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和久井健「東京リベンジャーズ」270話より引用
佐野真一郎がタイムリーパーだと発覚した衝撃展開から始まった真一郎編。
初回の前話は「最初の世界線」が明らかになりました。
ポイントは真一郎がマイキーにプレゼントしたあのコンコルドのプラモ。
なんとプレゼントから約1か月後に、コンコルドで遊んでいたマイキーが階段から落ち意識不明の植物状態になってしまったのです。
そのまま時は過ぎ、当然マイキーがドラケンたちと出会うこともなく東卍を創ることもなく、マイキーが“ただ生きている”という日々が流れていました。
そして第270話『Worth my while』はさらにツライ内容が盛りだくさんです…。
『東京リベンジャーズ』270話!のネタバレ
それでは『東京リベンジャーズ』270話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
第一世界線での場地
場面は真一郎が場地を連れ、今日出所するという春千夜を迎えに行くところから始まります。
なんとこの世界線での場地はあの綺麗な黒髪ロングではなく、黒髪ベースの裾カラー。
白黒なので何色かは分かりませんが、こんな場地の姿もあったんですね。
ちなみにこの世界線の場地は「何も楽しくねえし」という理由で中学には行かずほっつき歩いていたようです。
第一世界線での春千夜
話は戻り、春千夜は1年くらい少年院に入っていた様子。
この世界線での春千夜は真一郎に近い短髪で、口元ではなく左目を裂くような傷があります。
入所していた理由はなんと日本刀でダチを斬りつけたからだそうで、きっかけは「マイキーの悪口にキレたから」とのことでした。
真一郎は「アイツらしい」と言い、場地も納得のようですが、春千夜がすでに刀を振り回している環境であることや、それを普通に受け入れている2人の様子が何だか物騒ですね。
ただこの世界線でも春千夜のマイキーへの大きな愛があるということが感じられるエピソードかと思います。
ちなみに真一郎が迎えに来た理由は、武臣が「春千夜とは絶交」と言っているからだそう…。
それはさておき春千夜が出所後まず真一郎の顔を見るなりマイキーのことを心配していたため、帰り際マイキーに会っていくことにいました。
第一世界線での佐野家
春千夜が会ったマイキーは、目に生気はなくかなり痩せ細っていました。
「俺がわかるか?」と言いながらマイキーの手首を握る春千夜。
しかし春千夜は思わず手を離し、涙ぐみながら息を切らしました。(あまりの細さに怖くなった、あるいはビジョンのようなものを見た可能性も?)
帰り際、場地に「アレはもうマイキーじゃねえ」と嘆く春千夜。
場地は真一郎の心配をしました。
この世界線では祖父・万作はすでに他界しており、エマは家出したそう。
真一郎は介護の資格を取るために勉強しながらマイキーのいる病院で働いていますが、恐らくマイキーはもう長くないだろうと場地は予感していました。
そして1か月後の7月20日、マイキーは死去したのでした。
憔悴する真一郎
場地の心配通り、マイキーの死は真一郎にとってあまりに大きすぎました。
涙を流して歯を食いしばり、狂ったように何度も何度も拳を壁に打ち付ける真一郎。
自分のあげたプラモがきっかけでこうなってしまったため全てを捧げて介護してきたのでしょうが、報われなかったというか、悔やんでも悔やみきれないのでしょうね。
その虚しさを後にワカに語っていますが、真一郎は「マイキーが助かるためなら」と“なんちゃら療法”や宗教などあらゆるいかがわしいものにもお金を払ってきたそう。
それなのにマイキーを失ってしまったわけですから、真一郎は「騙された…みんな殺すか…」なんて言う始末。
そんな真一郎の心労を心配していたからこそワカは「正直万次郎が死んでホッとしてる」とハッキリ伝えました。
ちなみにこの世界線のワカは完全にヤクザのようで、刺青もガッツリ入れています。
ワカは「お前がいればこの世界のトップを獲れる。このまま腐るな」と、真一郎を自分の組に誘ったのでした。
与太話に縋る真一郎
ひとまずマイキーへの餞も兼ねて、2人はワカの持つ店で飲み明かすことにします。
そこで真一郎は思わぬ転機に出会いました。
それは隣の客が「タイムリーパーのオッサンに出会った」という話をしていたこと。
絡んだホームレスのおっさんがタイムリーパーだと豪語し、タイムリープしてみろと言っても「トリガーがいないと無理」なんて言っていたという話です。
それはどう聞いても酔っ払いの“笑い話”。
しかし真一郎はその者たちに力づくで「そのタイムリーパーの所に案内しろ」と命令し、縋るように動き出しました。
その姿はまるでマイキーの黒い衝動のように狂気的ですが、マイキーへの執着がこの後真一郎のタイムリーパーへの道を切り拓きそうです!
『東京リベンジャーズ』ネタバレ270-271話のまとめ
はい…なんていうかマイキーの事故を通しての佐野家の崩壊や真一郎の壊れ方などリアルな世界線でしたね。
佐野家だけでなく、場地が学校行っていなかったり、ワカがヤクザになっていたりと裏社会に突き進んでいる姿も悲しいです。
ていうか、ここ最近頑なに武臣が描かれないのは何か意図があってのことなのかというのがいいかげん気になってきました。
和久井健「東京リベンジャーズ」270話より引用
他にも気になることは色々ありますが、一番はやはり最後に出てきた「自称タイムリーパーのオッサン」ですよね。
見知らぬオッサンの可能性が高いですが、この最終章の大事な局面で登場させるからには「ええーこの人なの!?」っていう衝撃展開があれば嬉しいところ。
しかし、この時点で「オッサン」としてカウントできそうなのは父親世代ですが、佐野父・イザナ父はすでに死亡しているはずですし、タケミチ父を急に出すかというと疑問ですね。
タケミチ含む既出のキャラが「オッサン」として登場したら、それは「タイムトラベル」になってしまうと思いますし。
なので次回は真一郎のタイムリープ能力の発現の方に注目していたいと思います。
もし能力が譲渡式だとすれば、真一郎とタケミチの関係も繋がってきそうですのでまた一歩核心に踏み込めそうで楽しみです!

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