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公孫龍は死亡したのか?
結論から言うと、公孫龍は死亡していません。橑陽の戦いでバジオウに右手を斬り落とされて前線を退き、いまは趙の朝廷で李牧派をまとめる文官です。
公孫龍(こうそんりゅう)は「万能の公孫龍」と呼ばれる趙の将軍です。左目を縦に裂く傷を持つ隻眼の将で、馬陽の戦いから趙軍の一角に立ち続けてきました。信と刃を交えたことが無いぶん、いつの間にか姿を見なくなったと感じる人も多いはずです。この記事では、右手を失った場面、その後の立場、これまでの戦歴、アニメと実写の配役、史実の公孫龍までを順に見ていきます。
この記事でわかること
- 公孫龍は死亡したのか、いまどうしているのか
- 右手(腕)を斬ったのは誰で、何話か
- 初登場の109話から、馬陽・合従軍・鄴までの戦歴
- アニメの声優と、実写映画の配役
- 史実の公孫龍は将軍ではなく思想家
- 「万能」と呼ばれた将が文官に回った意味(カイの読み)
公孫龍の右手を斬ったのはバジオウ|567話、橑陽の9日目
公孫龍が右手を失うのは、鄴攻めの裏で行われた橑陽の戦いです。最初は公孫龍が橑陽軍の指揮を任されていましたが、途中で李牧の命により舜水樹と指揮官を交代し、副将として楊端和の山の民軍と戦いました。
9日目、公孫龍は犬戎の軍とともに楊端和を包囲します。追い詰めたところで、山の民の包囲を破りにかかったのがバジオウでした。567話、バジオウの双刀が公孫龍の右手首から先を斬り落とします。楊端和は包囲を抜け、公孫龍は手当てのために下がらされました。
| 項目 | 公孫龍 |
|---|---|
| 生死 | 生存。戦場を退き、趙の朝廷の文官になった |
| 右手を失った場面 | 橑陽の戦い9日目、567話。斬ったのはバジオウ |
| 読み・異名 | こうそんりゅう/「万能の公孫龍」 |
| 見た目 | 隻眼。左目を縦に裂く傷 |
| 初登場 | 109話。馬陽の戦いで趙軍の副将 |
| アニメの声 | 斉藤次郎さん(第6シリーズほか) |
僕はこう読む
公孫龍が失ったのが「命」ではなく「右手」だったところに、この将の描かれ方が出ていると思っています。
橑陽で死んだのは、犬戎のトアクやロゾのように前に出て武を振るう者たちでした。
包囲を組み、追い詰める側にいた公孫龍は、最後まで死なない位置にいた。
だから討たれるのではなく、剣を握る手だけを取られて舞台を降りたのだと読んでいます。
右手を失ったあとの公孫龍|李牧を支える朝廷の文官へ
右手を失った公孫龍は、戦場の一線から退きます。ところが物語から消えたわけではありません。
李牧が趙の北の青歌へ移ったあとも、公孫龍は朝廷にとどまりました。そこで李牧とひそかに通じ、邯鄲の様子を報告し続けています。その後は文官となり、趙の朝廷で李牧派の筆頭を務めるまでになりました。
始皇十八年、秦と趙の全面戦争が始まったときも、公孫龍は邯鄲にいます。描かれたのは、押し寄せる難民の誘導を指示する姿でした。剣を持たない場所で、いまも趙を守る側に立っているということです。
僕はこう読む
李牧がいちばん困っていたのは、戦場ではなく王宮だったと思っています。
郭開がいて、王は李牧を遠ざける。前線でいくら勝っても、背中から崩される国です。
その背中の側に、戦を知る将が一人残った。
右手を失ったことで、公孫龍は李牧にいちばん足りなかった場所へ回ったのだと読んでいます。
公孫龍の戦歴|馬陽・合従軍・鄴
公孫龍が初めて描かれるのは109話です。趙軍が秦の馬陽へ攻め込んだ戦いで、趙の副将の一人として城攻めの弓隊を前に出しました。
馬陽では、王騎が動いた局面で趙の李白とともに王騎軍の軍長たちを足止めし、趙本陣と王騎軍がぶつかる形を守っています。李牧の策をあらかじめ知らされていた一人で、それだけ趙軍の中で信頼されていたことが分かります。王騎の死で戦が決すると、軍をまとめて退きました。
合従軍編でも趙の将として出陣し、麃公軍とぶつかっています。そして鄴攻めでは、先に書いたとおり橑陽の指揮を任され、そこで右手を失いました。
| 戦い | 公孫龍の立場と結果 |
|---|---|
| 馬陽の戦い | 趙軍の副将。李白と並んで王騎軍の軍長を止めた |
| 合従軍編 | 趙軍の将として麃公軍と戦う |
| 橑陽の戦い(鄴攻め) | 9日目、バジオウに右手を斬られて前線を退く |
| その後 | 文官となり、朝廷で李牧派の筆頭に |
性格は寡黙で堅実です。「何が起こるか分からぬのが戦だ」と口にし、三大天・龐煖の名にも盲信を見せません。攻めも守りも崩れない安定感が、「万能」の中身です。突き抜けた武や奇策が無いぶん、どの戦場に置いても役目を果たす将として描かれてきました。
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「万能」は褒め言葉ですが、キングダムでは少し寂しい異名だと思っています。
名前が残るのは、王騎の矛や李牧の策のように一つで戦を決めたものだからです。
公孫龍の強さは、負けない形を作ることにあった。
勝負を決める場面に立たないから目立たない。それでも馬陽から鄴まで、李牧が外さなかった将だというところに、この人の値打ちがあると読んでいます。
公孫龍の声優と実写|アニメは斉藤次郎さん
アニメで公孫龍の声を担当しているのは斉藤次郎さんです。2025年10月から放送された第6シリーズでも、公孫龍役としてクレジットされています。
実写映画では、馬陽の戦いを描いた第3作『キングダム 運命の炎』(2023年)と第4作『キングダム 大将軍の帰還』(2024年)で、趙軍の将として趙荘を山本耕史さん、馮忌を片岡愛之助さん、万極を山田裕貴さんが演じました。公表された配役に、公孫龍の名前はありません。合従軍編を描いた第5作『キングダム 魂の決戦』(2026年)の発表キャストにも見当たりません。
史実の公孫龍は将軍ではなく思想家
史実にも公孫龍という人物はいますが、将軍ではなく思想家です。紀元前310年代ごろから前250年代ごろに生きた、諸子百家の「名家」の代表的な人物で、著作『公孫龍子』が伝わっています。
- 「白馬非馬説」……白い馬は「馬」という概念そのものとは違う、という論
- 「堅白論」……白くて堅い石を、目で見れば白さしか、触れれば堅さしか分からない、という論
- 趙の平原君の食客だったが、陰陽家の鄒衍に退けられて趙を去った
キングダムの物語は紀元前240年代以降の話で、史実の公孫龍が活躍した時期とはわずかにずれています。名前を借りた別人の将と見るのが自然です。
まとめ|公孫龍は右手を失い、剣を置いて李牧を支えている
公孫龍は死亡していません。橑陽の戦いの567話でバジオウに右手を斬られて前線を退き、いまは邯鄲で李牧派をまとめる文官です。
押さえておきたい点を並べます。
- 「万能の公孫龍」と呼ばれる隻眼の趙将。初登場は109話
- 馬陽では副将、合従軍では麃公軍と戦った
- 橑陽の9日目(567話)、バジオウに右手を斬り落とされた
- その後は文官となり、朝廷で李牧派の筆頭に
- アニメの声は斉藤次郎さん。実写の配役は公表されていない
- 史実の公孫龍は「白馬非馬説」の思想家で、別人
僕はこう読む
戦場で討たれる将が多いこの作品で、公孫龍は「降りたあと」まで描かれている珍しい一人です。
剣を握れなくなった将に、原先生はもう一つの戦場を用意しました。
趙が最後まで持ちこたえるかどうかは、案外この文官の働きにかかっているのではないかと僕は見ています。
公孫龍の退場を「万能の将の終わり」と見るか、「李牧を背中から守る役への持ち替え」と見るかで、趙の朝廷の場面の読み方がずいぶん変わってきます。
——あなたは右手を失った公孫龍を、役目を終えた将だと思いますか。それとも、戦う場所を変えただけの将だと思いますか。よければコメントで、どちらに近いか教えてください。
よくある質問
「公孫龍の腕はどうなったのか」「実写に出たのか」を確かめに来る人が多いので、567話の場面から短く答えます。
Q. 公孫龍は死亡しましたか?
A. していません。右手を失って前線を退いたあと、趙の朝廷で文官として李牧を支えています。
Q. 公孫龍の右手(腕)を斬ったのは誰ですか?
A. 山の民のバジオウです。橑陽の戦い9日目、楊端和を包囲した場面で、包囲を破ろうとしたバジオウに右手首から先を斬り落とされました。567話です。
Q. 公孫龍の初登場は何話ですか?
A. 109話です。馬陽の戦いで、趙軍の副将の一人として登場しました。
Q. 公孫龍の声優は誰ですか?
A. 斉藤次郎さんです。2025年10月からの第6シリーズでも公孫龍を演じています。
Q. 実写映画に公孫龍は出ていますか?
A. 公表された配役に公孫龍の名前はありません。馬陽の趙軍は、趙荘を山本耕史さん、馮忌を片岡愛之助さん、万極を山田裕貴さんが演じています。
Q. 公孫龍は史実に実在しますか?
A. 同じ名前の人物は実在しますが、「白馬非馬説」で知られる趙の思想家で、将軍ではありません。キングダムの公孫龍とは別人と見るのが自然です。
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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年9月26日


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