ヴォルグの防衛戦に続き、遂に始まったリカルドとウォーリーの世界戦。
挑戦者ウォーリーは無敵のチャンピオン・リカルドを相手に早速、会場を騒つかせます。
オープニングヒットであるウォーリーの右のオーバーハンドがリカルドの顔面を掠めたのです。
そして、ガードを高く上げたリカルドに対し、ウォーリーはノーガードで近づくという奇策と、自慢のスピードでヒットアンドアウェイを駆使していきます。
何も対応出来ないリカルドに対し、ウォーリー優勢のまま1Rが終わります。
2Rに入っても、勢いにのるウォーリーは1Rと同じように体を揺らし、リカルドに近づいていきます。
一方、リカルドはウォーリーのボクシングに対し「未知の体験」と言い、どうしたものかと思案します。
観客席のヴォルグは「1Rの3分間で情報収集をしているはず」と必ず手を出すとみており、セコンドの一歩も何かをしてくると見ています。
そして、ウォーリーはこのラウンドも右のオーバーハンドをガードの上から叩くと立て続けにパンチを散らし、フェイントからの強烈な左ボディーを打ち込みます。
ウォーリーは打ち終わりを狙われないよう1R同様に射程圏外に距離を取ろうとします。
ですが、その時リカルドは客席や一歩も声をあげる「何か」を仕掛けました。
リカルドは一体、何をしたのかが気になる1398話を早速、見ていきたいと思います。
『はじめの一歩』1398話!のネタバレ
それでは『はじめの一歩』1398話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
足りない
セコンドの一歩が「あっ」と声を出し、リカルドが何か仕掛けたのかと思われましたが、仕掛けたのは挑戦者のウォーリーです。
何と背中を向けた状態で、バックステップを踏みながらパンチを出してきたのです。
そして、高速ステップとジャブを駆使しながらフェイントをかけボディーを打ち込んでいきます。
この光景に会場のブーイングはやみ、静まりかえります。
その後も高速の動きで躍動し回り込んではボディを打ち込み、観客を魅了するウォーリー。
これには実況席も「絶対王者リカルドのこんな姿は見たことない」と言います。
するとここで、リカルドが手を出そうとしながら引っ込めた事に一歩が気がつきます。
リカルドはまだ、ウォーリーを掴めておらず、3分間では足りなかったのです。
そして、そのまま2Rが終了します。
手に余る
2Rが終わり、ポイントを取られたリカルドはセコンドに正確な状況を伝えます。
それが「今のところ、手に余る」でした。
「それを君に言わせるのか」
と驚くリカルド陣営にリカルドは「天賦の際は過去一、そして、悪魔の知恵を授けた男がいる」と続けます。
3R開始
3Rのゴングがなりリングに出てくるリカルドでしたが、またもやガードを高く上げています。
これを見た観客席の千堂は「このラウンドも手を出さん気か、なんでやねん」とヴォルグに聞きます。
するとヴォルグは「リカルドは殴り合いは嫌いじゃない」と返します。
実際、エイジ・ダテとは正面から殴り合っています。
千堂は「じゃあ、なんで今日はヘナチョコなんや」と言うと、ヴォルグは「そうせざるを得ない理由がある」と千堂に言い、試合を見つめます。
ガードの理由
一方、ガードを高く上げたリカルドはウォーリーを観察し、ある事を考えていました。
破壊力はさほどないが、スピードあり、分かりにくいパンチ。
しかし、到達時には鋭利な刃物のように尖っている。
そして、それが狙っているのが眼球で、目を潰しにきていると気付きます。
『はじめの一歩』ネタバレ1398-1399話のまとめ
セコンドの一歩も「あっ」と声を上げたのは、距離をとったウォーリーがバックステップで再びリカルドに猛攻を開始したからでした。
そして、そのリングを高速のリズムで縦横無尽に魅了するボクシングに会場は静まり返ります。
このまま2Rも終了し、作戦通りにウォーリーはリカルドを相手にポイントをもぎ取ってきました。
リカルド陣営は「リズムに乗せてしまった」と言いながらもリカルドに戦況を尋ねます。
するとリカルドは「正直、手に余る」と本心を吐き出します。
迎えた3Rも開始直後からガードを高く上げるリカルド。
観客席のヴォルグは「なんで今日はヘナチョコなんや」と聞く千堂に「リカルドは殴り合いは嫌いじゃない」と言い、あのリカルドがガードを高く上げざるを得ない理由があるんだと考えていました。
一方、ウォーリーを前にしたリカルドは破壊力はないながらも、到達時には鋭利な刃物のようになる。
そしてそれが狙っているのは私の眼球だと気づきます。
クリーンヒットはないながらも防戦一方になっているリカルド。
眼球を狙っているウォーリーに対して、どんな攻略法を見出すのか、試合が動きそうな次週1399話を楽しみにしたいですね。
