遂に「刺青人皮」の暗号を解読した事で、最終決戦を迎える事になった杉元一行、土方一派、「第七師団」の3派。
その中で大車輪の活躍を見せたのが鶴見中尉率いる「第七師団」の鯉登少尉です。
鯉登少尉は「薩摩の貴公子」と異名を持つ鶴見中尉お気に入りの軍人です。
今回はこの「第七師団」の薩摩隼人・鯉登音之進を見ていきたいと思います。
目次
【ゴールデンカムイ】函館五稜郭編!!鯉登が「旗手」??鶴見の思惑とは??
「五稜郭包囲網」を決行する鶴見中尉達は先陣を切る「旗手」に鯉登少尉を指名します。
そして、この「五稜郭」への砲撃射撃をするのが鯉登少尉の父、鯉登平二です。
鶴見中尉は「鯉登少尉が我々の旗手に相応しいかどうかみましょう」と意味深な言葉を使いますが、土方の籠城作戦に対抗するには最善の策と言えます。
その鶴見中尉も最前線に立ち、「五稜郭」へ向けて走り出すと鯉登少尉や月島軍曹を鼓舞します。
この時、鯉登少尉は弱気な部分を見せていましたが「怯むなッ!父の愛があれば息子に砲撃は落ちん!!」と鶴見中尉らしい言葉を鯉登少尉にかけています。
ですがこの時の鯉登少尉はすでに鶴見中尉に疑念を抱いており、冷静になっていました。
【ゴールデンカムイ】函館五稜郭編!!鯉登VS永倉!!
鶴見中尉との交渉が不発に終わった永倉新八が次に狙ったのは鯉登少尉です。
永倉は鯉登少尉の隊を蹴散らすと「かかって来いや、薩摩の芋侍が」と戦いが始まります。
この2人の戦いは倒れた兵士に気や足を取られながらも凄まじい剣技の応酬になります。
このまま、決着がつく戦いかと思われましたが鯉登少尉は「権利書」が入っていると思われる袋を確認しました。
そして、その袋を取るために永倉との決着は後回しにし池に飛び込みました。
結果、「権利書」ではなかったのですがこの鯉登少尉の行動で決着は回避される事になります。
【ゴールデンカムイ】函館五稜郭編!!鯉登VS土方!!
「暴走列車」内で大乱戦になる中、それぞれが各車両で鶴見陣営を相手にしますが、鯉登少尉が対峙するのは土方歳三でした。
この戦いはいきなり猛攻を仕掛ける鯉登に土方は苦戦を強いられる事になります。
ですが、土方は鯉登少尉が命をかけていない事を悟り、今すぐ失せるように言います。
これを聞いた鯉登は永倉新八との戦いで昔の薩摩隼人の剣技の方がマシと言われた事を思い出します。
同時に父に薩摩の剣は身を守る事ではなく命を捨てる覚悟で向かっていってこそ相手の躊躇を生むと教えられた事を思い出します。
そして、鯉登少尉は「薩摩隼人」として土方と覚悟を決め戦う事を決断します。
鯉登少尉は腹を括った事で、昔の薩摩隼人を思い出させる攻撃を見せます。
ですが、土方も冷静に対処し鯉登少尉の攻撃に耐えていき、攻撃を続ける鯉登少尉の刀を折る事に成功します。
これを好機と見た土方はガラ空きの脇腹を狙おうとしました。
ですが、鯉登少尉は折れた刀など関係なく土方に振り下ろします。
薩摩隼人を思い出した鯉登少尉は覚醒したのか、土方に振り下ろした刀は脳にまで到達してしまいます。
「鬼の副長」土方歳三と「薩摩隼人」鯉登少尉の戦いは鯉登少尉の勝利で終わります。
【ゴールデンカムイ】函館五稜郭編!!鯉登はなぜ鶴見に月島の解放を頼んだ??
月島軍曹も鯉登少尉と共に鶴見中尉に熱狂的ととれるほど心酔しています。
ですが忠義的に心酔する鯉登とは違い、月島のそれは狂気じみていました。
これを鯉登も感じており、「暴走列車」で鶴見中尉の元へ行こうとする月島を止め、鶴見中尉に「解放して上げてください」と頼むのでした。
【ゴールデンカムイ】函館五稜郭編!!鯉登が第七師団長??ストーリーの結末は??
「暴走列車」で杉元と戦った鶴見中尉は最後、列車ごと駅に突っ込んで行きました。
そして、奪い合った「権利書」はアシリパが手にする事になります。
その3ヶ月後、月島は函館湾で鶴見の形見を探しますが、骨の1本も「額当て」も見つかっていませんでした。
その様子を見た鯉登少尉は、自分には鶴見に付いてきた部下たちを中央から守るという仕事があると月島に語りかけます。
そして、「月島軍曹 私のちからになって助けてくれ」と伝えます。
この鯉登少尉の言葉に、月島は右腕として付いていくことに決めました。
その後、鯉登少尉は「第七師団」の団長まで駆け上がる事になります。

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