スパイファミリーの中でフォージャー家の新しい家族として迎え入れられたペットのボンド。
のほほんとした穏やかな顔立ちに、モコモコの毛をし、抱き心地の良い愛犬。
でもその中身は未来予知の出来る超能力が使える犬でもあり、知能も高く、また能力も未知数な犬と、フォージャー家の新しい家族でもあります。
今回はそんなボンドの事について、考察をまとめていきたいと思います。
目次
【スパイファミリー】ボンドの能力とは?
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スパイファミリー/©遠藤達哉
ボンドは犬でありパッと見は大きな成犬ですが、彼には大きな能力が備わっています。
それは未来予知が出来る能力を持っていたのです。
この能力は未来に起こるであろうボンド自身の周辺の主観視的な映像が見え、不確定多数の未来が予知できる能力を持っているのです。
この未来予知の能力は、これから起こるであろう未来の事象を予めに見通し、起こるであろう事件や事変などを見通す力です。
またボンドの観た未来視は不変ではなく、変える事の出来る、未来の改ざんも可能であり、起こるであろう事件や事故を未然に防ぐ事も出来ると、とてつもない能力なのです。
しかしボンドは犬の為に、その未来を見ても人間に伝える事は出来ず、また言語力の理解に長けてはいますが、それを伝える事は出来ず、未来視を持っている事は知られていません。
未来を伝える方法がなく、それが唯一に可能とするのがアーニャであり、ボンドの心を読む力を持っているアーニャの様な読心術の超能力者でなければ、未来視の閲覧は出来ないとなっています。
その為に現在の中でボンドの未来予知の能力を知っているのはアーニャだけであり、これはロイドも知らない秘密でもあります。
またこの未来視は完璧な力ではなく、能力としてはボンドの主観のみの映像となっており、また断片的な部分がある為、どんな結末になるのかも未知数となっています。
また未来視の映像が暗くなっている場合などもあり、これは自身の死が影響している事が原因でもあります。
実際にボンドがヨルの手作りご飯を食べて死んでしまう未来を予測した際には、彼はこの死を回避する為に、ロイドの手伝いをしています。
この予知能力には幾つかの問題があります。
まず未来予知は数分以内に起きるモノから、また数日後に起こるであろうモノなど、その未来視は不定期であり、彼自身も制御できないモノとなっています。
決まった内容が必ず予知される正確さはなく、時に不安定に流れてしまう未来視もあり、これは自身の死の危険から、今晩の夕飯のメニューと、いい加減な予知となっています。
また過去の予知の内容が変わったのであれば、変化した未来視をその場で見る事も可能と、この能力を使いこなせていないのが現在のボンドの能力となっています。
上手くこの能力を使えば生きていけると思われるも、この能力が現在利用できるのが、アーニャとボンドのみであり、不定期ながらに利用する事しか出来ていません。
また幾ら予知しても、僅かな時間しかなく、事故に巻き込まれそうな子を助けても、襲ったと思われてしまうなど、報われない事もしばしば。
未来予知の状況判断に、また危険回避の洞察力に、未来改変の為の行動能力が必要となってしまいます。
現にアーニャは爆弾を回避する為に行動をするも、時間が読めないミスをしてしまい、また爆弾を見つけても解除できないとの問題もありました。
このボンドの能力は、現所においては危機回避の能力として使われているのが現状です。
【スパイファミリー】ボンドはなぜ超能力が使える?
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スパイファミリー/©遠藤達哉
ボンドの経歴を挙げれば、彼が何故に超能力が使えるようになったのかが明かされます。
元々ボンドは旧東国の政権時代において行われた極秘研究のプロジェクト「アップル」によって生み出された被験体だったのです。
これは特殊能力を持つ動物を人為的に生み出そうとする実験計画であり、ボンドはその研究によって生み出された研究成果だったのです。
しかし旧政権の崩壊に伴い、プロジェクトや研究施設などは廃棄され、ボンドを始めとした犬達は、高い知能指数を有していたが為に、裏社会へと流れていきました。
命令を忠実に聞く軍用犬と、これは学生テロリストに利用される事となり、爆弾犬として扱われました。
この中でボンドは、予知能力自身が見知らぬ家族に歓迎される未来を予知し、街中でアーニャを見かけ、彼女に心を読まれ、自分と同じ超能力を持っている事を知られます。
その後に事件はロイドとヨルの活躍によって解決し、フォージャー家に家族として迎えら、今に至るのがボンドの経歴となっています。
何故に超能力が使えるのか?
その原因は未だに明かされてはいませんが、ボンドはある意味で脳の許容量を増やされた犬ではないかと考えます。
脳の拡張を行い、命令を聞く、理解するなどの許容を増やした結果に、超能力を得たのではと、今の中ではそう考察できます。
【スパイファミリー】ボンドの正体とは?
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スパイファミリー/©遠藤達哉
現在ボンドは旧体制時代の研究による産物としてしか解らず、彼がどこで何の為に創り出されたのかは不明となっています。
命令をよく聞き、知能を高く仕上げた、命令をよく聞く犬として作られた経緯を考えれば、生物兵器の一環として作られた可能性が大きいです。
ただボンドの場合は、副産物的なモノとして超能力が使える様になってしまい、それが未来視と言う能力になってしまったのです。
彼にとっては幸運であるが不幸な結果となってしまいます。
未来視が出来る様になっても、それは人に伝える事が出来ず、また自分で未来を見ても、それを活用できないと、制約の在り過ぎる能力ゆえに、彼は恵まれない生活を送ります。
アーニャとの出逢いによって救われ、本来の力を有利に使う事の出来る環境に置かれ、アーニャの相棒として活躍しています。
【スパイファミリー】プロジェクト「アップル」とは?
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スパイファミリー/©遠藤達哉
現在のところではプロジェクトアップルは、旧体制の東側にて行われた極秘の生態研究と思われます。
アーニャを始めとする超能力の開発も、この部署が関わっている可能性があり、またボンドなどの特殊な能力を持つ生物の開発も行われている可能性も考えられます。
ただし現在の中でプロジェクトアップルは解体されており、その研究資料やまた研究成果などは不明となっており、劇中においてもその後は語られてはいません。
しかし今後の展開では、大きな物語の中心として描かれる組織なのかもしれません。
【スパイファミリー】ボンドの能力を知る人物とは?
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スパイファミリー/©遠藤達哉
現在ボンドの能力を知っているのはアーニャのみであり、ヨルやロイドは、ボンドが超能力を使い見たい予知が出来る事を知りません。
ただ今後の展開に寄れば、彼の過去を知る人間が登場する可能性も考えられます。
またボンドと同じ様に、知能が高い、超能力を持つ犬が出て来る可能性も考えられます。
ボンドの様に超能力を覚醒させた犬か、もしくは猫か、それとも他の動物かで登場する可能性も考えられます。
【スパイファミリー】ボンドの能力によってフォージャー家入り?
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スパイファミリー/©遠藤達哉
ボンドはアーニャによって、本来ならば政府によって引き取られる筈のところを、ご褒美としてフォージャー家のペットとして招かれました。
これは未来予知した中で、アーニャが自分を選び、家族として迎え入れてくれる未来を見た結果とも言えます。
しかしこの時にボンドが上手く行動しなければ、ロイドが死に、そして東西で再び戦争が始まってしまう可能性もあったのです。
フォージャー家の飼い犬になる可能性もあれば、下手をすれば、破滅する未来もあったと、ボンドにとっては、それが最良の結果だったのかと、未だに解りません。
しかしアーニャを始めとする自分を解ってくれる存在と、また自分を迎えてくれる家族と共に過ごせる幸運は、彼の能力ではなく、決断の結果とも言えます。
まとめ
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スパイファミリー/©遠藤達哉
現在のところではボンドの謎は明かされていない部分が多々あります。
まず、ボンドは何故に予知能力を得てしまったのか?
また能力を得た事を何故に研究者たちは気づいていないのか?
その謎は多くあると言っても良いでしょう。
しかしボンドの活躍によって防がれた事件はあり、またこれからも多くの事件を救う事になると、フォージャー家の頼もしい仲間とも言えます。
アーニャに対して、唯一に自分の事を理解してくる仲間でもあり、また大切な飼い主である彼女に対して忠実な愛犬。
今後、彼の活躍がどんな局面で、フォージャー家の危機を救っていくのか?
それが大きな見どころとなりそうです。
