本記事では『魔都精兵のスレイブ』を知るにあたって欠かせない東(あずま)家についてご紹介。
東家は魔都での功績が多い名門であり魔防隊内にも多く存在し、主人公・和倉優希の所属する七番組にも東日万凛がいるなど、物語にも多く関わってきます。
作中では「東の晩餐」という東家独自の世代交代も描かれました。
それではどんな一族なのか、特殊な家系図や「東の晩餐」など東家について詳しくまとめていきます!
目次
【魔都精兵のスレイブ】東家とは?
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魔都精兵のスレイブ/©タカヒロ
東(あずま)家は魔都での功績が大きい名門であり、魔防隊の歴史と深く繋がっていると言われるエリート一族。
魔防隊の九番組は東家が取り仕切っており、組長を東風舞希(ふぶき)が、副組長を風舞希の娘・東麻衣亜(まいあ)が務めるほか、風舞希の母・東海桐花(とべら)や養子の東誉(ほまれ)が組員として在籍しているなど東の者が顔を揃えています。
他にも六番組に風舞希の娘・東八千穂(やちほ)が、七番組には同じく東日万凛(ひまり)が在籍しており、魔防隊の活動に広く貢献しています。
また全員が魔防隊というわけではなく、警察の能力犯罪専門の特殊部隊に所属する者がいるなど、魔都・現世に跨り様々な場所で力を発揮している優秀な一族です。
そして家風は「東は強大たるべし」の超実力主義です。
【魔都精兵のスレイブ】東家の家系図一覧
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魔都精兵のスレイブ/©タカヒロ
作中に登場している東の者を簡単にまとめると以下のような家系図になります。

東家には直系と分家があり、上記の図で枠が四角い者が直系で丸い者が分家筋です。
風舞希が海桐花の実子で、空子と竹美は養子。
麻衣亜・八千穂・日万凛が風舞希の実姉妹で、誉と弓奈が養子。
なぜそうなっているかというと、東家は優秀な分家の子を養子扱いで迎え入れ、子ども同士で競わせて高め合いをさせていくという風習になっているのです。
そうして幼少期から置かれている実力主義の環境が、東家が優秀な一族である理由の1つ。
ただしこの過度な実力主義の風習は、分家筋の者が直系の者に劣等感を抱くなど、一族内の関係性が歪む原因にもなっていました。
ちなみに直系には海桐花、風舞希、麻衣亜、八千穂、日万凛と3文字の名前が与えられます。
それ以外の空子、竹美、誉、弓奈といった名前が分家なので、今後新キャラが登場しても分かりやすいですね。
【魔都精兵のスレイブ】東家の当主とは?
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魔都精兵のスレイブ/©タカヒロ
東家の当主は日万凛たちの祖母である東海桐花(あずまとべら)。
海桐花は他者から生命力を吸い取ったり、それを蓄えたり他者に分け与えて治癒を行ったりできるチートじみた能力の持ち主で、エリート一族の当主たる圧巻の実力者です。
また魔防隊の元総組長という肩書もあり、魔防隊の歴史そのものと言っても過言ではなさそうなとにかくすごい人です。
ただし能力によりかなりの若返りを実現しているので、見た目だけでいえば東家最年少。(中学生くらいの姿)
そして自由な性格のため、現在は総組長をやめて9番隊のヒラ隊員として気ままに過ごしています。
その気ままな性格ゆえに東家で「東の晩餐」が行われることになりました。
【魔都精兵のスレイブ】東の晩餐とは?
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魔都精兵のスレイブ/©タカヒロ
「東の晩餐」とは東家の次期当主を決めるイベント。
海桐花は仲の良い冥加りうの一番組が、組長を多々良木乃実へと世代交代したことを受け、東家も世代交代しようと考えたのです。
ただし実力主義の東家ですから、次期当主はもちろん実力で決められます。
つまり「東の晩餐」とは次期当主を決める“戦い”なのです。
それは参加者全員が異空間で戦い、戦闘不能かギブアップを失格として、最後まで勝ち残った1人が当主となるバトルロイヤル形式。
能力で創った異空間への扉に1人1人入っていき、バラバラの位置からスタートします。
参加者全員が自由に戦うので参加者同士の共闘もあり。
そうしてそれぞれの実力と思惑やしがらみがぶつかり合う東による東のための決戦です。
【魔都精兵のスレイブ】次期当主は誰?
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魔都精兵のスレイブ/©タカヒロ
今回の「東の晩餐」で新当主となったのは風舞希でした。
海桐花の実子なので順当ではありますが、空子&竹美を即制圧した上に、圧倒的な力で捻じ伏せながら日万凛の能力の覚醒を促すなど、実力だけではない次期当主たる圧巻の存在感を示しての勝利となりました。
また風舞希が当主となったことで、「東は強大たるべし」という理念は引き続き掲げながらも「過度な実力主義」の排除が示されたので、これからの東家はより良い環境でまとまっていきそうです。
【魔都精兵のスレイブ】東家と東日万凛の関係性とは?
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魔都精兵のスレイブ/©タカヒロ
東家の者は強大たる東の名に誇りを持っています。
ただし七番組副組長となっている日万凛だけは、東に嫌気がさして家を出ていました。
それは肝心な時に力を出せない精神的な弱さと、強力ながらも殆どが使い物にならないという能力の欠点の露呈によって「落ちこぼれ」扱いされるようになったためです。
東から離れた日万凛はその後京香に拾われ、彼女のもとで“東家を見返したい”という思いで鍛錬を続けてきました。
そのため「東の晩餐」では東への恨みと、京香への恩に報いようとする思いの強さが力となり覚醒。
能力の可能性が引き出され、母や祖母も認めざるを得ない強さを示したのでした。
この一件以来、家族仲は改善されてきているようです。
まとめ
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魔都精兵のスレイブ/©タカヒロ
東家は魔防隊の歴史を支えるエリート一族。
「東の晩餐」編では実力主義ゆえに一族内の確執が描かれましたが、それも解消され本当の名門へと変わりつつあります。
海桐花のように生命を操るものや八千穂のように時間を操るものなど、能力も強力なものが多いので注目。
また東家はスタイル抜群の美人揃いでもありますので、優希との関係性も含めて今後のさらなる活躍に期待していましょう!
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