タケミチが何度タイムリープし過去を変えても現代のマイキーが闇落ちしてしまうというのが、物語のポイントであり最大の謎です。
その中でも闇落ちどころかついに「マイキーの死亡」というルートも登場し、しかもその死に様・死亡理由があまりにつらすぎると大きな話題となりました。
それではマイキーの死亡シーンとは何巻何話でどのように描かれたのか、死亡理由とは何だったのか、衝撃的で悲しすぎたマイキーの死亡シーンを振り返っていきます!
目次
【東京リベンジャーズ】マイキーの死亡シーンは何回目のタイムリープで?
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東京リベンジャーズ/©和久井健
マイキーが死亡したのは聖夜決戦編の後、7回目のタイムリープ後の現代です。
14巻第119話で描かれました。
【東京リベンジャーズ】闇落ちしてしまったマイキー!
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東京リベンジャーズ/©和久井健
7回目タイムリープで起きた聖夜決戦を経て、タケミチは前世界線で東卍を狂わせていた2つの存在「元黒龍組」と「稀咲」の両方を東卍から遠ざけることに成功。
ミッションを完遂したタケミチは晴れ晴れと2006年に別れを告げました。
ところが2018年に戻るとそこは三ツ谷の葬儀中で、調べてみるとやはりヒナは死亡してしまっていたのでした。
つまり東卍の巨悪化は変わっておらず、マイキーはこれまでと同じく闇落ちしてしまっていたということです。
【東京リベンジャーズ】マイキーの手によって東卍メンバーが次々と死亡!
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東京リベンジャーズ/©和久井健
これまでと同じどころか、ナオトは「今回の現代はこれまでで最悪」だと言いました。
なんと松野千冬=射殺、柴八戒=焼殺、三ツ谷隆=絞殺、龍宮寺堅=斬殺、そのほか羽宮一虎もパーちんも他のメンバーも、東卍の主要メンバーは全員殺されていたのです。
しかもその一連の殺人の容疑者として指名手配されていたのはマイキーでした。
するとタケミチは、2008年に撮った記念写真がマイキーから送られてきていたことに気づきます。
その封筒の消印はフィリピンになっており、一緒に入っていた手紙に「1月20日、いつか話したあの場所で」と書いてありました。
【東京リベンジャーズ】フィリピンで再会したマイキーとタケミチ!
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東京リベンジャーズ/©和久井健
1月20日、タケミチはフィリピンに到着。
「いつか話したあの場所」が、現代に戻る前(第113話)マイキーからバブのレクチャーを受けていた時に聞いた場所=佐野真一郎がバブのエンジンを見つけた場所だと判断し、そこへ向かったのです。
すると廃墟を埋め尽くす大量のスクラップの中に、マイキーが佇んでいました。
これまで何度もタイムリープしましたが、タケミチが現代のマイキーに会うのはこれが初めて。
嬉しさと共にタケミチは「皆を殺したかもしれない、自分の知らないマイキーかもしれない」と思いながら恐る恐るマイキーに近づきます。
しかしそこにいたのは髪型こそ変わったものの、あの頃と変わらない目をしたマイキーでした。
思わず涙が溢れるタケミチを見て、優しく笑うマイキー。
タケミチは「やっぱりマイキー君はマイキー君だ」と確信します。
ところがマイキーは東卍の仲間たちのことを懐かしみながら「あいつらはみんな…オレが殺した」と打ち明けたのでした。
【東京リベンジャーズ】マイキー死亡シーン!その死因は!?
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東京リベンジャーズ/©和久井健
マイキーがタケミチを呼んだのは、そんな自分を殺して欲しかったからです。
この時代のマイキーが闇落ちしていたのは、タケミチが東卍を抜けたから。
後(第200話)に発覚しますが、マイキーは自分では制御できない、暴力衝動に満ちたもう1人の自分とでも言うべき「黒い衝動」というものに悩まされていました。
恐らくタケミチの存在はマイキーにとって、それを抑える大きな力だったのだと思います。
第109話にてタケミチに「挫けそうな時、俺が俺でなくなりそうな時、俺を叱ってくれ。兄貴のように」と言っていましたが、マイキーはそうして叱る役目としてタケミチには一緒にいて欲しかったのです。
しかしタケミチは東卍メンバーに守られながら東卍から離れてしまい、それでもマイキーは1人で頑張っていましたが、結局「俺が俺でなくなることを抑えられなかった」そう。
そうして東卍を壊してしまったマイキーは、全てを終わらせたいと願いタケミチを呼んだのでした。
「俺を殺すか、お前が死ぬかだ」と銃を向けながら涙を零すマイキー。
ところが銃声が聞こえた時、倒れたのはマイキーでした。
なんとマイキーを危険視したナオトがマイキーを撃ったのです。
しかしそもそもマイキーの銃には安全装置がかかっており、マイキーはタケミチを殺す気などありませんでした。
マイキーはナオトに感謝すると、タケミチの腕の中で「俺の人生は苦しみだけだった」と涙を溢れさせて息を引き取ったのでした。
【東京リベンジャーズ】マイキーの死亡シーンは他にもあるのか!?
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東京リベンジャーズ/©和久井健
マイキーの死亡シーンは第119話だけではなく、その後も2回、やはり衝撃的で悲しい死亡シーンが描かれました。
梵天軸の2018年6月下旬(第203話)
死因はフィリピンでタケミチに殺害を求めたのと同じく、やはり「黒い衝動」からの解放を願っての自殺でした。
関東事変後の2018年、やはりマイキーは闇落ちして東卍メンバーと決別しており、代わりにこれまでの東卍に代わる極悪組織「梵天」の首領となっていました。
タケミチは12年前のマイキーからのビデオレターによって彼の「黒い衝動」を知ったため、マイキーを救うと決意します。
ところが会ってみるとマイキーは、「こうするしかなくなるから会いたくなかった」と言ってタケミチに容赦なく発砲。
それでもなおマイキーを助けようとするタケミチの意志を受けて、マイキーは「ここで全部終わらせる」と決意してビルの屋上から飛び降りてしまったのです。
最初の世界線(第269話)
マイキーは登場以前に一度死亡していました。
実はこの物語はタイムリーパーであった佐野真一郎によってすでにやり直された後の世界であり、今とは全く違う「最初の世界線」があったのです。
その世界線での1999年7月30日、マイキーは真一郎からプレゼントされたコンコルドで遊んでいる時に階段から落下し、頭を強く打って植物状態に。
真一郎は介護士となりマイキーを献身的に支えていましたが、マイキーは2003年7月20日に死亡してしまったのです。
まとめ
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東京リベンジャーズ/©和久井健
マイキーは3回の死亡シーンが描かれました。
その原因として作中のテーマとなっていたのが「黒い衝動」。
闇落ちマイキーは怖いイメージがありましたが、実際には黒い衝動に翻弄され、ひとり苦しんでいたことが分かりました。
第119話・第203話の死亡シーンでは、黒い衝動によって仲間や夢を失い、死ぬことでしか苦しみを終わらせることが出来ないマイキーの絶望を感じます。
そのため第119話で安堵するように死亡した姿や、第204話でタケミチに「助けてくださいって言え!」と今度こそ叱られたことで、ついに「助けてくれタケミっち」と大粒の涙を流しながら懇願した姿にマイキーの苦しみが溢れていて胸が苦しくなりました。
しかもその人生すら本来は無かったものと知り言葉を失いましたよね。
その上、真一郎がマイキーの死を拒絶する一心で手にいれたタイムリープ能力が「黒い衝動」を生んでいたことも発覚。
マイキーはどこまでも呪われた人生だったのです…。
だからこそ是非最終回まで見届けてくださいね!

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