で羌瘣は仲間たちに見送られて旅立ちました。
僕はこう読む
羌瘣の離脱は、飛信隊を捨てた話ではなく、飛信隊に戻るための旅として描かれていると思っています。
仇討ちのために生きてきた人が、別の居場所を見つけてしまった。
そのままでは過去にも今にも足をかけられない。
だから一度離れて、過去のほうを終わらせに行った、と読んでいます。
合従軍の戦いに羌瘣がいなかったわけ
羌瘣が隊を離れたあと、秦は趙・楚・魏・韓・燕の合従軍に攻め込まれます。国が滅びかねない戦いでしたが、羌瘣は戻りませんでした。仇討ちを終えるまでは戻らないと決めて出た旅だったからです。秦は勝つ、いつかまた飛信隊に戻れると信じて、幽連を追い続けました。
手がかりをくれたのは、同じく里を抜けた羌明です。羌明は祭を恐れて逃げ出し、追っ手を退けたうえで、一族のために情報を集めることを条件に普通の暮らしを手に入れていました。羌明がつかんだのは、幽連が趙の山奥に潜んでいるという話でした。
仇討ちと、羌瘣を引き戻した光
趙の老山で、羌瘣はついに幽連と向き合います。ただしその情報自体が、幽連がわざと流したものでした。待ち伏せていた幽族の手練たちを退けたあと、羌瘣は幽連と刃を交えますが、祭を経て感情を断ち切った本物の蚩尤の前に追い詰められていきます。
意識が遠のくなかで羌瘣が見つけたのは、暗闇の中の小さな光でした。その光の正体は飛信隊でした。巫舞で意識を深く落としすぎても、外の世界とのつながりを示す光があれば戻ってこられる。羌瘣はその光をたどってさらに深く巫舞を落とし、幽連を討ちました。仇討ちは33巻356話から34巻364話で描かれています。
僕はこう読む
飛信隊から離れることで仇を討ちに行ったのに、仇を討てたのは飛信隊がいたからでした。
情を断ち切った幽連と、情を光にした羌瘣。
離脱の旅は、羌瘣にとって飛信隊が何なのかを確かめる旅でもあったと思っています。
34巻364話で復帰|392日ぶりの帰還
仇を討った羌瘣は、離脱から392日ぶりに飛信隊へ戻ります。34巻364話です。飛信隊は歓声を上げて迎え、信は、それじゃやっとここで一緒に進めるなと声をかけました。
戻ってきた羌瘣は、羌象の分も精一杯生きると誓い、2つの目標を口にします。1つは、自分も大将軍を目指すこと。もう1つは信の子を産むというもので、意味をよく分かっていなかった羌瘣があっさり口にし、信がうろたえる場面になりました。
復帰後に変わったこと
復帰した羌瘣は、それまでの陰で信を支える副長から、隊の先頭に立って士気を上げる将へと変わっていきます。羌瘣が現場で柔軟に指揮を執れるようになったことで、軍師・河了貂の策の上でさらに状況に応じた動きができるようになりました。
羌瘣は、騎馬の突進を歩兵の伍2組が盾を重ねて受け止める「剛力」という新しい戦い方も編み出しています。屯留の反乱が起きたころには、信が四千人将、羌瘣は千人将になっていました。王弟謀反編(屯留の反乱)では、羌瘣が敵の中をすり抜けて成蟜一派が閉じ込められた地下牢を見つけ、それが瑠衣と接触するきっかけになりました。
僕はこう読む
復帰後の羌瘣が「大将軍を目指す」と言ったことで、信との関係が変わったと思っています。
支える副長から、いちばん近くにいる競争相手になった。
河了貂たちに、信より現実味があると言われてしまうところまで含めて、羌瘣が自分の未来を持てた証拠だと読んでいます。
まとめ|羌瘣の離脱と復帰
羌瘣は、姉の仇・幽連を討つために飛信隊を離れ、仇を討って戻ってきました。
- 離脱は山陽の戦いのあと、23巻242話
- 理由は、羌象を謀殺した幽連を討つため
- 合従軍の戦いには加わらず、羌明の情報で幽連を追った
- 33巻356話〜34巻364話で幽連を討ち、392日ぶりに34巻364話で復帰
- 復帰後は大将軍を目指すと宣言し、千人将として隊を率いる将になった
僕はこう読む
羌瘣の離脱と復帰は、復讐の物語を、生きる理由の物語に書き換えた場面だと思っています。
出ていく前の羌瘣は、仇を討ったら死んでもいいと考えていました。
戻ってきた羌瘣は、羌象の分まで生きると言いました。392日で変わったのはそこです。
羌瘣の離脱を、仲間を置いていった身勝手と見るか、仲間と生きるために必要な旅と見るかで、合従軍の戦いの読み方も変わってきます。
——あなたは、合従軍の戦いに戻らなかった羌瘣の判断を正しかったと思いますか。それとも、国の危機には戻るべきだったと思いますか。よければコメントで教えてください。
よくある質問
羌瘣は離脱・仇討ち・復帰の時期が合従軍の戦いと重なるため、いつどこにいたかが混ざりやすい人物です。
Q. 羌瘣が飛信隊を離脱したのは何巻何話ですか。
A. 23巻242話です。山陽の戦いが終わったあと、仲間に見送られて隊を離れました。
Q. 羌瘣が飛信隊に復帰したのは何巻何話ですか。
A. 34巻364話です。幽連を討ち、離脱から392日ぶりに戻りました。王弟謀反編の直前にあたります。
Q. 羌瘣はアニメの何話で離脱しますか。
A. 第2シリーズ33話です。仇討ちは第3シリーズ25話「巫舞の違い」から描かれました。
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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年10月1日


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