東京リベンジャーズはもはやマイキーを救う物語。
タケミチが何度タイムリープしても、その結果ヒナが救われてもどんなに良い未来になったとしても、どうしてもマイキーだけは必ず闇落ちしてしまうのです。
そんなマイキーを救うべくタケミチは動き出しましたが、果たしてマイキーの闇落ちを止めることは出来るのでしょうか。
本記事ではマイキーの闇落ちや黒い衝動についてまとめていきます!
目次
- 1 【東京リベンジャーズ】マイキーの闇落ちとは?
- 2 【東京リベンジャーズ】タイムリープ後(2回目の現代)
- 3 【東京リベンジャーズ】タイムリープ後(3回目の現代)
- 4 【東京リベンジャーズ】タイムリープ後(5回目の現代)
- 5 【東京リベンジャーズ】タイムリープ後(7回目の現代)
- 6 【東京リベンジャーズ】タイムリープ後(8回目の現代)
- 7 【東京リベンジャーズ】タイムリープ後(10回目の現代)
- 8 【東京リベンジャーズ】黒い衝動とは?
- 9 【東京リベンジャーズ】マイキーの闇落ちは真一郎が要因?
- 10 【東京リベンジャーズ】マイキーの闇落ちは場地が要因?
- 11 【東京リベンジャーズ】マイキーの闇落ちはエマが要因?
- 12 【東京リベンジャーズ】闇落ちでもない最初の世界線
- 13 まとめ
【東京リベンジャーズ】マイキーの闇落ちとは?
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東京リベンジャーズ/©和久井健
タケミチのタイムリープの目的は、極悪組織「東京卍會」の抗争に巻き込まれて死亡してしまう元恋人ヒナを救うため、過去の東卍と関わり悪因を取り除いていくこと。
ところが何度タイムリープし過去を変えても現代の東卍の巨悪は変わらず、必ずヒナや仲間たちが死亡してしまうのでした。
この背景にあったのが“マイキーの闇落ち”。
過去では明るく仲間想いのマイキーなのに、現代では極悪犯罪組織のトップとして君臨しており、時に自ら仲間を手にかけてしまうことも…。
その闇落ちは回を追うごとに深まり、最終的にヒナ生存の未来を掴んでもマイキーは独り闇落ちしていました。
一体なぜマイキーは闇落ちしてしまうのか、まずはマイキーの現代の姿をまとめていきます。
【東京リベンジャーズ】タイムリープ後(2回目の現代)
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東京リベンジャーズ/©和久井健
物語開始時マイキーは、ヒナを抗争で巻き込み死亡させたという犯罪組織「東京卍會」の総長として日本の裏社会に君臨していました。
この時タケミチはまだマイキーと出会っていなかったため知る由もなかったわけですが、マイキーの人柄を考えるとこの時点ですでに闇落ちしていたことが分かりますね。
刑事となったナオトの資料写真でしか姿は確認出来ませんが、金髪をオールバックにしており、首元にはドラケンと同じ刺青を彫ってあるように見えます。
まずタケミチは東卍の存在自体を阻止するため、東卍2トップのマイキーと稀咲鉄太を出会わせないことを目的にタイムリープします。
【東京リベンジャーズ】タイムリープ後(3回目の現代)
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東京リベンジャーズ/©和久井健
タケミチがマイキーと友達になった後の現代でも、マイキーはやはり犯罪組織「東京卍會」の総長であり、警察すら尻尾を掴めないような存在でした。
作中にその姿は登場していませんが、東卍幹部になっていたアッくんの話から「東卍は稀咲鉄太により支配されており、マイキーとは幹部でさえ会えない」という状況を窺い知ることが出来ました。
またアッくんは「ドラケンが死んでからマイキーが変わった」と言いました。
そのためタケミチはドラケンの死を阻止するために奔走します。(8・3抗争編)
【東京リベンジャーズ】タイムリープ後(5回目の現代)
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東京リベンジャーズ/©和久井健
タケミチの奮闘によりドラケンが死ぬことなく8・3抗争が終了します。
しかし現代の東京卍會は変わっておらず、マイキーの所在は相変わらず不明。
しかもドラケンは生きてはいたものの死刑囚になっていました。
ドラケンとの会話でタケミチは、マイキー闇落ちの原因は稀咲鉄太なのではと意識し始めます。
そしてさらに調査した結果、現代の東卍が芭流覇羅を母体にしたチームであること、そのきっかけが芭流覇羅との抗争「血のハロウィン」であり、その中で“場地圭介を殺した羽宮一虎をマイキーが殺した”という事件がマイキー闇落ちに繋がっている可能性が高いことが分かりました。
そのためタケミチは場地を死なせないために奔走していきます。(血のハロウィン編)
【東京リベンジャーズ】タイムリープ後(7回目の現代)
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東京リベンジャーズ/©和久井健
タケミチの奮闘によりマイキーが一虎を殺すことなく血のハロウィンは終了。
ところが現代の東卍は巨悪のままでした。
総長はマイキーであるものの相変わらず稀咲が実権を握っており、ドラケンはやはり死刑囚。
見覚えのある東卍の面々が幹部として登場しましたが、マイキーの所在は分からずまたしても現代での姿は描かれませんでした。
そして東卍幹部にこれまで見たことのない「元黒龍組」という顔ぶれがあったため、タケミチは「黒龍」がマイキー闇堕ちの原因に関わったと考え奔走していきます。(聖夜決戦編)
【東京リベンジャーズ】タイムリープ後(8回目の現代)
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東京リベンジャーズ/©和久井健
聖夜決戦を経てタケミチは黒龍を潰し、その上マイキー闇落ちの最大のキーマンと思われる稀咲鉄太と半間修二を東卍から追放することに成功します。
しかしこの現代はヒナどころかドラケンを始めとする主要メンバー全員が死亡しており、しかもマイキーが殺人の容疑者として手配されている最悪の未来でした。
そしてタケミチは、この回で初めて現代のマイキーに会います。
マイキーは首にドラケンと同じ刺青を入れ、黒髪短髪となり見た目は変わっていたものの、12年前と変わらない優しい目をしていました。
ところがドラケンたちを殺害したのはやはりマイキーでした。
どうやらその発端はタケミチが東卍を抜けたことのようで(ドラケンと三ツ谷がタケミチを抜けさせた)、マイキーは「オレがオレで無くなることを抑えられなかった」と悲しそうに語り、タケミチに「全てを終わらせたいからオレを殺せ」と頼んだのでした。
つまり恐らく今回のマイキーの闇落ちの原因は、第109話でマイキーが「兄貴のようにオレを叱ってくれ」と頼ったタケミチがマイキーの傍から離れてしまったこと。
そしてマイキーが自分で抑えられない“何か”に悩んでいたことも分かりました。
マイキーはタケミチに銃を向けたところでナオトに撃たれ、ナオトに感謝し「やっと終わるんだ」と涙しながら死亡しました。
【東京リベンジャーズ】タイムリープ後(10回目の現代)
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東京リベンジャーズ/©和久井健
関東事変後の現代は、ヒナ&東卍メンバーが全員生存して裏社会から離れた生活をしており、皆の笑顔が溢れる最高の未来になっていたのですが、マイキーはやはり日本最大の犯罪組織を率いていました。
しかも今回は「東卍」ではなく、関東事変で戦った横浜「天竺」の幹部メンバーを中心とした「梵天」という新たな組織。
見た目も真ん中分けのツーブロック白髪(銀髪)でまるで黒川イザナのような姿に変わり、首の後ろにはイザナのピアスを模した刺青をしていました。
関東事変を経て稀咲との決着もつき、東卍も解散したのに、何故マイキーはわざわざチームをつくり闇落ちしてしまっていたのか…。
実はマイキーは自身でその原因を把握しており、12年前のタイムカプセルに、タケミチに向けたビデオレターを入れていました。
【東京リベンジャーズ】黒い衝動とは?
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東京リベンジャーズ/©和久井健
ビデオレターでマイキーが語った、自身の闇落ちの原因は「黒い衝動」というものでした。
黒い衝動とは“自分では制御できないもう1人の自分”だそう。
タケミチの脳裏に、血のハロウィンで一虎を撲殺してしまったマイキーの姿が過りました。
他にも東卍全員を殺害してしまった最悪の未来は「オレがオレで無くなることを抑えられなかった」と言っていたので、それも恐らく黒い衝動だったのでしょう。
そうしてマイキーは自分ではどうにもならない黒い衝動によっていずれ必ず周りを不幸にしてしまうと考え、それを回避するために東卍の皆と決別したとのことでした。
つまり皆が笑顔で迎えた最高の未来は、自らの黒い衝動を受け入れ、あえて仲間たちから離れるというマイキーの犠牲あってこそのものだったのです。
ただしマイキーも本心ではそんな人生に苦しんでおり、第204話で涙ながらタケミチに助けを求めたのでした。
【東京リベンジャーズ】マイキーの闇落ちは真一郎が要因?
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東京リベンジャーズ/©和久井健
黒い衝動はこれまで恐らく3人の人物によって抑えられていたとマイキーは言いました。
1人は兄である佐野真一郎。
しかし真一郎は2003年、羽宮一虎によって撲殺されてしまいます。
【東京リベンジャーズ】マイキーの闇落ちは場地が要因?
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東京リベンジャーズ/©和久井健
黒い衝動を抑えていたとされるもう1人は、幼馴染であり東卍創設メンバーである場地圭介。
しかし場地は2005年、血のハロウィンの中で亡くなってしまいます。
タケミチが介入したことにより一虎が殺害→場地の自害に変化したものの、死亡したという事実は変わりません。
【東京リベンジャーズ】マイキーの闇落ちはエマが要因?
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東京リベンジャーズ/©和久井健
黒い衝動を抑えていたとされる最後の1人が妹の佐野エマ。
しかしエマも2006年、稀咲鉄太の襲撃で亡くなってしまいます。
つまりマイキーの黒い衝動を抑えていたとされる3人ともがすでに死亡してしまったため、マイキーの闇落ちが確定事項になっていたわけですね。
もしタイムリープを駆使して真一郎・場地・エマのうち誰か1人でも生き返らせることが出来れば、マイキーを闇落ちルートから救うことが出来るのかもしれません。
【東京リベンジャーズ】闇落ちでもない最初の世界線
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東京リベンジャーズ/©和久井健
物語当初からすでに闇落ちしていたマイキー。
しかし実は、闇落ちすらしていなかった「最初の世界線」というものが存在していました。
第268話で佐野真一郎もタイムリーパーだと明らかになったのですが、そのタイムリープが起こる前に本来存在していた世界「最初の世界線」で、マイキーは幼少期に頭を打ち植物状態になっていたのです。
マイキー曰く真一郎のタイムリープが黒い衝動の発生と関係しているそうですが、この真相が明らかになった時、果たしてマイキーは闇落ちから解放されるのでしょうか。
まとめ
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東京リベンジャーズ/©和久井健
マイキーの闇落ちは当初、身近な人の死(ドラケンや場地)から来る悲しみを稀咲などに利用されたことで陥る現象かと思われました。
確かにそれもあるのでしょうが、そもそもマイキーは“黒い衝動”という自分ではどうにも出来ない殺人衝動を持っており、人知れず苦しんでいたことが発覚。
真一郎・場地・エマが死亡したことで抑えも効かなくなり、衝動に身を任せて周囲を殺すか、衝動に逆らって自身が死ぬか、という悲しき2択になっていたことが分かりました。
その黒い運命を変えられるとしたら、やはりマイキーが兄・真一郎を重ねて「叱ってくれ」と託す存在であり、タイムリーパーとして次元を超越した存在であるタケミチしかいないでしょう。
黒い衝動は真一郎のタイムリープと関わっているようなので色々複雑に絡み合っていそうですが、うまく解いてマイキーも含めた盛大なハッピーエンドとなって欲しいですね。

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