東京リベンジャーズと言えば「マイキーの闇堕ち」です。
タケミチが過去を変えても現代ではマイキーが闇堕ちして東卍も極悪組織になっており、その原因を過去で改善するというのが物語の大きな流れとなっています。
そして闇堕ちの原因として注目すべきなのが、羽宮一虎が起こした血のハロウィン。
血のハロウィンは東卍の原点を知る大きな出来事であり、一虎の死によってマイキーは深い闇に堕ちてしまうことになるのです。
それでは血のハロウィンや羽宮一虎について詳しくご紹介していきます!
目次
【東京リベンジャーズ】羽宮一虎はどんなキャラクター?
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東京リベンジャーズ/©和久井健
羽宮一虎(はねみやかずとら)は芭流覇羅のNo.3として第40話から登場する、東卍の創設メンバーの1人。
金メッシュの入った黒髪、左耳に鈴のピアス、首の虎のタトゥーが特徴で、コミックス8巻の表紙を飾っています。
身長174㎝、体重60㎏。
1990年9月16日生まれで血液型はAB型。
愛機はカワサキKH400(ケッチ)です。
タケミチと同じ中学の生徒であり、初登場ではタケミチにフレンドリーに接していました。
しかしその性格は好戦的な上に、DVを受けていた母から「敵か味方か」の選択肢しか与えられなかったことからかなり歪んでおり、「自分を否定するものは全て敵」「人を殺すのは悪者。でも敵を殺すのは英雄」という狂った思想を持っていました。
【東京リベンジャーズ】羽宮一虎とマイキーの関係は?
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東京リベンジャーズ/©和久井健
東卍の創設メンバーでありきっかけ
一虎は東卍の創設メンバーの1人であり、マイキーとは中1からの付き合いです。
場地から紹介されてマイキーやドラケンたちと知り合い、初めはマイキーのことをあまりよく思っていませんでしたが、有無も言わさぬ仲間想いのマイキーに惹かれ、慕うようになりました。(番外編より)
その同年、一虎が九代目黒龍と揉めたことをきっかけに東卍が創られました。
真一郎殺害事件
しかし東卍結成から2か月後の8月13日、一虎とマイキーの関係性が大きく変わる出来事が起こります。
その日一虎は1週間後に誕生日が迫るマイキーへのプレゼントとして、場地を誘ってとあるバイクショップにCB250T(バブ)を盗みに入りました。
ところがショップには店主がおり、バブを盗み出しているところを見つかった一虎はその店主を撲殺してしまいます。
その店主はなんとマイキーの兄・佐野真一郎だったのでした。
親愛から憎悪へ
マイキーの喜ぶ顔が見たい一心でやった行動が、結果としてマイキーの兄を殺害してしまった一虎。
一虎はその現実を受け入れられず、自分を肯定するために「全部マイキーのせいだからマイキーを殺さないと」とマイキーを「敵」にする思考に囚われます。
マイキーを「敵」とすることで自分を肯定しようとしたわけです。
一虎は少年院に入ることになり、この日からマイキー(東卍)とも決別。
そして少年院に入ったのはマイキーのせいだと逆恨みし、出所後にマイキーを潰すため芭流覇羅として東卍に抗争を仕掛けてきました。
また、マイキーも「場地は許したが、真一郎を殺した一虎だけは一生許せない」という気持ちを持っており、芭流覇羅との抗争を受けて立ったのでした。
こうしたしがらみを背景に、芭流覇羅と東卍の抗争「血のハロウィン」が起こります。
【東京リベンジャーズ】血のハロウィンとは?
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東京リベンジャーズ/©和久井健
「血のハロウィン」は2005年10月31日に起きた、芭流覇羅300人と東卍150人による全面大抗争です。
ポイント①芭流覇羅
芭流覇羅は元愛美愛主の半間修二のまとめる愛美愛主の昭和63年生まれ(S63)&平成元年生まれ(H1)と、一虎のまとめる反東卍勢力が合流して結成された、東卍潰しを狙う新チーム。
半間は副総長、一虎はNo.3であり、総長がいないため「首のない天使」とも呼ばれていました。
ポイント②黒幕は稀咲
実は血のハロウィンは稀咲鉄太(この時は東卍参番隊隊長)が仕組んだものであり、芭流覇羅の空席のトップは稀咲がマイキーを据えるために空けていたものでした。
一虎のマイキーへの憎悪を稀咲が利用したのです。
とはいえ血のハロウィンの勝敗はそもそも稀咲にとっては関係なく、「芭流覇羅が勝てば東卍を吸収、東卍が勝てば活躍して成り上がる」というように、どう転んでも稀咲の思うままに事が運ぶよう仕組まれていました。
ポイント③場地が東卍から芭流覇羅へ
ただし東卍の創設メンバーであり壱番隊隊長の場地圭介はすでに稀咲を怪しんでおり、稀咲の尻尾を掴むためあえて東卍から芭流覇羅に移籍して血のハロウィンに臨んでいました。
また、場地に裏切られた形となったもののマイキーが親友の場地を敵視することが出来なかったため、東卍にとっての血のハロウィンは芭流覇羅を潰すと同時に「場地を連れ戻すための戦い」となりました。
【東京リベンジャーズ】マイキーの手によって羽宮一虎死亡!
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東京リベンジャーズ/©和久井健
血のハロウィンで一虎は、マイキーに撲殺されて死亡します。
それは稀咲を狙う場地の動向が一虎には「信じていた場地に裏切られた」と映り、場地を「敵」と認識して刺殺してしまったからです。
場地を殺害した一虎はマイキーの激しい怒りを買い、衝動のままに殴り殺されてしまったのでした。
【東京リベンジャーズ】羽宮一虎が死亡した未来は!?
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東京リベンジャーズ/©和久井健
マイキーの一虎殺害を機に血のハロウィンは終結。
芭流覇羅の勝利となり、東卍は芭流覇羅に乗っ取られ、芭流覇羅を母体とした新生・東京卍會が出来ました。
マイキーは稀咲が身代わりを用意したことで逮捕はされなかったものの闇堕ちしてしまい、逆に稀咲は東卍での地位を得ていきます。
もちろんすべて稀咲の手の内であり、そのまま2017年には総長代理の稀咲に支配された巨大極悪組織・東京卍會となっていきました。
そのため「マイキーに一虎を殺させないこと」つまりは「場地を一虎から守り死なせないこと」が血のハロウィンでのタケミチのミッションとなりました。
【東京リベンジャーズ】花垣武道は羽宮一虎の死亡を防げるのか!?
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東京リベンジャーズ/©和久井健
結局、血のハロウィンで場地は一虎に刺されたことがきっかけで死亡してしまいます。
ただしタケミチが介入したことにより即死とはならず、一虎をマイキーを東卍を守ろうとする場地の“自決”に変わりました。
そしてタケミチの説得によりマイキーは場地の想いに気づき、一虎もまた場地の死によって改心し、和解という形で血のハロウィンは終結。
つまり一虎の死亡は防がれたのでした。
そして一虎は、抗争のきっかけを作ったことと場地を死なせてしまったことへのケジメとして自ら逮捕されました。
その後10年ほどの懲役を終え出所した一虎は、千冬とともに稀咲に支配された東卍を追い動いていたのでした。
まとめ
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東京リベンジャーズ/©和久井健
羽宮一虎は東卍の創設メンバーですが、マイキーの兄・真一郎を殺害してしまったことからマイキーを恨むようになり、芭流覇羅として東卍を潰しにやってきたことから「血のハロウィン」が勃発しました。
一虎は「東卍創設のきっかけ」「真一郎の殺害」「場地の殺害」とマイキーにとってのターニングポイントに関わっている重要人物。
後に登場する“黒い衝動”をマイキーが自覚するのも血のハロウィンでの一虎殺しですから、何気に一虎は物語のキーマンなのです。
一虎は創設メンバーでありながらも現代の東卍には属していないなど、ドラケンたちとは違う道を歩んでいるところも見どころなので、血のハロウィン前後で大きく変わるその動向と感情には是非注目です!

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