人々と一緒に歩む新たなヒーローとなるデク。
一方、疲労困憊のデクを止められず意気消沈するオールマイトの前に現れたのは、ヒーロー40人殺傷者のステインでした。
お前は贋作だとオールマイトを断罪するステイン。
それでも昔から無力でも動かずにはいられなかったオールマイト。
世界を良くしようと頑張った結果、ヒーロー社会は崩壊。
弟子に休息も取らせない不甲斐なさに、オールマイトは自分がヒーローから遠ざかっていると感じていたのです。
ヒーロー時代の最後に救った女性が、自分の銅像を掃除する姿を見たオールマイト。
ステインは崩壊した社会は過程に過ぎないと語り、オールマイトの残した魂は埋火として多くの人々の心に残っていると叱咤激励。
タルタロスで得た情報をオールマイトに提供して、その場を去って行きました。
目次
『僕のヒーローアカデミア』327話のネタバレ
それでは僕のヒーローアカデミア第327話『REST!!!』の要点をまとめてみました。
久しぶりに学園に戻ってきたデク。
ステインが提供した情報の内容も気になりますが、今はタイトルのとおり休息の回。
デクにとっての安息日です。
無事にデクを受け入れたA組の決意はいかに。
時間のない場合は目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
風呂は命の洗濯
デクをそのまま浴場へ運ぶ上鳴たち。
お湯の温度は42℃で沸かして脱衣所へ直行。
入浴するや否やデクを取り囲むように洗浄します。
切島、上鳴、峰田、尾白たちに為すがままのデク。
最後はお風呂へドボンと一直線。
怒涛の入浴となりました。
頭から湯をかぶり、目をパチクリさせて湯船につかるデク。
大概のことはお風呂に入れば何とかなると、ホッとした表情で上鳴は語ります。
金タワシと業務用洗剤原液でデクを根こそぎ洗えと無茶ぶりする爆豪。
デクに謝罪した割にはいつもの口調です。
常闇たちに態度も変われと指摘される中、1番になるのを諦めたわけではないと全員がライバルであることに変わりはない爆豪。
それでも「デク」と言いかけて「いずく」と言い直します。
お湯を掛けられたデクは無理をしなくていいと言いますが、俺の辞書に無理はないと逆ギレするのでした。
雨降って地固まる
風呂から上がったデクは、皆に感謝する一方で迷惑をかけたことに謝罪。
どうやらお茶子は安心して力が抜けたのか、爆睡してしまったようです。
OFA(ワン・フォー・オール)のことなど、手紙での書き残しは止めてと話す芦戸。
わやわやと皆がデクに声を掛けますが、寝かせてやれと風呂から上がってきた焦凍。
その仕草を真似る峰田が「停学」とダメ出しをされる中、まだ眠れないとデクには心残りがあるようです。
その理由はオールマイトに酷い事をしたから。
謝りたいと思っていたのです。
するとオバケのように窓から覗き込むオールマイトを発見する焦凍。
こちらこそ力になれなかったと、オールマイトは全力でデクに頭を下げるのでした。
謝るならば自分たちにもと芦戸は言いますが、決戦の日は近いと話すオールマイト。
ステインからの情報については、詳細を避けながらも総力戦を示唆します。
自分はもう現役ではないと決めつけていたオールマイトでしたが、地を這ってでも戦うと心の中で決意。
自らが残した種火の征く末を見届けるつもりでした。
更に向こうの世界へ
エンデヴァーたちに合流するため分かれるオールマイト。
デクを受け入れたとはいえ、荼毘の影がチラつくため人前に出ることは自重しているエンデヴァーたち。
全ての避難民が一様に見方を変えたワケではないのです。
ふと見ると静かに眠りについていたデク。
漸く少しは気が収まったようです。
毛布を掛けてあげる焦凍ですが、デクの内心では自分も不安材料だと思っています。
自身の血に囚われて原点を見失っていたと回想する焦凍。
しかし今は違います。
皆に安心してもらえるように証明すると微笑みます。
焦凍の漢ぶりに泣けてくる切島。
その話に参加する耳郎は、焦凍の話と同列に語るのはおかしいと言いながら、上鳴、八百万、常闇たちをイヤホンジャックで引き寄せます。
最後は爆豪まで引っ張る耳郎。
皆に安心して欲しく、笑って欲しいからこそ、やれる事を考える。
文化祭の時に出来たように、最大限の力でやれることをやろうと訴えかけます。
取り戻すだけではなく、前よりもっと良くなるように、皆で前に行こう。
“更に向こうへ”
デクを中心にリビングにいたA組たちは誓いを新たにします。
死柄木復活のタイムリミット
空からはエンデヴァー、陸からはホークスとベストジーニスト。
ヒーローTOP3はステインの情報を元にヴィランの動向を探っています。
拘留中のドクターこと殻木から引き出した死柄木の情報と、セントラルの脳無研究を照合した結果、死柄木の身体が完成に到達するまで “最低2カ月の安静”が必要だと解答がでたようです。
これは殻木やセントラルだけでなく、デクが捕らえた刺客の証言とも合致。
AFO(オール・フォー・ワン)は、より早くOFAを手中に収めたがっています。
真偽はさておき、AFO・死柄木を先手で討てる猶予は後1カ月しか残されていない。
そう思っていましたが、実は違うようでした。
根拠はステインがオールマイトに渡したタルタロスの警備記録。
その手紙の内容は、オールマイトへの強烈すぎる狂信的なラブレター。
しかしながら、皮肉にもヒーロー殺しのステインがヒーローだったオールマイトを後押しする格好になりました。
『僕のヒーローアカデミア』327-328話のネタバレのまとめ
今回はインタバーバル。
なされるがままのデクは、まさにまな板の上の鯉状態でした。
お風呂に率先して連れて行ったのが、A組VSデクの時に風呂入って落ち着けとなだめていた上鳴。
42℃設定は熱いのではと思いつつ、デクの身体を洗う際には無駄に洗練されたフォーメーション。
入浴までの怒涛の展開は、男子生徒独特のノリでいいですね。
それにしても尾白のしっぽは便利だなぁ。
爆豪の大事なところは「ちん〇ん」とユーモラスな湯煙で隠されましたが、死柄木に貫通された傷跡は残ってしまったようです。
これからはずっと「いずく」で呼ぶことになるのかな。
峰田といい、ホークスを心配する常闇など、少ないコマの中でも存在感を出しています。
弁当を無下にしたデクもオールマイトに謝罪して、二人の関係に溝が残らないで何より。
おかげでホッとしたのか安心して眠れたようです。
今回は芦戸や耳郎など、お茶子以外の女子組の会話が多かったのも良かったです。
髪を下ろしたのが八百万とは一瞬気が付かず。
耳郎と並んだ姿は、とても同じ学年とは思えませんでした。
耳郎のシーンで回想されたのは文化祭の171話での一コマで、ヒーロー科に不満を漏らしていた普通科の学生たちです。
それでも、更に向こうへと誓うA組の面々。
これで最終回かとも思える綺麗なまとめ方でしたが気になる点も。
枠的にA組全員を描写するのは無理としても、風呂やリビングにすら登場しないキャラが何人かいたことです。
お茶子爆睡のシーンで他の子は疲れて寝たとのことですが、梅雨をはじめ葉隠、青山たちがリビングに不在だったのは何かの伏線なのでしょうか?
そして終盤は、何といってもステインのラブレター。
俺が認めるのはオールマイト唯一人。
俺を殺すのはオールマイト唯一人。
まさしく愛が止まりません!
ホークスたちはAFO・死柄木の完全復活を2カ月と踏んでいましたが、エンデヴァーたちの捜索ぶりを見ると、復活はもっと早いのではないかと推測されます。

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