第2部「公安編」や「アニメ」も始まり大人気となっている「チェンソーマン」ですが、その時代設定は曖昧なままです。
そんな中で、物語とともに考察されているのが時代背景です。
今回は「チェンソーマン」の舞台になっているのは何年なのか、詳しく考察してみたいと思います。
目次
【チェンソーマン】チェンソーマンとは?
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チェンソーマン/©藤本タツキ
「チェンソーマン」は、作者・藤本タツキによる作品で、「週刊少年ジャンプ」誌上にて2019年1号から連載が開始されています。
2021年2号で第1部「公安編」が終了し、第2部「学園編」は「少年ジャンプ+」にて2022年7月13日から連載されています。
また、コミックスは計12巻で累計部数は1800万部を突破している大人気作となっています。
2022年10月からも「アニメ」のテレビ東京系列で放送されており、「チェンソーマン」は要注目の作品となっています。
【チェンソーマン】時代設定は現代ではない?
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チェンソーマン/©藤本タツキ
「チェンソーマン」の時代背景ですが、現在、連載されている「2020年代」ではない事は分かっています。
それは端々に出てくる機械や歴史などからも感じる事が出来ます。
【チェンソーマン】ソ連の存在
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チェンソーマン/©藤本タツキ
現代ではない設定としてはまず「ソ連」の存在があります。
「ソ連」は略称で正式には「ソビエト社会主義共和国連邦」と言われる「社会主義国」でした。
本来は1991年に解体されていますが、「チェンソーマン」作中ではこのソ連からの「刺客」も登場しており、時代設定が不明となる1つの原因となっています。
【チェンソーマン】通信手段
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チェンソーマン/©藤本タツキ
「チェンソーマン」作中の時代背景で、ヒントとなるのが「通信手段」いわゆる電話です。
現在は携帯電話が主流となっていますが、「チェンソーマン」作中では登場しません。
また、ポケベルやPHSなどの通信機器も存在していませんが、「早川家」には懐かしの黒電話が鳴り響いていました。
この事から、「チェンソーマン」の時代背景は黒電話がまだあった80年代から90年代ではないかと思われています。
また、コベニが「公衆電話」を探しているのも確認できます。
【チェンソーマン】コベニの愛車
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チェンソーマン/©藤本タツキ
「チェンソーマン」に登場する新人デビルハンターの東山コベニの愛車がルパン3世で知られている2代目フィアット500です。
この事だけならまだコベニの趣味である可能性もありますが、他にも「ホンダ・シビックカントリー」が登場しています。
これまた現在ではあまり見られないフェンダーミラーでいずれにしろ古い車であるのが分かります。
【チェンソーマン】ダンスダンスレボリューション
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チェンソーマン/©藤本タツキ
「チェンソーマン」単行本10巻でコベニが踊らされているのが、「ダンスダンスマッシュルーム」というゲームです。
このゲームの元ネタとなっているのは一世を風靡した「ダンスダンスレボリューション」です。
この「ダンスダンスレボリューション」の登場は1998年ですので、時代背景としては1997から2000年くらいのイメージで作られている様子です。
【チェンソーマン】銃の悪魔襲来の日
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チェンソーマン/©藤本タツキ
「チェンソーマン」に於いては最も重要な悪魔と言える「銃の悪魔」が最初に登場したのは1983年11月18日でした。
そして、その次に「銃の悪魔」が襲来したのが1997年9月でした。
この事で「チェンソーマン」の時代設定は「1997年」だというのが判明します。
【チェンソーマン】現実との矛盾点
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チェンソーマン/©藤本タツキ
「1997年」だと判明した「チェンソーマン」で1番の矛盾点が1991年に解体したはずのソ連の存在でした。
ですが、この矛盾点に納得できる言葉がマキマの口から発せられています。
それは「チェンソーマン」に敗れた者は「歴史」から忘れられるという事です。
そして、マキマは「ナチス」と「第二次世界大戦」も口にしていました。
よって「チェンソーマン」により消された事で「ソ連」が残っているものと推測されます。
【チェンソーマン】時代設定はいつ?
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チェンソーマン/©藤本タツキ
「銃の悪魔」襲来により「1997年」とされている「チェンソーマン」の舞台ですが、様々な考察すると総じて「90年代」といえます。
まとめ
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チェンソーマン/©藤本タツキ
時代設定がいつなのか、考察されている事の多い「チェンソーマン」でしたが「銃の悪魔」襲来により「1997年」だというのが判明しました。
ですが、他に矛盾点がある為に主に「90年代」を描いている事が分かります。
1番の矛盾点は「ソ連」の存在でしたが、「チェンソーマン」が倒すと人々の記憶から消されるというマキマの発言から残っている様子です。
他にも早川家にある黒電話や「ダンスダンスレボリューション」、そして「エアコン」ではなく「クーラー」と呼んでいる事などからも分かります。
時代設定として「90年代」だと思われる「チェンソーマン」の舞台。
意識して探してみると、また新たな発見が見つかるかも知れませんね。
