閉鎖環境試験の三日目が終了。
本日の戦闘シミュは使用ユニット数が増えたことで各隊さらに対策に迫られ、トリオン量に優れたチームはシンプルに馬力が上がり、トリオン量が劣るチームは明日のための勝機を探るといった方向性が見られました。
また、ユニット数が増えることで不安が見える者も。
そうして終えた三日目、諏訪7番隊は総合順位7位にアップし明日への意欲も上々といったところ。
しかし染井華のいる北添4番隊と若村麓郎のいる若村11番隊がドベ2なのを見て、香取のやる気が完全にオフってしまいました。
果たして諏訪7番隊の動きはどうなる!?
第225話は『香取隊②』と久々に「遠征選抜試験」以外のタイトルとなっています!
目次
『ワールドトリガー』225話!のネタバレ
それでは『ワールドトリガー』225話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
香取う○こ連発
完全に生気を失ってしまった香取。
へんじがないただのしかばねのようだ?
と思ったら反応が無いわけでもなく、話しかけると「う○こ」と返すことも。
というか何を話しかけても「う○こう○こ」と返す香取。
今日は晩飯当番だったようですが、香取に代わって修が宇井の手伝いをすることになりました。
若村の欠点
一方、原因の1人である若村も生気を失いかけていました。
理由は今日(3日目)も最下位で「本格的にまずい」と感じているからです。
チームの皆も気を遣っているのか、自然と順位の話はしなくなった模様。
今日の戦闘シミュの結果は1勝5敗4引き分けだったのですが、やはり想像通り、ヒュースが指揮を執った試合は負けなし(1勝3引き分け)で、若村指揮は勝ちなし(5敗1引き分け)だったようです。
若村は「俺が全試合指揮していたら」と青ざめました。
さすがになりふり構っている場合じゃないと考えた若村は、少しでもスコアを上げるため皆に1つ提案をしました。
それは初日にヒュースが言っていた「共通課題を手分けして答えを見せ合う作戦」をやってみようというもの。
しかし皆はあまり乗り気ではありませんでした。
何故なら課題はすでに3分の1も残っておらず、送信している順番も各自にバラツキがあるからです。
そこでようやく若村は「ヒュースのアイデアは初日の時点でしか使えなかったもの」だと気づきました。
そして若村は自分の欠点にも気づきつつありました。
皆が意見をくれても大事な時にビビり消極的な判断が出来ない…つまり自分は「とにかく決断がぬるくて遅い」と。
極端に言えば戦闘シミュの指揮をすべてヒュースに任せるだとか、そういった思い切りの良さが若村には必要ということですね。
そう考えると香取はいつも即断即決だったと若村は思いました。
香取去る
場面は戻り、屍の香取。
香取はご飯も食べないまま死に続けています。
諏訪は「話は聞こえているだろう」ということでそのまま明日のための対策会議を開こうとしますが、修が待ったをかけました。
説明会の時に城戸司令が「今回の試験が今後の評価の1つの大きな基準となる」と言っていましたから、今後の香取隊のためにもこのまま進めるのは良くないのではと修は考えたのです。
ただしその言葉は軽く地雷だったようで、香取は急に立ち上がり「寝るわ」と言って去ってしまいました。
さすがの諏訪も「放っておいた方がいい気はするけどウチには香取の力は絶対にいる」と対応に悩みます。
そこで修が、香取隊の人たちに電話をしてみることにしました。
染井華は力になれない
華は「私は力になれない」との返事。
今回の相談に乗ると香取の欠点についても触れることになり、本人のいないところでそういう話をするのが嫌とのことでした。
華は代わりに若村や三浦に連絡してみるよう修に勧めました。
若村に言えることはない
若村は「俺が言えることはない」との返事。
香取がそうなったらどうにもならず、下手につつくと余計不機嫌になるとのことでした。
若村は自分よりマシな返事をくれるだろうということで、三浦にも聞いてみるよう勧めました。
やはり三浦は理解している
三浦は若村と同じで「そういう時の葉子ちゃんはなるべく刺激しない方がいい」との返事。
ただし三浦はチームの雰囲気はどうかと修に聞きました。
三浦曰く、香取は自分がうまくいかなくてもそれほど気にしないが、チームがうまくいっていないと深刻な感じになってしまうそうなのです。
しかし現在の諏訪7番隊はスコアも上向いてきているのでチームとしては問題なさそう。
修は「自分が足を引っ張っているのがストレスになっているのかも」と考えますが、香取はむしろ「文句言いながらも逆に燃える性格だと思う」と三浦。
そうなると原因は分からず、結局「刺激せずに見守るしかない」という答えに辿り着きました。
しかし香取は「不機嫌なままでいたいわけではないと思う」と三浦は言います。
それでも自分ではどうしようもないがゆえに他人との会話をシャットアウトしてしまうのであって、本人も不機嫌モードから抜け出したいと思っているはずだと。
つまり不機嫌モードから意識を逸らせるようなものを用意できると良いと三浦は言いました。
実際に“甘いものを近くにそっと置いておく”という方法が成功した例もあるようです。
烏丸デートゲットでやる気オン
というわけで諏訪7番隊は香取の不機嫌を逸らす作戦を開始。
しかし宇井がチョコや可愛いマグカップをチラつかせても香取の反応は無し。
あと香取の気を引くものは何かと考えた結果、諏訪と隠岐が思いついたのが「烏丸京介」でした。
コミック17巻のキャラ評にも書かれていますが、香取は烏丸ファンなんですよね。
修は知りませんでしたが、モテ男の烏丸はボーダー内にもファンが多いんです。
それは隠岐曰く「烏丸が玉狛に移ったのは、城戸派・忍田派を烏丸派が脅かすからだ」と噂されているほどだそう。
そこで諏訪は烏丸の弟子である修に「やる気出したらデートさせるとか京介に頼めないのか」と、冗談か本気か分からない提案をしました。
修は「そのくらいやってみてもいいですけど…」と回答。
すると…「マジで?」と一瞬で香取が迫ってきていました。
香取は修の両肩を掴み「マジのマジ?」と何度も何度も確認した上で、修の「はい」を勝ち取るとテンション爆上がり!
やる気スイッチがオンになり、皆を率いて明日に向けた対策会議を始めるのでした。
その頃モニター室では、小南に「弟子に売られたわよ」と哀れみの目を向けられながらも「修たちの遠征のためなら」と潔く受け入れる男前の烏丸がいましたとさ。
『ワールドトリガー』ネタバレ225-226話のまとめ
ということで今回はタイトル通り香取隊を中心とした内容で、香取が可愛いとしか言えない回でした。
香取はやはり猫ですね。
香取や香取のいるチームは良くも悪くも香取の機嫌次第なので、烏丸とのデート(叶うかは別として)のためにブーストした香取の活躍と諏訪7番隊のさらなる躍進が楽しみです。
香取隊との電話も、香取との距離感というかチームとしての在り方を見た気もして面白かったですね。
三浦はさすがよく香取を見てよく理解しているという感じでしたが、厳しい見方をすると華は香取のことを理解しているけど香取のためか自分からは解決のために動かない、若村は表面だけ捉えそれ以上は考えないと感じましたので、そこが香取と噛み合うようになれば香取隊はもっと良いチームになるのにと思いました。
まあ香取の面倒臭さも問題ではありますが。
それと今回は若村の成長も見られましたので、この欠点の自覚を現在のチーム運営や本来の香取隊に反映させていけるかが見どころとなりそうです。
さて閉鎖環境試験はいよいよ折り返しの4日目となります。
それぞれチームとして完成しつつある中で、さらにどんな差が見えてくるのか楽しみにしていましょう!

⇒『ワールドトリガー』227話!諏訪7番隊だからこそできる戦い方・・
⇒『ワールドトリガー』226話!諏訪の力量が凄い!香取を修の力・・
⇒『ワールドトリガー』224話!香取のやる気スイッチが突如オフ・・
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