ドラケンとマイキーは東卍のツートップであり、物語の中核を為す存在。
東卍の強さ・かっこよさの中心にはいつもドラケンとマイキーの深い信頼関係が見えます。
しかし現代の2人は道を違えていました。
一体何があったのか、本記事ではドラケンとマイキーの関係性を出会いから現代の姿まで詳しくご紹介していきます!
目次
【東京リベンジャーズ】ドラケンとマイキーの出会い
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東京リベンジャーズ/©和久井健
ドラケンとマイキーが出会ったのは小学5年の時。
ドラケン視点の出会いが2巻収録の番外編で、マイキー視点の出会いが第263話で描かれています。
この頃マイキーは暴走族「罰漢(バチカン)」の総長(高校生)を倒し、「七小のマイキー」としてすでに名を轟かせていました。
そんなマイキーが場地圭介と三途春千夜から“同級生を中学生のカツアゲから救った「四小のドラケン」”というかっこいい男の話を聞いた後、ちょうどドラケンと出会います。
これは偶然ではなく、ドラケンがマイキーを探していたため。
ドラケンはドラケンでこの頃ドラゴンの刺青を入れ、喧嘩も強く界隈で名を馳せていたのですが、一度そこを仕切っている中学生の鮫山一派に負けて以来彼らに逆らえなくなっており、「マイキー連れてこい」と言われ探していたのです。
ドラケンは想像と違って小さいマイキーに驚きを隠せませんでしたが、話をするとマイキーは「お前の頼みだから」とすんなりついて来てくれました。
するとマイキーは鮫山を飛び蹴りで瞬殺。
そしてドラケンに「お前みたいにかっこいい奴が何でこんな奴らとつるんでいるのか」と問い、「俺の友達になれ!ケンチン」と笑ったのでした。
【東京リベンジャーズ】ドラケンとマイキーの関係性とは?
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東京リベンジャーズ/©和久井健
ドラケンとマイキーの関係性は相棒であり親友。
東卍のトップ2として揺るぎない存在感を示す一方で、プライベートでは“子供っぽいマイキーを大人びたドラケンが世話する”というような仲睦まじい関係性です。
ドラケンは副総長としてマイキーの考えが正しくないと感じればしっかりと意見を言って対立しますし、「マイキーが決めたことなら」と意見を尊重し皆をまとめることもあります。
またドラケンはマイキーの心でもあり、一番近くで支えながら時にはブレーキ役も担っています。
印象的だったのが第12話で、ドラケンは「下げる頭持っていなくてもいい。人を想う“心”は持て」とマイキーに“強さ”だけではない人の在り方を説き、マイキーは「ケンチンが隣にいてくれて良かった」と感謝していました。
さらにドラケンは満腹になって寝てしまったマイキーを背負って帰るなど、お兄ちゃんのような役割も。
そしてそんな無邪気な姿を見せるほど、マイキーもドラケンに絶大な信頼を寄せています。
8・3抗争でドラケンが刺された時には、その無事に人知れず涙を流していました。
2人は喧嘩は日常茶飯事、しかしそれだけ遠慮がなく深い信頼で支え合っている間柄なのです。
【東京リベンジャーズ】ドラケンとマイキーの現代とは?
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東京リベンジャーズ/©和久井健
まさに“相棒”としか言えないドラケンとマイキーですが、現代(2017~2018年)の2人の姿は大きく違っていました。
現代のドラケンは、死刑囚だったり死亡したりとあまり良い未来を進んではおらず、作中にもあまり登場しません。
ただし東卍解散後(関東事変後)にようやく未来が変わり、乾青宗と一緒にバイクショップ「D&D MOTORS」を経営していました。
一方でマイキーは一貫して極悪組織のトップ。
タケミチが何度過去を変えても極悪組織となってしまった東卍の総長であり、東卍解散後(関東事変後)には「梵天」と名を変えメンバーも一変したものの、やはり極悪組織のトップでした。
【東京リベンジャーズ】ドラケンにとってエマの存在とは?
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東京リベンジャーズ/©和久井健
ドラケンとマイキーに関わるもう1人の重要人物が佐野エマです。
エマはマイキーの異母妹で、ドラケンとはエマが小5・ドラケンが小6の頃に出会いました。
その時からエマはドラケンのことが好きで、以来一途にドラケンを想っていますが、ドラケンの方はいつもマイキーやバイクの話ばかりでなかなか応えてくれません。
ただし誕生日にエマの欲しがっていたぬいぐるみをプレゼントするなどエマを大切にしている場面もあり、傍目にはほぼ付き合っているように見えました。
そしてエマが亡くなった時にはドラケンはマイキーを責めながら激しく取り乱し、葬儀の際には涙を流しエマへの気持ちを打ち明けたのでした。
【東京リベンジャーズ】マイキーにとってエマの存在とは?
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東京リベンジャーズ/©和久井健
エマはマイキーの異母妹であり、エマが佐野家に引き取られてから兄妹として育ちました。
佐野家に来た当初エマは母に捨てられたことに傷ついていましたが、マイキーがエマと同じ外国人のような「マイキー」を名乗ることによって、エマの孤独を癒しました。
以来エマとマイキーは一緒に真一郎の後について回ったり、エマの誕生日にはデートをしたりと、とっても仲良しな兄妹になりました。
どんな時でも誰にも弱い姿を見せないマイキーですが、一緒に暮らしているエマは、マイキーが子どもの頃から使い古しているタオルケットを握り締めていないと眠れないような普通の弱い男の子だということを知っています。
強さと弱さ、どちらも知っているエマだからこそ「いつかマイキーの糸が張り詰めてしまった時、絶対マイキーを助けてあげるんだ」と考えていました。
そんなエマが実はマイキーにとって一番の支えになっているのではないかとタケミチは感じ、実際にエマが死亡していた未来ではマイキーは闇落ちしていました。
【東京リベンジャーズ】ドラケンとマイキーは決別する?
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東京リベンジャーズ/©和久井健
ドラケンとマイキーは関東事変後の現代では2人とも生きているにも関わらず、ドラケンは乾と共にバイクショップ、マイキーは梵天の首領をしており、残念なことに一緒にはいませんでした。
理由は2人が決別していたからです。
実は関東事変後に東卍が解散し、タケミチが現代へ帰った後、ドラケンを始めとする東卍メンバーをマイキーが暴力で傷つけたのです。
そのせいで東卍メンバーはマイキーから遠ざかり、関わりのないまま現代を過ごしていました。
しかしドラケンは夢の中で亡きエマに「マイキーを助けて」と託され、マイキーを見捨てることが出来ておらず、2008年には「関東卍會」の総長になっていたマイキーを説得するため、利害の一致する「梵(ブラフマン)」というチームに入っていました。
タイムリープしてきたタケミチに未来マイキーの助けを求める声を聞いたドラケンは、マイキーが“黒い衝動”から皆を守るためにわざと仲間を傷つけ遠ざけたのだと理解し、「俺のやっていることは間違っていなかった」と笑ったのでした。
【東京リベンジャーズ】ドラケンとマイキーに幸せな未来は訪れる?
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東京リベンジャーズ/©和久井健
現代のマイキーの闇落ちぶりを見ると、やはり相棒であり心であるドラケンが支えてこそマイキーの笑顔があるのではないかと感じます。
しかしドラケンは第222~223話に死亡してしまい、マイキーと再び笑いあう未来は訪れませんでした。
もし2人に幸せな未来が訪れるとしたら、タケミチがタイムリープしてドラケンを救うしかありません。
可能性は十分にあると思います。
なぜならタケミチのタイムリープは、トリガーとなった者の願いで戻る年月が変わるからです。
現在タケミチはマイキーを救おうと奮闘していますが、しかしマイキーを救うにはやはりドラケンの存在が重要で、マイキーを救えたとしてもドラケンなしではハッピーエンドとは言えないだろうと、これまでの彼らの関係性を見ていて思います。
2人が一緒にいる未来こそがハッピーエンドだと思いますので、是非ドラケンが生き返る展開に期待したいですね。
まとめ
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東京リベンジャーズ/©和久井健
ドラケンとマイキーは東卍の最強コンビで、プライベートでも仲良しの無二の親友。
互いに「かっこいい」と感じた者同士であり、2人の信頼関係が最強の東卍を創っていきました。
しかしマイキーの“黒い衝動”により現代ではいつも道を違えており、またしてもドラケンが死亡してしまうというバッドエンドに向かってしまっています。
やはりドラケンとマイキーが並んでこその東京リベンジャーズですし、あの頃のような2人を見たいので、ドラケンが生き返るのに期待したいところ。
また、2人がハッピーな未来を迎えるにはエマの存在も必要不可欠だと思いますので、欲張りですがエマ生存の未来も同時に期待したいですね!

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