『東京リベンジャーズ』と言えば「ひよってるやついる？」のセリフ。
TikTokで大バズりして2021年にはJC・JK流行語大賞にも選ばれ、近所の小学生たちも叫んでいるくらい世間に浸透した、『東京リベンジャーズ』で最も有名なセリフです。
それでは一体「ひよってるやついる？」はどんな経緯があって生まれた言葉なのでしょうか。
本記事では「ひよってるやついる？」の元ネタを、それ以外の名セリフもあわせながらご紹介していきます！
目次
【東京リベンジャーズ】「ひよってるやついる？」は誰のセリフ？
今日8月20日は佐野 万次郎の誕生日(^^)
500万部突破記念にカラーで描きました滾る想いを瞳と襷に
（和） pic.twitter.com/4iANw8VIbi
— 東京卍リベンジャーズ【公式】 (@toman_official) August 19, 2020
「ひよってるやついる？」は東京卍會総長・佐野万次郎（通称：マイキー）のセリフ。
「ひよってるやついる？いねえよなあ！？」と反語とセットで、同意を求めながら周囲を盛り立てる熱い言葉となっています。
【東京リベンジャーズ】「ひよってるやついる？」のセリフに至った経緯は？
「ひよってるやついる？」はタケミチが初めて参加した集会にて、マイキーが東卍メンバーの闘志を煽ったセリフです。
その日の集会のお題は、新宿のチーム・愛美愛主（メビウス）と抗争するかどうかでした。
事の発端はパーちん（林田春樹）の親友が愛美愛主と揉め、袋叩きにされた上に彼女をレイプされ、親兄弟を吊るされて金を巻き上げられるという被害に遭い、藁にもすがる思いでパーちんに相談してきたこと。
パーちんはマイキーに話を伝えたものの、愛美愛主の“ガキの喧嘩”では済まないやり口や東卍より年齢も規模も上なことを懸念し、「皆に迷惑かけちゃうから」と仇討ちを躊躇っていました。
しかしマイキーはパーちんの「ぶっ殺してやりたい！」という本音を引き出します。
そして東卍の仲間たちにパーちんの親友がやられているのに迷惑と思っている奴がいるのかを問い、「愛美愛主にひよってるやついる？いねえよなあ！？愛美愛主潰すぞ！！」と皆を奮い立たせたのでした。
作中で東卍が描かれた最初の出来事「8・3抗争」に繋がるシーンであり、マイキーのカリスマ性や東卍の団結力が分かる印象深いセリフとなっていました。
【東京リベンジャーズ】「ひよってるやついる？」は何巻で見れる？
「ひよってるやついる」のセリフが出てきたのは2巻11話でした。
アニメでは1期の5話で聞くことが出来ます。
実写映画『東京リベンジャーズ』では「ひよってるやついるか？」に変更されてはいたものの、やはり印象的なシーンとなっていました。
どの媒体で見てもかっこいいです！
【東京リベンジャーズ】東卍VS愛美愛主！勃発！
「ひよってるやついる？」という鼓舞と共に8月3日を愛美愛主との決戦の日に決めた東卍。
しかしその日よりも早く、東卍の幹部会議中に愛美愛主の方から乗り込んできてしまいます。
姿を見るや否や怒りのままに愛美愛主総長・長内信高に殴りかかるパーちん。
しかし年上でガタイも良くボクシングもかじっている長内に、パーちんは歯が立たずボコオボコにされてしまいます。
それでもマイキーは、助けに入ろうとするぺーやん（林良平）やタケミチを制止し、パーちんの戦いを見守り続けたのでした。
【東京リベンジャーズ】東卍VS愛美愛主その結末は！？
一方的にボコられ続けパーちんは力尽きてしまいます。
倒れたパーちんを受け止めたマイキーは、パーちんに「オマエ負けてねえよ」と声をかけて自ら長内の前に立ちはだかりました。
と思った瞬間、得意のハイキック一撃で長内を倒してしまったのでした。
それにより抗争は終結するも、なんとパーちんが長内を刺してしまいます。
そのままパーちんは自らも意思で自主するのですが、彼の処遇を巡って東卍の内部に亀裂が入り、8・3抗争に発展してしまうのでした。
【東京リベンジャーズ】他にもマイキーの名言はある？
本日は #吉沢亮 さん演じる東京卍會総長マイキーこと佐野万次郎の誕生日㊗️✨
仲間から絶大な信頼を得ているマイキー。
「オレが後ろにいる限り誰も負けねぇんだよ」
こんなこと言われたら一生ついていきます✋マイキーの愛車、バブに乗る吉沢さんの姿が待ちきれない！！#東京リベンジャーズ pic.twitter.com/FoEq7ijbB6
— 映画『東リベ2』公式《12/8・12/22 BD＆DVD発売》 (@revengers_movie) August 19, 2020
「ひよってるやついる？」の他にもマイキーにはかっこいい名言がたくさんあります。
- 「俺が不良の時代を創ってやる」（1巻5話）
なぜ自分を気に入ったのかというタケミチの問いに対して、タケミチが兄に似ていることと兄の時代がかっこよかったことを挙げ、自身の目標をこう語ったマイキー。
「お前もついてこい」というマイキーには絶対的な自信と圧巻のカリスマを感じます。
- 「東卍は俺のモンだ。俺が後ろにいる限り誰も負けねえんだよ」（3巻15話）
vs愛美愛主で長内を瞬殺した後に言ったセリフ。
パーちんの戦いも背負っての言葉なので熱いんですよね。
- 「俺ガキになっていーか？俺はダチ（場地）とは戦えねえ。それが俺の出した答えだ！みんな力を貸してくれ！」（6巻50話）
芭流覇羅との決戦「血のハロウィン」前夜の集会でマイキーが言ったセリフです。
敵チームと戦わなければいけない状況で、場地の親友としての気持ちを抑えられなかったマイキー。
しかしそんな仲間想いのマイキーだからこそ仲間たちがついていく、そういった東卍の熱い姿が詰まった名シーンです。
- 「よかった…ケンチン」（4巻28話）
8・3抗争でキヨマサに刺され病院に運ばれたドラケンの手術が成功したことを受けてのセリフ。
誰も見ていないところで人知れず涙を流すマイキーの脆さと仲間を想う優しさに胸を打たれます。
- 「これからもお前（一虎）は東卍の一員だ。お前を許す」（8巻64話）
兄・真一郎を殺した羽宮一虎とのわだかまりを持ち続けていたマイキーが、「血のハロウィン」を経て出した答えがこれでした。
血のハロウィンの結末を表す名言です。
- 「本当に大切な事は喧嘩に勝つことじゃねえ。自分に負けないことだ」（13巻109話）
真一郎の人柄を振り返りながら、自分の弱さとタケミチの強さを説いたマイキーのセリフです。
普通に良い言葉ではあるのですが、後にマイキーの内面を知っていくととても胸が痛くなるセリフとなっています。
- 「今日から俺“マイキー”になる」（14巻123話）
佐野家に引き取られたエマは、母に捨てられたことや自分だけが外国風の名前であることから孤独感を抱いていました。
そんなエマの気持ちを察したマイキーは、自らも外国風の名前を名乗ることでエマを勇気づけたのでした。
マイキーがマイキーとなったのは妹を気遣う優しさからだったのです。
- 「俺を誰だと思ってんの？200人？2万人連れてこい！！」（19巻170話）
エマを殺害されて戦意喪失していたマイキーとドラケンが、ヒナの言葉を受けて途中から関東事変に参戦。
約200人も立っていた天竺に向けてこのセリフを言い放ったのでした。
THE無敵のマイキーと言える心強くかっこいいセリフですね。
- 「もうお前とは二度と会うことはない。だから最後に言っておく。幸せになれ！」（23話200話）
自分の“黒い衝動”から皆を守るため、自らの意思で東卍の皆と距離を取ったマイキーが、タケミチへのビデオメッセージに残していた言葉。
優しいからこそ距離を取ろうとするマイキーの葛藤と決断、そしてタケミチへのエールが悲しい笑顔で語られて印象的でした。
- 「助けてくれタケミっち」（23巻204話）
ビルから飛び降り全てを終わらせようとしたマイキー。
「お前を絶対助けてやる」と命懸けで手を掴んだタケミチに対して、ついにマイキーは助けを求めたのでした。
この物語の中でずっとマイキーが抱えていた苦しみが一気に溢れたセリフと言えます。
まとめ
「ひよってるやついる？」は、東卍の総長・マイキーが仲間の想いを受け、仲間のために戦おうと皆を奮い立たせた熱いセリフでした。
強く前向きに皆を引っ張るかっこいい言葉だったということです。
この言葉を使いこなせるマイキーのようなかっこいい存在になりたいですね。
また「ひよってるやついる？」以外にもマイキーの名言はたくさんあります。
全てにマイキーらしさが詰まっていますので、是非その中に見えるかっこよさと優しさを感じてください！
