元気がない青山を心配する葉隠は、森の中で合流する青山親子を目撃します。
あの人が再び指示を出してきた。
その人物とは、AFO(ワン・フォー・オール)のことだったのです。
ヴィランとの内通者は青山でした!
嘘だと信じられない葉隠は、デクを連れて現場に戻ります。
青山に事実関係を確認するデク。
しかしUSJ事件をはじめ、ヴィランを手引きしたのは自分だと、青山は涙ながらに告白をするのでした。
『僕のヒーローアカデミア』337話のネタバレ
それでは僕のヒーローアカデミア第337話『使い捨ての人生を』の要点をまとめてみました。
葉隠かと思いきやフェイントで、実は青山が内通者だと判明しました。
しかも家族でグルという、読者の予想を二転三転させるドキドキの展開が続きます。
青山の背信行為を知ったデクと葉隠の2人。
果たしてこの修羅場をいかに乗り切るのでしょうか?
時間のない場合は目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
大したことない
敵の内通者を友達と言うAFO。
荼毘はその言葉に違和感がありそうです。
AFOは青山たちが失敗しても気にする様子は毛頭ありません。
成功したら当然ながら嬉しいしです。
一方で、失敗してもダメだったかの程度に過ぎません。
また別ルートを考えれば良いと、AFOは思うだけでした。
その発想はまるで使い捨ての100円ライターのよう。
AFOにとっては、少しでも場が愉しめれば万々歳ぐらい。
そんな考えでしかなかったのです。
高すぎるツケ
青山の両親はいわゆる富裕層の家系であり、青山自身も何不自由なく大切に育てられてきました。
しかしながら、息子の無個性であることに酷く狼狽した青山の両親は、藁にもすがる思いで噂を頼ってきたのです。
“どうやら個性を自由に与えられるらしい”
AFOから貰った個性は体質に合わず苦労した青山。
それでもパパンとママンは大変な思いをして育ててくれました。
皆と違うのは怖いという同調心理から、青山の夢は始まったのです。
しかし悪夢はそれからでした。
オールマイトが教師になると噂を聞いたAFO。
すると雄英に入学するよう青山家に指令が来たのです。
1-Aが孤立するタイミングを教えなさい。
合宿先を教えなさい。
デクが一人きりになるよう誘き出しなさい。
AFOからの要請を思い出す青山は、良心の呵責に苛まれていきます。
心が壊れた最後の決め手は、どうやらデクが残した置き手紙のようです。
デクも自分と同じ無個性だと知った時、青山は全てに絶望したのです。
自暴自棄となりネビルレーザーを発射する青山。
その光を屈折させたのは葉隠でした。
皆が死んでもおかしくない。
それこそ日本中がおかしくなった状況です。
教室で何を考えていた、どんな気持ちで一緒に寮に暮らしていたと、厳しい言葉で青山を叱責する葉隠。
光の屈折による影響からか、ぼんやり浮かんだ素顔は涙を流しいています。
ともかく青山と両親の3人を黒鞭で捕獲したデク。
青山にマウントを取りながら、もう止めようと泣きながら諭すのでした。
クズの本懐
AFOから個性を与えられて支配されるに至った。
青山たちから事情を聞いたオールマイト一行。
個性の付与が約10年前から、青山はナガンのように爆発する仕掛けはなさそうです。
1-Aの生徒たちに下がるよう根津は言いますが、もちろん下がれる道理はありません。
青山も無個性と知り、爆豪は世間の狭さを痛感します。
AFOについて知っていることは何も無い青山パパン。
自分たちは頼まれたら実行するだけの存在だと白状します。
失敗しても、拒否をしても、嘘をついてもAFOに殺される。
AFOに処分される人間を目の当たりにしたと震えが止まりません。
あくまでも息子は知らず、青山パパンは悪いのは自分たちだと責任を負うつもりです。
自分が殺していた可能性にもかかわらず、青山は仲間の顔で皆と笑い合えてしまいました。
しかし、無個性でありながらAFOと戦う重圧を背負ったデクを知り、自分の惨めさに絶望をしたのです。
デクの心配よりも先に自分に絶望した青山。
そんな自分に対して絶望してしまったのです。
性根が腐っていた。
青山優雅は根っからの敵だったと、自ら口にするのでした。
青山の本心は?
そのセリフに納得がいかないデク。
それでは合宿場襲撃の際に、爆豪と常闇を助けたのかと青山に質問します。
さらにはチーズを使ったメッセージです。
SOSに気が付かなかったのは、自分のせいだとデクは振り返ります。
取り繕いもせず泣いている理由を青山に改めて問い質すデク。
AFOの命令を実行できなかったからではありません。
心を利用されながらも、ナガンはAFOに全てを明け渡しませんでした。
単に心が圧し潰されただけです。
デクの説得はボルテージが上がっていきます。
罪を犯したら一生敵なのか?
そんな事はありません。
この手を握って欲しいと青山に手を差し伸べるデク。
デクの意図を察する爆豪。
「君はまだヒーローになれる!」
熱いデクの言葉に青山はどう反応するのでしょうか。
『僕のヒーローアカデミア』337-338話のネタバレのまとめ
まずはストーリーそっちのけで。
何といっても今回の見所は葉隠ちゃんの素顔が見えたことでしょう。
連載から既に7年以上が経過して、ようやくのご解禁です。
予想う通りというべきか、やはり美少女でした。
しかし初の顔見せが大粒の涙というのが切ないです。
物凄い剣幕で青山にまくしたてますが、A組を大切に思う証拠に他なりません。
青山のレーザーを屈折させる葉隠の大技。
インターンで習得した青山との合体技を、この土壇場で応用しようとは。
そして傷心の葉隠を慰めるのが尾白の役割かぁ・・・。
がっつり拘束された青山親子。
本意でない敵が味方になるパターンは、古今東西のヒーローものではお約束。
したがって青山が寝返るのは既定路線といて、問題は身の処し方です。
デクの味方になること=AFOを裏切ることです。
パパンの話では裏切っても死。
しかしナガンのように爆弾はセットされていません。
ということは、ヴィラン、または第二、第三の内通者が青山を直接襲撃する可能性があります。
言葉は悪いですが、青山は敵を誘き出すエサとして有効活用できそうな気がします。
自分と同じ無個性ながらもAFOに立ち向かうデク。
対照的な自分と比較して、青山は惨めな気持ちになるのも理解できます。
名誉挽回のチャンスがあるのでしょうか。
それにしてもAFOが例えた100円ライターの件。
不必要となればポイ的な発言に対して、死柄木を介抱するスピナーが怪訝な表情をするのも無理ありません。

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